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今週のコラム

 春めいてきたかと思えば寒く感じる12日(火)。午前中は楽しみにしていたステージのある家の打ち合わせをクライアントを交えて柴崎さんとおこなう。室内の雰囲気から外構へといろんな話しが展開して内容の濃い時間でした。
お嬢さんも4月から小学生となり、お喜びの季節でしょう。
 

 午後久しぶりに「空を繋ぐ家」を訪問。現在設計中のクライアントのKさんご夫婦を連れての案内でした。家の設計の頃の話しから現在暮らしている家の隅々までの住み心地を含めての話しが弾み楽しいひとときでした。今回Kさんには、僕の好んで使う居間の天井の高さ2280を味わっていただきたいのとお茶室の窓際の1900の高さを味わっていただきたかったのです。


 13日(水)建築家賠償保険の継続申し込を完了。14日(木)朝のうちにS邸の現場にて壁匠トーワの社長と現場代理人のТさんと壁のサンプル材料と施工方法についての打ち合わせをして、クライアントのSさんに土曜日に打合せの連絡をする。午後は建設会社の方の訪問もあり夕方は岡谷市まちづくりワークショップに参加。ここまで岡谷市役所のIさんがファシリテーター役として良く頑張っていただきました。いよいよまとめに入ります。
 15日(金)夕方はHのシェアハウスの現場の状況を確認する。16日(土)午前中は前日に池上君に作製してもらったМ邸のプランを郵送。妹たちの家を直すのにC建設の社長と打ち合わせ。アトリエ内で進行中の計画を打ち合わせしてから午後はS邸の現場へ行く。
決めていた外壁と内壁のサンプルを提案してクライアントの承諾をいただく。外壁の面積が大きいので陰影が出るような横模様のパターンに決めた。東側の庭とイメージを変えて、西側の庭は 奥様には「薔薇がお似合いかと・・・」と伝えて薔薇庭を作るよう計画しています。

 今週の倫理 野中寛治さんより

■和合の美しさ

桜が、生活や文化に浸透し、人々の精神性や生き方に関係付けられる中で生まれてきたことわざがある。パッと咲いてパッと散る花に、潔さ、散りぎわの美しさを見てとり、花では桜が第一であるように、人では潔い武士が第一であるという「花は桜木、人は武士」。一方で、風流・外観より実利・実質を尊ぶという意味の「花より団子」などもある。
さくらと日本人の心性という点では、花の短さから、はかなさ、せつなさ、もののあわれなどが取り上げられるが、山田博士は、桜に限ることではないとしながら、「桜の美は実に多くの花の集合した全体の上にあらはるる美である」と述べている。「集合の美」は「和合の美」と言い換えることもできるのではないだろうか。
それぞれに咲きほこる個々の花が集まって、そのまま一つの景色になっている、その景色の美しさ。人々が長年にわたって桜に共感を覚え、親しみを感じてきたのは、一つ一つの花の美しさとともに、その集まりである全体の美しさに「和合の美」を感じ取ってきたからであろう。私たちの国は、和合と美とを生活の原理としてきた国である。


 と述べられていて感慨深いです。今週もどうぞ宜しくお願い申しあげます。

Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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 5日(火)「啓蟄」・・・大地もあたたまり、虫が這い出てくる今の時期のことをいうのです。大自然の動きに合わせて体を動かす。ようやくそんな時期を迎えてうれしくなりますが、花粉症の僕としてはこの対策も大変ですが・・・

 6日(水)今まで寒くて昼休みの散歩などできる状態ではなかった。きょうは歩いてみた。花粉症のためマスクをして歩くのだが・・・気持ち良い季節の始まり・・・  
 7日(木)打ち合わせを繰り替えしてるМ邸のスケッチをまとめる。方向性は良いと思う。
 8日(金)夕方JIA保存問題長野大会準備特別委員会が松本にて開催され活発な議論が行なわれた。
 
 今月は3月20日(水)春分の日に3つのイベントがあります。僕等も出席してみようと思います。 是非参加してみてください。
 
●3月20日諏訪の近代建築の魅力を探る 
 
諏訪市文化センター(故吉田五十八設計)第2集会室  
 
 13:00~ ホール ホワイエ の自由見学   
 
 13:40~ 藤森照信先生講演「建築探偵の里帰り」  
 
 14:40~ トーク「日本の近代建築の魅力と諏訪」        
 *藤森照信 *堀勇良 *後藤治 *二村悟
 
●3月20日、ラビラビとの「縄文の春 in 下諏訪 2013」、詳細が決まりました。
 諏訪清陵高校の同級生石埜君が登場です!  
 
◎15:00~ラビラビ奉納演奏  @諏訪大社下社春宮神楽殿 無料  
 
◎16:00~田中基さんの土器図像解説と僕の「諏訪2万年史」を交えてトーク&ライブ  
@諏訪湖時の科学館儀象堂 2,000円(再入場可)  
 
◎19:00~交歓会(飲み放題&展望温泉大浴場付)  
@下諏訪温泉ホテル山王閣 4.000円(宿泊朝食付なら8,000円)  
全部出て泊まっても10,000円です。
 
 ちなみに下諏訪町までは新宿から高速バスなら往復5,500円。  
 これで太古の春へワープできます。
 

●武井武雄をあいする会シンポジウム開催のご案内   

***武井武雄とその生家について***   

平成25年3月20日(水)祝日   

会場 18:30   開演 19:00(21:00終了予定)   

場所 カノラホール 小ホール (TEL:0266-24-1300)  

聴講無料・事前申込不要  

 講師・パネラー   

*藤森照信 *降幡廣信 *吉澤政己    

司会 小口基實    主催 武井武雄をあいする会   

 週末は畑を耕運機にて柔らかくしてこれからの楽しい野菜創りへ向けての養生をする。楽しい時間です。柴崎さんや池上君のまとめた図面のチェック、ジョギング等行いながら忙しい休日をリフレッシュ!追い込みの仕事が重なり忙しいです。 今週もスタート!ミーティング後、松本市Hのシェアハウスの現場へ行き壁のデザインを指示。夕方は松本市N邸の見積りが上がる。またまたもう少し詰めないと・・・・ 今週もどうぞ宜しくお願いいたします。
 

Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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26日(火)確認申請を無事終えた松本市N邸の見積りを今回はN建築へ依頼することにした。
27日(水)あたたかい日差しの一日となる。
28日(木)も同様にあたたかい。春の小川 という曲がありますが・・・雪解けを眺めていると つい 春の小川は・・・♭と口ずさみたくなる陽気です。午前中は母を連れての定期診断に病院へ行く。 午後、A邸修景の工事契約となりクライアントとF建設との契約に立ち会う。工事内容の詰めに時間を要したが、それだけに内容の深い建築になるよう努力したいと思います。
 3月になりました。
 S町に計画中のN邸の地盤調査の確認のため現場へ行き、いつものH技研の方と待ち合わせて現場打ち合わせを行なう。ここ2日くらい気候が穏やかになりようやく調査となりました。 前日から話題になっているのは 軽井沢にビルゲーツが凄い別荘を建築中とか・・・規模も建設費も巨大で比較にならない?・・・
 2日(土)午後S邸の現場打ち合わせは長時間となり電気設備関係の室内の位置決めを行なう。クライアントのSさんも複雑な内容なので理解も大変かと思いました。
 夕方松本市美術館にて片倉工業株式会社が社有地で運営するカタクラモールを中心とした約83600㎡を再開発すると宣言したことでこの場所が松本の近代化に大きな足跡を残したところでありここがより良い場所に生まれ変わることを念頭に活発な議論が行なわれている松本の市民の皆さんの会議に参加させていただき拝聴させていただきました。
 3日(日)は朝のうちに図面をチェックしてその後は家の周辺の片付け・・午後はゆっくりして ひな祭り?を家族と楽しむ。
 11日(月)今週もアトリエ内ミーティングからスタート。N建築からN邸の見積り内容の質問書が送られてきていたので早速返信する。仕事の計画を打ち合わせ後僕は午前中はS邸の現場へ行き先週末に引き続きクライアントご夫婦に照明関係の位置を説明したり、現場の内容を確認してから午後はHのシェアハウスの工事現場の状況確認のため松本へ向う。確認後、室内のサンプル等クライアントご夫婦を交えてK建設と打ち合わせ。再び僕が興味をいだいている1950年代の北欧のデザインの話しとなり、飽きの来ない古くて新しいモダンデザインの美しさをなんとか表現できないものかと考えています。改修、修景の仕事が多くなってきますので当然そうしたことが考えられますが、新築にしても既存のランドスケープに対しては当然足し算してデザインしていくわけですから、時間を越えて歴史やまちを繋いでいくデザインをしていくべきかと思います。そこには常に予算の壁もありますが考え抜いた足し算と引き算の環境デザインをすべきだと感じております。
今週もどうぞ宜しくお願いいたします。

