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今週のコラム
28日(日)仕事の整理と部屋の整理・・・斎藤孝彦さんが「住宅は究極は一人一軒」と言われたことを郡山さんからお聞きしていましたが、地方育ちの僕にはその真意が理解できなくて、ずっと気になっていたので、斎藤孝彦さんとプロフェッションを語る会の郡山さんに質問してみました。郡山さんからは、『私が住宅部会に入ってまだ日が浅い頃、齋藤さんと丸の内周辺を散歩しながら、「住宅は究極は一人一軒」と言われました。当時の私は(今もですが)、住宅を設計するにあたって、 家族から発想するのではなく、個の集まりが家族であり、家族を構成する「個」を原点としての「自立」を意識していたので、すっと腑に落ちてしまい、そこから先は伺いませんでした。それからも、私は勝手に解釈をして設計信条の一つとしていました。
ただ、実は私も気になっていたので、今年4月に齋藤さんにお会いした時に発言の真意を伺いました。齋藤さんの第一声は意外にも「僕がそんなこと言ったの、、、」でした。そこから、話が広がり人は一人で生きている。勿論、他人や制度の力を借りているが。住宅に限らず自分が自分を支える「自立」した生き方、そんなことを言いたかったのかな、、、と。齋藤さんの残された言動はいずれも哲学的で含蓄があり、 今となっては弟子達(勝手に弟子入りです)がいかに自分たちで考え実践し後世に伝えていけるかだと思っています。先ずは5原則の解釈からでしょうか。』
とのご返事をいただきました。
自分が自分を支える自立した生き方、深くプロフェッションの思想に通じます。住宅についての質問でしたが、これは公益性、を考えていて学生たちにも新しい公共って何?と話を進めるのですが、施設がクローズしてしまうのでなくその中間に郡山さんのいつも言われる人権が守られる開かれた環境をと考えます・・・個人の資質、生き方に深く通じていく、住宅は究極は一人一軒・・・僕は、逆に大変公益性のあるお言葉と感じて嬉しくなってきました。
斎藤孝彦さんの残された言葉の真意を追いかけて・・・プロフェッションの会からの姿勢が今の僕を支えています。
また施主との会話が弾みそうです!
週末は九州のBさんとZOOMにて楽しい設計打合せとなりました。
いよいよプランが決まります。
(C)文・かたくら たかゆき

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かたくらたかゆき
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建築家
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自然に親しむこと
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豊かな暮らし向きを望むあなたに!
住まいの設計活動を通して住まい専門の建築家がありのままに毎日の生き方を語ります。
クライアントの方たちや家族そして自然との対話の中で常に暮らし向きの良い住まいを創造したいと思います。
住まいをもっと豊かに心地よく/片倉隆幸建築研究室FANPAGEもどうぞ!
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