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今週のコラム
12日(木)新学期を迎えた学生たちは気持ちもフレッシュである。映像を写してのスライドレクチャーと設計製図の課題出題。建築が好きになってもらえるようにまた自らの個性を活かしながら制作に取り組んでいただきたい。
13日(金)ようやく、Ya邸の修景準備工事のためにS建設や関係の職人さんらが集まり工事開始前の打ち合わせを行う。その後、工事契約に立ち会う。良き日に恵まれ、気持ち良い季節のスタートです。建築家の故宮坂修吉先生がまとめられたこの家は前にも記述したように鉄骨構造のスパンをうまくまとめられて3世代が気持ち良く住まう家です。改修にも自由度があり、以前から何回も改修されて今回になります。住み手の生活に対応できるフレキシビリティーを備えた住まいは長く大切に住み続けられることにつながります。そのためにも現在の暮らし方の解読が大切なヒントになります。受け継ぐ住まいの力・・・リノベーションに取り組んでいると建築の姿の奥にある歴史や住まい方の豊かな力を感じております。
14日(土)週末のJ2サッカーようやく山雅の勝利!桜が満開・・・アトリエの周囲も花たちが賑やかになりそう・・・




(C)文・かたくら たかゆき

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3日(火)Ya邸修景が始まるために変更訂正図面の説明とS建設からの見積内容をクライアントご夫婦に説明。おいしい昼食をいただき和やかな会話後、アトリエに戻る。16時、西日の強い建築に以前からライトシェルフをうまくデザインできないか考えていて、サブコンのSさんと打ち合わせをしてイメージを拡大していく。
4日(水)Yj邸修景は完成間際。内部の調整をしたり、新しい建具が入ったりと着々と完成に向かう。
5日(木)午後は諏訪清陵高等学校・附属中学校の入学式へ参列桜が満開の校舎でした。アトリエに戻り、始まりました、2件の現場打ち合わせを済ませる。
6日(金)柴崎さんと昼休みの時間に改修プロジェクトの実測調査を行う。

話しは変わるが、デザインビルドとは設計・施工の発注を一括して行う方式を指し、米国で1990年にこの流れが生まれた。質とコストの目標を的確に達成することへの要求が高まってきたことでもあります。ゼネコンの立場を優位と捉え、建築生産の効率や工期を短くするメリットをあげるが、こうした協力体制をとるのであれば建築家が中心となりクライアントの期待に応えるのが望ましい。ゼネコンには設計者が意図したクライアントの要求や社会的要求を十分に理解して施工計画を考えていただく。チェック機能は建築家が中心となり全体のバランスを考えて建築の高い品質とコストの透明性を維持していくことが大切かと思います。

7日(土)、8日(日)と寒い。時折雪が舞う。特に日曜日の午前中は、あたたかい春の日差しを・・・と言いたいところですが、冷たい風。晴れてはいるものの これからお世話になる畑を家内と整えきれいにする。
午後・・・
休みというものの仕事のストレスがなかなか消えない・・・
松本山雅の応援をDAZNから大型画面に映し観戦。なかなか勝てません・・・
9日(月)朝から寒い。柴崎さん池上君とミーティングをして仕事を始める。



(C)文・かたくら たかゆき

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22日(火)午後、岡谷市役所企画課にJIAの川上さんと打ち合わせに伺う。すぐに事務所に戻り、進行中のプロジェクトについて打ち合わせ。難しい修景プロジェクトに取り組みます。
28日(水)小泉山森の家地鎮祭。この日の地鎮祭は天気が良く素晴らしい一日となりました。花粉症の僕にはきつい一日です。午後は修景プロジェクトの打ち合わせに柴崎さんと伺う。計画の打ち合わせと内部を確認して、次回は設備の方と一緒に調査の予定。
29日(木)午前中にY邸修景現場へ。外壁のイメージが違うのでやり直しをしていただくこととなりました。この日も修景プロジェクトのことでアトリエ内の打ち合わせが続きます。
30日(金)我が家の風呂の目地の補修にタイルやさんが、来てくれました。家は細やかに手を入れていかないと・・・
31日(土)次年度の建築学科の授業打ち合わせに一日。
1日(日)春の暖かさ・・・家のこと、室内の整理。ペレットストーブの点検を終えて、家内が用意したピンクの椿を活ける。花言葉に「控えめな美」「控えめな愛」「慎み深い」とある。日差しが濃く感じ始めた春の室内には他の白い花と調和するような気がします。サッカーJ2松本山雅と大宮のテレビ観戦。終われば諏訪湖周辺のジョギングに行くので僕も運動できる姿にて大型画面に集中。ひやひやドキドキだったが、ようやく山雅、一勝。アルウィンのホーム戦。大勢のサポーターに囲まれて素晴らしい日となりました!
2日(月)全国的に新入社員の入社式のようです。娘も入社式の日を迎えた。うぐいすが鳴き始める朝・・・花粉症はつらいが春の日差しは気持ち良い。現場からの電話・・家の玄関に足の不自由な母用の手摺り工事・・・4月から始まる修景の住まいの見積もりが届く。午後は難しい、修景プロジェクトの現場調査と打ち合わせに柴崎さんと。
15年勤めた池上君が4月一杯にて退職します。住まいから様々な建築の計画を一緒にできる方1名募集しております。ITに強いかたお待ち申しあげます!

建築意匠設計・監理・設計アシスト STAFF募集

(応募締切:2018年4月30日 選考:2018年5月)

住まいから地域環境のデザインを一緒に!

・35歳程度までの建築士資格保有者
 もしくは建築系4年生大学卒業以上の
 IT関係に強い方 1名

・応募方法

 諏訪地方等通勤可能範囲の方
 履歴書(写真貼付)職務経歴書 ポートフォリオ
 を郵送してください。


(C)文・かたくら たかゆき

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20日(火)は卒業式を終えて戻った娘と挨拶に回ったり、今後の準備にと一日費やして、夕方は家族で卒業祝いの夕食でした。4年間建築を志して頑張ったこと、3年生の時の楽しい課題作業は前日訪れた教室の恵まれた環境を見ながら、辛くとも楽しい時間であったと思う。そして本人が伸びた時だと思う。幸運にも卒業設計が第一位設計大賞をいただき、雑誌近代建築の6月号に掲載されるとか、勧めた建築をなんとか楽しく学べて良かったと思う。就職先への引っ越しの準備とかで慌ただしく21日(水)朝、東京へ戻る。
次の仕事の地鎮祭の日。純白の清め雪。大雪となりました。特急あずさはすぐ運休するので、娘も早く戻り安心。

22日は、娘の大学の卒業式を含めて、学校評議員を務める諏訪清陵高等学校の附属中学の卒業式にて今月4回目の卒業式に出席。
この日一緒に斉唱した清陵賛歌は懐かしい。

明けゆく富士の影清き

衣ケ崎の潮風に

希望の鐘を鳴らしつつ

いま新しき校風を

築くわれらに光輝あり


その後の卒業生の合唱「このみち」には涙が流れた・・・

23日(金)は建築家協会の住宅部会の日+納会・総会へ出席のため神宮の建築家会館へ。
斎藤孝彦さんの名誉会員の証授与式を迎えた。スピーチは大変内容のある建築家のプロフェッショナリゼーションのお話でした。斎藤さんに喜んでいただきとてもうれしい!
部会の皆さんによるディスカッションも交え時間が足りないくらいでしたが、納会・総会を終えて建築家俱楽部にての懇親会は渡辺武信さんの乾杯に始まり大変有意義な時間でした。部会内でしか話し合えないようなホットな話しも楽しい・・・
皆さん一年間部会長の僕を支えていただき大変ありがとうございました。
いろいろと実り多き今年度を終了して、また新しい気持ちにて新年度を迎えます。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。



