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今週のコラム
9日(土)は7:6分の特急あずさにて新宿へむかう。10時少し前に新宿パークタワーの地下エクセルシオールカフェにて住宅部会の寺山さん、落合さんと打ち合わせ。OZONEセミナー時は講師陣いつもここで打ち合わせとなります。
11時スタートなので会場にて準備を始めるやマックの相性が会場の設備と会わなくて僕のウィンドウズが役に立ちました。前回LIXILのセミナーの時は僕のパソコンがおかしくなって落合さんに助けていただき、今回は新品のパソコンがにお役にたててうれしかった。
寺山さんが投げかけた「いまどきの子ども部屋を考える」~子ども部屋は小さな社会への第一歩~このテーマなかなか奥が深い。寺山さんの進行により3人の話を含めました。
僕の考察は以下。

1)子ども部屋をどのように捉えて設計に反映しているか?についてスライドを説明することになりました。以下要約です。

●もともと個室という概念は日本にはなかったもの・・・一軒の家の畳続きの空  間には家族の気配を常に感じて生活してきました。その気配の感じ方は日本独特 なのかと思います。
●子供部屋は日本人の幻想であったのかもしれません。20世紀のモダンハウスを見てみますと(1930年ミースのチューゲンハット邸、KINDER ZIMMER(子供室)1938年グロピウス邸(子供室、寝室コーナー)等ありますが、1930年代、フランクロイドライトの住宅の個室はベッドルームと記されています。
●夫婦の寝室はともかくとして子供たちの個室から居間等へのソーシャルなゾーンへの開口部の開き方は子供部屋が小さな社会への第一歩として大きなポイントになっていくと感じています。
●しかしながら、子供部屋の必要性を考えたのは親の部屋での同時就寝をやめて、家を出て社会人になるまでの3歳から18歳くらいまでなのでしょう。
●現在も小さなお子さんを持つご夫婦の住まいを設計中ですが、小さな頃は家中におもちゃが散乱して子供部屋化します。このころ子供室などは使われませんのでますますフレキシブルに考える必要性を感じております。
●小学校3~4年頃から中学生の反抗期・・・個が生まれ・・・自分の場がほしくなります。女の子はプライバシー・・・自分の占有できる場所がほしくなります。
●この場所はコーナー的でも良いし、余裕があれば段差を構成して隠れ家的な場所さえあれば楽しく感じます。
●中学高校となると勉強をするのかしないのかわかりませんが、周りの子と同様、勉強部屋?がほしくなる・・・自分の空間が生まれる
●本来一人になりたい時だけの個室であり、あとは家族団らんの場があれば良いのでは?
●個室ゾーンの在り方はこれから様々な考えが登場すると思います。
●勉強する場は比較的オープンな場所でよいかと思います。
●インターネットとの対話、家族の対話の生まれる空間もオープンでよいかと思います。
●個の領域を語る時はオープンな場所の在り方の議論と一緒に展開 

※そうした意味では温熱環境の良くなった現在、子供の部屋に対する考えを根本から考えなすことは、家族が集まり会話をすることから、個にいたるまで今後の新しい住まい方を考えることになるのではないか?

午後は設計中の「駒込の家」クラアイアントを訪ねた。住宅部会の加藤さんに紹介していただいていたk建設会社にアポをとってあり16時に会社を訪問する。社長さんが気持ち良く迎えていただきうれしく思いました。模型を持参、概要を説明して建設のお願いをする。
朝から忙しかったが、スムーズに進み充実した一日でした。思ったより早く岡谷へ戻る。

10日(日)鶴嶺公園のつつじです。今年は素晴らしい。

夕方はこれといって特別なこともないが母の日・・・楽しく食事。今週帰省する娘とテレビ電話が繋がる。便利な時代ですねー!

(c)文・かたくら たかゆき

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豊かな暮らし向きを望むあなたに!
住まいの設計活動を通して住まい専門の建築家がありのままに毎日の生き方を語ります。
クライアントの方たちや家族そして自然との対話の中で常に暮らし向きの良い住まいを創造したいと思います。
住まいをもっと豊かに心地よく/片倉隆幸建築研究室FANPAGEもどうぞ!
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