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今週のコラム
住宅部会の名誉会員である斎藤孝彦さんに御聞きしたいことがたくさんある。
斎藤孝彦さんとプロフェッションを語る会を部会の郡山さんはじめ発起人の皆さんたちと定期的に開催することになり建築家会館に集合して準備会を始める。
昨年斎藤さんが、欧米で、比較的新しくプロフェッション化が興った職業に 看護師、図書館司書、社会福祉士、教育者等々がありますが、それらが法的な意味でのプロフェッション化が成立するのに大凡100年掛かっているようです。日本で初めて建築士法が 出来たのが1950年ですから、そこからプロフェッション化の運動が始まったと考えて70年足らずで まだまだ先は長いと考えています。問題は今何をすべきかでしょう。というお言葉を残されておりました。
昨年の復習になりますが、我々建築家がプロフェッションとして必要であると社会が認められるように地域の活動を継続すべきかと 思います。しかしながら自己による倫理と自負としてのノーブレス・ オブリージュでは自ずと限界があります。最初ですので復習になりますが、プロフェッションとは何か?そしてプロフェッショナリズムのあり方、等から語っていただき、建築家のプロフェッションとビジネス接点についてどのように 整理すべきか?等の理念について 御聞きしてみたいと思いますがいかがでしょうか?とお願いしておりました。
斎藤さんはプロフェッションは何かというより時代が変わった。具体的な形容とカタチが変わっていかざるをえない。現実的な話から原理原則にかえって検証しよう。ということでお話を御聞きしながら発起人の皆さんとの今後の作業の確認が行われとても有意義な時間を過ごすことができました。この日はその後、住宅部会の市民講座WGも行われ終始住宅部会の思想ともなるテーマの議論になりました。とても楽しい時間でした。
週末の土曜日は寒い朝となりました。午後の続・里山辺の家の設計打合せはクライアントのNさんご夫婦をお迎えして、柴崎さんとNさんご夫婦の生活の思想に触れながら具体的な内部空間の説明を行う。とても楽しい時間でした。
夕方仕事を終えて夕食を楽しくすませて、ペレットストーブの焔の前にて、いろんな思いが駆け巡る。住まいは空間的、時間的な防衛性ばかりでなく日常的な小さな奇跡とも言えるイベントが起こりやすい舞台となることが望ましい・・・
(C)文・かたくら たかゆき

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かたくらたかゆき
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建築家
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自然に親しむこと
自己紹介:
豊かな暮らし向きを望むあなたに!
住まいの設計活動を通して住まい専門の建築家がありのままに毎日の生き方を語ります。
クライアントの方たちや家族そして自然との対話の中で常に暮らし向きの良い住まいを創造したいと思います。
住まいをもっと豊かに心地よく/片倉隆幸建築研究室FANPAGEもどうぞ!
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