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今週のコラム

 4日(火)日建学院追い込みにて夕方授業、5日は雨が降り寒い日となる。午後S町のKさん宅へ設計打合せに伺う。最初のプランを見ていただきとても楽しい打合せの時間をいただきました。新築と改修を合わせて考えていきます。ローコストにするためにいろんな工夫が求められる。でも実に楽しい。
 夕方、アトリエに戻るとクライアントОBのGさんが、珍しい梨を届けていただいてました。「素敵な家に住ませていただきありがとうございました!」とありがたいお言葉をいただきました。
家が完成してしばらくしてからのこの言葉は建築家冥利に尽きます。
 この日も夕方日建学院。まとめの講義は様々な角度から・・・


  大阪ガスエネルギー文化研究所のCEL97号の中に 弘本由香里さんは 住まいの今後へ のなかで希望する住まいと指向の変化 にて 将来の住み替えや改築・建て替えなどに際して、希望している住まいの形態について、2011年調査では、第一位「建築家の設計で注文住宅を建てる」28.4%そして、注目すべき点のひとつが、「既存の一戸建住宅を購入・改築」が「新築の建売住宅を購入する」よりも上位。さらに「既存の分譲マンションを購入・改築する」が、「中高層の新築分譲マンションを購入する」よりも上位となっていてこうした意識の変化に、新築よりも安価でかつ自分らしい改修が施せる住宅への指向が着実に広がりつつある状況をとらえることができると述べています。


 最後のまとめは
1.自分が手に入れた住まいを、自分の暮らしの形に合わせながら生きていきたいという願望の強さが、改築意向の増加に見られる将来への備えの意識につながってきている。
2.新築住宅以上に既存住宅に価値を見出す指向が広がりを見せる。
3.今後は改築以外の選択肢として自分らしい住まいを手に入れるための住み替えをサポートする仕組みの充実も求められていくのではないだろうか?と述べ、高齢者の住まい方に関する問いでは、「現在の住まいで安心して住み続けられるように、体が不自由になる前から住まいの改修をしておきたい」が6割、「体が不自由になっても在宅の医療・福祉サービスを受けながら住み慣れた住宅に住み続けたい」が6割ということであるようです。

 省資源化を目指して「良質な中古住宅を増やす」仕組みへの取り組みは大変大切なことですので、是非自分の生活に合わせた改修が施せる住宅を目指してほしいと思います。僕は喜んで応援させていただきます。


 6日(木)、7日(金)と夕方の日建学院のまとめの講義を終了して出題される製図試験「介護老人保険施設」はこうして考えるとポピュラーなテーマであり住まいと同じように快適でくつろげる空間が望まれます。建築はもうひとつ社会資産として地域との繋がりを保っていかなくてはならない。その主人公は人である。


 9日(日)この日は一級建築士製図試験・・
僕は従兄弟の結婚式に参加。アットホームな式であり楽しかった。
10日(月)出雲駅伝 東洋大学優勝!午後日建学院のホームページを見ると作図量の多い試験のようでした。でも似たような問題を練習しましたね!

Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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かたくらたかゆき
性別:
男性
職業:
建築家
趣味:
自然に親しむこと
自己紹介:
豊かな暮らし向きを望むあなたに!
住まいの設計活動を通して住まい専門の建築家がありのままに毎日の生き方を語ります。
クライアントの方たちや家族そして自然との対話の中で常に暮らし向きの良い住まいを創造したいと思います。
住まいをもっと豊かに心地よく/片倉隆幸建築研究室FANPAGEもどうぞ!
http://www.facebook.com/archhall
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