22日(火)前日の夜プロ野球楽天チームのリーグ優勝の余韻。感動的でした。森の天文台の確認申請のためクライアントのAさんに書類に押印をしていただく。構造のまとめも大変のようです。伊藤さんが午後厚い構造計算書をアトリエに届けてくれました。小さな天文台なのですが、ディテールにこだわって内容の濃いものとなりました。書類を揃えてТ町の役場まで無事届けることができました。

23日(水)西高木の家設備について特に集熱に関係する部分を松澤工業の荒木さんに解説していただき現場の長谷部さんを中心に理解を深める。屋根の納まりが気になり、再検討するよう指示。
24日(木)夕方は岡谷市旧庁舎にて岡谷市まちづくりワークショップ まちづくりマネージャーの岩垂さんには本当に御苦労いただき、参加者の総意により少しずつ市民主導のまちづくりアイデア会議が実践できそうか?
25日(金)くらすの家に現在設計中のクライアントМさんを案内する。その後 喫茶店にて前回の変更点を打合せて、再びくらすの家にて現場監督のIさんと打合せてアトリエに戻り午後はA邸修景の現場。
26日(土)午前中 梨ノ木の家現場。きちんと納まっているこの現場は気持ち良い。クライアントとの打ち合わせ。心配されていた台風も過ぎ去る。
週末はいよいよプロ野球日本シリーズ!
●くらすの家 原村版第一期工事について
今自然と触れ合うことの大切さを感じている人が多い。科学技術やコンピュータ化が進み世界中が身近に感じられるようになり、生活者のライフスタイルやコミュ二ケーションのあり方が変化しています。持続可能な社会を創るためには社会の多様化に対応できる人間力が必要だと感じます。住まいのリテラシーとは何か?そして省エネルギー型の暮らしを目指すために日常の生活から家族皆が自然環境への関心を高めた生活を実践していくことが大切かと思います。住まいはそうした生活と文化を生み出す器でありたいと考えています。
僕が実践していきたいことは下記の内容です。
1.自然とともに生きる
建築は本来自然に置かれたもの いかに自然を引き込めるかが大切です。
材料の再生 循環型社会へ
原村の敷地300坪に住まい(アトリエを含む)と農作業小屋を計画しました。畑をつくり、できるだけ
自給自足をしながらも家族の協労・対話をしていきたいと考えます。
2.エネルギーとかたちは自然に見られる草花や動物が与えてくれるかたちが基本です。
自然の法則を良く観察してデザインをする。
3.普遍性
相対化したデザイン・・・建てた住まいが質的にも内容的にも良いことが証明されれば他の場所でも
地域特性をふまえて基本的な考え方を継承できる。
風の流れ、景観への考慮、太陽光集熱
昨年下諏訪町の住まいを設計。真冬日でしたが、外気1℃の時に室内の気温が20℃になり
「太陽の壁」の集熱の成果にほっとしました。(太陽の光の集熱だけでこの温度になります。)
奥様が‘太陽の香り‘がしますという言葉に感激・・・
今回は速暖タイプに壁からの放熱としています。
自然に見られるかたちが基本でありますが、今回は外構部分で有機的な造形を考えあくまで原村に望まれる
普通の家を目指します。
プランは単純に考えます。誰もが施工できることがデザインを相対化します。
太陽光利用は発電に限りません。今回ソーラーパネルも載せていますが、屋根や壁からの集熱、
自然界で見られる現象を利用していきたいと考えています。
壁集熱デザインを試みています。
4.太陽光、地熱、水力、風力を使いエネルギーを産出する努力をする。
5.省エネ
エネルギーの産出とともに 日除けを使う等空調になるべく頼らない構造にすること
太陽光のことは述べました。
地熱利用は地面を掘ることに高額な費用かかります。小さなビオトープを創りますが、
二期工事にビオトープを創る時、井戸水を掘りますのでその筒状の穴の周辺にしかけができれば面白いと
考えます。小規模水力発電も水車等を考案していくことで小屋の電気くらいは灯るでしょう。
基礎断熱をはじめ壁、天井に有効な断熱材を入れます。
夏は原村の涼しい空気が駆け抜けるように有効な窓のデザインをしています。
内部の温水パネルヒーターはヒートポンプ利用です。室外機は冷え込むことを
考慮して機械室内に置きます。
屋上緑化を試みます。
雨水利用を試み畑に水を与えます。
6.健康な建築
毒性のない材料を使用すること。
外壁に杉板等の利用。
室内も無垢板を使用
壁天井 和紙貼り
ルナファーザー
+自然塗料の施工
7.地産地消
なるべく地元の材料を使う。(国産)
ハリエンジュ(にせあかしや)+自然塗料
8. 場所全体の調和 美しい日本の風景を継承する。
適切な工法 雨が多いとか 乾燥している地域とか風土を大切に考えること
軒をきちんと出す等
森林に似合う黒色外壁
9.廃棄物
廃棄物の監理をして 建設後のビオトープなどを考える
10. 責任と平和
環境を破壊するような建築は実践しない・・・
たとえ依頼されてもノーと伝える姿勢。
くらすの家のように心から楽しい建築を目指す。
・・・自然や人を愛する姿勢を忘れないこと。
家族を育てる家 地域と連携できる家や庭創り
最後にこうした住まいができるのは素晴らしい考えのクライアントがいることを付け加えておきます。
まだまだ続きます・・・・お楽しみに!


