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今週のコラム
25日(水)午後久しぶりに改修したレストラン「よしの」へ伺った。開店以来とても忙しいようなのでうれしい。品良くまとめた真鍮の文字の「よしの」が下地の土壁色の壁紙と同色で目立たないため(それがイメージでしたが・・・)クライアントの要望があり下地に少し明るめの壁紙をライン状に貼ることにした。
26日(木)、朝柴崎さんに「駒込の家」の給湯を「エコジョーズ」で行こう!と話して暖房等の打ち合わせをし始めて・・・時間が来たので池上君とТ邸改修の実測調査に伺った。きょうで3日目なので構想を膨らませるための実測はひとまず終了して奥様に挨拶をしてアトリエに戻る。造り手のぬくもり、歴史が積層してきた民家を遠くから眺めるとなんとも風情があります。古い部分はそれなりに・・・無理をしないで柔らかく改修できないだろうか?と考えていくと民家に気持ちが寄り添えてとてもしあわせな気持ちになります。少し暖かい日も続いたが、きょうは雨が降る。厳しい寒さはないが先日の暖かさのため寒く感じる一日です。
皆でアイデアを練り上げていく。
27日(金)寒冷地の寒さにて雪と凍みで盛り上がっていた土が次第に戻り始めていく・・・春が近い・・・住まいの設計、最近は特に改修する建築に出会うことが多い。特に和室においての「ものあふれ感」について・・・渡辺武信さんが述べているように伝統的な和室の問題点の一つは、その美しさが「片ついている」状態にあることだ・・・和室を次の時代に生き延びさせるには「ものとの共存」を考えなければならないと思うが、・・・まさにそのとおりと思います。
毎日の生活が優先する住まい・・・改修前の和室の「ものあふれ感」が改修された時にも使っているものが見えても心地よい和室になるよう配慮しなくてはなりません。あまり無理せず気持ち良い緩やかな改修ができないものだろうか?
3月1日(日)肌寒い朝は多少雪が舞う。
10:00これから修景する民家Y邸を訪ねてクライアントとの打ち合わせを行う。現在まだまだ使用できる民家が簡単に壊されたり、誰も住まなくなってしまった空き家が多い。この家が好きだと言って家の思い出を残しながらも修景しようという若い夫婦を見て僕の心は大きな感動に包まれた。難しいがきっと良い修景になると実感した。打ち合わせの後、僕の家に来てもらい改修した雰囲気とペレットストーブの雰囲気を実感していただき楽しい時間でした。雨が降り続く一日・・・夕方から雪に変わりました。
さて2日(月)3月の仕事のスタートです。今週は仕事以外に忙しく、午後は被災建築物応急危険度判定士養成講習会に出席しました。

今週もどうぞよろしくお願いいたします。


(C)文・かたくら たかゆき

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プロフィール
HN:
かたくらたかゆき
性別:
男性
職業:
建築家
趣味:
自然に親しむこと
自己紹介:
豊かな暮らし向きを望むあなたに!
住まいの設計活動を通して住まい専門の建築家がありのままに毎日の生き方を語ります。
クライアントの方たちや家族そして自然との対話の中で常に暮らし向きの良い住まいを創造したいと思います。
住まいをもっと豊かに心地よく/片倉隆幸建築研究室FANPAGEもどうぞ!
http://www.facebook.com/archhall
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