Ⓒ 文 ・ かたくら たかゆき

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19日(火)前日の雪の残る午前中、松本市役所へFさんの住まいの確認申請に行く。市役所の駐車場が混んでいて進入に順番待ち・・・申請するだけに時間を要したが松本市役所の方たちの親切な対応にて受付を済ませた。 寒い日。
 20日(水)午後池上君とA邸修景の工事費の打ち合わせをクライアントと建設会社を交えて行なう。ようやく工事に入れそう・・・
 21日(木)雪のH村にてクライアントHさんと会う。ここにネオハウス計画をする。本人も迷っていた2つの敷地について環境を考えて道路から北側の敷地を選定して計画が始まります。深い雪・・・敷地が見えない!(笑)大変楽しみです。
 22日(金)午前中はS邸の現場にて定例打ち合わせ。材料の決定とクライアントとの打ち合わせまでにプラネットカラーの着色を指示する。午後池上君とМさん御夫婦をお招きしての設計打ち合わせ。今日は設計契約となりました。
最近増改築が多いのですが、家の大きい方が多いので増改築も新築並の概算予算になります。暮らし向きへの配慮は当然のことですが、やはりここで増改築される方には構造と断熱についてのチェックが特に重要と思われます。
 23日(土)は繰り替えにてアトリエはお休み。JIA長野県クラブの文化講演会が開かれることもあり午前中から会員皆で準備を行なう。横内敏人先生の講演をいただき有意義な時間でした。中でも 「和」の尊さは和やかさもあるが、足し算の文化であり、古くて新しく土着と近代の両立、古いものを捨てないですべてを繋げていく思想を話されまして僕の今実践している位置も確かめることもできました。洗練された日本の美意識を伝えてる作品に魅了されました。
 24日(日)引き続き学生の卒業設計コンクールが行われました。信州大学の4年生を迎えた教え子たちの作品も力作です。上田情報ビジネス専門学校の生徒たちの活気溢れる作品は会場を魅了してくれました。そして何よりの感動は 高校生の非常にレベルの高い作品・・・なんて早熟の子たちだろうと感心しました。僕等会員もとても楽しませていただき生徒たちの作品から明るい未来を期待しました。
 大学時代の恩師 みねぎしやすお先生はよく言ってました。「君ねー!コンペっていうのは審査員を審査するんだよ!」まさにそのとおり・・・受賞されなかった方たちは謙虚な受け止めは大いに必要ですが、たまたま認められなかっただけです。努力を続けましょう!そして先生方へ・・・高校生の作品の格差は指導力にあると思います。是非先生方も会場に足を運んで自らの指導力を確かめ・・・またカルチャーショックを感じていただけたらと思います。指導者にとって自分の立ち位置は常に周囲が鏡のように示してくれています。
   さて今週もスタートしました。
25日(月)この冬一番の寒さを迎えた。

Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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  12日(火)午後 N邸の電気設備と給排水、空調設備関係の打ち合わせをしてシステムの確認。
13日(水)朝ウォー!30cmの雪、軽く感じた雪ですが、これは雪かきが大変・・・ようやく終えてアトリエに・・・・
久しぶりにHさんからのメール をいただき土地が決まり家をどうしようか?ということでした。僕は返事を送りました。


 これからは環境に合わせて生きていく時代です。そして環境の中で上手に暮らす人から学ぶべきだと思いますし多様性を認め合う時代だと感じています。住まうことは形にこだわることではなくコミュニケーションをつくるきっかけづくりと考えます・・・・季節によって、また人と人とのコミュニケーションによって住まう領域が変わっていけたらいいなーと考えています・・・・大変ローコストですが、凄く自然な素材で皆で創る方法もあろうかと思います。ただし時間がかかりますので 設計料はかかりますので宜しくお願いいたします。とお伝えしました。
   設計料は当たり前です!先生はそれ以上のものを提供してくださるので、まったく気にしていません。暮らし方、生き方に革命を起こすようなものを提案していきたいです。
よろしくお願いします。とのことでした今週お会いします。うれしいことです。

 14日(木)Hのシェアハウスの工事費が決まりクライアントのIさんご夫婦とお会いする。喫茶店でコーヒーを飲みながら学生たちの教育の話しになりました。学生たちが言われたことを実行するだけでなく様々な多様性?つまり想像力を持ちコミュニケーションをすることが大事だろうということになりました。建築についても実は・・・答えは何通リもあると思います。建築家 ルイスカーンは 「尊いなげかけは良い答えよりも優れている」ということを述べています。

 15日(金)雪が降り続き、午後は雪かき・・・16日(土)の朝も雪かきをして仕事のスタート真冬日の一日ですが、天気が良く、午後はクライアントのFさんと設計打ち合わせを行い、いよいよ確認申請を迎えます。

 17日(日)は日本建築家協会関東甲信越支部第22回保存問題大会・埼玉の2日目に参加するため会員の倉田さんの車に載せていただき早朝出発。この日は良い天気ですが、出発の朝岡谷市は-15℃ということで見学した浦和の埼玉会館、川口の旧田中家住宅、川口市母子福祉センター等も大変興味深く勉強になりましたが、寒い一日でした。

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 (川口市 旧田中家住宅 の 立礼室)

 

 午後川口センタービル7階にてシンポジウム。基調講演にて内田祥哉先生が

・法隆寺⇒あるがまま 原物保存
・大阪城⇒イメージ保存 RC 形と景観の保存
・伊勢神宮⇒形式と技術の保存


という保全の3つの考え方を述べられとても興味深いお話でした。

シンポジウム後倉田さんと信州へ帰りましたが、若手の倉田さんと建築や設計の会話・・・とても楽しい一日でもありました。

18日(月)今週もスタートから雪が積もる・・・


 Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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 4日(月)ミーティングの後、S邸現場にて施工状況の確認をする。午後はА邸のクライアントをお招きして池上君とプランの打ち合わせをじっくり行なう。既存の構造を生かしながら豊かな空間を求めていくことはとても価値のあることです。妙案を見出すのに時間がかかるがシンプルに良い方向になってきて安心しました。
 5日(火)JIA長野県クラブの広報出版委員会から総務委員会へと長時間の会議が続く。4月から公益社団法人日本建築家協会関東甲信越支部長野地域会となり「信州の建築家とつくる家」が現状では公益事業として認可されないことになるということですが、今まで継続することで建築家としてマインドを高めるためにも良い本になってきていますので妙案を出しての継続がないものかを考えます。
 6日(水)大雪になるとかニュースで騒がれたがそれほどでなく良かった。前日午後留守をしていたのでアトリエの皆と時間があればプランやディテールについての意見交換を心がける。世の中厳しい状況ですが、こうした良い空間を創るためのディスカッションは楽しい時間でもあります。
 8日(金)午後N邸の打ち合わせに柴崎さんと出かける。寒いけれども暖かい太陽の光の差し込む部屋にて18:00まで4時間30分の密度の高い打ち合わせを行なう。日が長いといえアトリエに戻る時間は暗い・・・少々疲れた。
 9日(土)寒い朝・・・前日の打ち合わせ内容を確認する。実施設計も決まってくるものもありここで模型製作も考えたいと思います。スタディー模型は僕も検討してきたが、1/50の模型を確認したくなり池上君に伝えてホームページにて春休みのオープンデスクに1名を公募しました。模型を作製してみたい方参加をどうぞ!