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この3月にて関東甲信越支部の住宅部会長の任期を終え、23日(金)に納会・総会となります。忙しい一年でしたが建築家としての自分の生き方を見つめる時でもありました。地域の動きに対しても職能団体としてきちんとものを申していかなくてはならないと思います。
14日(水)夕方は三沢区のコミュニティー施設の調査検討委員会に出席。ここでも建築家として意見を述べる。
15日(木)夕方は久しぶりに長野地域会の執行部のメンバーが館設計工房の丸山さんのところへ集合。次年度の内容について議論。
16日(金)なんだか寒く感じる一日。K工務店にて小泉山森の家工事契約の立ち会い。この日は喘息をのため入院していた母が退院となり、ようやくほっとする。僕たちも疲れのせいか身体の調子が今ひとつ。
17日(土)池上君は法事にて休み。柴崎さんと仕事のこと打ち合わせ。今後のこと等・・・方針を話し合う。
3月19日(月)大学4年生の娘が卒業式を迎えました。お世話になったアルバイト先の開都の皆様に御礼・・・
そして愛子に製図室を案内してもらった。深石先生にも挨拶・・・課題制作の多くの模型作品。恵まれた環境での学習に感心しました・・・建築教育に関わる僕も親として大変うれしい一日でした。

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8日(木)一級建築士定期講習にて一日講習会。3年毎に受講して考査があり大変な時代になりました。9日(金)夕方は、10日(土)の我々のOZONEセミナーを含めて住宅部会の市民講WGはTV会議にて参加。集中してこの日は凄く疲れ、終了後食事もあまり食べられなかった。ここのところ疲れがたまる。
10日(土)OZONEセミナーのため新宿へ。郡山さん宮島さんと地下の喫茶店で待ち合わせ。大塚さんも取材に来てくださり、うれしい!僕たちのこの日のテーマは

世代を超えて住み継がれる住まい 
~住み手が生み出す、住まい方の思想~

省資源と温熱環境、環境保護、という時代を象徴する社会的思想の背景から新築、改修、どちらにおいても使い続ける居場所に住み手の人生観、思想が見えてきます。毎日の使い方に寄り添う設えが必要です。豊かに長く使い続ける暮らし方、住まい方の方法を広く考えてみましょう。毎日使う「場」が洗練されていくとそこには生活の思想が見えてくることに気づきます。毎日使う場所は祈りの場、精神の居場所ともなることでしょう。まず始めに、なぜ住み継ぐことが重要なのか?僕の問いかけから話しは始まりました。
なぜ長く住み継ぐことを重要視するのか?愛着って何でしょう?3人がディスカッションをしながら住まいを暮らしから見つめてみました。

住み続けた結果として生じる本当の満足を得られる住宅はそのソフトである「住まい方」が大切になります。「毎日愛着を持ち使える設え」を工夫した都市型の合理的な住宅を考えてみましょう。景観との調和を含む「修景」という建築の在り方は家族の思い、住み手の使い方が家の歴史と積層していくことにより世代を超えて住み継がれる住まいがいかに大切かを理解できます。

●時代を乗り越える力とは?
●古いから残す?本来の残す価値とは何でしょうか?
●都市住宅の葛藤
●建築のもつダイナミズムを考える                 
●豊かな風景をつくる
●以上をふまえたリノベーションとは?

僕が民家の修景を通しての発表を行い続いて
郡山毅さんから   
長く住み継ぐこととその「現代的な」形について問いかけ。
現代的な家族形態、特に単身世帯を例に
・一族で引き継ぐから「流通させる」を意識する:可変性。
・密集地/狭小地だからこそ求められる外部空間との関わり。
・個人の価値観、ライフスタイルを住まいの形へ。
・「ハレ」と「ケ」:「ハレ」を住まいに呼び戻す。ハレが日常を豊かにする。
※小さな住まいだからこそ公共の場を住まいにとりこむ、災害時の対応も話しあうことができました。

宮島亨さんから
これからの住まいづくりにおいて住み継ぐ事ができるようにするにはどのような視点が必要かを語っていただき、なお小石川の家(林昌二、雅子、私達の家)と石津邸について触れていただき。もちろん愛着があり引き継がれたという背景もあると思いますが、やはりその住まいの持つ建築的、空間的な魅力がそうさせるというダイナミズムを感じる作品です。
※持続可能であるためには、空間の骨格がやはり重要だということを再認識しました。
 
住宅は生活行為の一つ一つ、それに使われる道具の一つ一つに、きめ細やかに対応する心づかいが必要であり、物と収納の関係を始めとして毎日工夫して使用していくことにより愛着が持てるようになり、その「場」の使われ方も洗練されてきます。暮らしの空間に思い出を収めることにより時に耐える力を持つことにもなります。
世代を超えて、長く使い続ける幸福な暮らしを目指すには、住み手の生活に対応できるフレキシビリティーを持つ空間構成(ダイナミズム)が大切にもなります。


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27日(火)、28日(水)にかけて建築家会館にて
認定まちづくり適正建築士セミナー が行われた。

趣旨は 良質な建築、美しいまちづくりのための専門家ののですが、良質や美しいといった定性的な判断基準は、専門家をまじえた協議調整が必要です。これには建築の専門性のみならず、都市計画やまちづくりに関する知識、多様な意見をまとめるファシリテート能力などが求められrます。また行政へのまちづくり条例策定の支援、アドヴァイスを行う専門家です。この資格を一般社団法人まちづくり適正支援機構が認定するものです。

という連さんからの案内もあり住宅部会の有志と受講させていただきました。

一日目
●都市計画と住民参加のまちづくりー歴史と概要、その意味ー  野澤康
●分権まちづくりにおける法律と条例の関係ー具体的まちづくり事例から考えるー松本昭
二日目
●まちづくりにおける建築士・建築家の役割ー多様な立場・事例紹介ー三井所清典
●ファシリテーターとしての建築士・建築家ー日本版CABE・事例紹介ー連健夫
どれも大変魅力的な講義内容だった。
岡谷市も市民参加型の基本条例を制定しております。市と市民の協働のまちづくりについては僕がマスタープランの策定に携わってきましたので進み方も気になるところです。地域のまちづくりに大いに協力していきたいと思います。

3月になりました。2日間留守をすると連絡毎が多くて大変です。週末は大変あたたかくなりました。寒さが続いた諏訪地方。福寿草が咲き始めました。

3日(土)は諏訪清陵高校の卒業式。学校評議員の立場にて参加する。大きな希望をもって頑張ってほしいと思います。
午後は妹夫婦と甥と一緒に父の墓参りを済ませて食事会。
6日(火)はUejobiの卒業式。卒業式から夕方の謝恩会まで長い一日でした。自分に自信をもち頑張ってください。

