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今週のコラム
9日(火)日建学院の設計コンテストの採点を持ちかえったので事務局のМさんにアトリエまで受け取りに来ていただく。今年から試験時間も延びたが講師の指導する内容も多い。
その後信州大学へむかう
2009年度 信州大学工学部建築学科建築設計製図第3 の授業の開始
スライドレクチャーにて 人ともの との距離感を講義。緑もきれいなのでこれから 課題の敷地 若里公園を 良く観察するよう伝える。
第2課題 「幼児の施設」の出題が 坂牛先生からありその後皆と敷地に出る。
 暑い一日。



 10日(水)きょうはゆっくりとスケッチしながら今進行中のプロジェクトを細部にわたり具体化していく。いよいよ梅雨入り宣言。





 11日(木)渡辺武信さん(一般の方には映画評論家として有名)から先日の長野ツアーの時にご案内した丘水庵の講評を封書でいただきました。「私はどこに潜むか?」という論文付きであり、敬愛する武信さんのサイン入りなのでアトリエの皆にもカラーコピーを渡した。
大変感激するとともに少し勉強させていただいてご返事を書きたいと・・・
今まで続けていた 進行中のプロジェクトのスケッチをやめて机に向った。
正直うれしくて仕事などしている場合ではないのだ・・・



 武信さんからの手紙は先日の住宅見学をしていただいた折、「好意的に評価したのは、決して外交辞令でなく、私もああいうゾーニングをしたであろうと感じたからです」ということであった。そこには氏の「羽根木の家」は同じ設計手法によるものであることと、ゾーニングについて「南入りの敷地」の出入り口は奥に引き込んで屋内の導線をUターンさせるのが正しい累計だと・・・述べられるのである。 
このことと 住宅建築8803掲載の「私はどこに潜むか?」
を読み僕は南入りの特殊性について自信を持った。



 しかしながら氏の述べるように「アプローチを入る時と居間に落ち着いた時とを比べると、その間に心理的向きは180度回転しており、入ってきた人は振り返って外の社会の方向を向いていることになるので、そこは心理的葛藤を惹き起すことなく安定した 奥 を感じさせることは必ずしも容易ではない」と述べている。

 確かに 奥 を感じさせる要素はおそらくそれぞれの建築家の流儀があろうが、オーソドックスなところで武信さんと共感できたと思って大変うれしかった。(心の中ではやった!と思った)

 丁寧な講評をいただき大変ありがとうございます。

 庭先の花たち

(C)文・かたくら たかゆき

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かたくらたかゆき
性別:
男性
職業:
建築家
趣味:
自然に親しむこと
自己紹介:
豊かな暮らし向きを望むあなたに!
住まいの設計活動を通して住まい専門の建築家がありのままに毎日の生き方を語ります。
クライアントの方たちや家族そして自然との対話の中で常に暮らし向きの良い住まいを創造したいと思います。
住まいをもっと豊かに心地よく/片倉隆幸建築研究室FANPAGEもどうぞ!
http://www.facebook.com/archhall
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