春休み諏訪方面に帰省される
 建築を学ぶ学生のみなさんへ


 住宅模型製作を学びたい
 学生1名を求めます。

 
    製作をお願いする模型スケールはS=1/50  1334560487.jpg
    アトリエに通える範囲の方で
    期間は2月から3月を予定しています。

     

 

     

     お問い合わせは下記まで
     TEL   0266-24-3748
     FAX   0266-24-2981
     Email   archhall@po26.lcv.ne.jp

 


 午後はS邸現場にて電気設備関係の位置出しをするためにクライアントを交えて確認と指示をする。柴崎さんと一緒に現場説明に集中する時間でした。
 10日、11日と連休となりました。諏訪湖周辺を車で走ると・・・諏訪の日赤病院へ父を乗せてきたことを家内と思い出します。時間だけは過ぎていきます・・・
休養をしたりアイデアを練ったり・・・
寒い日ですが、アトリエの窓には暖かい日差しが・・・


Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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 厳しい冷え込みが続く毎日ですが29日(火)大安はS邸の上棟式を迎えた。瓦を葺き始めましたが雪が降り凍結しているので屋根工事は様子を見ているようです。久しぶりに大きな住まいをクライアントと歩きながら、説明をしたり工務店からの質疑に応えて柴崎さんとアトリエに戻る。

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 夕方はクライアントを交えて工務店の方たちと僕のアトリエ3人もお招きいただき懇親会となりました。久しぶりにアトリエの皆で出かける上棟式後のパーティーです。
 31日(木)長く感じた1月が終わる。午後クライアントのМさんとの設計打ち合わせを池上君と行なう。設計内容についての説明や要望をお聞きして楽しい内容となっていきますが、空間構成にて段差をつけたいと考えているところが、奥様からお掃除が大変という話しがでたり、生活のスタイルとプランはいつもながら議論が続きます。次回は設計の本契約を兼ねて打ち合わせをする予定です。
 家内が応募したネスカフェ バリスタが当たりました。アトリエの中も楽しみが増えました。なんとこのデザインはJIA神奈川代表であり住宅部会の会員でもある青木さんのデザインとか!流石です。
 2月になりました。同窓会として基本構想に関わり、ここで諏訪清陵中学校の実施図面が手に入りましたので眺めさせていただいております。
これから施工に入る前にО建設にお願いすることもありYさんと打ち合わせをする。僕が今仕事で考え続けて実践している太陽光の集熱と基礎断熱に関しては意見もありあらためて施工者にはお願いするつもりでいます。僕等同窓会の意向を取り入れていただき多少学校として固さはありますが、良い方向へ進んでいますので楽しみに監修させていただきたいと思っております。しかしながら 実施設計者を入札にて選定し、監理者も入札にて選定するという自治体の設計者の選定方式はいかがなものか?
ソフト部分を含め県の担当者と基本設計を打ち合わせてきた僕にとりましては、一人の建築家が最初から最後まで責任を持つという仕事へのスタイルを貫くいつもの僕の仕事を考えると様子がずいぶん異なります。設計者の意思で子供たちが直接学校づくりの一部にも参加する機会を設けたりもできるはずであり、そうしてできあがる学校は正に彼等のものであります。合意形成のプロセスを経て設計を進めることは設計をするものの主体性を放棄することではない。
設計者は他の誰よりも豊富な知識を持っているのだからその立場で積極的に提案して議論を深めることが重要だと思う。自治体の設計ではありますが、建築は利用する人のものだということを設計から施工・・・完成して維持していくのに忘れてはならないことです。これは住まいの設計を例にとればすぐわかることです。
そんな意味もあり今後しっかり見つめていくつもりでもあります。
 週末2日(土)は雨・・・雪が融けてきてありがたいと思う。朝アトリエの皆と仕事の再確認。重複しているので慎重に・・・期日もあり忙しい・・・
3日(日)は久しぶりに午後ジョギング。
4日(月)午後はA邸改修クライアントとの打ち合わせから今週もスタートです。

Ⓒ 文・かたくら たかゆき

 

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 22日(火)は「湖畔の片流れ」の2年点検となりました。М工務店の専務と一緒に訪れ久しぶりにクライアントとお会いしてたいした不備もなく喜びのお言葉をいただき楽しい時間でもありました。
 23日(水)は池上君と改修するHのシェアハウスを工務店への説明するために松本へ。今回の仕上げはもとの建築が新建材を中心に仕上げているので予算中心に住まい方を提案していきます。
 24日(木)父の命日を迎えた。お墓参りをして父への感謝と一年を経て家族の皆と思いを一つに・・・また明日に向かい父の志を継承、実現していきたいと心に誓った。僕の中でも父と生きたひとつの時代を終えて・・・
今月の倫理の視点の中で野中寛治さんは
{70年代に目ざした経済の「成長追求型」から「成長活用型」のビジョンも、80年代の「精神的・文化的豊かさ」という目標も、バブル崩壊後は霞んでしまった感がある。バブル崩壊から今日まで、二十年以上も続くデフレ経済から脱却できない状態が続いている。産業の発展とは何か、経済とは何か、そして人間の生活とは何か、精神的・文化的豊かさとは何かを、一人ひとりが 真剣に考えなければならない時代が来ている。}と述べられていて共感した。
 先週からの風邪はなかなか直らない。
 26日(金)夕方は渡辺武信さん宅へ訪問の日。パーゴラのアプローチから室内へ・・・武信さんご夫婦のあたたかいおもてなしを受けて楽しい時間を過ごす。特に2階の厨房周りと食堂、ユーテリティー、居間の関係は絶妙でありました。タモの木を利用されての壁、天井、家具の素材の統一感が居心地の良さに相乗効果をもたらして気持ちいい!流石に収納関係の納まりも見事でした。暖房は床暖房とFF式のペレットストーブであり、僕も良く暖炉を設計してきましたが、外に煙を出せない都会の環境には適していると思います。また増改築の煙突工事を考えると簡単な扱いのペレットストーブも魅力があるように感じてきました。
ワインをいただきながら楽しい建築談義が続いた。設計室の100インチのスクリーンは迫力である。
一日映画2本を見てしまうらしい・・・優雅な生活!さすがに映画評論家・・・オーセンティックな建築の大切さ・・・実に気持ち良い空間でした。
 僕も天井の高さ2280を良く使いますが、武信さんは2250という高さ7尺5寸のスケールについては馴染み良い寸法です。天井の高さまで窓を上げることがひとつのポイントだと思います。

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 現在の自分の設計に心地よい励みをいただきました。戻ってきて愛用のメモ帳モレスキンに駅から武信邸までの地図とプランをスケッチして学習の記録としました。
オーセンティックな建築・・・今後もきちんと考え創作を続けていきたいと思います。
 27日(日)穏やかな日差しの日曜日となりました。風邪の状態も大分良くなりました。
久しぶりに諏訪湖周辺を歩く・・・雪が多く残る信州です。

 Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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  14日(月)の大雪にて道路も混雑している。大変な雪でした。池上君も渋滞で遅れて到着。午後は保存問題長野大会の委員会を僕のアトリエで行なう。丸山委員長さんはじめ委員会の皆様、何よりきょうは岡谷市役所のブランド推進室主査の霜鳥さんもお見えになり来年の2月15日、16日の大会についての打ち合わせをしました。
 16日(水)御成日のため菩提寺の真福寺に寄って長野の建築家協会事務局へ正副会長会議に出席。14日の大雪が凍ってしまい岡谷インターへ行くまでが不安。長野も天気が良く道路に雪がなく助かりました。でも高速道路沿いの風景は雪化粧の美しい信州です!
 夕方F建設の社長が見えてA邸改修工事費の打ち合わせをする。
 17日(木)朝・・・雪が降るが14日に比べればたいしたこともない。先日の父の一周忌のこともあり真福寺の住職様に母と挨拶に伺う。気持ちがすーっとした。
クライアントのОさんが雪で路面の状況も悪いのに契約書を届けてくれた。 晴れわたり、寒いが大変気持ちの引き締まる日でもありました。僕が1月は会合等にて出かけることも多いので、アトリエにいる時間は時々柴崎さんや池上君と会話をしながら進捗状況を見てアイデアを一緒に練り上げる・・・楽しい時間だ。
 S邸に関しては上棟の準備が進んでいるようだが、雪のため若干作業が遅れるという連絡が入り現場へ行く予定を変更。
 夕方岡谷市のまちづくりワークショップに出席。岡谷市まちづくりマネージャーの岩垂さんの進行により有意義なワークショップでした。このように岡谷市も行政と市民と専門家が一緒になり意見交換しながらやがて岡谷版CABE(まちづくり協議会)のようなものができ まちづくりの基本を人を中心に議論していくべきだと思いますし建築基本法にも大きく関係していく内容とも思います。
 18日(金)朝は-10℃を記録しました。雪が残っているので冷え込みが厳しい。晴れ渡りS邸の建方状況の確認をする。

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 信州木の見学会ということで 関東甲信越支部の住宅部会の方たちが中心に長野県クラブの賛助会の皆さんの御努力にて参加見学ということなので 午後林業センターにて合流する。
 19日(土)まで長野県クラブの会員有志と関東甲信越支部住宅部会の有志の皆さんとの交流が続きました。夕方の懇親会や会員有志の作品の見学はとても有意義でした。