(C)文・かたくら たかゆき
23日(水)西高木の家設備について特に集熱に関係する部分を松澤工業の荒木さんに解説していただき現場の長谷部さんを中心に理解を深める。屋根の納まりが気になり、再検討するよう指示。
24日(木)夕方は岡谷市旧庁舎にて岡谷市まちづくりワークショップ まちづくりマネージャーの岩垂さんには本当に御苦労いただき、参加者の総意により少しずつ市民主導のまちづくりアイデア会議が実践できそうか?
25日(金)くらすの家に現在設計中のクライアントМさんを案内する。その後 喫茶店にて前回の変更点を打合せて、再びくらすの家にて現場監督のIさんと打合せてアトリエに戻り午後はA邸修景の現場。
26日(土)午前中 梨ノ木の家現場。きちんと納まっているこの現場は気持ち良い。クライアントとの打ち合わせ。心配されていた台風も過ぎ去る。
週末はいよいよプロ野球日本シリーズ!
●くらすの家 原村版第一期工事について
今自然と触れ合うことの大切さを感じている人が多い。科学技術やコンピュータ化が進み世界中が身近に感じられるようになり、生活者のライフスタイルやコミュ二ケーションのあり方が変化しています。持続可能な社会を創るためには社会の多様化に対応できる人間力が必要だと感じます。住まいのリテラシーとは何か?そして省エネルギー型の暮らしを目指すために日常の生活から家族皆が自然環境への関心を高めた生活を実践していくことが大切かと思います。住まいはそうした生活と文化を生み出す器でありたいと考えています。
僕が実践していきたいことは下記の内容です。
1.自然とともに生きる
建築は本来自然に置かれたもの いかに自然を引き込めるかが大切です。
材料の再生 循環型社会へ
原村の敷地300坪に住まい(アトリエを含む)と農作業小屋を計画しました。畑をつくり、できるだけ
自給自足をしながらも家族の協労・対話をしていきたいと考えます。
2.エネルギーとかたちは自然に見られる草花や動物が与えてくれるかたちが基本です。
自然の法則を良く観察してデザインをする。
3.普遍性
相対化したデザイン・・・建てた住まいが質的にも内容的にも良いことが証明されれば他の場所でも
地域特性をふまえて基本的な考え方を継承できる。
風の流れ、景観への考慮、太陽光集熱
昨年下諏訪町の住まいを設計。真冬日でしたが、外気1℃の時に室内の気温が20℃になり
「太陽の壁」の集熱の成果にほっとしました。(太陽の光の集熱だけでこの温度になります。)
奥様が‘太陽の香り‘がしますという言葉に感激・・・
今回は速暖タイプに壁からの放熱としています。
自然に見られるかたちが基本でありますが、今回は外構部分で有機的な造形を考えあくまで原村に望まれる
普通の家を目指します。
プランは単純に考えます。誰もが施工できることがデザインを相対化します。
太陽光利用は発電に限りません。今回ソーラーパネルも載せていますが、屋根や壁からの集熱、
自然界で見られる現象を利用していきたいと考えています。
壁集熱デザインを試みています。
4.太陽光、地熱、水力、風力を使いエネルギーを産出する努力をする。
5.省エネ
エネルギーの産出とともに 日除けを使う等空調になるべく頼らない構造にすること
太陽光のことは述べました。
地熱利用は地面を掘ることに高額な費用かかります。小さなビオトープを創りますが、
二期工事にビオトープを創る時、井戸水を掘りますのでその筒状の穴の周辺にしかけができれば面白いと
考えます。小規模水力発電も水車等を考案していくことで小屋の電気くらいは灯るでしょう。
基礎断熱をはじめ壁、天井に有効な断熱材を入れます。
夏は原村の涼しい空気が駆け抜けるように有効な窓のデザインをしています。
内部の温水パネルヒーターはヒートポンプ利用です。室外機は冷え込むことを
考慮して機械室内に置きます。
屋上緑化を試みます。
雨水利用を試み畑に水を与えます。
6.健康な建築
毒性のない材料を使用すること。
外壁に杉板等の利用。
室内も無垢板を使用
壁天井 和紙貼り
ルナファーザー
+自然塗料の施工
7.地産地消
なるべく地元の材料を使う。(国産)
ハリエンジュ(にせあかしや)+自然塗料
8. 場所全体の調和 美しい日本の風景を継承する。
適切な工法 雨が多いとか 乾燥している地域とか風土を大切に考えること
軒をきちんと出す等
森林に似合う黒色外壁
9.廃棄物
廃棄物の監理をして 建設後のビオトープなどを考える
10. 責任と平和
環境を破壊するような建築は実践しない・・・
たとえ依頼されてもノーと伝える姿勢。
くらすの家のように心から楽しい建築を目指す。
・・・自然や人を愛する姿勢を忘れないこと。
家族を育てる家 地域と連携できる家や庭創り
最後にこうした住まいができるのは素晴らしい考えのクライアントがいることを付け加えておきます。
まだまだ続きます・・・・お楽しみに!
(C)文・かたくら たかゆき
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男性
職業:
建築家
趣味:
自然に親しむこと
自己紹介:
豊かな暮らし向きを望むあなたに!
住まいの設計活動を通して住まい専門の建築家がありのままに毎日の生き方を語ります。
クライアントの方たちや家族そして自然との対話の中で常に暮らし向きの良い住まいを創造したいと思います。
住まいをもっと豊かに心地よく/片倉隆幸建築研究室FANPAGEもどうぞ!
http://www.facebook.com/archhall
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