2月が始まり、1日(月)は平出の家の現場打合せを柴崎さんと済ませてからJIA長野地域会正副会。山口代表には支部住宅部会への出席もあり、次年度から地域会の活動の負担を個人的には軽く(笑)していただくよう御願いしていたところです。
続いての総務委員会は2月26日~28日の文化講演会や卒業設計コンクールの連絡等、支部報告を含め盛りだくさんの審議でした。
2日(火)自宅のアトリエに昔のテーブルがあるが、改修した時の栗材の製材したものをF建設が保管していて、F家具の専務さんと栗材を使用してテーブル1200×1400高さ580というソファにも椅子にも対応できるものに補修しようと打ち合わせをした。スケッチもできる、ワインも飲める、打ち合わせもできる比較的広いテーブルカウンターが作成されるのでなんだかうれしい。
N町の住まいについての見積もりが夕方K工務店から出てきて社長、部長、柴崎さんと検討する。クライアントに連絡して週末の打合せになります。
4日(木)Uejobi作品発表会のため早く家を出る。講評会は、家族像が変化していく現在、サザエさんの家という課題は今失われつつある三世代の家族像を学生たちがどのように捉えていくか
楽しみでもありました。
建築基礎にて建築の歴史から現在、環境において幅広く話をしてきまして、時にショートデザインの演習も実習してきました。
それに対するレポート、キッチン空間アイデアcontest、等への参加、断面構成を考える演習もやっていただきました。今回の課題もそうした意味において住まいを設計するひととおりの技術を習得されたと思います。
また建築の設計の奥深さがわかってきました。
□デザインの力が住宅を変える
デザインの視点で周りを見回すとわかってくる本質があります。
アフォーダンスデザイン
アフォーダンスは、物をどう取り扱ったらよいかについての強い手がかりを示してくれる。例えば、ドアノブがなく平らな金属片が付いたドアは、その金属片を押せばよいことを示している。逆に、引き手のついたタンスは、引けばよいことを示している。これらは、体験に基づいて説明なしで取り扱うことができる。引いて開けるというアフォーダンスが存在すると言います。
暖炉を置くことにより人が集まる。そのためにどうするか? 人が集まるという本質が見えるかたちをどう展開するか?
■この趣旨にもとづいてわかりやすい設計になっているか?
□デザインには暮らしを変える力がある
ユニバーサルデザインの7原則
The Center for Universal Design, NC State University による。
1. どんな人でも公平に使えること。(公平な利用)
Equitable use
2. 使う上での柔軟性があること。(利用における柔軟性)
Flexibility in use
3. 使い方が簡単で自明であること。(単純で直感的な利用)
Simple and intuitive
4. 必要な情報がすぐに分かること。(認知できる情報)
Perceptible information
5. うっかりミスを許容できること。(失敗に対する寛大さ)
Tolerance for error
6. 身体への過度な負担を必要としないこと。(少ない身体的な努力)
Low physical effort
7. アクセスや利用のための十分な大きさと空間が確保されていること(接近や利用のためのサイズと空間)
Size and space for approach and use
デザイン対象を障害者に限定していない点が、一般に言われる「バリアフリー」とは異なる。
にもとづいて家具や照明等の設計に影響を与えます。
■こうしたことを含めて自らのテーマをもう一度探ってほしい
●図面を描く目的はどんな建物にしようか考えたことを整理して確認する。建て主や施工者に伝えて理解してもらう1/50の図面のスケールが考え方をまとめやすい
● スケッチ術を学ぶ
● 時代背景、建築の条件、クライアントの要望など諸条件によって設計の進め方を選択していくこと
● 課題にもあるが、建築主が求める空間を設計調書によりあらかじめ調べ上げる
● 外部に対してどう開くか、トップライトの扱い、中間領域
● 構造のバリエーション
● 食事をする、おしゃべりをする、眠る、等の行為は日常的に行われていることだが、他の施設と違うのは「住宅は他者の視線を気にしなくてよく、完全にリラックスできる」したがって住まいの内側を設計するのに気を配りたいことは、緊張を解いてゆったりと落ち着いた気分にひたれる「場」をつくること
※そのために プランニングやセクションの検討が当然必要となる、仕上げ材の選定や使い方も大切なポイントとなる
● 美しいプロポーション、屋根、外壁、開口部のプロポーションを整える
● 人の手に触れるところは気持ちよくする、そんな意味で開口部の建具は木にするとか
● 開口部の雨仕舞、耐久性を考えて、箱型の建物でも庇をつけないのではなく小庇をデザインする
● 設備、調理する、食べる、団欒することを一体に考えていく家族像を想定していくとその舞台となる台所、食事室、居間の関係をどう考えているか
そのためのレンジフードの在り方?
