研究室の監査役を長年務めてきた母も3年程前の脳出血にて入院してから、週3回程のデイサービス通いが続きました。昨年11月11日、誤嚥性肺炎にて入院後、点滴と栄養ゼリーの状態が続きました。
亡くなる2日前から元気がなくなり、1月24日に亡くなりました。不思議にも父と同じ命日となりました。母は、精一杯頑張りましたし、父も待っていてくれたのでしょう。体も不自由でしたが、生前は写経に熱心に取り組み、菩提樹の真福寺様に何回もお届けしました。
お通夜の時、副住職様の講話から母がいつも最後に家内安全と描いていたというお話を聞きました。
昨年父の13回忌を迎えた時も副住職様からは、母に写経を一緒にやりましょうとお誘いをいただいておりましたが、そのころからは写経ができないながらも、経本を見ている時間を大切にしていました。
お通夜の朝、副住職が描かれたという写経を母の棺に入れていただき、大変感動しました。
31日大勢の皆様方のお陰にて、葬儀を終えることができました。
病院ではいつも僕に「気をつけて・・・」と言ってくれていました。
母にも「気をつけて・・・」と伝えたところです。
亡母片倉幸江儀告別式の際はご多用中にも拘わらずご会葬下され且ご丁重なるご香典を承りありがとうございました。厚く御礼申しあげます。
(C) 文・かたくら たかゆき
今年の仕事始めに、咳がおさまらず、体調が良くない毎日が続きました。あざみ胃腸科クリニックへも通い、点滴注射等、薬もいただいていたのですが、ようやく12日~13日くらいに体調が戻ってきました。
14日(火)15日(水)重永さんと打ち合わせをしながら仕事を進める。
16日(木)前日に雪が降り、朝の気温が−7℃となりました。昔は−10度以下は良くあることでしたが、ここのところ凄く寒く感じる・・・
学校へ行くのに流石に山の峠を通過するのは、不安、高速道路使用にて學校に到着。
新年初めて、学生達に会うのは嬉しく、20世紀の建築のまとめと午後は卒業制作の指導を行い、夕方家に戻る。運転に気を使い、体調が良くなったばかりなので少々疲れた一日でした。
17日(金)会計事務所の先生にお越しいただき、指導を受けました。資料をお持ち帰りいただき確定申告等のまとめになります。
午後、入院中の母のところへ・・・
明日は土曜日・・・
きょうのまとめもありゆっくりペレットストーブの傍にて・・・
親友の君島さんから電話をいただき、癒される時間でした。お互いに身体に気をつけて心から良い仕事をしようと誓う・・・
お正月は楽しく、娘夫婦や孫とも過ごしましたが、忙しく帰りました。母も入院中なので気がかりでもありますが、午後の開いた時間は少しでも、病院へ顔を出します。
ちょうど六日年越でもあり、家の床の間と事務所の祭壇に二礼二拍手一礼の柏手。僕は毎日花を活けるので、この作法を一日の始まりとしてとても大切にしております。
仕事始めの日は少し体調が悪く、あざみ胃腸科クリニックへ伺う。熱も無いのだが、喉の調子が今ひとつと咳き込む。薬をいただきました。
1年間の計画を練りながら構想を考える。
(C) 文・かたくら たかゆき
24日(火)朝から、重永さんと北杜市へ向かう。途中お手伝いをお願いした平林さんとも合流する。天気が良く、八ヶ岳と富士山を同時に眺める絶景を満喫して到着。クライアントもお見えになりました。敷地の現在の木の位置等、外構を再調査。午後は室内を調査して帰りました。
28日(土)事務所の掃除をして年末年始休みとなりました。
気になるところは家のアトリエに持ち帰り継続して、考えます。
来年は1月6日(月)仕事始めとなります。
一年間大変ありがとうございました。来年も良い年になりますように・・・
皆様良いお年をお迎えください。
建築家:かたくら たかゆき は、斎藤孝彦さんとプロフェッションを語る会偏:フレンドリーな住宅建築設計・監理業務合意書を使用しております。
(C) 文・かたくら たかゆき
17日(火)午後、寒冷地において実績のある太陽光給湯システムについて某メーカーの話をお聞きして見積依頼をする。重永さんとも打ち合わせをして仕事の方針を決めていく。いろいろと錯綜中。
18日(水)VWポロの12ヵ月点検のため準備。代車が大きくて慣れるまで時間がかかった。
19日(木)午前中は今年の最後の支払いのまとめ等、これで完全に終ったわけでもなく・・・でも一安心。
アイデアを詰める。
22日(日)入院中の母を見舞う・・・
