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今週のコラム
 11月26日 信州大学二年生の住宅講評会となった。坂牛先生の提案で新進気鋭の建築家・今村創平氏をゲスト・クリティークにお招きしての講評会となりました。
(新建築0512・022 3次元設計の効果 掲載)

 それぞれの夢を住宅設計に置き換えてひとりひとり発表するのですが、瞬時に僕たちが講評していくことになります。最近はCAD表現が多いが二年生には、手描きを要求しています。それぞれのプログラムの中で様々な表現が見られ、まずは建築が楽しくなってほしいと願います。

 3つのレベル差を与えたことは断面構成を考えるのにある程度正解だと思います。楽しみながら、とまどいながら学生達は作品をつくりあげ楽しい講評会となりました。しかしながら僕の思いは現在の平和な家族像?における提案ばかりでなく様々に集まって住まうことの意味をもう少し突詰めて考えてほしかったのです。このことは僕ら建築家が日頃の設計にこそ取り組んでいかなくてはならない重要なテーマにスライドしていくと思います。

 余談ですが、JIAの新人賞の公開審査でもお目にかかりましたが、新建築に掲載された末廣さんの住宅作品は三姉妹が本家を創るという興味深いものでありました。妹島さんに言わせると構成的なところが新鮮さをあまり感じないという辛評でありましが、これはかなりレベルの高いところの話であり新しい家族像を考えるという意味においては、僕は重要なテーマを創りあげた作品と思いました。学生たちは身近な建築雑誌にて建築家たちが様々なプレゼンテーションをしています。それぞれの建築家が表現していく意味を参考にしていくことも大切かと思います。

 学生の最終の講評はゲストの今村創平氏、坂牛先生、土本先生からもまとめがあり観客として御覧になった二年生以外の学生もおおいに触発された時間であったと思います。今回ゲストクリティークの今村さん、歯切れ良い講評は学生の宝になったと思います。遠方から大変ご苦労様でした。
 

                                             (C)文・かたくら たかゆき

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かたくらたかゆき
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男性
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建築家
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自然に親しむこと
自己紹介:
豊かな暮らし向きを望むあなたに!
住まいの設計活動を通して住まい専門の建築家がありのままに毎日の生き方を語ります。
クライアントの方たちや家族そして自然との対話の中で常に暮らし向きの良い住まいを創造したいと思います。
住まいをもっと豊かに心地よく/片倉隆幸建築研究室FANPAGEもどうぞ!
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