22日(火)は「湖畔の片流れ」の2年点検となりました。М工務店の専務と一緒に訪れ久しぶりにクライアントとお会いしてたいした不備もなく喜びのお言葉をいただき楽しい時間でもありました。
23日(水)は池上君と改修するHのシェアハウスを工務店への説明するために松本へ。今回の仕上げはもとの建築が新建材を中心に仕上げているので予算中心に住まい方を提案していきます。
24日(木)父の命日を迎えた。お墓参りをして父への感謝と一年を経て家族の皆と思いを一つに・・・また明日に向かい父の志を継承、実現していきたいと心に誓った。僕の中でも父と生きたひとつの時代を終えて・・・
今月の倫理の視点の中で野中寛治さんは
{70年代に目ざした経済の「成長追求型」から「成長活用型」のビジョンも、80年代の「精神的・文化的豊かさ」という目標も、バブル崩壊後は霞んでしまった感がある。バブル崩壊から今日まで、二十年以上も続くデフレ経済から脱却できない状態が続いている。産業の発展とは何か、経済とは何か、そして人間の生活とは何か、精神的・文化的豊かさとは何かを、一人ひとりが 真剣に考えなければならない時代が来ている。}と述べられていて共感した。
先週からの風邪はなかなか直らない。
26日(金)夕方は渡辺武信さん宅へ訪問の日。パーゴラのアプローチから室内へ・・・武信さんご夫婦のあたたかいおもてなしを受けて楽しい時間を過ごす。特に2階の厨房周りと食堂、ユーテリティー、居間の関係は絶妙でありました。タモの木を利用されての壁、天井、家具の素材の統一感が居心地の良さに相乗効果をもたらして気持ちいい!流石に収納関係の納まりも見事でした。暖房は床暖房とFF式のペレットストーブであり、僕も良く暖炉を設計してきましたが、外に煙を出せない都会の環境には適していると思います。また増改築の煙突工事を考えると簡単な扱いのペレットストーブも魅力があるように感じてきました。
ワインをいただきながら楽しい建築談義が続いた。設計室の100インチのスクリーンは迫力である。
一日映画2本を見てしまうらしい・・・優雅な生活!さすがに映画評論家・・・オーセンティックな建築の大切さ・・・実に気持ち良い空間でした。
僕も天井の高さ2280を良く使いますが、武信さんは2250という高さ7尺5寸のスケールについては馴染み良い寸法です。天井の高さまで窓を上げることがひとつのポイントだと思います。
現在の自分の設計に心地よい励みをいただきました。戻ってきて愛用のメモ帳モレスキンに駅から武信邸までの地図とプランをスケッチして学習の記録としました。
オーセンティックな建築・・・今後もきちんと考え創作を続けていきたいと思います。
27日(日)穏やかな日差しの日曜日となりました。風邪の状態も大分良くなりました。
久しぶりに諏訪湖周辺を歩く・・・雪が多く残る信州です。
Ⓒ 文・かたくら たかゆき
住まいの設計活動を通して住まい専門の建築家がありのままに毎日の生き方を語ります。
クライアントの方たちや家族そして自然との対話の中で常に暮らし向きの良い住まいを創造したいと思います。
住まいをもっと豊かに心地よく/片倉隆幸建築研究室FANPAGEもどうぞ!
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