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(C) 文・かたくら たかゆき
9日(月)北杜市T邸修景計画、設計が整うまで、防犯対策等予定していた工務店と建具やさんに、お願いして説明、見積依頼をする。
夕方は叔父の通夜。僕が設計して今年で24年の住まいに病院から戻り、皆さんの愛情に包まれて最後の時を過ごす。
11日(水)葬式。晴れ渡る、空、澄み切った空気・・・悲しみに包まれた。火葬場から見える富士山が遠くに見える。
12日(木)夕方、斎藤孝彦さんとプロフェッションを語る会。積極的な話し合いが続きます。
13日(金)一日、F邸修景計画のスケッチ。スケッチではあるが、細部まで見えてくる・・・
14日(土)、15日(日)寒い週末でした。甥の和也も妹夫婦と母の見舞いに来てくれた。僕にも誕生日のプレゼント。ジョギングスーツとワイン。
一日ペレットストーブに火をつけて過ごす。
(C) 文・かたくら たかゆき
2日(月)合意書のフェイズ1(要望の整理と企画概要検討)を投げかけてありました。東京からFさんが来られて、午前中打合せをしました。前回郵送させていただいた内容の確認と要望をお聞きして、今後合意書を作成して進めていくことになります。
3日(火)朝から重永さんと北杜市の修景計画について打合せ。
5日(木)午後の學校は卒業設計の指導。挑戦してきたプログラムをなんとかまとめ上げて欲しいと思います。
6日(金)茅野市のNさん御夫婦がわざわざ改修工事のお礼に事務所まで来てくださり心温まる時間をいただきました。いつもありがとうございます。
午後Fさんのところへ合意書を郵送しました。
夕方は家内と入院中の母のところへ。
7日(土)山形村に用事があり、ここのお店のお蕎麦は美味しかった。
雪の舞う日となりました・・・
夕方訃報、父の弟でもあります病気療養中の叔父が亡くなり山梨の病院から家に帰られて8時過ぎにお会いする。寂しい限りです。
8日(日)叔父の葬儀日程も前日決めることができたので、花の手配等お手伝いできることは連絡したり、そして仕事の日程調整を行う日となりました。
プロフェッションの会の前回議事録もようやく皆に送信できました。
25日(月)合意書のフェイズ1(要望の整理と企画概要検討)を投げかけてありましたFさんからメールをいただき打ち合わせをということで予定日を決めました。都内と地方の2地域に住まう計画をされる方も多くなっていることでしょう。
夕方の家のアトリエ・・・寒くなってきました。
27日(水)H市のTさん宅へ前回いただきました要望の整理と確認のためSさんと一緒に伺いました。この日は比較的暖かくて良かった。少し遅くなりましたが、フェイズ1を進めて行く中でいろいろと打ち合わせができて良かった。
28日(木)授業は午前中で終わり。今日の授業の後半は、住宅作家の林雅子について、地籍、人籍、中庭型のプランについて遺作のアトリウムのある家まで,語ってみました。
29日(金)病院の母のところへ行き、O歯科医院にて引き続き治療。先生に残工事の工程表を渡して・・・修景した医院の評判が良いという御話しをお聞きして嬉しい・・・建築家冥利に尽きる。
30日(土)午前中は仕事の整理、午後病院へ母を見舞う。外は風が強く寒いから、病院は暖かいよね。
1日(日)伊那の父の一周忌を迎え家内と向かう。娘も直接伺い、帰りは3人で家に戻る。少し休んで娘と病院の母を励まして夕方娘が帰るので駅まで送る。娘も朝早くから忙しい一日になりました。
年末年始のお休みには孫の十逢ちゃんの顔が見られるのが楽しみでもあります。
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(C) 文・かたくら たかゆき
18日(月)メイスンリーヒーターってご存知でしょうか?蓄熱型のストーブですが、いろんなところに問い合わせていた。
家内とあざみ胃腸科クリニックへインフルエンザワクチン接種。
入院中の母。熱が出て点滴中・・・
フェイズ1をやり始めた修景計画のFさんから質問がきましたので夕方まとめて返信する。
夕方は斎藤孝彦さんとプロフェッションを語る会ZOOM会議。
病院にて母の様子も伺いながら・・・
23日(土)銀杏の葉の落ち葉が凄い、家の周り、事務所の周りを掃除して・・・勤労感謝の日を迎えました。
今、大好きな住まいの設計に取り組み・・・
さまざまな方たちの暮らし向きを考え続けられることに感謝・・・
ありがとうございます!