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長野県クラブの賛助会の丸山さん、県の関係の方たちには本当に御苦労様でした。このような刺激的な交流会を今後も継続していきたいと思います。
実は楽しくもハードな会であり終了後風邪でダウンして寝込むことになってしまいましたが、今朝は大分体の調子も良いです。

でもまた今朝大雪・・・

Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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 現場進行中のひとつクライアントの要求した設計内容について細やかな再設計をして確認申請を取り直しました。

 その設計内容が確実に実施されていることを工事監理者の業務を通し、監理監修者として確認、指導、助言を行い、クライアントの立場で工事内容、コストを明確にし、工事の透明性を図ります。 専門的な監理技術をベースに監理監修業務を実施し、クライアントの目的にかなった建物を実現することに寄与します。新しい年を迎え8日(火)S邸の土台敷きの準備です。

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10日(木)雑誌 iemadoαの取材にて花咲町の家に伺う。雑誌社の山田さんたちも13:00に来られ取材が始まる。朝は雪が舞っていたので晴れるかどうか心配でしたが、ちょうど真冬日でしたが、外気1℃の時に室内の気温が20℃になり 「太陽の壁」の集熱の成果にほっとしました。(太陽の光の集熱だけでこの温度になります。これは読者の皆さん参考になりますよ!)
奥様が‘太陽の香り‘がしますという言葉に感激・・・完成時には寒く床下にまだ湿気が残る状態でしたのでダンパー切り替えにて床下への放熱と壁上からの放熱に仕組みを変更。今年は速暖タイプに壁からの放熱としています。今年の夏の終わりからは床下へ蓄熱して良い成果となることでしょう。取材の方たちも関心して東京へ戻りました。来月2月20日発売となります。本屋さんにて是非お立ち読みください。

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 11日(金)寒い日が続きます。Hのシェアハウスの改修案を池上君と一緒にクライアントと打ち合わせ。要望を確認して図面を修正していくことになります。
 12日(土)父の一周忌を迎えた。寒い一日でしたが天気も良く住職様からの心あたたまるお経を頂戴し、皆様方のご厚志に御礼申しあげて無事法要を終えることができまして父も安心していただけたことと思います。
 13(日)は前日の片付けを行い午後比較的暖かい諏訪湖周辺を走っていると部活帰りの娘がにこにこ笑って立っていた。それからこの時期訪れている白鳥を見て家に戻る。

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14日(月)大雪の日となりました。大変な雪かき!家の前も夕方までには60cmは積もったと思います。

 甥の和也と娘愛子の厄払いとなり夕方神社へお参りをしました。1月14日の晩に行われる習わしです。年の数だけの5円、10円、100円、500円玉を”おひねり”にします。一緒にお菓子を投げ楽しみにしている小学生が拾い厄払いをする小正月の行事です。僕が子供の頃と違い父兄の方たちがそれを拾う小学生を管理しているので怪我もすることもないし平和な行事だと思いました。子供の頃はこれを拾うのを小正月の楽しみにしていました。
とにかく一年間の健康と無事に過ごせますよう願うところです。

Ⓒ 文・かたくら たかゆき

 

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  正月は3日(木)までゆっくり休み4日(金)からスケッチを開始した。暮れに柴崎さんと約束をしてありN邸の建具を考え始めた。基本に戻り、風返しや雨返しをどう考えていくか建具のスケッチを考えはじめると建具だけにはとどまらず必ず、矩計図のディテールに目がいくのはいつものこと・・・午後はウォーキングをして調整。

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 5日(土)菩提寺の真福寺にて厄除聖観音大護摩供法要に出席して新年の祈願をする。
住職様から 最後に

ブッタのことば「慈しみ」をいただきました。

一切の生きとし生けるものは
 幸福であれ
  安穏であれ
   安楽であれ

一切の生きとし生けるものは
 幸せであれ

何ぴとも他人を欺いてはならない
 たといどこにあっても

他人を軽んじてはならない
互いに他人に苦痛を与えることを
 望んではならない

この慈しみの心づかいを
 しっかりと たもて
 
今年も健康で心豊かな年になりますよう願います。

6日(日)清陵高校の同級生石城君(現高遠高校校長)のお父様の葬儀となり弔問に伺う。7日(月)仕事始めとなり 「相変わらず厳しい年ですが、宜しくお願いします!」とアトリエの皆とお神酒をいただく。今月の打ち合わせをして今年もスタートです。
まずは、方針の打ち合わせ。
素晴らしい一年になりますよう志を実践していきたいと思います。どうぞ皆様宜しくお願いいたします。

Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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 27日(木)午後はIさんの依頼にてシェアハウスに改修する建築を調査に行く。ひとまずきれいに改修されているので実測をしてIさんと打ち合わせをしてアトリエに戻る。寒い日であった。
 28日(金)前日の内容を池上君に話しスケッチを渡して計画を進めていくことにする。午後から恒例になりましたH旅館にて忘年会となりました。今回は構造の伊藤さんが風邪でダウンして残念ながら欠席。

 平林さん荒木さん池上君柴崎さんと反省会と感謝の気持ちを込めておいしいお酒と料理をいただきながら楽しい時間を過ごしました。偶然にもエルハウスの方たちにお会いして二次会で合流して盛り上がりました。

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 29日(土)大雪の朝となり池上君と事務所に来ると家内と娘が事務所の前の雪かきを済ませてくれてあったがこの雪を片付けるのが大仕事となった。調整をして掃除をして仕事納めとしました。


 父も亡くなり僕や家族にとっては試練の年でもありました。厳しい一年を終えたが、仕事も忙しくできたのは父のおかげ・・・事務所の柴崎さんや池上君には本当に感謝気持ちで一杯です。また僕を支えてくれた家族・・・身近にいるすべての方たちへ・・・感謝です。
 30日(日)は家内と娘の愛子と年末年始用の料理の買い物に出かける。毎年恒例ですが、新鮮な魚等が並ぶお店は午前中から賑わっています。
 2013年のカレンダーを用意しながら一年を振り返る。
 31日(月)一年のまとめの日となりました。家の掃除も終えて家内や娘は料理つくり・・・恒例により妹たち夫婦や甥の和也も一緒に一年の締めをしました。本当に御苦労様でした。

そしてきょう新しい年 元旦の朝を迎えました。読者の皆様 健康にお気をつけてご活躍の一年になりますことを心からお祈り申し上げます。

Ⓒ 文 ・かたくら たかゆき

 

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 今年最後のブログ。 18日(火)から非常に寒くなってきました。19日のA邸打ち合わせ。確認申請が揃い施主に届けて来春から工事が始まるのでその準備段階として施工者との詰めを行なう。寒い日でした。
 20日(木)週末まで打ち合わせが続くので、朝のうちに柴崎さん、池上君と打ち合わせを行なう。穏やかな日。
大宇根建築設計事務所の所長 功刀先輩から事務所設立30周年の作品集が届いた。大宇根さんは建築家資格制度等横浜大会の時もご意見を拝聴しています。楽しみに読ませていただいております。功刀先輩ありがとうございます。

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 午後A邸のクライアントがお見えになり、前日の確認。そして打ち合わせ。池上君ともう少し改修部分を詰めなくてはならない。夕方からN邸の打ち合わせに柴崎さんと伺う。暮らしと生活空間への配慮・・・夕方まで続く。
 21日(金)朝早くからF建設の社長が現在詰めているA邸計画のことで気になっているらしく訪問していただき内容の打ち合わせ。9:00にはK建設がS邸の仕様材料のカットサンプルを届けていただき打ち合わせとなる。 来年早々父の一周忌がありその打ち合わせも太田屋さんと済ませる。
午後訪問していただきましたIさん・・・何年か前にアトリエにお越しいただいたIさんでした。それから事情も変わり、
計画の内容は購入した鉄骨造住宅の一部リフォームです。それも学生とのシェアハウス!期間はないが、Iさんの生き方に感動。また、忘れないで僕に依頼してくださる気持ちに感謝・・・引き受けました。

「建築家の仕事はクライアントからの依頼を受けて始まる」ことを学生時代の恩師みねぎしやすお先生は良く述べてられていた。
また建築家を選ぶことはけっこうくたびれることかもしれないが、それはあなた自身の幸せを求める道です。建築家の選択は確かに努力を要するが、もし自分と肌の合う建築家と出会い、一緒に建築を創っていくことができれば、それは虚栄や見栄ではない、言葉の真の意味でこの世で一番ぜいたくな、かつ楽しいことの一つであろうと思います。

