春分の日を過ぎた、21日(水)も寒い朝でした。午後は池上君とY邸改修の打合せに伺う。予算計画、重要事項説明書を提示して設計契約となりました。住まいの設計は かたちだけでなく真の使い勝手が大事です。もう何回となく建築を手がけてきたベテランクライアントご夫婦だけに設計の打合せをしていても内容が充実していて実に楽しい。
22日(木)は信州大学工学部建築学科の謝恩会出席のため長野メルパルクへ行く。学生たちがお世話になった教員のために毎年開催しています。信州大学も社会開発工学科の建築コースから工学部建築学科にいたる9年間お世話になりました。課題設計の講評会等の出席はあると思いますが、ひとまず終了です。芝浦工業大学工学部建築学科の非常勤講師から始まり学生と関わってきたことが日常の建築家の仕事と並行しているので刺激にもなり楽しい時間でした。
僕の趣味のひとつは建築教育なので機会あればまた授業を受け持つつもりですし、自らのアトリエも教育の場として開いていきたいと思っています。今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。
24日(土)午後、久しぶりに東京から従兄弟の望君がお墓参りに来てくれた。元気そうでなにより・・・これから結婚して家を持ち・・・今後が楽しみです。
25日(日)は部屋の片付け等を済ませてから毎週一度の諏訪湖周辺のジョギングを復活・・・天気が良く気持ち良い風景でした。八ヶ岳の雪も大分少なくなりました。
午後は、ワイングラスを磨いていたらピカピカになりとても幸せな気分になった・・・
М君のオープンデスクも今週にて終了。きょうは製作途中の模型を持ってクライアントとの打合せに参加してもらいます。
今週の倫理から
規矩作法 (きくさほう) 守りつくして 破るとも 離るるとても 本を忘れるな
「規矩」は指金などの大工道具のことです。まず師匠から教わる形や規則、作法を忠実に守って、基本を身につけることが大事だというのです。
「破る」は元の形にとらわれることなく、自分の工夫や努力によって師匠の教えを破って成長することです。いつも定められた通りに事が運ぶことはないのです。
「離るるとても 本を忘れるな」は、師匠の教えを離れて精進することで、独自の境地を開拓したとしても、元の精神・基本を忘れるな、という意味です。・・・・
建築の設計を通して常に新しいものを求めようと努力していくのですが、常に基本を問うことの繰り返しのような気がします。
今週も頑張っていきたいと思います。
Ⓒ 文・かたくら たかゆき
住まいの設計活動を通して住まい専門の建築家がありのままに毎日の生き方を語ります。
クライアントの方たちや家族そして自然との対話の中で常に暮らし向きの良い住まいを創造したいと思います。
住まいをもっと豊かに心地よく/片倉隆幸建築研究室FANPAGEもどうぞ!
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