12日(火)午前中ポロのタイヤ交換を予約してあり対応。午後はタントのタイヤも新しい冬タイヤに交換。
F邸修景計画のフェイズ1の作業が続く。
13日(水)、久しぶりにTさんとお会いする約束。原村から富士見高原・・・八ヶ岳と富士山を眺めて・・・美しい紅葉真っ只中を走り北杜市へ。
修景の仕事が始まります!
14日(木)授業。午前中20世紀の建築家の考察。午後は卒業設計へ。皆なかなか面白い、頑張りましょう!
15日(金)叔父の三回忌となりました。法事を済ませての直会も故人を偲んで楽しく過ごせました。
16日(土)午前中に応募をいただいていたSさんとの面接はとても楽しく有意義な時間でした。これからも新しい仲間として一緒に良い建築をつくりましょう!
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(C) 文・かたくら たかゆき
5日(火)住まいの修景のアイデアを練っています。
6日(水)日本建築家協会登録建築家更新の申請。夕方、スタディグループのZOOM会議。
7日(水)信州の朝も冷えてきました。でも天気の良い一日。終日学校の授業。学生とね、心から向き合う一日は楽しいけれど、かなり疲れます(笑)
8日(金)長野地域会の出版について、僕の日程に合わせていただき僕の頁の編集会議をZOOMにて行う。皆さんに協力していただき感謝。
9日(土)僕が基本設計をさせていただき、創立10周年を迎える諏訪清陵高等学校附属中学校の式典があり、学校評議員として参加させていただきました。当時、大変御世話になりました先生方もお見えになり、嬉しく、楽しい時間でした。
夕方、家内と食事を済ませて母の介護。
Tさんから久しぶりにメールをいただきとても嬉しく思います。住まいの相談でした。これから大変楽しみです。
11日(月)前日から家内と様子を見ておりましたが、母が入院となり、忙しい一日。妹と家内と入院準備。
忙しいのでまとめることも多く夕方も仕事のまとめを家のアトリエにて。
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(C) 文・かたくら たかゆき
28日(月)視覚への依存が加速する現代、空間における五感を取り戻さなければならない。建築によって。・・・
この文章にひきづられて、本を購入した。
なかなか面白い。
30日(水)
F邸の調査業務を開始しています。法規関係、他調べています。
31日(木)一日授業。20世紀の建築家の考察は順調に進みます。午後の卒業設計のエスキスはどんどん進めていける学生は頼もしいが、個人差があり手のかかる学生への対応が難しい。
1日(金)11月になりました。
そろそろアイデアを練る・・・
2日(土)デイサービスからの連絡にて母の身体の状態が心配で、家内と病院へ。昼過ぎになってしまいましたが、検査の結果はそう心配することもなさそうということで、薬をいただき自宅に戻り母を休ませる。
3日(日)文化の日。前日忙しく、この日は事務所のアトリエにてアイデアを練る。午後ジョギング。
4日(月)家や事務所周りの落ち葉の掃除、窓の掃除・・・
洗車を済ませたポロ。来週にタイヤ交換の予約をしました。
家のアトリエにてプロフェッションの原稿も引き続きまとめて・・・
