5日(火)「空を繋ぐ家」クライアントOBのNさんから電話をいただいていてアトリエに訪ねてくださいました。久しぶりにお会いできましてうれしく思いました。あたたかくなってきたので外構工事と補修等を進めていくことになりました。
住まいは、どんなにつくる技術の点で優れた耐久性をもったものであっても維持管理のための手入れが必要であり、今後住み手のライフサイクルに応じた改良もしなければならない。それをやり続けるためには、自分の住まいに対して愛着と誇りをもたねばならない。Nさんもそうした尊敬するクライアントOBの一人であります。おみやげをいただきありがとうございました。
自邸を建てる時、設計監理を委託された建築家とともに、耐久消費財的ではない、文化的な発想で「終の住まい」を建てる気概をもっていただくことが大切だと思います。それは長い目でみれば、やり続けてきた日本のスクラップアンドビルドの現状を変え省資源であり、かつ生き延びる(sustainable)な文明を築くことに繋がるでしょう。
6日(水)娘は高校の入学式をむかえ家内と出かける。あたたかい希望の春。信州はあいかわらず朝は寒く寒暖の差が激しい。
8日(金)フェイスブックを始めたらJIAの仲間が多数友人として参加。JIA災害復興支援アイデアバンクをUIA東京大会関東甲信越支部の赤羽推進委員長が掲げた。夕方JIA長野県クラブの幹事会、その後もうひとつの会議を済ませて帰宅。
9日(土)朝の時間帯に倫理法人会のレクチャーを12日(火)に備えてパソコンのパワーポイントの環境チェック。午後はアトリエは休みなので現在思案中のプロジェクトについて柴崎さんと打合せをする。
10日(日)朝は寒く感じたが、穏やかな春の一日となりました。きょうは畑に家族皆でじゃがいもを蒔きました。前日は久しぶりに雨が降り土の感じもちょうど良いと思った。大好きな野菜の栽培も父に教えてもらいながら今年もやっていこうと思う。自分たちで栽培した野菜を収穫できるなんてとてもしあわせなことだと思う。少しばかりの野菜だが今年も楽しみです。
12日(火)岡谷倫理法人会モーニングセミナーの講演会のため朝5:30に岡谷パークホテルの会場へ行く。矢島会長たちはすでにセレモニーの練習を始めていました。万人幸福の栞の朗読、朝の歌の斉唱は感動的でした。
40分間の僕の話を皆さんご静聴いただき心から感謝申しあげます。
東日本大震災後一ヶ月。今なお余震が続く不安な時期です。大自然は創造を絶する厳しさを与えました。でも私たちは自然からの恩恵をたくさんいただいております。
性能ばかりが重視される時代になり子供たちは火に楽しむことも忘れてしまっている。不便なことの尊さを知らなければならないと思う。こうしたことを見つめ直していくともっと素晴らしい自然と繋がる住まいが生まれると思います。夏は暑い・・・冬は寒い・・・それは当然のことなのではないだろうか?必要以上の要求が住まいを貧しくしているように思えてならない。
自然は光や風や火に楽しむ喜びを人に与えてくれるばずなのです。もっと僕たちは皆が協力し合い創造的な生き方をしていかなくてはならない。
思えば10年くらい前に矢島邸(歴史と現代の接点に生きる家)の話をさせていただいてからの大変貴重な朝のお時間をいただきました。岡谷倫理法人会の皆様に心から感謝申しあげます。
Ⓒ 文・かたくら たかゆき
住まいの設計活動を通して住まい専門の建築家がありのままに毎日の生き方を語ります。
クライアントの方たちや家族そして自然との対話の中で常に暮らし向きの良い住まいを創造したいと思います。
住まいをもっと豊かに心地よく/片倉隆幸建築研究室FANPAGEもどうぞ!
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