7日(水)昨日から寒い一日・・・大学を卒業する娘から 卒業設計の設計大賞をいただいた作品が雑誌「近代建築」に掲載されるとか・・・喜ばしいことです。



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20日(火)午前中は恒例の診察日なので母を病院へ連れて行く。午後は小泉山森の家の打ち合わせと終了後に確認申請書を茅野市役所へ届ける。
21日(水)午後はリノベーションの建築のプラン説明。だんだんと良い雰囲気になってきました。
22日(木)修景現場の進捗状況の確認。
23日(金)は住宅部会の日。神宮の新国立競技場は鉄骨の骨組が大分できてきました。15時から郡山さん宮島さんと3月のOZONEセミナーの打ち合わせを行う。その後企画運営会議の後、部会の日の企画。防災はまちづくりの入り口でもあります。地域に対して建築家ができることは何か。ということで郡山貞子さん宮島亨さんに進行していただきました。
言うまでも無く、災害はいつ起こるかわかりません。災害が起こる前に被災後のまちづくりを考える「事前復興」に対し、 積極的に取り組むことは専門家に限らず重要なことです。
平常時からの取り組みが、災害という非日常の生活を早期に日常化させるために重要です。住宅部会の会員一人一人が、地域社会や政府や地方自治体に組織的、継続的に関与する仕組みを構築できればと望んでいます。庫川尚益さん、郡山毅さん、高橋隆博さん、飯沼竹一さんより日常実践されている、地域との関わりについてお話しをお聞きしました。知識を得る会というより、一緒に考え、話し合う貴重な時間でした。
24日(土)の午後は、岡谷市旧庁舎活用チームの模型作りに参加。夕方まで住戸制作。良い雰囲気になってきました。岡谷市旧庁舎活用チームの模型づくり、全体を俯瞰していると、まちを形成していくルールづくりが必用です。昨日の住宅部会の話に共通しますが、災害が起こってからでなく事前復興を考えての 市民 + 建築家 が一緒に文化的なまちづくりを考えていくべきだ!



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12日(火)連休後のスタートとなりました。寒い日が続きます。仕事も錯綜しているプランもあり柴崎さんと打ち合わせ。池上君とは進行中の住宅について設計打ち合わせをする。
14日(水)武井武雄生家についての新聞報道もあり、窪寺さんと一緒に岡谷市ブランド推進室と子ども課を訪問して今後についてヒアリングをする。プロポーザルにするにもそれぞれの立場の方の調整が必要であり成功の鍵は応募要項にあると思うのでJIAとして支援の立場を伝えた。
夕方オリンピック、スピードスケート、複合スキー、モーグル男子ハーフパイプに感動。特にスピードスケート小平選手。1000mは惜しくも銀でしたが、500mは闘志がわきあがってくると思います。頑張ってください!
ペレットストーブの前にて一日の反省をしながら観戦。
小平さんの記事を紹介します。
所属する相沢病院の理事長の愛情が素晴らしい!女子1000メートルで銀メダルを獲得した小平奈緒(31)は、2009年の信州大卒業後、地元の長野・松本市にある相沢病院を所属先として活動してきた。14年春から2年間の単身オランダ留学の際は長期出張扱いとするなど、献身的に支えてきた同病院の相沢孝夫理事長(70)がサポートの理由を明かした。現地で応援した2014年ソチ五輪が終わって間もない春だった。オランダへの留学を願い出てきた小平を、相沢さんは二つ返事で送り出した。スポーツ障害予防治療センターの職員として籍を置く小平を長期出張扱いとし、背中を押した。9年間に渡る支援者は理由を語る。「地元の長野の選手が、やりたいように競技を続けられないのはおかしい。彼女らしくスケートをしてくれれば病院も患者も地元も前向きになれる」信州大を卒業後、それまで師事した結城匡啓(まさひろ)コーチ(52)とともに活動できる所属先が見つからず、行く当てもなく訪ねてきた小平を09年に受け入れた。アスリートを雇用するのは病院としては異例で初めてのこと。反対する声があっても「僕が給料を削ってもいいと思っていた」と明かす。給料はもちろん、家賃に遠征費、オランダ留学の滞在費だって支援した。海外遠征の航空便のビジネスへの追加費用も負担。年間で約1千万円の活動費をサポートする。3代続く医師で、父からは「利益が出たら世のために使え」と言われてきたというが、脇目を振らずに競技に打ち込む小平の姿勢に心を動かされた。「スケートに人生をかけている。あれだけ追求できる人はいない」と支え続ける。 小平は「ずっとお世話になって、家族が増えていく感じ。2月はたくさんの人を笑顔にしたい」と病院への感謝を胸に滑った。「大柄な選手ばかりで(小平が)一番小さい。あんなに小さな日本人でもここまでできる」と相沢さん。小平の海外遠征から帰国後は、決まって松本市内のすし店で食事をするのが楽しみだ。「今できることを全力でやる小平さんの生きざまが好き。だから人の心に何かを残すのだと思う」と周囲の思いを代弁した理事長。金メダルという結果以上に、小平の滑りは人を魅了し、力を与えた。・・・(ネットのニュースから引用)


17日(土)18日(日)JIA長野地域会の建築祭と学生卒業設計コンクールを
終えて・・・ようやくこの美しい時間がやってきた!小平さんの500mの素晴らしいレース!金メダル素晴らしい!
そして・・・溢れる涙が止まらない。そんなイ・サンファに寄り添ったのは小平さんだった。

美しい光景だった・・・(画像はネットから引用)

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6日(火)JIA支部資格制度委員会がありJIA館へ 更新該当者の状況、新規登録建築家プレ審査、と実務訓練修了者のプレゼン審査を行いました。倫理規定に立ち帰る貴重な時間でもありました。審査委員の多くが住宅部会のメンバーであることも貴重。
7日(水)Nさん宅へ手直し箇所の確認。午後は今始まろうとしている修景計画の打ち合わせ。
8日(木)先週の発表会にて話ができなかったこと等,学生個人個人の作品と今の考え方を講評する。学生の質問やらJIA作品コンクール出展のまとめの作業中の学生から質問を受けてアトリエに戻る。この日は夕方小泉山森の家の打ち合わせもあり忙しい一日となった。
ここのところ厳しい寒さが続き、寒い。諏訪湖も御神渡ができ、東京から等見学の観光客も多く混雑。
9日(金)平田のシェアハウスの改修から6年目。クライアントの岩垂さんの訪問を受けて楽しい話。バドミントンアカデミーと建築の話・・・生き方・・・教育・・・楽しい時間でした。
10日(土)小堂見の家 クライアントの遠山さんが毎年、年の始めにご挨拶に来ていただき心が温まります。18年目を迎える住まい。快適に過ごされているとか・・・うれしいです。
この一週間仕事、懐かしいクライアントとの出会いと新しい展開・・・
夕方は上諏訪の仙岳にて大学の校友会諏訪会がありました。先輩方と大変楽しい懇親会でした。
11日(日)雪の朝・・・しっとりした重い雪。雪かきが大変・・・天気の良い日となり暖かく感じる一日となった。隣組の懇親会があり楽しい一日でした。
12日(月)連休・・・オリンピック スノーボード競技に感動。雪の降る日。
家内とおひな様を和室に飾る。
午後は、ペレットストーブの前にてオリンピック競技の観戦。
テーブルには武信さんの「住まい方の思想」・・・
「私性」を大切にする一日・・・


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30日(火)寒い雪の一日になりました。1月は流石に寒い日が続きます。2月に入り学生たちの作品発表会になりました。力作が揃い今年は内容のある講評会になりました。まだまだ言い足りないところもあり今週の最後の授業にて伝えたいと思う。

夕方帰りの雪は凄かった。無事に帰れて良かった。
2日(金)申請書作成のため法務局へ出向いたり、クライアントと今後の打ち合わせをしたりと忙しい一日となりました。
3日(土)午後の時間は諏訪清陵高等学校スーパーサイエンススクール(SSH)「課題研究」発表会及び附属中学校学習発表会に出席。吉田五十八設計の諏訪市文化センターのホール。断熱材が効いていないので寒い・・・仕事の急用ができ途中退席。
娘からライン・・・大学も4年生最後の卒業設計の発表会があったようです。学生大賞に選ばれたようでした。まだまだ数々の課題はあると思います。...
諏訪湖周辺の歴史と文化、自然を人が繋いでいくというコンセプトを一枚の葉をヒントに展開していたようです。
ご苦労様!

