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今週のコラム
ライトのプレーリー・ハウスは1890年代の試行を経て1900年に完成されます。その移行期の特徴を最も良く示しているのが1894年のウィンズロー邸です。

この住宅は恩師サリヴァンの特徴を学び、その上でライトの個性を表現しようとした処女作品です。平面も正面も対称形でフォーマルであるが、裏からみると生活感のあるデザインです。一階は横長煉瓦、二階は植物柄の装飾タイル、大きな寄棟屋根の下のクリーム色の外壁が印象的です。中心に暖炉が配されてアメリカの住宅で重視されてきた「家族が集まる、落ち着いた場」としての構成となり動線部にレベル差があり分節、統合されている。1909年のロビー邸は箱が解体されてライトの希求した、内外空間相互の空間の流動性フローイング・スぺ―スと呼ばれる空間を創出する。

ライトの箱の解体と内外空間の浸透という特質がデ・ステイル等その後の多くのヨーロッパの前衛建築家たちに大きな影響を及ぼしていくことになる。24日(木)は学生たちにライトの周辺を語り午前中を終えて午後は卒業設計の進捗状況を見ながら、気づいたことを述べてみた。
25日(金)富士見高原のペンションリノベーションのストーブ周りの煉瓦の納め方を施主と工務店との打ち合わせ。

26日(土)岡谷西部中学校の同級会となり、親友の木下君と有賀先生のお墓詣りに伺った。懐かしい・・・何年ぶりだろう。先生がなくなり19年を迎えます。
その後 よしのさんにて同級会開催。

(C)文・かたくら たかゆき

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住まいの設計活動を通して住まい専門の建築家がありのままに毎日の生き方を語ります。
クライアントの方たちや家族そして自然との対話の中で常に暮らし向きの良い住まいを創造したいと思います。
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