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(C) 文・かたくら たかゆき
21日(月)母のケアマネージャーのIさんが月一回訪ねてきてくださるので、30分ほど打ち合わせ。
22日(火)塚間町の家のプチ改修にてダイニングと和室の境に建具をスケッチして建付が終ったので納まりを見に行く。ピシッと納まり、空間も凛として気持ち良い。
午後歯科医院の残工事の打ち合わせを先生とY建設のNさんと行う。
23日(水)は斉藤孝彦さんとプロフェッションを語る前の2時間にて住宅建築設計・監理業務合意書の更新箇所の打ち合わせを郡山さんにご説明いただき討議しました。
24日(木)授業にて學校へ。午前中の20世紀の建築家、チャールズ・グワスミー、篠原一男、宮脇檀、チャールズ・コレア、マリオ・ボッタについての考察を開始。
午後の卒業設計のエスキス・・・宮脇檀の言葉(眼を養い手を練れ)・・・とことん考えて手を動かして欲しい。
25日(金)、5日に事務所を訪問されたFさんが、実家にお帰りになることで、伺っての調査を予定していましたので、構造の伊藤さんと一緒に伺う。30年経過した、お住まいを拝見して調査をさせていただきました。ゆっくりお話もお聞きしながら、一緒に食事をして午後まで調査となりました。
26日(土)妹夫婦の住まいの改修打ち合わせを予定していたので、H建設のO会長とも久しぶりにお会いして打ち合わせを済ませる。
ドジャーズ&ヤンキースの試合も盛り上がる・・・素晴らしい。
午後、多少ジョギング・・・
27日(日)母をデイサービスへ送り出し、家内と選挙へ。家内は実家へ用事。
いろいろと仕事のまとめをしようと準備をしていると東京へ戻るFさんから電話をいただき、お家の図面がありましたとのことでした。事務所に寄っていただき、必要なコピーができほっとしました。
きょうは何かと仕事のまとめ・・・
大谷選手の負傷も気になります・・・
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(C) 文・かたくら たかゆき
14日(月)はスポーツの日にてお休み。
事務所の屋根に上り樋の掃除とついでに柿を少し取る。秋晴の良い日。改修に改修を重ねた我が家を上から眺めるのも気持ち良い。
15日(火)O歯科医院の残工事もほぼ終了して、先生と確認を済ませる。
16日(水)竣工図等の整理もできて、小澤さんにはデータの整理を行ってもらう。長い間のデータの整理は、前任の柴﨑さんがきちんとやっていただいたので助かりますが、なお分かりやすくしていただく。
夕暮れの自宅・・・
灯りが嬉しい・・・
17日(木)授業。午前中は20世紀の建築家、5グループによるポスターセッション。午後卒業設計エスキス・・・
18日(金)家内が育てた庭先の小菊・・・つぼみが膨らみ・・・活けてみました・・・
夕方芝浦建築会役員会のZOOM会議。
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(C) 文・かたくら たかゆき
6日(日)母をデイサービスへ送り出して、家内は実家へ用事、午前中いろいろと用事を済ませて、大谷の3ランを見逃してしまった。
午後は芝浦工業大学校友会長野支部長の北村さん御夫婦がお見えになり、話が弾んだ。とても楽しい時間でした。美味しいマスカットありがとうございました!