大学に入る頃は食の方向に進みたいと言っていた娘が建築に目覚めた...親として感慨深いものがあります。

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1月24日(水)前日の全国的な大雪から寒い朝。父の命日を迎えた。七回忌の塔婆を菩提寺の真福寺からいただき仏様に供えました。
25日(木)雪、和田峠-12℃を通過。学生達の追い込みの図面を見るのは楽しい。一人一人に講評・・・
26日(金)住宅部会の日。企画運営会議を終えて 会員の作品トークを次期部会長の高橋さんが進行。大変内容があり、新しい建築家のビジネスモデルも感じて、またベテランの濱田さんの建築に魅了される。家に戻ると特急あずさが遅れて、落ち着いたら深夜の作業・・・
27日(土)午前中久しぶりに構造の伊藤さんとこれから計画している建築の方針の打ち合わせを行う。午後、小泉山 森の家の打ち合わせ。ローコストであるからこそ、クライアントの正直な人生観に包まれた建築にしよう!
ぼくが嫌いなのは○○風という表現。クライアントが今の自分に向き合い、ストレートに潔く表現できれば良いのではないか!質素、素朴で良い。今後の計画的な家づくりを考慮しながらも、必要な空間の今後を読みとり品良く創る!これだ。と打ち合わせをしながら実感した。若いクライアントとの美しい共感!
28日(日)雑誌KURAの住宅の取材に久しぶりに岡沢さんが我が家に来訪。打ち合わせをして、午後の取材に向かう。この日の朝は-10℃だったが、赤々と燃えるペレットストーブの暖かさに包まれ取材が進行した。クライアントの喜びの姿を見て感動・・・



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15日(月)夕方住宅部会の市民住宅講座WG。次年度のコーディネーターのテーマも持ち寄り主査の湯浅さんの進行により深い議論になりました。僕は「住み継ぐ家」が個人的には最重要テーマ。職能団体として生き延びていく社会について、身近な設計と暮らしを通してどうしたら良いか伝えていきたいと思っています。
16日(火)建築家故 宮坂修吉さんが手がけたY邸の改修をこの春ようやく施工していく準備もできてクライアントご夫婦と設計内容を確認する時間を持てました。もう40年くらいにかけて二世代が住まう家となり改修を重ねた履歴があります。今度は三世代が住まうお家として改修していきます。仲良く暮らしていらっしゃいます。宮坂先生の設計の凄いところは鉄骨造にて大きな空間を構成して内部の木造の壁等がいかようにも変換されてきまして住み手の生活に対応できるフレキシビリティーのある空間であることに気づきます。これこそ今求められているつくり方ではないだろうかと思うのです。ですから設計者としては最初の設計条件の読み方は、大切なところです。同じ鉄骨造であってもY邸と違い僕の家は比較的短いスパンで鉄骨の骨格ができている。初期の設計は地元の先生です。改修した時に見ると、鉄骨造の土台が枡組にしてあり基礎のボルトが溶接されているのを確認して、しっかりした構造だと感じた。改修時に基礎断熱は予算と施工順序の関係で無理と判断して床断熱を継続しました。改修時の断熱方法には家の履歴もあり良く調べることが必要です。そうした履歴を調べて、積層して改修してきた我が家は、僕が毎朝活け花をしてところどころに設えます。皆さんのお家に比べればたいした「場」でもないのですが、大変愛着が持て楽しい毎日です。暮らしを通して・・・不合理な面も多々ありますが、僕は「家」が大好きです!そして住まいの暖炉は多くを設計してきましたが、自宅には、武信さんと同様ペレットストーブを入れた。
武信さんは ガストン・バシュラールの言葉を次のように紹介した。

「焔はわれわれをして初めて見るようにとさし招く。われわれはそれについて無数の思い出を持ち、それについて、まさに、ひとつのきわめて古い記憶をもつ者として夢見るのだが、しかもわれわれは万人と同じようにそれを夢見るのであり、万人が思い出すように思い出すのである。その時、焔を前にした夢想の最も恒常的な法則のひとつに従って、夢想家は、もはや単に彼自身のものばかりでないひとつの過去、世界の最初の火の過去のうちに生きるのだ」「蝋燭の焔」 渋沢孝輔訳
今の時代に目に見えるかたちでの焔の復活はペレットストーブは、わかりやすいかもしれない(笑)

大雪の朝になりました。


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寒い一週間が始まった。アトリエの作業にてペレットストーブは欠かせない存在になってしまった。各地で大雪の情報もあり11日(木)は和田峠の雪等が心配のため授業に早めに向かい余裕をもって学校に到着する。行きも、帰りも峠は-8℃とあり寒いことは当然ですが、怖いのは路面の凍結なのでこの時期は嫌だなと思う。学生たちの気持ちの入った卒業制作は指導していても気持ちが良い。発表会の日が楽しみです。
家に戻ると家内がペレットストーブに火を入れてくれてあり、玄関ドアを開けておかえりと迎えてくれる炎に心が安まるものです。夕食を終えパソコンを開くとクライアントからのメ―ル。
この日は柴崎さんが一級建築士の定期講習のため池上君が事務所に留守番の日でもあり、日中電話連絡をしていたが、問題もなく一日を終えたようでほっとした。
12日(金)打ち合せの準備等整えていると久しぶりに雑誌KURA岡沢さんから住宅の取材依頼がきました。夕方からクライアントとの打ち合わせ。改修を含め難しく内容があります。しかし再生、増築して全体が調和がとれる姿を想像するとうれしい。充実した楽しい打ち合わせの時間でした。
14日(日)ペレットストーブに火を入れてクライアントと住まいの設計打ち合わせ・・・ローコストの家、ローコストだからこそ正直な空間、持続可能な空間が求められる。大変楽しい時間でした。
その後気分もすっきり諏訪湖周辺のランニング・・・寒い!身も心も ピシッ!


