3月31日、庭木がある程度整理されてきた。大木が伐採されると庭がずいぶん明るくなるものだ。これで庭木の大きさが少しは整った。東日本大震災、被災地の方は4月の新学期も満足に迎えられない方たちがたくさんいらっしゃることだろうと思う。
建築家 吉村順三のことば 100 建築は詩 より 生活する
「建築というものは非常に重要なものだと思う。とにかくそこで人が生活するわけですから、真剣なものですよ。
ウチ一軒でも、そこで子供が生まれ、人が死ぬと、非常に真剣なものですよ。それをただ、造形的な、遊びのようなウチでは、いろいろと精神的に、とにかく人間の生活が非常にそれによって影響を受けるのです。
学校なら学校にしても、そこで若い人が育っていくところでしょう。ですから建築のつくり方が非常に精神的な意味を持っている。例えば、学校の建て方が非常に外形を飾るものであるとか、非常にアンバランスなものであれば、やはりその精神的な影響は非常に強いと思うのです。」
と述べています。
深いと思います。またそうした設計の思想が建築の施工のディテールにも浸透していかなくてはならないと考えると怖いことでもあります。
自分の手がけてきた住まい・・・そうした意味でもできる限り点検をさせていただこうと思う。またこれから手がける住まいも総合的に肌理細やかに対応していきたいと思っているところです。
倫理研究所から毎週送られてくる今週の倫理710号に 探査機「はやぶさ」を流星にした変容の火
「しかし、たとえ己が身がどのように変容しようとも、与えられた任務を全うする姿は強烈な教訓を残しました。それは、物事を成し遂げるに相当の困難はつきものであるが、我が身を焼き尽くすほどの困難を潜りぬけてこそ開ける世界があるということです。・・・・
私たちも、見た目には変容こそしないものの、迎え来る苦難を遠ざけることなく真正面から受け止めて前向きに善処する時、精神的・内面的な変容を自ら遂げているのです。」
とあり、震災後の日本の今後、そして4月を迎え自分の役割を考えます。
Ⓒ 文・かたくら たかゆき
住まいの設計活動を通して住まい専門の建築家がありのままに毎日の生き方を語ります。
クライアントの方たちや家族そして自然との対話の中で常に暮らし向きの良い住まいを創造したいと思います。
住まいをもっと豊かに心地よく/片倉隆幸建築研究室FANPAGEもどうぞ!
http://www.facebook.com/archhall
06 | 2025/07 | 08 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | |
20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
27 | 28 | 29 | 30 | 31 |