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今週のコラム
 日中は暑いのですが、朝はずいぶん涼しく気持ち良くなってきました。
20日(水)16:00 「機織り機のある家」の上等式を迎えた。
神事のあとは現場にて直会となった。施工されているF建設の社長はクライアントの教え子である。恩師の家を創る機会に恵まれるなんてそうないだろうし、きっと感激的な思いがあると思う。
クライアントのY先生はじめご親戚の皆様、本当におめでとうございました。
また大変お世話になりましてありがとうございます。






こうして現場で直会をする機会も少なくなってきていますが、前の住まいの古い柱や梁も再生して使用しています。昔の思い出を親戚の方たちからお聞きしながら、現場でコミュニケーションする機会は大変尊いことと思います。

 住まいにおけるコミュニケーションの場について
社会も変化していますが、食を中心とする場、食卓しかないのではないだろうか?と常に暮らし向きの創造に夢中なのであるが・・・ 届けられた雑誌「住宅建築」に内藤廣さんが、
もし、住宅という領域にリアリティーを呼び戻すことが出来るとすれば、それは、「食卓」の復権からしかない。そのことに気付いている建築家はわずかだ。新しい「食卓」のあり方について真剣に考える必要がある。極論すれば、住宅の姿形などどうでもいい。「食卓」とそれを囲む空間のあり方こそが豊かであるべきだ。「食卓」そのもののデザインは、「食族」の儀式の場なのだから、その族の性質や保持される文化を体現したものである必要がある。(抜粋)
※ (注)食族= 食を共にする仲間 と述べている(住宅建築0809)
また 最後に「生存のための最適な様態とは何か」と述べている。
突然抜粋すると一般の方はなんのことかわからないかもしれませんが、雑誌に見られるいくつかの生活感のないスタイリッシュな住宅への批判も含まれています。
 この言葉には大変励まされる。
故宮脇檀さんは内藤さんも述べているが一貫して「食卓」、そのあり方にこだわり続けた。  
僕の敬愛する建築家である。

現在進行中の僕の仕事も全てがこうした考えを中心に進んでいるし、住宅は暮らしむきを大切にクライアントの求める生き方に正直な空間でなくてはならないと思うと同時に住んでみて価値が高まっていくはずである。




 週末 里山辺の家 クライアントOBのNさんからぶどうが届きました。
なつかしいなー。早速お電話しまして御礼を述べました。奥様のおっしゃるには、もう上のお嬢様も高校生とか・・・御家の様子もお聞きしました。また是非お会いしたいと思います。

この住まいも変形敷地に2階にリビング・ダイニング、Nさんの暮らしを考慮しての「食卓」のデザインに燃えたことも昨日のことのよう!
旧スタッフの太田さんと頑張った住宅であり、僕の好きな小空間、気の利いた食卓である。
雑誌「新しい住まい設計」「ニューハウス」に掲載された時、外壁のオレンジ色の材料の問い合わせを遠方の見知らぬ奥様たちからもいただいたことを思いだします。
午後はH村Mさんご夫婦と 改修設計打合せを柴崎さんと進める。

日曜日、終日 日建学院の授業。
ベテラン組には あえて少し厳しい見方をしているが、I君 僕のブログをデスクトップに貼って毎日頑張っています!とか ・・・

うれしいことです。 今年は頑張って合格しよう!




(C)文・ かたくら たかゆき

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プロフィール
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かたくらたかゆき
性別:
男性
職業:
建築家
趣味:
自然に親しむこと
自己紹介:
豊かな暮らし向きを望むあなたに!
住まいの設計活動を通して住まい専門の建築家がありのままに毎日の生き方を語ります。
クライアントの方たちや家族そして自然との対話の中で常に暮らし向きの良い住まいを創造したいと思います。
住まいをもっと豊かに心地よく/片倉隆幸建築研究室FANPAGEもどうぞ!
http://www.facebook.com/archhall
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