 夕方は柴崎さん池上君と設計打ち合わせをしながら現在進行中の仕事を確認していく。

 22日(土)朝、15cmくらい雪が積もる。この日午後は設計中のプロジェクトとしては今年最後の打ち合わせを柴崎さんの進行にてFさんと行なう。
 23日(日)、24(月)と連休が続きクリスマスもありゆっくり過ごしました。

25日(火)本日から今年最後のまとめを29日(土)まで・・・30日(日)から6日(日)まで年末年始休業となります。
 今年一年本当にお世話になりましたこと厚く御礼申しあげます。

父が今年一月に亡くなり喪中につき新年のご挨拶をご遠慮させていただきます。皆様どうか良いお年をお迎えください。来年も引き続き片倉隆幸建築研究室を宜しくお願い申しげます。

Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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 11日(火)寒い朝を迎えた。凍結の心配がありアトリエも対応を済ませておいたので良かった。Оさんの住まいの打ち合わせ。きょうはお嬢さんも一緒。プラン中心の居場所の名前が決まり、「ステージのある家」という名前をつけることにする。
 修景するA邸の確認申請中の整備事項がファクスされてきた。池上君と地方事務所へ伺い、担当の小平さんと打ち合わせて図面の整備をすることになりました。
 年内確認にしなくてはならないので池上君に急ぐよう伝えて構造の伊藤さんにも対応を協議する。なかなか増改築の申請は面倒です。並行して見積りを依頼しているがまだ目標の金額に追いつかない!?
 13日(木)は、日本建築家協会関東甲信越支部長野地域会JIA長野県クラブから「信州の建築家とつくる家」が出版されて中信地区の建築家の皆さんが、出版記念パーティーを開いてくれました。僕や君島委員長もゲストとしてお招きいただきました。発表もさせていただき一般の参加者との交流を深め建築家の活動を広めることができました。出席の皆さん御苦労様でした。
 14日(金)朝からS邸の現場進行についてK建設の皆さんが見えました。サンプルを確認したりと内容を詰めてクライアントへの報告の準備。
 この時期になると恩師石川洋美先生の大好きな山形村の「長いも」を送ろうと出かけていたのですが、グットタイミングなことに携帯へ先生から電話をいただきました。建築家協会の全国大会の横浜会場にて 僕も時間の都合があり会えなく、後輩の山口さんに「信州の建築家とつくる家」を渡していただくようお願いしてありましたが、その感想をお聞きして心あたたまる時間でした。うれしいー!
 15日(土)前日電話を差し上げてあり、S邸の材料等についてクライアントに説明する時間を持ちました。
 12月は暮れまで打ち合わせと進行中の住まいの設計の追い込みです。
 
 16日(日)選挙に行き家の整理等に追われ家内や母と頑張りました。とても天気が良く二週間ぶりに諏訪湖周辺のジョギングをして頭の中をスッキリする。
 17日(月)午後は住宅部会の活動会議+忘年会へ出席のため千駄ヶ谷の建築家会館へ。楽しい交流をさせていただきました。1月の長野県産材のツアーもあり賛助会の丸山さんにも来ていただき紹介をお願いしました。部会長さんはじめ久しぶりの方々との交流・・・そういえば恩師(故)みねぎしやすお先生も住宅作家として活躍。部会の忘年会には出席していたことを学生時代に聞いていましたのでこの関東甲信越支部の住宅部会は住宅の設計監理を得意とする仲間であり、日本建築家協会の部会の中でも大変伝統のある会でもあります。

敬愛する住宅作家・渡辺武信さんとツーショット!
 (※一般の方に 渡辺武信さんは建築家であり映画評論家としても有名)

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Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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 12月に入りあわただしくなってきました。3日(月)午前中は岡谷市民新聞社等に発刊された「信州の建築家とつくる家」を配布する。これは長野県内の会員が配布する部数を割り当てられているため地元の関係者に配布することになっています。
僕のページを飾ることができたHさんGさんにもお届けすることができました。夕方は S邸 設計変更後の工事契約の立会いをアトリエにて行なう。


 住まいの設計にあたり、大好きな林雅子さんの図面を良く見てきました。また御主人の林昌二さんとの共同設計の自邸はとても印象的です。特に2階のサウナと水風呂の狭小空間と床に敷き詰められたブルーのタオル。
そして林昌二さんのこの言葉
「住宅を設計する人は暮らしのディテールに興味がなければ、なんの面白みもないと思うんです。暮らしの隅々のことをきちんと温かく処理するところに住宅の面白さがある。1軒の住宅の中には世界が入っているんです。」
住宅設計を続けていく一人として忘れてはならない言葉・・・大事にしていきたいと思います。

 6日(木)市役所の岩垂さんから連絡いただいていたので夕方岡谷市の都市計画区域の見直し説明会 があり県の方たちの説明をお聞きした。話された内容は教科書的な内容にて具体性がなくおもしろさに欠けていた。一般の市民にわかりやすく諏訪地方の地域性を考慮した具体的な提案がほしかったが、これが出席された市民の皆さんから鋭い質問となった。県の方たちも専門家と市民と一緒になり開かれた具体的な会議を繰り返していくべきだと思うのですが。
 
 次回13日(木)の岡谷市のまちづくりワークショップはJIA長野県クラブ「信州の建築家とつくる家」出版記念パーティーのため欠席することを岩垂さんに伝える。

 7日(金)午後Mさん御夫婦と設計打ち合わせのキックオフ!全体の計画レベルから予算にいたり了解をいただきました。この日はプランを見ていただきさらに要望をいただきました。これで今後楽しく詰めていけそうです。
  8日(土)初雪。10cmくらいの積雪。この日は日本建築家協会関東甲信越支部長野地域会JIA長野県クラブの冬のセミナー、雪を心配しながら安曇野蝶ヶ岳温泉 四季の郷 ほりでーゆへ向う。松本、豊科は雪がない!びっくり。午前中の幹事会から午後のセミナーそして夕方の忘年会等楽しい反省会を行なう。一緒に行動を共にしてきた会員の皆様へ心から感謝・・・
 9日(日)寒い日となった。叔母の7回忌なので伊那へ向う。お墓の雪・・・年末年始のような寒さの中の法事であった。お世話になったことを思い出し感謝の一日・・・

岩槻の叔母から鮭が届きました。いつもありがとうございます。

Ⓒ 文 ・かたくら たかゆき

●発刊記念パーティーへのお誘い!
 
書籍「信州の建築家とつくる家PLUS vol.9」が発刊となります。
家づくりのパートナー、信州の建築家34人を紹介。長野県内唯一のこだわりの建築家ガイド、待望のシリーズ最新版、第9集です。出版記念パーティーを開催しますので、皆で楽しい時間を過ごしませんか。どうぞお気軽にご参加ください。

パーティーにご参加いただく皆様方への特典をご用意しました。
1、1冊(定価1500円)プレゼントいたします。

2、出展者によるレビューにご参加ください。
3、美味しいお料理・ドリンクを楽しみながら、出展者とお話しませんか。


【日時】2012年12月13日(木)18:30〜20:30

【場所】レストラン「アルシエロ」(松本市島立817−1)松本ICより車で3分


【内容】
第1部:出展者によるレビュー。映像と共に熱い想いを語ります。(1時間) 
第2部:歓談:何でもありの1時間 

【会費】1500円

【お申し込み方法】
予約制とさせていただきます。

 電話 026-232-3897 (JIA長野県クラブ 事務局)
 メール jia-naga@jeans.ocn.ne.jp (JIA長野県クラブ 事務局)


 

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  27日(火)午前中柴崎さんとОさんご夫婦との設計打ち合わせ。設計内容もとても充実してきました。2案のうちスペース優先にて1案を決めて細部の見直しとプランの修正をしていくことになります。
  28日(水)設計見積りを詰めているA邸の内容を午前中にクライアントに報告をする。 進行中の住まいはどれも内容が深い。

信州の建築家とつくる家 第9集」が届きました。環境について考えてみよう!というタイトルにて長野県クラブの活動内容と建築家有志の個性的な作品の紹介をさせていただいております。家の新築や改修をお考えの方へ!今後の暮らし向きについて一緒に楽しいお話をさせていただきながら家づくりのお手伝いができたらと思っております。
どうぞお気軽に問い合わせをいただきたいと思います。
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 29日(木)6:25分の特急あずさに乗り横浜大会へ向う。Bank ARТにて受付を済ませて横浜市開港記念会館の 「良い建築・街をつくるための建築・まちづくり機構」{日本版CAVEを考える}シンポジウムに出席。難しい内容でありましたが、良い街・建築をつくるシステムを日本でつくることができるのか?どのようなプロセスが必要かを実例を通して議論が行なわれました。市民と専門家と行政のしっくりとした関係をつくりあげることが大事なのかと思います。久しぶりにお会いしたJIA神奈川相談役の森岡さんと昼食をいただきながら逗子のプロポーザルコンペをコーディネートした経験を語りながらやはり主体は市民であると強く述べていました。

