21日(火)西高木の家の工程打ち合わせをY建設とクライアントを交えて行なう。隣地の解体をY建設が受けていてそこを片付けながらの方が段取りが良いのと立地条件も駐車スペースに余裕があるとなり6月15日地鎮祭にてスタートとなります。
22日(水)父が亡くなってからしばらく延期していたお墓の石塔の修理も見積りをしてそのままだったので整備をすることに決め、その打ち合わせを行なう。梨ノ木の家のフラット35の大変な書類も柴崎さんが頑張ってくれてまとまりました。
住まいの設計 どの家も設計の内容の検討と予算の詰め、書類関係に膨大な時間をさくことになります。
24日(金)は午後S邸の現場をクライアントと確認する。暖炉まわりには大理石が貼られた。内部の引渡しを6月15日の予定にて現場も頑張っていくようです。
25日(土)アトリエの仕事は午前中にて終了。夕方はJIA新潟県内大学卒業設計コンクール2013の審査のため新潟入り。長距離の運転は好きではなく安全を見て途中一泊。
26日(日)新潟日報メディアシップへ到着。新潟地域会の事業担当の小松さん、新潟地域会代表の小川さんはじめ皆さんに挨拶をして6階のナレッジルームのフロアーの作品を見て回る。12人の学生との出会いも楽しく各々がまとめてきた夢を拝見させていただきプレゼンテーションを拝聴しました。
それぞれがレベルの高い作品であり、またそのまとめあげてきた姿勢に好感がもてました。
審査員の熱い議論にて夕方6時には入賞者が決まった。
レベルの高い作品の中で新潟工科大学の小嶋かおりさんの作品が議論の末金賞となった。新しい建築を立ち上げず、壁などを生かし、その残し方減らし方の操作により流れる日々に止まり木のような場所を生み出す。空きスペースが増加するとそれだけ魅力的な止まり木の空間がふえる。元気な空間に変化していく夢を与えてくれる。今の日本の各地域を象徴するかのような空き家の問題を向こう三軒両隣だからこそ壁を減らす操作によって止まり木の空間が広がる。日本が忘れてきたものの大切さとか人が助け合うこと出会うことの大切さを豊かな詩情空間として表現されたことに感動しました。
コンセプト内容を補い全国大会に向って頑張ってください。
金賞 まちの止まり木
銀賞の長岡造形大学の立川巧雪君の作品は南米の貴重な体験を生かし、錦鯉の養殖場を魅力的なパースペクティブにて表現し、日本的な均質空間を思わせる建築としての表現力が秀逸でした。
銀賞 日本の裏側の、ニホンで
銅賞の新潟大学の佐藤里奈さんのステージファクトリーはまるで舞台監督のようにレイヤーに組み入れる舞台装置が川を渡って対岸へ運ばれるという巧みな演出に魅了されました。
銅賞 ステージファクトリー
同じく銅賞の新潟大学岡本昴子さんのかつての新潟地域の湿地を利用した伝統的な稲作、ビオトープ体験学習の場の演出は新しさと地域の伝統を考えられた作品でとても好感が持てました。
銅賞 境界の道の駅
力作揃いであり、参加された皆さんのそれぞれのコメントもありますが、僕は、設計のテーマ、内容、プレゼンテションを通して皆さんの建築の質の豊かさを見せていただきました。提案された空間を見てみたいと思いました。
建築家ルイス・カーンは 偉大な投げかけは偉大な答えよりもすぐれている・・・と述べています。
日本の今の不安を打破するかのような夢のある提案を見せていただき感動しました。
皆様の益々のご活躍をお祈り申しあげます。また新潟地域会の皆様大変御苦労様でした。
そんな感動の中で・・・・
今週もどうぞ宜しくお願いいたします。
住まいの設計活動を通して住まい専門の建築家がありのままに毎日の生き方を語ります。
クライアントの方たちや家族そして自然との対話の中で常に暮らし向きの良い住まいを創造したいと思います。
住まいをもっと豊かに心地よく/片倉隆幸建築研究室FANPAGEもどうぞ!
http://www.facebook.com/archhall
06 | 2025/07 | 08 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | |
20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
27 | 28 | 29 | 30 | 31 |