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今週のコラム
 グレン・マーカットの建築についてコラムで触れましたが、読みながらディテール等に触れた氏の言葉に深いものがありますのでご紹介します。

 「建築として建っているもの、もしくはこれから建てられるようにデザインされたすべての建築は、つくり出されたものでなく、見出されたものだと言える。建築の本質的な主題は、人間であり、その歴史と文化である。空間、光、素材をどうつなげて建てるか。土地への責任。良いデザインとは、これらを理解してその答えを見つけるまで模索を続けることである。建築とは、見出す過程そのものである。」
 

 見出す過程そのもの・・・建築することは常に思考し続けることであると思う。再び見えないものへの表現に励んでいかなければとの思いです。

 26日(火)、H小学校の天文台を見せて頂く機会を得た。N教頭先生が快くご案内していただきまして、担当のKさんから天文台のしくみの説明を受けました。直径4メートルのドームの内部空間、大きな望遠鏡の固定の仕方、ドームと外部空間との雨仕舞い等、工夫するところがたくさんありそうです。小学校に天文台があるのもめずらしく子供たちはここから宇宙を望むという素晴らしい環境だ。





 27日(水)柴崎さんと民家の改修解体の現場を見る。今後の基礎工事の方法も現場からよく読み取ることができる。



 28日(木)「森に詠う家」の見積内容を建設会社からお聞きする。
池上君と一緒に内容を検討していくが、毎度金額の詰めが、難題だ。後日のクライアントとの打合せでなんとか詰めていきたいと願う。
 午後建具やさんが、「星を眺める家」の打合せにアトリエに来られる。今回は玄関戸に真鍮枠のステンド風の細いガラスを挟むことでディテールの納まりに話がはずんだ。難しいがこうして職人さんと顔をあわせながら生きたディテールを考え抜くことが必要と思うし、創る喜びにも繋がる。

 29日(金)昼過ぎH村Mさんがプランの変更のことでアトリエに来られる。
柴崎さんと一緒に打合せをしながら今後の展開を考える。既存とのからみは制約があって難しいけれども、だからこそ現在を乗り越えてデザインし過去と今を繋ぐリアリティーを見出すことができると思っている。僕には体の底から燃えてくるものがある。

 夕方から「森に詠う家」打合せ。池上君と建設会社のOさんとクライアントを交えて金額調整。
うーん 毎度この壁を乗り越えなくてはならない・・・

 30日(土)深夜から全国中大雨・・・

 31日(日)終日、日建学院授業。

8月も終わり・・・
24時間テレビ チャリティーマラソンのエドさんゴールイン113㌔完走。
夢をあきらめない・・・
いつになっても どういう状況でもあきらめない・・・
感動・・・

(C)文・かたくら たかゆき

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かたくらたかゆき
性別:
男性
職業:
建築家
趣味:
自然に親しむこと
自己紹介:
豊かな暮らし向きを望むあなたに!
住まいの設計活動を通して住まい専門の建築家がありのままに毎日の生き方を語ります。
クライアントの方たちや家族そして自然との対話の中で常に暮らし向きの良い住まいを創造したいと思います。
住まいをもっと豊かに心地よく/片倉隆幸建築研究室FANPAGEもどうぞ!
http://www.facebook.com/archhall
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