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 午後は神奈川県民ホールにて「血縁に基づかない新たな住まい方」へ出席、そしてBank ARТにての住宅部会のセミナーに出席して意見交換。
 ウェルカムパーティーは伊東豊雄さんが出席。ベネチアビエンナーレの金獅子賞の作品震災復興の「みんなの家」を紹介していただきました。その後長野地域会の方たちと会員でもあり大学の後輩の山口さんのご両親のお店「ヒデズカフェ」にて懇親会。再び神奈川の森岡さんや住宅部会の中澤さんが合流して情報交換。

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 30日(金)「建築家資格制度の目指すところ」はとても時間が足りないと思えるほど議論が続き、そう簡単にまとまりそうもないように思えました。プロフェッションの必要条件として①公益を最優先すること②高度の専門性をもつこと③個人であること④営利を目的としないこと⑤団体による倫理規制があることなど、今③、④が危機に瀕している。登録建築家制度がオープン化されて事実上専兼の垣根が外されることには僕は反対です。以前JIAはプロフェッション法としての建築家法を立法する別の道を探るべきだと述べていた斉藤孝彦さんの意見に賛同します。CAVEの問題もそうですが、建築基本法と深く関係してきそうです。
 基調講演をいただいた田中優子さんの「足るを知る」の江戸時代・・・暮らしの本質に迫るとても内容のある話しでした。コミュニティーデザイナーの山崎さんの語りも元気が良く、楽しい話しでした。また市民の方に参加いただいたことがとてもうれしかった。

恩師の石川洋美先生も会場にいらっしゃったようですが、会えなく「信州の建築家とつくる家第9集」を山口さんにお渡しいただけるようお願いした。
 短い時間の中での集中した会議と懇親会。ゆっくりと横浜を楽しむ時間はなかったが、明日の創作へのパワーをいただきました。関係者の皆さま大変御苦労様でした。心から感謝しております。この大会のまとめはJIAマガジン等に掲載されるかと思いますので出席できなかったセミナー等ゆっくり読んでみたいと思います。
 駆け足で家に戻ると1日(土)は祖父の四十七回忌と祖母の二十三回忌の供養にて菩提寺の真福寺へ。週末はいろんな意味で尊い時間をいただきました。

Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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 20日(火)花咲町の家の工事確認をF建設と、またY邸の工事連絡をS建設から受ける。21日(水)新たに監修する現場の工事が始まる。確認申請を取り直し形状が変わったので一部基礎解体の仕事が始まり、朝は現場代理人のТさんから説明を受けての開始となる。
JIA長野県クラブ賛助会、ランバーテックの丸山さんが頑張っています。 「長野県産材販路開拓協議会ではご縁のあった県外の建築関連の方々を長野県の森や工場にご案内し長野県産材を気に入って頂けるよう努力して参りました。今年はJIA長野県クラブでも地域材について議を続け、またJIA建築家大会2012横浜にも展示させて頂きます。
つきましては関係の深い長野県クラブの皆様から関東の住宅部会の皆様に全国大会での展示ブースにお立ち寄り頂きたい旨と、森林工場見学会のお誘いをお願いできませんでしょうか?」ということでした。
川上会長と連絡をとり早速住宅部会の皆さんに広報をする。

 22日(木)花咲町の家にアトリエの皆と伺い引渡しの検査となる。クライアントにはとてもお喜びいただきうれしい限りです。
23日(金)勤労感謝の日。いつも健康に働けることに感謝して手描きの暖炉図面を見直す。改修の仕事が増える。住宅を設計するにあたり「プランニングは生活の鏡、生活の母胎」と宮脇檀が言っている。改修するには、現時点の良さを残して、生活や環境との関わりを読み直す。

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 一体生活の中心となるものは何だったのか・・・光、風景、火、水、風・・・人間の五感と関わるものとの関係も再考していくことになります。
夕方は家族の皆と外食。
24日(土)久しぶりに結婚式に出席。会場のマリエール諏訪にて大変楽しい一日でした。


JIA建築家大会2012横浜が29日(木)から開催します。短い日程以上に内容豊富は様々なセミナーが開催されます。市民の皆様も是非訪れてみてください。

Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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13日(火)A邸の修景計画の確認申請を池上君の頑張りにてなんとか役所に提出した。なかなか増改築の申請は手間がかかる。
光栄堂に特記仕様書のデータの購入依頼をして届いた。今まで手描きで付け加えていたがこれで独自の編集ができるのでとてもうれしい。池上君が編集してくれたので 次の特記仕様書の作成に僕も挑戦する。
 柴崎さんとも集熱の方法について確認しながら現在の仕事を進行する。いろいろと仕事が重複しているが、皆で協力してまとめていこう!
 14日(水)仕事を終えて諏訪地方事務所の5階会議室にて建築課課長の湯本さんから「非木造建築物における構造上の既存不適格の緩和規定」という内容にて講義を受けた。
昭和56年6月1日の時点の既存の建築状況により現時点での増改築する場合の措置方法が考えられ、実に明快な講義に感動した。たとえ台帳に記録しかない場合でも設計者の取り組み方により既存建築を救う可能性が広がると僕は判断した。
 15日(木)は平成24年度「信州木のマイスター講座」最終回にて安曇野市の もくりゅう館へ行く。午後の講義、東京大学准教授の井上雅文先生の 「木造建築のすすめ方」はとてもおもしろい内容でした。
地球の炭素循環等の体系的なお話しの中にていかに今、木を使うデザインが必要か炭素の固定化をするためにも県産材に限らず国内の木を使っていきたいものです。これで信州木の家マイスターを修了しました。

最後に楽しい 木力検定試験がありました。

その中から 印象に残った問題

●木材に含まれている炭素の重さは木材の重さの何%でしょうか?

  ①5% ②25% ③50% ④75%

●割り箸一膳分からティッシュは何枚できるでしょうか?

  ①2枚 ②10枚 ③20枚 ④40枚


 17日(土)は雨の降る寒い一日となりました。午後のアトリエにてFさんとの設計打ち合わせを柴崎さんと進行する。
 18日(日)快晴となり畑の作業を済ませて午後はジョギング。諏訪湖周辺の風が強く寒い日。

 19日(月)11月後半となり12月のまとめを迎える大事な時期です。慎重に進めていくことを自分に戒めアトリエの皆にも宜しくお願いして今週のスタートです。







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答え

木材の科学組成は炭素、酸素、水素で、それぞれの量は50%、44%、6%③の50%です。

木材の主要成分は、セルロース(約50%)、ヘミセルロース、リグニンです。木材からセルロースを抽出したものをパルプと呼び、これが紙の原料となります。従って紙生産の歩留まり100%とすると、割り箸一膳の約半分(一本分)
と同じ重量の紙が生産されます。①の2枚です。

  Ⓒ 文・ かたくら たかゆき

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6日(火)JIA長野県クラブ広報出版委員会が企画製作中の雑誌「信州の建築家とつくる家」色校正があり会員の皆様が出席する。
環境について考えてみよう!ということで深い内容の雑誌になってきました。読者の皆様12月発刊までお待ちください!
その後も総務委員会にて11月末の横浜大会や12月8日の冬のセミナーの内容をを中心に話し合いが続く。


 7日(水)前日のように午後アトリエから離れた朝は、連絡毎が机の上においてあり朝のうちに連絡を済ませるが、Y邸には行かないとわからないのですぐ現場に行き打ち合わせを済ませる。午後は池上君とA邸修景の見積り前の打ち合わせをクライアントと詰める。
 夕方アトリエに戻ると、М工業のAさんが集熱についてのトラブルの相談。でもこの日は朝から忙しい対応に追われたが、人と人とのきちんとした気持ち良い対応ができ感謝の一日でした。

 8日(木)9日(金)は建築会社へA邸の見積り合わせを依頼する。高校生の娘も修学旅行の沖縄から無事帰る。10日(土)家内は同窓会、僕はアトリエの仕事もあるが、隣組の行事へ参加。週末はリフレッシュして・・・