(C)文・かたくら たかゆき

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連休2日目の8日(月)午後は雪になりました。こんな日は家のアトリエにて高校サッカーの決勝を観戦・・・仕事の計画に目を通しながらいろんなことを考えています。

今年もきめ細やかに生活を見つめ続け、かつ大胆な提案をしていきたいと思う。
今世紀最大のテーマは「持続可能」と住宅部会にて述べてきました。

しなやかに
美しく様々な変化に対応できる建築や環境、まちづくりを目指していきたいと思います・・・



(C)文・かたくら たかゆき

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あけましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願いいたします。
4日(月)菩提寺の真福寺恒例の厄除聖観音大護摩供法要に参加して御札をただきお仏壇に供えます。


お護摩のご修行は、奥深い内容を秘めた哲学的な意義と、真言宗という、正しい密教の教理に裏付けられた荘厳な宗教儀式のようです。
お護摩とは、梵語でホーマ(homa)といい、〈焚く〉などの意味をもつことばで、仏の智慧の火を以て煩悩(苦の根元)を焼きつくすことを表します。
合掌して、このお護摩によって、家内安全、商売繁昌、病気平癒、心願成就など、開運の祈願をしていただきました。
 
最初に皆で唱えます。
 
かたよらない心 こだわらない心 とらわれない心
広く広くもっと広く これが般若心教 空の心なり・・・
仏法は まるい心の教えです
仏法は 明るい心の教えです
仏法は 清らかなる心の教えです
仏法は 静かなる心の教えです
仏法は おかげさまなる心の教えです
仏法は 無我なる心の教えです
仏法は 大慈悲なる心の教えです

明日から仕事始めとなります。皆が健康に気をつけて 家庭に仕事に住宅部会・・・山雅のサッカー観戦と楽しく頑張っていきたいと思います。
良い年になりますよう

(C)文・かたくら たかゆき

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19日(火)部会の日に連さんから連絡いただいた2月の認定まちづくり適正建築士セミナーへの受講振込を済ませる。
20日(水)池上君とY邸修景計画の現場へ。難しい部分を超えて、棟梁もひたむきに建築に向き合う。
21日(木)学生達とは今年最後の授業。20世紀の建築家たちのまとめの最後は林雅子論。地籍、人籍。僕も大好きな林雅子さんの建築。氏はずいぶん前から持続可能な社会はもちろんのこと、本来日本人の求めている美意識を指摘している。
ここに氏の言葉を記す。

「目的とする空間を構成するのに、「コトを単純に」「モノを少なく」納める心がけは、今日では、資源のサスティナビリティーとか、地球環境の保全といった観点から理解されるようになってきた。それは結構なことであるが、もともと単純でモノの少ないことを尊ぶ美意識は、日本人が求め、洗練を重ねてきた、日本文化に内在するものであった。私はそれを尊重、継承したいと思いながら、設計を続けている。」

22日(金)今年は例年より寒くなるのが早いこともありペレットストーブのペレットが間に合わないようです。ここでまた注文。
23日(土)父の健在だった時からお世話になっていたNさんと恒例の長いも等の暮れからお正月の用意を兼ねて山形村へ、毎年大学時代の恩師石川先生にも送る。ご無沙汰しています。先生お元気かな?夕方はワインを飲みながらゆっくり過ごす。
24日(日)良い天気が続き、午後は少しジョギング・・・

今週は29日(金)のクライアントとの打ち合せを最後に年末年始のお休みに入ります。今年一年大変ありがとうございました。来年も良い設計ができますように頑張っていきたいと思います。
引き続きどうぞ宜しくお願いいたします。
 

(C)文・かたくら たかゆき

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15日(金)住宅部会では利美さんの旅の講演の後盛大な忘年会となりました。

16日(土)のLIXILセミナーは内容のあるセミナーとなりました。

■大川さんより
・日本の住宅は、量的にはすで足りているのはご存知の通り→空家が増えている(8 軒に1 軒が空家)
・それでも未だ新築を年間90 万戸程度建てている→(一部を除いて)建物寿命が来ているのではない→建替えの理由提示・・・耐震や温熱環境など性能に対する不安を理由にする事も多いが、これからは
その割合は少なくなって行く→ その都度建替えているとライフスタイルが変化する25~30 年事に建替えないといけなくなる(現に日本の住宅の寿命は26 年程度と言われている)
・構造や断熱などは改修・リニューアルしてクリアー出来る。設備は消耗品なので、一定期間に更新の必要有り。→コストは建替えない方が得な事が多い→そこには、性能だけではない何かがあるのでは。。。

<事例によるプレゼンテーション>

■片倉・・・・改修事例
・修景 景観との調和を含む「修景」という建築の 在り方は家族の思い、住み手の使い方が 家の歴史と積層していくことにより世代を 超えて住み継がれる住まいの在り方がいかに大切かを理解できます。
・愛着 住み手の人生観から生まれる住まいの価値、毎日使う場所の洗練が生活の思想を表す、毎日使う場所は祈りの場、精神の居場所
・温熱性能の向上
・住まいてが生み出す住まい方の思想
・暮らしの肯定・歴史の継承

■小山さん・・・・事例
「住み継がれるデザインと住み継ぐデザイン」
~両方ともサスティナブルな社会には大切なアプローチ~
◎住み継がれるデザイン(新築等)
・住まい方を自由にする建物の輪郭を創る。
・自由な空間を造るために、出来る限り構造と外皮を融合させる。
・また、後から直すのが大変なものをしっかり造る。
◎住み継ぐデザイン(リノベーション等)
・既存建物の文脈を理解して、良さを引き出す。
・実際に、物理的に動かせる所と動かせない所を整理する。
・物理的な制約に対して、新たに前向きな解釈を与えて活かす。
◎共通して大切なこと(ストーリー)
・一度見たら忘れないような愛着の持てる個性を創る。
・制約を少なくして、空間の自由度を高める。
・住まい方のイメージを喚起させる。

■まとめへ

長く住み継いで行く為に大切な事

1、コストが掛からないで住める→ランニングコストを少なく、適切な時期のメンテナンスが大事
2、家に必要な性能(安全・安心・快適)が備わっている、耐震性、耐候性・温熱環境・・・必要条件
(改修して獲得出来る)
3、生活の満足度・充実感が得られているか・・・・
4、記憶の継承を大切にする。自分たちの暮らしを肯定する。

17日(日)は岡谷市テクノプラザにて 我々岡谷市旧庁舎活用チームの主催するまちづくり講演会。首都大学東京大学院教授の山田幸正先生のレクチャーは有意義な時間でした。終了後も先生の電車の時間まで忘年会・・・

以下内容を添付します。

歴史的な遺産・景観を活かす協働のまちづくり

山田幸正

1. はじめに

 「文化財保護法」は昭和25(1950)年に公布されたものであるが、実は明治30(1870)年の
「古社寺保存法」以来のさまざまな文化財保護にかかわる一連の制度・法律をひとつにまとめたものである。この法律の第一条の法の目的には、「文化財を保存し、且つ、その活用を図り(下線は筆者)、もつて国民の文化的向上に資するとともに、世界文化の進歩に貢献すること」とある。文化財は保存するとともに、活用することがきちんと謳われているのであるが、これまではもっぱら保護と保存がなによりも優先されてきたと言えよう。
 しかし、それも大きく変化しつつある。先日(2017年12月9日付の新聞報道など)、文化庁の文化審議会は、文化財保護制度の見直しについて文部科学相に答申を提出した。また、これに基づいて、次の通常国会で文化財保護法の改定が審議されることになる。その内容をみると、
地域の文化財の保存や活用に関する中長期的な計画を市町村ごとに策定することを認め、文化財の現状変更にかかわる権限の一部などを市町村に移譲するなど、これまで国がもっぱら担ってきた文化財の保護と活用に関する施策の権限の一部を地方に委ねることになる。これにより、
歴史的建造物や無形文化財を活用した地域振興が計られ、保存の担い手が増えることが期待されている。