7日(月)久しぶりに空を繋ぐ家(Nさん宅)へ伺い、今後の補修個所の確認をさせていただきました。いつも大切に住まわれていて嬉しく思います。
8日(火)塚間町の住まいのダイニングと和室の境に建具を取り付けることを依頼されていました。ようやく工務店の手が空き、朝のうちにスケッチを基に打ち合わせを行いました。毎日が住み心地良いということで嬉しいです。午後、茅野市Nさん宅へ伺い建具、左官、塗装の補修工事の打ち合わせ。
9日(水)家内が母を整形に連れて行ってくれたので事務所に居る。昨日忘れた傘と薔薇の花をNさんが届けていただき感激!ありがとうございました。
10日(木)前日、母が車椅子から滑るように転倒して病院で診ていただきました。学校の授業もあり、母のデイサービスへ行く準備をしていましたが、様子がおかしく、学校のお休みをいただき家内と母を病院へ連れていく。診察後に家で様子を見ることになりました。今日は予定が変わってしまいました。母も足が大分弱ってきました。学生たちのこと気がかりです・・・
11日(金)午後コピー機A2の入替となりました。前回と同じく、階段を回りきることができないので、クレーン付のトラックから、窓へとうまく釣り合げて、さすがに巧いものです。設定をしていただき気持ちよく頑張ります。
夕方先日お見えになりました、北村先輩から心温まるお礼のメールをいただきました。
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(C) 文・かたくら たかゆき
10月になりました。
歯科医院の修景も終了して、残工事は既存部分のカルテ棚作成や、多少の内部改修があり、2日(水)の午後、先生や施工者と打ち合わせ。夕方 住宅設計の実務スタディーグループの会議にZOOM参加。活発な議論が行われる。
10月の学校は衣替えの季節。20世紀の建築家ピエールコーニックのスタール邸はいつ見ても新鮮さに満ちている。他の建築家の考察も学生たちは楽しく取り組む。
住宅建築プログラム「ケース・スタディ・ハウス」の一環として建てられ、建築写真家ジュリアス・シャルマンの写真で有名となり、数多くのドラマ、映画、広告撮影のロケ地として使用された。なお施主バック・スタール(Buck Stahl)が全体の構造にインスピレーションを与えたのではないかとみられる写真や逸話もある(ウィキペディアより)
午後の卒業制作・・・コンセプトを深めよう。手を動かそう・・・
夕方は、JIA職能・資格制度委員長 南さんが司会の 「建築家職能 ~ その未来への礎(いしずえ)を探る ~「建築家」を考える シリーズ ①」にZOOM参加。今後、専業と兼業の方が一緒の団体をつくることは不可能と感じます。非営利性や利益相反のことが気になり質問をする。JIAも長い間建築家とは何か?という本質的な議論を続ける土壌を失っていると思います。僕らの斉藤孝彦さんとプロフェッションを語る会のメンバーは引き続き豊かな議論を続けていきます。
5日(土)メールをいただいていました、Fさんの訪問を受ける。東京、信州の2拠点生活を想定して実家を改修したいとのことでした。楽しい時間をいただきました。
午後歯科医院改修の現場へ、残工事排水口の位置判断。
武信さんが亡くなってから、斎藤孝彦さんとプロフェッションを語る会の大塚さんから2017年の住宅部会の日「武信さんに聞く」の記録が送られてきました。部会長を務めたこの年は渡辺武信さんや斎藤孝彦さんを交えての話合いもあり楽しかった。以後、語る会も6年目となりました。
それでは、堅固に感じられる家とは、具体的にどういうものだろうか。それを一言で言い表すのは難しいが、少なくとも、やたらに立派で堂々たる偉観を誇るような邸宅ではないことは確かである。人によって感じ方の程度が違うだろうが、住む人を威圧するような住宅は、精神的な嵐の際に頼りになるものではない。頼りになるのは、住み手の生活感・人生観に調和し、またある程度住みならされることによってその調和が時間的な厚みとなって蓄積された結果、その人にとって「これが私の場所だ」と思える感じが、すみずみまで行きわたっている家であろう。
