№1 2005' 5/17 「（社）日本建築家協会JIA長野県クラブ 愛と情熱の家づくりvol.3 制作発表」

　JIA長野県クラブは長野市にて愛と情熱の家づくり第３集の制作発表会を行ないました。
建築家であり映画評論家で僕の大好きな（故）宮脇檀と同様尊敬する日本建築家協会関東甲信越支部住宅部会の渡辺武信先生は「住まいのつくり方（中公新書）」にてprofession（職能）とはprofess （告白）するという意味であり、これは信仰告白のことであると述べておられます。つまり建築家は神の前で信仰告白することによって自らに倫理を課すと述べておられます。

　今回JIA長野県クラブで制作致しました本は建築家の役割をわかりやすく述べた、３７人の建築家の告白本です。住まいづくりを真剣にお考えの方は暮らし向き向上の参考にぜひご一読くださいませ。余談ですが手に取られた際には編集後記の僕の一言もご覧くださいませ。
　先週の土曜日にＩさん御夫婦と軽井沢の敷地を見学しました。敷地には何年もかかって育った木立ちが残ります。
これからの信州は新緑がきれいです。


「デッキと暮らす家」は一部修景のユニバーサルデザインの住まいです。

小住宅「甲斐駒を望む家」は今日も晴れた甲斐駒の風景をとりこんでいます。
オリジナルの暖炉が付きます。

「弥生ヶ丘の住まい」は　大きな家の修景です。
ジャクソンの風呂、大理石の床、ガラス張りの空間に　暖炉のある居間へと変わります。

そうそう、近作の丘水庵の位置する旧中仙道沿いの住まい「W邸の改修」の完成も間近です。


（C)文・かたくら　たかゆき