2. 文化財保護施策の最近の動き

 文化財保護法はじめ、これに関連した法体系のこれまでの経緯をながめてくると、「文化財」に対する考え方の変化がみてとれる。とくに保護・保存すべき対象物が、単体の「歴史的建造物」から集合体としての「伝統的町並み」「文化的景観」へ移行してきたことがわかる。当初は「歴史的記念建造物」として、誰もが間違えなく認めるような立派な建造物の単体を保存することがもっぱら実践されていた時代から、「伝統的町並み」、さらには「文化的景観」へと集合体や文化的セッティングが主たる関心の場となりつつある時代へと変化、進化しつつある。言い換えれば、「より身近な」文化遺産が、文化財保存の実践の対象となりつつある時代になったのである。また、その保護・保存の手法においても、当初は歴史的建造物がもつ固有の文化的価値をそのまま「凍結保存」すること、すなわち、歴史的建造物のもつオーセンティシティAuthenticityの保持と継承こそを主眼とした文化財施策であった。このことは文化財保存の要諦であることには依然、変わりはないが、上述のように、保存の対象が集合体や景観という身近なものとなり、
より実生活に直結するものだけに、凍結保存の手法だけでは対処しようがなくなったことも事実である。そこで、使いながらも文化的価値などを後世に伝えていくという保存手法、「動態保存」が実践されはじめている。その中心となるのが、町並み保存であり、登録文化財制度であり、将来的には文化的景観の保存もこうした手法の主戦場となるであろう。

3.文化的景観と登録文化財

 倉敷、金沢、京都市などによる都市の歴史的環境保全への取り組みは先駆的であり、むしろ国の施策に先駆けたものであった。ただ、こうした地方自治体の条例による「景観規制」には法的な拘束力が弱く、景観規制を定める全国一律の法律制定が望まれていた。そうした背景から、平成16(2004)年に公布されたのが、いわゆる「景観緑三法」で、景観法、景観法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律、都市緑地保全法等の一部を改正する法律からなるものである。これにより、地方公共団体に一定の強制力を持たせ、関連する法律・条例の整備を促す国としての法体系が整ったのである。この景観法制定にともなって、文化財保護法のなかに「文化的景観」が位置づけられた。それによると、「地域における人々の生活または生業および当該地域の風土により形成された景観地でわが国民の生活または生業の理解のために欠くことのできないもの」と定義されている。いかにも難しい表現となっているが、要は一見自然の風景のように見えるものでも、人々の生活のもととなっている、あるいは生活を映し出す一部となっているような風景をさしている。とはいえ、個々の文化的景観をきちんと捉え理解することはそう簡単なことではない。 景観法に先だって、平成8(1996)年6月に創設された登録有形文化財制度において、
現在までにすでに全国で1万件を越える古建築が登録されている(2017年12月1日現在:11,502件)。我々の周囲には遺しておきたい風景があり、その中には身近な建造物であっても、多くの地域の人々に知られ親しまれた建物、その地域の時代の特色をよく表した建物、現代の技術・技法・材料などでは再建することができない建物が含まれている。身近な建物であって、その地域の歴史と文化にとってはかけがえのない価値を有したものが存在する。こうした古建築を「地域の資産・資源」として活かすための制度、それが登録文化財制度である。

4.文化的景観・文化遺産の総合的把握の試み

文化審議会文化財分科会より、2007年10月、「歴史文化基本構想」が提唱された。市町村などの地方公共団体に、文化財を核として、地域全体を歴史・文化の観点からとらえ、各種施策を統合して歴史・文化を生かした地域づくりを行っていくための計画の策定を促すもので、冒頭の文化財保護法改定にもつながるものである。具体的な課題などを洗い出すために、2008年度から3カ年にわたり、日本全国から20の市町村を選定して、「文化財総合的把握モデル事業」が実施された。これに東京都から唯一、西多摩郡日の出町が選ばれた。日の出町では、6つの分野(景観、生物、石造物、仏教美術、民俗学、建築)に分け,それぞれ専門的な調査等を3年間にわたり実施し、数度の住民意見交換会などを経て、文化的価値を有するモノを洗い出し、「日の出町歴史文化基本構想」として取りまとめた。結局、日の出町における文化的所産は、下記の4つのテーマのもとで総合的に把握されたとした。

①卒塔婆産業~モミの木が支える産業(羽生・萱窪・水口地区):江戸元禄期より周辺の山林に、木肌が白く朽ちやすいモミの木を育て卒塔婆を生産してきた。モミは全国生産の6~7割を占める「町の木」であり、卒塔婆生産は伝統的地場産業である。羽生家一族の屋敷や建物、その周囲で営まれてきたモミの林、製材や木工の営み、モミ材の板を並べて乾燥させる風景、関連する行事などで構成される。
②御嶽信仰への道~信仰とその道しるべ(三ツ澤・肝要など参詣路沿い):日の出山を経由して御嶽山へむかう信仰の「路」沿いには、御嶽信仰を色濃く残した文化遺産が数多く点在する。稲村石・肝要石などの巨石の道標、多くの地蔵尊、シダレアカシデなどの大木など。三ツ澤には御嶽神社に所属する御師の家や年中行事を伝える家などがある。
③セメント産業と鉄道~近代化(新井・幸神・岩井地区):勝峰山の石灰石採掘とセメント産業を支えた旧五日市線岩井支線の駅舎跡や廃線路で構成される産業遺産群。旧大久野駅周辺には、従業員社宅、当時からの店舗、公民館、郵便局などが当時の繁栄を伝える建築物が遺こる。
④川と里山の生活文化~宿場町の祭り(平井・谷ノ入・足下田):周囲の里山の深い森から流れ出る清流を基盤とした人々の暮らしは、かつての宿場町として形成され、そのなかから生まれた様々な祭礼がうまれた。雨乞いを起源とする鳳凰の舞、五穀豊穣を願うサイノカミの祭りなど水に関連する伝統行事は地域文化の礎である。

 文化財の総合的把握として日の出町での試みがわかりやすく、その後の文化施策に繋がっているかと言われれば、やや疑問は残るものの、無形・有形の文化財の枠を越え、周辺部・周辺領域を含めて、それらを関連づける試みは、全国に「普通にある」中山間地域の町や集落にとって非常に参考になるものであろう。個々の文化遺産を丹念に調べ、それらの固有の価値を理解し、その全体像を把握する。ひとつの文化的な「ストーリー」を紡ぎ出し、それを広めることで、その地域の文化的な価値を幅広く認知してもらうことつなげていく。つまり、わかりやすい「文化財」だけでなく、身近な何気ないものまで含めた「モノ」を掘り起こし、周辺部・周辺領域を含めて、丹念に調べ、それらの固有の価値を理解し、それらを関連づけ、「地域資源」として位置づける試みが、一部ではあるが、すでに始まっている。