 12日(月)皆でミーティングをして仕事のスタート。ここのところ増改築の問題は難しい内容があり申請のたびに悩むところ・・・


書類は大変ですが、本来は建築の総体としての「美しさの追求」に尽きると思うのです。

今週の倫理・・・

 この「美しさ」の追求はスポーツ競技、芸能の分野にとどまらず、私たちの日常生活の様々な場面で必要な行動規範であるといえるでしょう。
 例えば背筋を伸ばし、手の指を揃えるといった「美しい」挨拶をすることで、相手に与える印象は大きく変わってきます。美しい挨拶を交わすことで、それまでギクシャクしていた人間関係が良好になることもあるでしょう。
 道ばたにゴミやタバコの吸殻を捨てない、電車内でのマナーを守るなど、私たちが「美しさ」を追求することで、それらは自然と改善していくものです。職場内での挨拶、コミュニケーション、清掃等においても「美しさ」を行動規範として業務に励んでいきましょう。

とありました。

 今週も技術を超えて・・・素直な眼差しにて 「美しさ」を追求していきたいと思います。

Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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 31日(水)地方事務所に花咲町の家の完了検査の申請書を届ける。午後は柴崎さんとN邸の設計打ち合わせ。打ち合わせに訪問した住まいは、庭木の紅葉が大変きれいになってきました。
 

 11月になりました。今年も終わりが近づいてきました。夕方は岡谷市のまちづくりワークショプ第1回に参加。都市計画課の岩垂さんたちの準備が素晴らしく大変楽しいワークショップでした。フェイスブックの友人の高木さんにもお会いでき同じグループでしたので貴重な話しをお聞きしました。
 まちづくりに燃えている方もそうでない方も岡谷市がこうした取り組みを持っていただけることはありがたいので皆さん参加してもらえると良いなーと思います。
参加されている高齢の方たちも生き生きされていて喜ばしいことです。

 2日(金)一昨年、叔父からいただいた椎茸の栽培の原木に水をかけようとしたら根本に椎茸ができていて感激・・・

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夕方はJIA保存問題長野大会の会議のため松本へ・・・寒く感じる夜。
 3日(土)文化の日のため休養。午前中は仕事の用事もあり外にでる。現場の帰りに久しぶりに立ち寄った北川原さんの中村キースへリング美術館・・・中庭を眺めるのと同様内部の人口照明が美しく落ち着きます。
この美術館の記号のような赤と黒と白の形態がユニークなことは有名なのですが、劣化してきた赤のモザイクタイルが経年変化の中で何を語っているのか読み取るのは難しかった・・午後は庭の柿を採る。柿は身体に良いのでこの季節は尊い収穫です。
 4日(日)は図面のチェック・・・いろんなことを考えながら一日チェックする。
 5日(月)今週も打ち合わせからスタート。チェックした図面に基づき打ち合わせ・・・今週は池上君の仕事のまとめがメイン・・・

 私たちの心の中には、あらゆる「気」が存在しているといわれます。例えば陽気と陰気、鋭気と鈍気、活気と惰気・・・こうした「気」には相反する2つの性質がありますが日時や場所、相手や状況によって様々に変化していくといわれます。
今週も素晴らしいコミュニケーションを心がけて・・・

元気のない人も笑顔になってしまう気の交流をしていきたいと思います。どうぞ宜しくお願いいたします。

Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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 23日(火)雨の降る寒い日。午前中Оさんご夫婦と設計打ち合わせ。僕のスケッチも模型作成後、このプランで行こう!と決めていたところもあり、内部の具体的な空間のイメージとなった。やはりОさんは僕の事務所でチーフとして活躍していただけあり、またそこに柴崎さんの意見も加わり、建築の専門家の話しになってくるのでここで空間の妙が見えた。これはおもしろくなる・・・
 午後夕方はYさんに呼ばれて重要な仕事の展開の話しとなり内容をお聞きして家に戻る。
 25日(木)第4回木のマイスター講座は松井郁夫先生の「よくわかる木組みの家」ということで長野市ホクト文化ホールにて2時間の講演を拝聴した。
 26日(金)JIA建築家大会2012横浜への参加申込登録完了。午後は先日調査したМさん宅の敷地の再調査に皆で伺う。
穏やかな日差しの秋の一日。先日の調査よりも良い写真が撮れたように思う。これからアイデアをゆっくり考えよう・・・
 
 27日(土)午後は休み・・・晴れた午後はジョギングをする。諏訪湖周辺は風が強い日。
夕方はN学院時代の懐かしいKさんが迎えに来てくれて松本にて懇親会。当時講師を務めていたOさんが場所を設定してくださりうれしい。現役の講師の方たち(皆教え子)が頑張っていてくれていることも大変うれしかった。最近の学院の対応には大変疑問に感じていたところもあり苦言を述べる。
おそらく僕が担当して一級建築士を取得された方は600名ほどいると思うのですが・・・不況の中県内にはS学院も進出してきている。S学院はJIA長野県クラブの賛助会員にもなっていただきました。先日JIAの会合にて長野校の学校長のТさんと名刺を交換した。
現在大学間、専門学校等の設計の交流などは、卒業設計コンクール等を通して活発なのですが、資格試験の学校同志はお互い合格者数の競争にてシークレットな部分が多い。おそらく講師の先生はかなりの苦労をしていると思うので、報酬に対する深い理解が必要であると思う。


現在僕は大学の講師も解放されて創作活動に専念している。(今年は父が亡くなり親戚の葬儀もありもちろん法事も多いが・・・)

建築を目指す方たちはもっと自由な考え方が必要だ。でも昔ながらに伝えられてきた作法もあり、自らが習得する努力も必要だ。
建築教育に関しては学生にアトリエを解放して模型作製をしていただいたりと継続的、自発的に行っていきたいと思う。

今僕は自分の手で可能な限り若い人を育てていきたいと思っている。身の回りのデザインをしながら自身の生き方の発見をしてもらいたいと思う。
心ある方には僕の考えを伝えていきたいと思っている。

それが僕の自由な生き方・・・。建築家の日常と思っています。
岡谷市のまちづくりについてもワークショップも始まり今後も継続的に自由な意見を述べさせていただきます。

Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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17日(水)S邸の設備図が届かないので送るよう指示。柴崎さんとチェックしながら図面の確認。
暖かい日差しの中でA邸の改修にあたり、電気と給排水衛生設備の基礎調査に池上君と担当する設備のAさんやОさんらと調査をする。設計上の細やかな取り合いを指示。 帰りに設備については別件のソーラーパネルと集熱の検討をお願いする。
夕方解体後のY邸のチェック・・・壁のディテールを指示する。

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 18日(木)先月訪問していただき設計依頼をしていただいたМさん宅に予備調査に伺う。大きなお宅でした。構造の伊藤さんと天井裏と床下に入り構造のチェック。池上君と柴崎さんはプランのチェック・・・要望等をお聞きしてこの日の作業を終了する。豊かな環境に囲まれての改修。わくわくしてきます。御借りした資料をもとに図面化して再調査をすることにしました。
 19日(金)S邸の見積りがK建設からあがりチェック・・・
夕方完成が近づく花咲町の家の検査に伺う。きれいに納まってきました。
 20日(土)この週はあざみ胃腸科クリニックのО先生の内視鏡検査を週始めとこの日の胃カメラ検査にて終了。
 午後はS邸の打ち合わせをクライアントを交えて柴崎さんと行なう。土曜日の午後とありゆっくりできました。見積り金額も検討して・・・そうはいうものの日が暮れるのが早く、帰りは暗い・・・。
土曜の夜はゆっくりして日曜日は畑もやったり、寛ぐ時間を大切に・・・。

「古今和歌集」の中に {奥山に紅葉ふみわけ鳴く鹿のこゑきく時ぞ秋はかなしき}(よみ人しらず) という歌があります。
  秋の訪れをもの悲しく感じるような微妙な感情を「情緒」と呼んでいる。

 倫理の視点 情緒の教育 と題して 野中寛治さんは
最終の文章にて・・・

「済んだ水が流れ込めば、水槽の水は段々と澄み、濁った水が流れ込めば、全体が段々に濁っていく。それで、どんな人が生まれるかということと、それをどう育てるかということが、何より重大な問題になる。人という存在内容が心であり、心が幼いころに育てられるとすれば、とりわけ義務教育が大切なことはいうまでもない。」と岡潔博士の言葉を述べ・・・

