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今週のコラム
26日(火)朝岡谷市倫理法人会のモーニングセミナーにて講演をさせていただく。住み手が一時的でなく長く使い続ける暮らしを目指すことが大切です。住み手が生み出す、住まい方の思想をテーマに、以下の内容を述べる。
省資源と温熱環境、環境保護、という時代を象徴する社会的思想の背景から新築、改修、どちらにおいても住み手が一時的でなく毎日きちんと使い続けることにより住み手の人生観、思想が見えてきます。毎日の使い方に寄り添う設えが必要です。豊かな暮らしをデザインするために、住まい方の方法を広く考えてみましょう。住宅は空間的、時間的な防衛性ばかりでなく日常的なイヴェントを誘い出す舞台となることが大切です。
暮らしの変化に対応して長く使い続ける住まいの価値は住み手の人生観から生まれてきたものです。日常と祝祭(ハレ)が寄り添う身近な幸せを維持できる設えが必要です。ワインを飲むという行為の一端には儀式性が存在し、ワイングラスは一つの聖具でもあります。家が信仰の場であるとすれば活け花、飾等を設える祈りは日常の具体的な「物」と関わり、そうした行為は日常のいたるところに存在します。毎日使う場所が洗練されていくとそこに生活の思想が見えてくることに気づきます。毎日使う場所は祈りの場、精神の居場所ともなります。住み続けた結果として生じる本当の満足を得られる住宅はそのソフトである「住まい方」が重要です。毎日のきちんと使える設えを工夫した都市型の合理的な住宅に住み手が長く住み続ける思想も考えてみましょう。景観との調和を含む「修景」という建築の在り方は家族の思い、住み手の使い方が家の歴史と積層していくことにより世代を超えて住み継がれる住まいの在り方がいかに大切かを理解できます。ハレの空間にモノが溢れ、脅かされた日常の空間等不合理な部分から解きほぐす方法の一つが「修景」です。常に新しい考え方、技術を学ぶことは大切ですがこれからの持続可能な社会へ向かい「住み手」が「住まい方の思想」を育てていかなくてはなりません。
28日(木)学生の講評を終え
29日(金)JIA建築家大会2017四国 とくしま大会出席。
式典後の メインシンポジウム 建築家と土着 原広司の話はおもしろかった。伝統的な過去の風景はどこかで世界中が共有しているものではないか?という読み方であった。

次の日の 偉大な先輩建築家に学ぶ の各講師のレクチャーの中からも情報が氾濫している今改めて地域と自分の実践を振り返る良い学びになった。
(C) 文・かたくら たかゆき

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かたくらたかゆき
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男性
職業:
建築家
趣味:
自然に親しむこと
自己紹介:
豊かな暮らし向きを望むあなたに!
住まいの設計活動を通して住まい専門の建築家がありのままに毎日の生き方を語ります。
クライアントの方たちや家族そして自然との対話の中で常に暮らし向きの良い住まいを創造したいと思います。
住まいをもっと豊かに心地よく/片倉隆幸建築研究室FANPAGEもどうぞ!
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