5.文化的価値の把握と理解

文化遺産の価値とはどのように捉えるのか?世界遺産登録における「基準」で用いられているのが、「顕著な普遍的価値 OUV(Outstanding Universal Value)」である。そのうち、文化遺産の登録基準とされるOUVは以下の6種のクライテリアに分類されている。
i)人間の創造的才能を表す傑作である。
ii)建築、科学技術、記念碑、都市計画、景観設計の発展に重要な影響を与えた、ある期間にわたる価値観の交流又はある文化圏内での価値観の交流を示すものである。
iii)現存するか消滅しているかにかかわらず、ある文化的伝統又は文明の存在を伝承する物証として無二の存在(少なくとも希有な存在)である。
iv)歴史上の重要な段階を物語る建築物、その集合体、科学技術の集合体、或いは景観を代表する顕著な見本である。
v)あるひとつの文化(又は複数の文化)を特徴づけるような伝統的居住形態若しくは陸上・海上の土地利用形態を代表する顕著な見本である。又は、人類と環境とのふれあいを代表する顕著な見本である。(特に不可逆的な変化によりその存続が危ぶまれているもの)
vi)顕著な普遍的価値を有する出来事(行事)、生きた伝統、思想、信仰、芸術的作品、あるいは文学的作品と直接または実質的関連がある(この基準は他の基準とあわせて用いられることが望ましい)。世界遺産登録にあたっては、これらの基準(クライテリア)を設定したうえで、それを構成する資産でそれぞれ物証することが求められている。例えば、我が国最初に1993年、世界文化遺産登録となった「法隆寺地域の仏教建造物」では(i)(ii)(iv)(vi)、同じく「姫路城」では (i)(iv)となっている。おおよそ1999年の登録の「日光の社寺」(i)(iv)(vi)までは建築的傑作を含んだもので、比較的誰にでもその価値の高さは理解できるものであった。ただ、2000年以降になると、その様相が少し変化しだし、文化的景観や参詣道、考古学遺跡、関連遺産群など、一般に捉えにくい構成資産が年々増え続けている。この傾向は日本だけはなく、世界的な傾向ともいえる。
世界遺産条約の成立から間もない時期は、イタリア、フランス、スペインなどの著名な歴史的建造物、世界的な文明を象徴するモニュメントなどがどんどんと登録されていた。その後次第に、世界遺産の「南北問題化」と呼ばれる現象が指摘され始めた。つまり、世界文化遺産の分布を世界地図上で眺めた場合、ヨーロッパを中心に北半球の地域に多く、アフリカやアジアにその数が少ないというものである。それでは、そうした地域の文化遺産をどんどん登録しよう(現にそのような動きになっている)とした場合、さらに別の問題が立ち現れる。遠く離れたアフリカやアジアの文化や歴史を正しく理解し、その価値を正しく説明できる人はそう多くない(現地の人でさえ、同じようなものである)。当然、分布の問題だけでなく、文化遺産の質の多様化を求める意見が強まっている。このように世界文化遺産という舞台でも、多種多様な文化遺産を把握するための新たなアプローチが模索されている。有形・無形を問わず身近な文化遺産も、同じように、なかなかその価値を把握し説明することは、見た目に顕著ではないだけに難しいと言える。近年の世界遺産登録においては、「ある文化的価値valueは、それぞれ固有の属性attributionをもった複数の要素(因子) によって成り立っている」という考え方が、OUVの説明に使われている。つまり、それぞれの要素(世界遺産では構成資産)の属性を、ある価値(世界遺産ではOUV)に対して明確化し、それらを組み上げることで、その価値を物証しようとするものである。こうしたアプローチの仕方は、身近な文化遺産の把握にも使えるのではないかと考えている。すなわち、個々の要素はとるに足らないもので、またバラバラに分散していても、ひとつの価値をめざして、それらの要素の属性を示すことができれば、また、それらの要素を関連づけることができれば、その総体としての文化的価値を把握したことになるのではなかろうか。

6.「歴史的遺産・景観を活かす協働のまちづくり」をめざして

近年、登録文化財制度や景観条例などをテコに、市町村が主体となってその土地の歴史や文化を活かした「まちづくり」を試みる動きが各地にみられるようになった。また、冒頭述べたように、国も「文化財保護政策の地方分権、保存と活用の両立」に大きく舵をきったかにみえる。これまでもそうであったように、文化財の保存と活用には国など公的機関などからの補助金・助成金はある程度、必要であり、今後の拡充も望まれるが、しかし、おそらくその対象となる件数は膨大なものとなり、現実的にもそれほど手厚いものは期待できない。補助金など公的な援助が得られないことでみすみす姿を消してしまった事例は枚挙にいとまがない。保存しようとする側でも補助金などだけに頼ることは非現実的と言わざるを得ない。そもそも、文化を維持・継承する意義はどこにあるのか。文化価値の維持・継承によって、その社会が豊かであることを多くの人が享受できることにあるのではないか。それがより身近な文化的価値をもつ建物であれば、どうであろうか。身近なものだけに主体的に理解しようとしないと正しく理解できないものも多いそれだけにまずは、その建物の文化的価値を理解する努力が必要となろう。その上で、税金を納めて傍観するだけでなく、多少の知恵や労力を出し合って関わりあうことで、自覚と責任が生まれ、その建物の価値をさらに高めることができるだろう。その地域における過去からつながるさまざまな文化的価値を紡ぎ合せることによって、現在に至るストーリーをして纏め上げることが、こうした文化遺産の保存と継承には重要であろう。さらには、こうしたストーリーが将来にむけての付加的価値を伴った新たな文化につながりうると考えたい。すなわち、身近な文化遺産としての古建築の保存と活用は、より広い人々の高い自覚と責任に裏付けられた関心と関与こそが必要不可欠であると思う。


(C)文・かたくら たかゆき

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5日(火)夕方JIA長野地域会の選定議員会が開かれました。代表に続く副代表等の選定。僕は支部の住宅部会長をつとめる今年度はかなり忙しく、次年度も部会長をフォローしていかなくてはならないので、できる範囲での協力をさせていただきます。
7日(木)学生達との対話。今週から宮脇檀、林雅子、吉坂隆正、アントニン・レーモンドの人と作品の調査。卒業設計は一人、一人と対話して目指すかたちを議論する有意義な時間。
8日(金)午前中の歯科医院の治療が以外と時間がかかり忙しい一日となりました。
週末は住宅部会の忘年会、LIXIL住まいセミナーと続きます。
17日(日)は岡谷市旧庁舎活用チームの主催します公開イベントです。

皆様是非お出かけください。




(C)文・かたくら たかゆき

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28日(火)午前中は業者に見積もり依頼。12月11日を締め切りとします。
29日(水)Y邸修景計画は屋根の難しい部分のまとめに入った。

30日(木)午後から授業  建築家 藤井厚二の聴竹居のまとめを見ていると、8年後のライトのジェイコブス邸のプラン。リビング、厨房、食事室のまとめ方が不思議と良く似ていることに気づき興味深い。

「聴竹居」は1928(昭和3)年に竹中工務店に在籍していた故・藤井厚二※1の自邸として建設された名作住宅です。和洋の生活様式の統合とともに、日本の気候風土との調和を目指した昭和初期の「日本の住宅」として、先駆性、歴史的・文化的価値が高く評価されています。
12月に入る。寒い日が続き3日(日)はJIA長野地域会の忘年会となりました。夕方、諏訪湖ホテルかたくらにて楽しく懇親会。4日(月)若きクライアント夫婦と建築敷地を見学に行く。いよいよ待望の住まいの設計に入ります。

(C)文・かたくら たかゆき

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24日(金)住宅部会の日、企画運営会議の始まる前にセミナー、予算等の打ち合せをする。
 住宅部会にて今世紀最大のテーマは「 持続可能である 」とのべてきました。
この日、住宅部会の日の企画は住宅とエネルギーの関係 持続可能な住宅って?  
「住宅とエネルギーとの関係 ?持続可能な住宅って?」2020年に義務化される省エネ基準、メーカーが推進するZEH(ゼロエネルギーハウス)の動向。年々下がるFITの買取価格と売電契約の見直しで、蓄電池による自給自足へシフトしそうな太陽光発電。リノベーションによる既存ストックの活用など。日本の住宅をとりまく、さまざまな変化の中で、住宅設計に携わる私たちは、エネルギー問題をどう捉え、対応していくべきなのでしょうか。 Sustainability(持続可能性)が、大きなテーマとなったいま、世界のエネルギー動向と日本の現状、欧米の建築家の倫理規定なども視野にいれて、省エネだけではない、より広い視点から、私たちが進むべき住宅設計のありかたについて郡山毅さん 湯浅剛さんにお話をお聞きしました。
郡山さんからAIAの倫理規定の訳がありました。建築家に求められる必須条件として
●持続可能な環境を目指す。
●美しさと技術的要件の両方を満たす建築を創造する能力。 
エネルギー問題ばかりでなく建築の様ざまな内容と建築家の生き方にも触れています。


●12月の岡谷市旧庁舎活用チームのイベントです。皆様お集まりください!



