27日(火)午前中柴崎さんとОさんご夫婦との設計打ち合わせ。設計内容もとても充実してきました。2案のうちスペース優先にて1案を決めて細部の見直しとプランの修正をしていくことになります。
28日(水)設計見積りを詰めているA邸の内容を午前中にクライアントに報告をする。 進行中の住まいはどれも内容が深い。
「信州の建築家とつくる家 第9集」が届きました。環境について考えてみよう!というタイトルにて長野県クラブの活動内容と建築家有志の個性的な作品の紹介をさせていただいております。家の新築や改修をお考えの方へ!今後の暮らし向きについて一緒に楽しいお話をさせていただきながら家づくりのお手伝いができたらと思っております。
どうぞお気軽に問い合わせをいただきたいと思います。
29日(木)6:25分の特急あずさに乗り横浜大会へ向う。Bank ARТにて受付を済ませて横浜市開港記念会館の 「良い建築・街をつくるための建築・まちづくり機構」{日本版CAVEを考える}シンポジウムに出席。難しい内容でありましたが、良い街・建築をつくるシステムを日本でつくることができるのか?どのようなプロセスが必要かを実例を通して議論が行なわれました。市民と専門家と行政のしっくりとした関係をつくりあげることが大事なのかと思います。久しぶりにお会いしたJIA神奈川相談役の森岡さんと昼食をいただきながら逗子のプロポーザルコンペをコーディネートした経験を語りながらやはり主体は市民であると強く述べていました。
午後は神奈川県民ホールにて「血縁に基づかない新たな住まい方」へ出席、そしてBank ARТにての住宅部会のセミナーに出席して意見交換。
ウェルカムパーティーは伊東豊雄さんが出席。ベネチアビエンナーレの金獅子賞の作品震災復興の「みんなの家」を紹介していただきました。その後長野地域会の方たちと会員でもあり大学の後輩の山口さんのご両親のお店「ヒデズカフェ」にて懇親会。再び神奈川の森岡さんや住宅部会の中澤さんが合流して情報交換。
30日(金)「建築家資格制度の目指すところ」はとても時間が足りないと思えるほど議論が続き、そう簡単にまとまりそうもないように思えました。プロフェッションの必要条件として①公益を最優先すること②高度の専門性をもつこと③個人であること④営利を目的としないこと⑤団体による倫理規制があることなど、今③、④が危機に瀕している。登録建築家制度がオープン化されて事実上専兼の垣根が外されることには僕は反対です。以前JIAはプロフェッション法としての建築家法を立法する別の道を探るべきだと述べていた斉藤孝彦さんの意見に賛同します。CAVEの問題もそうですが、建築基本法と深く関係してきそうです。
基調講演をいただいた田中優子さんの「足るを知る」の江戸時代・・・暮らしの本質に迫るとても内容のある話しでした。コミュニティーデザイナーの山崎さんの語りも元気が良く、楽しい話しでした。また市民の方に参加いただいたことがとてもうれしかった。
恩師の石川洋美先生も会場にいらっしゃったようですが、会えなく「信州の建築家とつくる家第9集」を山口さんにお渡しいただけるようお願いした。
短い時間の中での集中した会議と懇親会。ゆっくりと横浜を楽しむ時間はなかったが、明日の創作へのパワーをいただきました。関係者の皆さま大変御苦労様でした。心から感謝しております。この大会のまとめはJIAマガジン等に掲載されるかと思いますので出席できなかったセミナー等ゆっくり読んでみたいと思います。
駆け足で家に戻ると1日(土)は祖父の四十七回忌と祖母の二十三回忌の供養にて菩提寺の真福寺へ。週末はいろんな意味で尊い時間をいただきました。
Ⓒ 文・かたくら たかゆき
住まいの設計活動を通して住まい専門の建築家がありのままに毎日の生き方を語ります。
クライアントの方たちや家族そして自然との対話の中で常に暮らし向きの良い住まいを創造したいと思います。
住まいをもっと豊かに心地よく/片倉隆幸建築研究室FANPAGEもどうぞ!
http://www.facebook.com/archhall
06 | 2025/07 | 08 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | |
20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
27 | 28 | 29 | 30 | 31 |