春めいてきたかと思えば寒く感じる12日(火)。午前中は楽しみにしていたステージのある家の打ち合わせをクライアントを交えて柴崎さんとおこなう。室内の雰囲気から外構へといろんな話しが展開して内容の濃い時間でした。
お嬢さんも4月から小学生となり、お喜びの季節でしょう。
午後久しぶりに「空を繋ぐ家」を訪問。現在設計中のクライアントのKさんご夫婦を連れての案内でした。家の設計の頃の話しから現在暮らしている家の隅々までの住み心地を含めての話しが弾み楽しいひとときでした。今回Kさんには、僕の好んで使う居間の天井の高さ2280を味わっていただきたいのとお茶室の窓際の1900の高さを味わっていただきたかったのです。
13日(水)建築家賠償保険の継続申し込を完了。14日(木)朝のうちにS邸の現場にて壁匠トーワの社長と現場代理人のТさんと壁のサンプル材料と施工方法についての打ち合わせをして、クライアントのSさんに土曜日に打合せの連絡をする。午後は建設会社の方の訪問もあり夕方は岡谷市まちづくりワークショップに参加。ここまで岡谷市役所のIさんがファシリテーター役として良く頑張っていただきました。いよいよまとめに入ります。
15日(金)夕方はHのシェアハウスの現場の状況を確認する。16日(土)午前中は前日に池上君に作製してもらったМ邸のプランを郵送。妹たちの家を直すのにC建設の社長と打ち合わせ。アトリエ内で進行中の計画を打ち合わせしてから午後はS邸の現場へ行く。
決めていた外壁と内壁のサンプルを提案してクライアントの承諾をいただく。外壁の面積が大きいので陰影が出るような横模様のパターンに決めた。東側の庭とイメージを変えて、西側の庭は 奥様には「薔薇がお似合いかと・・・」と伝えて薔薇庭を作るよう計画しています。
今週の倫理 野中寛治さんより
■和合の美しさ
桜が、生活や文化に浸透し、人々の精神性や生き方に関係付けられる中で生まれてきたことわざがある。パッと咲いてパッと散る花に、潔さ、散りぎわの美しさを見てとり、花では桜が第一であるように、人では潔い武士が第一であるという「花は桜木、人は武士」。一方で、風流・外観より実利・実質を尊ぶという意味の「花より団子」などもある。
さくらと日本人の心性という点では、花の短さから、はかなさ、せつなさ、もののあわれなどが取り上げられるが、山田博士は、桜に限ることではないとしながら、「桜の美は実に多くの花の集合した全体の上にあらはるる美である」と述べている。「集合の美」は「和合の美」と言い換えることもできるのではないだろうか。
それぞれに咲きほこる個々の花が集まって、そのまま一つの景色になっている、その景色の美しさ。人々が長年にわたって桜に共感を覚え、親しみを感じてきたのは、一つ一つの花の美しさとともに、その集まりである全体の美しさに「和合の美」を感じ取ってきたからであろう。私たちの国は、和合と美とを生活の原理としてきた国である。
と述べられていて感慨深いです。今週もどうぞ宜しくお願い申しあげます。
Ⓒ 文・かたくら たかゆき
住まいの設計活動を通して住まい専門の建築家がありのままに毎日の生き方を語ります。
クライアントの方たちや家族そして自然との対話の中で常に暮らし向きの良い住まいを創造したいと思います。
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