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14日(火)家のアトリエのカーペットの張り替え。赤い椅子、赤いペレットストーブにワインレッドのカーペットに変えてみた。。若いクライアントSさんが設計調書を作成して訪ねてくれました。これからの設計に夢が膨らんでいることでしょう。午後は15時30分から住宅部会のTV会議とあり2つの会議を終えたのが20時30分。
15日(水)学生達と立川駅にて合流。ふじ幼稚園の見学~新国立美術館の安藤忠雄展を見学、大変楽しい時間でした。

16日(木)の授業は前日の見学から学生達の気持ちが高まってきたように思えた。
17日(金)クライアントOBのNさんのお母様の葬儀に出席できず、この日にお悔やみを申しあげることになりました。夕方、岡谷市旧庁舎活用チームによる東京理科大学建築学科教授の伊藤香織先生をお迎えしての講演会。大勢の方がお見えになり楽しい講演会になりました。

18日(土)午後は温熱教室の最終講義に事務所の皆と出かける。寒い日でした。
19日(日)妹夫婦に誘われていて甥の和也も一緒にサッカーJ2松本山雅の最終戦を観戦に行く。早い時間からの待ち時間も楽しく。しかし寒い!寒い!一日。ホットワイン片手にSS席にて観戦。残念ながら山雅は負けてしまったが、プロのサッカー選手の美しい技と精神に心を打たれた。初めてのアルウィン。感動の一日でした。反町監督大変ご苦労様でした。来季も宜しくお願いいたします。



(C)文・かたくら たかゆき

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6日(月)午後の打ち合せにて仕事の状況に変化。7日(火)午後Kさん宅に改修工事の最終確認。工務店に見積依頼。8日(水)区長さんがお見えになり、熊野神社のまとめの報告と今後の三沢区の計画等の打ち合せを行う。夕方娘が帰ってきた。
9日(木)娘は卒業設計の調査へと諏訪に向かう。学生たちのエスキース。個人差があるが、図面の進んでいる学生はエスキースにも力が入る。見えないものが見えてきたかな?
11日(土)午後 豊洲は母校のある場所だが、クライアントとへの挨拶に伺う。話は順調に進み18時の新宿発特急あずさに乗ることができた。早く帰れるとうれしい。

12日(日)一週間の仕事のまとめ等を整えて、久しぶりにジョギングの時間を確保してリフレッシュ。寒くなってきました。
13日(月)神明小学校の3年生の皆さんが旧岡谷市役所庁舎を見学。市役所の皆さんが説明後首都大学東京大学院の山田教授のお話を聞きました。


閉鎖することなく必要な時に子供達に見学の機会を与えていただければ歴史の宝ものが生きたかたちで伝わっていくことになります。
核家族化に対して、大家族・・・まちの中にあっても新しいものと古いものとの対話が必要だと思う。歴史のある建築が閉ざされていると尊さが伝わらない。
旧庁舎活用チームとして大変良い機会のお手伝いができました。

(C)文・かたくら たかゆき

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11月に入りました。朝は寒くなってきました。日曜日毎雨が降りなかなか思うように外の仕事、ジョギングもできない。1日(水)JIA長野地域会にて次年度を決める選定議員会のメンバーなので8名の皆さんと話し合う中で方向性が決まりました。僕は、関東甲信越支部住宅部会にて昨年の副部会長、今年の部会長と建築家のプロフェッションについて認識を深め今後も努力していきたいと思います。
2日(木)穏やかな日。学生たちのエスキースもだんだん気持ちが入ってきました。楽しい対話の時間でした。
3日(金)文化の日、アトリエは休み。清水の家のクライアントから連絡をいただいていたので直しの打ち合せ。午後は岡谷市旧庁舎チームの模型制作を小学生にも手伝っていただこうと宮澤さん窪寺さんと準備をする。

5日(日)妹たちにも手伝ってもらい家内と大根の収穫。これも毎年恒例の行事となりました。これからの大根を中心としたお料理は楽しみです。(ほとんど家内の仕事でありますが(^_^))
6日(月)の午後は新しいプロジェクトの今後の打ち合せ楽しい時間でした。

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24日(火)朝は、毎年受診している あざみ胃腸科クリニックでの内視鏡検査。久しぶりに緊張して疲れた。午後は柴崎さんと一緒にS邸の打ち合せ。
26日(木)学校の授業が休みであり、夕方はまちづくりのことで神明小学校の先生方と懇談会。
27日(金)午前中、Y邸修景の現場を見て午後は、建築家会館へ住宅部会の日の企画に参加。

◆10月の部会活動  
1)10月の企画運営会議  10月27日(金)17:20~17:50 JIA館建築家倶楽部
2)部会の日の企画    10月27日(金)18:00~20:00  JIA館建築家倶楽部

  テーマ「有機的建築ってなんだろう?アールトと武藤章から学ぶ」
  会費500円 ワイン付き
「100の図面よりひとつの建築を作りなさい」と武藤章は教えてくれた。
「語るものはない、ただ空間に委ねろ」と語らないアールトの声が聞こえてくる。
前半は、中澤克秀さん、関本竜太さんが信条とする建築、感じることについて語っていただき後半はワイン片手に、フリートークで有機的建築って?皆さんが惚れた建築は?など、皆さんと一緒に語りあいました。中澤さんの有機的建築のお話・・・関本さんのアールトのお話・・・
アールト自身のモダニズムとヴァナキュラーとの葛藤・・・日本からの影響・・・ 自然との融合を超えた魅力的な世界でした・・・


28日(土)アトリエは午前中に終了。Tさんから家の手直しのことで連絡をいただいていて訪問。話を終えて昼にお蕎麦をごちそうになりました。
29日(日)台風の雨。風が強い日。午後は予定通り、中学の同級生のお嬢さんご夫婦が家を新築されることで訪問。楽しい時間でした。
30日(月)午後は前回訪問されたHさんとの今後の進め方の打ち合せをさせていただき有意義な時間でした。

(C)文・かたくら たかゆき

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プロフィール
HN:
かたくらたかゆき
性別:
男性
職業:
建築家
趣味:
自然に親しむこと
自己紹介:
豊かな暮らし向きを望むあなたに!
住まいの設計活動を通して住まい専門の建築家がありのままに毎日の生き方を語ります。
クライアントの方たちや家族そして自然との対話の中で常に暮らし向きの良い住まいを創造したいと思います。
住まいをもっと豊かに心地よく/片倉隆幸建築研究室FANPAGEもどうぞ!
http://www.facebook.com/archhall
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