● 室内の統一感を考えるのには設備機器を隠したい、照明器具は真に目指す空間を活かす器具があれば良いが、必要なものは
灯りがほしいのであるから全体の雰囲気を思考していく
● 設計はかけたエネルギーと時間に比例して良くなる
※個室の在り方を突き詰めていくと家族の集まる場がどうあるべきか?という課題に接します。
講評の要点でした。(笑)
立春が過ぎ 日が長く感じます。
(C)文・かたくら たかゆき
続いての総務委員会は2月26日~28日の文化講演会や卒業設計コンクールの連絡等、支部報告を含め盛りだくさんの審議でした。
2日(火)自宅のアトリエに昔のテーブルがあるが、改修した時の栗材の製材したものをF建設が保管していて、F家具の専務さんと栗材を使用してテーブル1200×1400高さ580というソファにも椅子にも対応できるものに補修しようと打ち合わせをした。スケッチもできる、ワインも飲める、打ち合わせもできる比較的広いテーブルカウンターが作成されるのでなんだかうれしい。
N町の住まいについての見積もりが夕方K工務店から出てきて社長、部長、柴崎さんと検討する。クライアントに連絡して週末の打合せになります。
4日(木)Uejobi作品発表会のため早く家を出る。講評会は、家族像が変化していく現在、サザエさんの家という課題は今失われつつある三世代の家族像を学生たちがどのように捉えていくか
楽しみでもありました。
建築基礎にて建築の歴史から現在、環境において幅広く話をしてきまして、時にショートデザインの演習も実習してきました。
それに対するレポート、キッチン空間アイデアcontest、等への参加、断面構成を考える演習もやっていただきました。今回の課題もそうした意味において住まいを設計するひととおりの技術を習得されたと思います。
また建築の設計の奥深さがわかってきました。
□デザインの力が住宅を変える
デザインの視点で周りを見回すとわかってくる本質があります。
アフォーダンスデザイン
アフォーダンスは、物をどう取り扱ったらよいかについての強い手がかりを示してくれる。例えば、ドアノブがなく平らな金属片が付いたドアは、その金属片を押せばよいことを示している。逆に、引き手のついたタンスは、引けばよいことを示している。これらは、体験に基づいて説明なしで取り扱うことができる。引いて開けるというアフォーダンスが存在すると言います。
暖炉を置くことにより人が集まる。そのためにどうするか? 人が集まるという本質が見えるかたちをどう展開するか?
■この趣旨にもとづいてわかりやすい設計になっているか?
□デザインには暮らしを変える力がある
ユニバーサルデザインの7原則
The Center for Universal Design, NC State University による。
1. どんな人でも公平に使えること。(公平な利用)
Equitable use
2. 使う上での柔軟性があること。(利用における柔軟性)
Flexibility in use
3. 使い方が簡単で自明であること。(単純で直感的な利用)
Simple and intuitive
4. 必要な情報がすぐに分かること。(認知できる情報)
Perceptible information
5. うっかりミスを許容できること。(失敗に対する寛大さ)
Tolerance for error
6. 身体への過度な負担を必要としないこと。(少ない身体的な努力)
Low physical effort
7. アクセスや利用のための十分な大きさと空間が確保されていること(接近や利用のためのサイズと空間)
Size and space for approach and use
デザイン対象を障害者に限定していない点が、一般に言われる「バリアフリー」とは異なる。
にもとづいて家具や照明等の設計に影響を与えます。
■こうしたことを含めて自らのテーマをもう一度探ってほしい
●図面を描く目的はどんな建物にしようか考えたことを整理して確認する。建て主や施工者に伝えて理解してもらう1/50の図面のスケールが考え方をまとめやすい
● スケッチ術を学ぶ
● 時代背景、建築の条件、クライアントの要望など諸条件によって設計の進め方を選択していくこと
● 課題にもあるが、建築主が求める空間を設計調書によりあらかじめ調べ上げる
● 外部に対してどう開くか、トップライトの扱い、中間領域
● 構造のバリエーション
● 食事をする、おしゃべりをする、眠る、等の行為は日常的に行われていることだが、他の施設と違うのは「住宅は他者の視線を気にしなくてよく、完全にリラックスできる」したがって住まいの内側を設計するのに気を配りたいことは、緊張を解いてゆったりと落ち着いた気分にひたれる「場」をつくること
※そのために プランニングやセクションの検討が当然必要となる、仕上げ材の選定や使い方も大切なポイントとなる
● 美しいプロポーション、屋根、外壁、開口部のプロポーションを整える
● 人の手に触れるところは気持ちよくする、そんな意味で開口部の建具は木にするとか
● 開口部の雨仕舞、耐久性を考えて、箱型の建物でも庇をつけないのではなく小庇をデザインする
● 設備、調理する、食べる、団欒することを一体に考えていく家族像を想定していくとその舞台となる台所、食事室、居間の関係をどう考えているか
そのためのレンジフードの在り方?
● 室内の統一感を考えるのには設備機器を隠したい、照明器具は真に目指す空間を活かす器具があれば良いが、必要なものは
灯りがほしいのであるから全体の雰囲気を思考していく
● 設計はかけたエネルギーと時間に比例して良くなる
※個室の在り方を突き詰めていくと家族の集まる場がどうあるべきか?という課題に接します。
講評の要点でした。(笑)
立春が過ぎ 日が長く感じます。
(C)文・かたくら たかゆき
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建築家
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豊かな暮らし向きを望むあなたに!
住まいの設計活動を通して住まい専門の建築家がありのままに毎日の生き方を語ります。
クライアントの方たちや家族そして自然との対話の中で常に暮らし向きの良い住まいを創造したいと思います。
住まいをもっと豊かに心地よく/片倉隆幸建築研究室FANPAGEもどうぞ!
http://www.facebook.com/archhall
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