12日(火)信州大学工学部建築学科3年生建築設計製図第2課題子供の空間の講座がスタート。
僕のスライドレクチャーの中で今年は震災後の状況をふまえストックを生かすことの大切さ,エネルギー問題を含め自然エネルギーを利用した建築空間のしくみを目指すこと、僕の暖炉の設計から修景の作品、広く敷地全体を設計していく中での自然との関わりを述べてみた。
東日本大震災・・・自然は人に創造を絶する厳しさを与えた。しかしいつも僕らは自然から尊い恩恵を受けています。自然の花たちの成長、その表現に無限な多様性を感じます。僕は現在そうした自然を考察しながら
自然と繋がる心地良い住まいのあり方を模索しています。
現在のあるがままの姿、姿勢を学生になげかけた。学生は敷地を考察しながらも全体のプログラム,子供とモノとの拡大した関係、ランドスケープとの関係をどう表現するかを見たい。
池上君が新婚旅行から戻りいつものように再びアトリエに活気が戻る。現在進行中のプロジェクトの模型を先行しようと声をかけて今月末のまとめに向う。やはりクライアントに説明するのは模型が一番である。考えることは自由だ。建築家はすべてのプログラムや環境に配慮してその場に最適な提案をするよう努力していくことが重要である。
17日(金)平林さんが設計されたケア施設の施工業者が決まりほっとする。学校建築のアドバイザーを進めていると様々な教育内容に沿った教室やクラスター配置が気になる。その都度皆で議論をしていく。
18日(土)「八ヶ岳を望む家」Тさん宅の改修の確認に向う。確実にリノベーション、コンバージョンの時代になりました。「八ヶ岳を望む家」の改修を終えてクライアントのТさんと施工箇所の確認を済ませたところです。
縁側があり、和室2間続き、広く光溢れるアトリエがあり・・・環境も良く・・・大変気に入っているようです。
僕が設計して竣工後19年が経過して当時は彫刻家の故矢崎虎夫先生のご家族の別宅として利用されていた家ですが、Тさんご家族はご自分の感性にあった中古住宅を見つけたと思います。
これから自邸を建てられる方たちは設計監理を委託された建築家とともに、耐久消費財的ではない文化的な発想で「終の住まい」を建てる気概をもっていただきたいと思う。
一度つくった住まいはクライアントのライフスタイルに合わせて改良することはあっても壊さない、どこまで生きながらえていくかそれを考えて設計していかなくてはならないと思うのです。
それは長い目で見れば日本のスクラップ・アンド・ビルドの現状を変え、省資源であり、かつ生き延びる(sustainable)文明を築くことにつながるでしょう。
午後は久しぶりに H旅館の社長さんから設備についての相談を受けていたので顔を出して早速検討する。
土曜日であるが、柴崎さんは遅くまで頑張って某プロジェクトの図面を仕上げる。
建築に夢を見る・・・
見えないものが見えてくる・・・
6月末きっとおもしろい展開になるだろう。
19日(日)午後 日建学院 低層集合住宅のエスキースを楽しむ・・・
Ⓒ 文・かたくら たかゆき
住まいの設計活動を通して住まい専門の建築家がありのままに毎日の生き方を語ります。
クライアントの方たちや家族そして自然との対話の中で常に暮らし向きの良い住まいを創造したいと思います。
住まいをもっと豊かに心地よく/片倉隆幸建築研究室FANPAGEもどうぞ!
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