嵐に耐える存在ということからすれば、家のイメージは城や要塞であってもよさそうだが、ぼくがそうしたイメージを避けるのは、城や要塞というと、なにかそこに籠っている人間さえも威圧するような超越性が入りこんでくるような気がするからだ。それに対して船というイメージは、それがどんな巨船であるにしても人間の意志で操れるという感じがあって好ましい。家は人間を保護してくれる堅固さをもって欲しいが、人間を超えたものであってはならない、とぼくは考える。ぼくは、うららかな日にはのんびりと、嵐の日には緊張して、自分の船を操り、時の海をよぎっていく船長でありたい(もっとも実際には船長は妻であって、ぼくは機関士ぐらいなのかも知れないが、それはどっちでもよいことだ・・・・・・)。
武信さんの御本をまた振り返る・・・
ぼくの家も築47年目を迎えた。最初はぼくの設計ではないが、数回の改修設計を経て、馴染んできました。武信さんの言われるように確かに船・・・
(C) 文・かたくら たかゆき
9月9日(月)渡辺武信さんの訃報が入った。ショックです。8日の朝亡くなられたようで前日までお元気だったようです。以前、僕が岡谷市内に設計した住まい丘水庵の隣が武信さんのご実家の敷地でした。設計当初、境に設計したコンクリート打放の壁を許可していただきたく東京のご自宅までお願いに伺い、了承していただきました。新築後、しばらくして武信さんはじめ住宅部会の皆さんが見学に来られました。同時に武信さん設計の平福寺の庫裏も皆で拝見させていただきました。お手紙もいただきました。
「片倉さん設計の住宅を好意的に評価したのは決して外交辞令ではなく、私でもああいうゾーニングをしたであろうと感じたからです。もちろん細部のデザイン、特に漆塗りの色鮮やかな床の間などは、私には絶対にできないという意味で抵抗もありましたが、それは他のクリエーターの個性に対する興趣でもあります。
と御親切に語りかけてくださり、最後は武信さんのサインが入っておりました。大変嬉しく感激しました。
住宅部会長をさせていただいた時も大変気にかけていただきました。2017年4月21日(金)住宅部会の日には建築家の聖地、建築家倶楽部にて、「武信さんに聞く」と題して、モデレーターの郡山毅さんが武信さんの建築とその生き方に迫り、映画評論家、詩人としての生き方にも広まり大変楽しい時間でした。
(写真提供:住宅部会 米田さん 大塚さん)
12日(木)郡山さんから武信さんの詩「風の中から」が届きました・・・
武信さんの4部作、住まい方の思想、住まい方の演出、住まい方の実践、住まいのつくり方のすべてを読み解いた。武信さんは「住まい方の思想」の中で繰りかえし語る『私性』とは何を伝えようとしてきたのか・・・
建築家とは生き方・・・住まいは設計者として働くうえでも最小限としてかけがえのない一つの信仰、そして人間を超えないという意味でいえば等身大の信仰であるともいえる・・・武信さんからの教えが今も心に響きます、
単なる設計者と真の意味での建築家の違いを、さらに突き詰めて考えれば、建築家の業務は、利益を追求するビジネスではなく、倫理に縛られていると言えよう。倫理を伴うことによって建築家の業務全般は職業(Job)ではなく職能(Profession)となる。・・・と述べております。
我々建築家は、今の社会における建築家のプロフェッション・・・議論を続けていかなくてはなりません。
(C) 文・かたくら たかゆき
修景した時に以前から使用していた給湯器を水道直圧式に変えたいということで、賛成。設備屋さんに連絡しました。
他にもいろんなお話をお聞きして、美味しいコーヒーとチーズケーキ、果物等をいただきました。ご主人の書斎コーナーも情報に溢れていてとても良かった!お花の先生でもいらっしゃる奥様の華麗な活け花にいつも魅了されます!
でもこの時間は貴重です!
母が整形の診察の日となり、家内と母を病院まで送り、僕は仕事に戻りまた迎えに行く。
家にてくつろぐ・・・最初のビールが美味い!
午後歯科医院の第二期解体部分の様子を見に行く。一部の基礎脱型後のホールダウンの位置も確認。今後の連結部分の様子も図面と照合。
今の時期、毎朝の活け花には、庭先の桔梗もツユクサも活けるには有難い。
住まいの設計活動を通して住まい専門の建築家がありのままに毎日の生き方を語ります。
クライアントの方たちや家族そして自然との対話の中で常に暮らし向きの良い住まいを創造したいと思います。
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