いじめの問題など、日本の教育には問題が山積みしている。家庭や学校における子供の教育が、理解を主とする知的教育に偏重するならば、岡博士の言う情緒は育まれない。まして、子供を教育する大人が、懐かしい、恋しい、悲しい、愛しい、思いやり、などの情緒がわからなくなっているとしたら、日本の子供教育の将来はどうなるだろうか。
功利に走り、自己中心で、わがままな、自我を抑制できない大人が増えていると言われている。学校教育はもちろんのこと、大人自身の自己教育とは何か、今一度根本に立ち返って反省しなければならない。

と述べています。

これは最近性能ばかりが良くなり心の表現を忘れて・・・地域性を感じない・・・日本の住まいが増える状況にあったことも大いに反省する必要があると思う。

誤解を恐れずに言えば、今までの住まいをそのまま残すという意味ではなく、地球資源の有限性を認識して新しい社会の仕組みをつくりあげていくことが建築家の使命であり忘れてはならないのが住まいの情緒であろう。

Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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  連休明けのスタートとなる9日(火)朝の気温が下がり寒く感じる。アトリエのヒーターを朝のうちつけてはみたが、日差しが濃くあたたかい一日。池上君とY邸の現場へ。基礎部分の解体について、水が躯体に溜まらないようにすることを指示。午後アトリエにNさんの訪問を受ける。今後の建築計画についてお聞きしてアドバイスをする。

 11日(木)の朝はY邸の現場を確認に行きYさんにお会いして話しをして帰る。午後は池上君とA邸改修の打ち合わせをクライアント宅にて夕方まで行なう。

 12日(金)完成が近づく花咲町の家の検査に午後アトリエの皆と行く。日差しを受けての集熱の効果も期待できそうだし・・・御主人と奥様も店舗の床が柔らかく足が疲れなくうれしい!(緩衝材利用の床なので・・・)と楽しく仕事をされていました。
 13日(土)半日にてアトリエの仕事はオフ。午後は家の周りの片付け・・・夕方は久しぶりに平林さんと上諏訪にて会う。上諏訪の「999匹の羊」にて食事。軽くビールを飲んだが、例の本を読んだ後でもあり、きょうのお勧めのワインを一本お願いして楽しむことにした。仕事の話しや今後のこと・・・楽しい夜でした。時間の許す限り楽しみ・・・最後の店を後に別れた。

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 14日(日)天気の良い日・・・前日の続きの作業を家内と。家の改修も引き続きやりたいのですが、父が残してくれた鉄工所の建物も再利用して計画していかなくてはならない。資源に限りのあるこの状況の中では「変わっていく構造」と「変わらない構造」を確かめながら、費用もかからないような変化成長に耐えられる仕組みを創造していかなくてはならない。これは僕のライフワークとなった。

今週の倫理から


 雑誌「暮らしの手帖」編集長の松浦弥太郎氏は、「自分が関わった働きが人の心にじんわりと沈み、いくばくかの感動を人に与え、いつまでもその感動が心の底に残るようなものであって欲しい」と述べています。
「いいお店だった」という顧客の反応の裏には、その商品の良さとともに、顧客の心に響く何かを必ず備えているものです。それは顧客の視点に立って生まれた知恵であり、絶妙な心遣いから生まれたものかもしれません。
人に喜びと感動を与える接客を目指して、知恵を出し合ってみたいものです。

とありました。今週もどうぞ宜しくお願い申しあげます。

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Ⓒ 文・ かたくら たかゆき

 

拍手[2回]

 2日(火)夕方はLIXIL松本ショウルームにてJIA長野県クラブの長野大会準備特別委員会が開催された。各地区の残したい建築の調査についても副委員長さんたちがわかりやすいフォーマットを作成してくれて活発な議論が行なわれた。

 3日(水)はY邸の取り壊し部分の養生を確認して代人のFさんと打ち合わせ。その足で花咲町の家に行き、S棟梁と既存とのエキスパンション部分の納め方を話し合い、良い方法にて施工が進んでいるので、継続をお願いしてアトリエに戻る。午後は新しいコピー機が入り、気分転換。今後良く働いてくれるだろうと思う。

 4日(木)これから工事の始まるS邸の打ち合わせをアトリエにてK建設のメンバーとやりとりする。実はこの仕事は基礎工事を始めた時に、クライアントの要望がうまく建設会社に繋がらず新たに設計者として僕がクライアントからの依頼を受けて再設計をしたのです。したがって全体統括、監修という仕事になったわけです。

 こうしたことで感じることは僕のアトリエでは空間構成からディテールまでクライアントにすべて説明して了解をいただいて進めていくのでこのようなクライアントに意図が伝わらないなどとういうことはなく、不思議なことでした。仕事の進め方にて説明責任を果たすということはとても重要なことです。
夕方は あざみ胃腸科クリニックのОさんご夫婦を家に迎えて本当に久しぶりの懇親会・・・楽しい夜でした。

 5日(金)肩や首筋がこり頭が痛いのは前日の日中から・・・地方事務所に所属建築士の名簿と講習履歴を提出するのを忘れていたので、地方事務所に行くとその場で記入して提出させていただきほっとする。夕方は体の調子が悪く早く休む。

 連休最後の8日(月)朝・・・体調がようやく戻ってきた。午前中に家内と娘と自分の家の山を歩いてきた。市で行なっていただいた間伐作業後の荒れた状態では茸もできていない・・・
木の成長を眺め、境界の確認。

秋の風・・・

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午後は多少アトリエにて作業・・・

庭先の花たちから喜びをいただいた・・・  美しい・・・

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Ⓒ 文・ かたくら たかゆき

 

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 25日(火)午前中はОさんご夫婦との設計打ち合わせ。柴崎さんと一緒に打ち合わせをしながらもう少しプランを練り上げることにした。夕方はH旅館にて諏訪清陵高校の校長、教頭、事務長、Yさんと僕にて清陵中学の構想のまとめを祝して御苦労会を行なった。Yさんも今までの思い出を語りながらとても楽しそうでした。また励みをいただきしあわせな夜の時間を過ごしました。
 27日(木)前日に地方事務所のKさんと打ち合わせ。Y邸の確認申請の整備内容を池上君が調えてくれたこともあり朝のうちにKさんのところに届けて差し替えました。作業を終えて帰り際にKさんが、「私7年前に一級建築士に合格しました。お世話になりました。お仕事が一緒にでき光栄です。まだ学校の方教えられていますか?」と言われて・・・・
僕も覚えていて気になっていましたが、確認申請の最中に僕の方から申し上げるのも・・・と思い、その言葉をお聞きしてとてもうれしくご活躍!に感動しました。

 きょうもひたすらスケッチをする。眼を養い 手を練れ とは宮脇檀の言葉・・・希望を満足していてもハイスピリットなクライアントからはもっと何かないかとの問いかけを打ち合わせ中に感じる。時間はかかるがそれはうれしい励ましであると思っています。手を動かしていくとしだいに見えないものが見えてくる・・・・

 28日(金)アトリエ皆が健康診断の日となり午前中はそれぞれが都合の時間に済ませる。バリウムは僕は遠慮させていただき設計したあざみ胃腸科クリニックのО先生には毎年恒例の内視鏡の診察をお願いしている。
 午後申請の訂正をしてY邸の確認申請証をいただく。最近の増改築は既存の不適格調書の作成から始まり、建築を創造していくこと以上に申請書の内容が多く手間がかかり考えものだ。もう少し簡単にならないものだろうか?僕等はここの作業を乗り越えて本来の創造をしなくてはならない。

 30日(日)はFさんとの設計打ち合わせにてようやくプランが決まる。うれしい!台風が近づいてきた日、Yさんに確認済証を届ける。

 台風一過、たいしたこともなく10月に入る。ミーティングをしてスタート。Y邸の取り壊しの準備と養生の打ち合わせに行く。アトリエに戻ると立礼室に改修したH邸の写真ブックがK建設から届けられた。

クライアントにすぐお届けする。御主人と奥様のお喜びの姿を見て心が大変あたたまりました。

いよいよ秋ですね。今後もひとつひとつ内容のある仕事を残していきたいと思う。

かけがえのない日々・・・充実した一日一日を・・・

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Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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かたくらたかゆき
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建築家
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自然に親しむこと
自己紹介:
豊かな暮らし向きを望むあなたに!
住まいの設計活動を通して住まい専門の建築家がありのままに毎日の生き方を語ります。
クライアントの方たちや家族そして自然との対話の中で常に暮らし向きの良い住まいを創造したいと思います。
住まいをもっと豊かに心地よく/片倉隆幸建築研究室FANPAGEもどうぞ!
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