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今週のコラム
 Nさん宅の改修に続き、最近は、Wさんの住まいの改修が終わり、2世代が仲良く住まう事になります。若い夫婦には、家の完成とともに赤ちゃんが誕生しました。まことにおめでたいことです。

 つつじヶ丘の家の修景も終わりました。ここはまたお祖母様、御夫婦と御嬢さんが四人の七人家族です。

 二世代が一緒に住まうお宅は大変皆仲が良いといいますか、(人には言えない事情も多少はあるのでしょうが、)それぞれの立場を知らず知らずのうちに心得ているものだと、御家族に接してみて大変良くわかります。

 そんな関係がまず気持ち良い設計へと僕の気持ちを高めてくれるのです。

改修を始めて思うのですが、骨格のしっかりしている建築もあれば予想以上に補強に手間のかかるものもあります。おそらく一般の方には、改修後の素晴らしさというものがどれだけ奥深く感動的かということが、なかなか実感できないものと思います。

 次の質問を受けます。改修するのと新築するのとどちらが、安くできるのでしょうか?という質問です。
それは住まいを見てみないと正直わかりませんが、建築家にとっては、関わるのは、誰でも新築の方が楽に決まっているはずです。(誤解を避けておきますが、新築は新築でしっかりとした考え方があります。)けれども改修は家の歴史に深みが出て大変興味深いものとなるのが、経験してわかります。何をどう残し、何をどう変えていくかというイメージづくりをしながら、質の高い空間へ導いていくのは僕たち建築家の腕のみせどころなのです。

 改修の仕事こそ僕は建築家に任せるべきだと感じております。
 そして、残す価値のある建築かどうかということも建築を見せていただき、御家族に接すれば直感でわかります。住まう方が残す愛情がなければ何も残りません。何が安いか?高い?かということよりも、家族が皆どのような関係でまたどのように家を大切にして生きるか?考えてみたいものです。


 住まいの設計者としての僕の仕事はその辺から始まります。
考え方を足し算したり、引き算したり積み重ねて結論にいきつくはずです。
まず自分たちにぴったりの暮らしとは何でしょうか?生き甲斐はなんでしょうか?

何が高く、何が安いのでしょうか?
家を創るにはそれだけでは十分不足なことに気がつきます。

                                (C)文・かたくら たかゆき

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プロフィール
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かたくらたかゆき
性別:
男性
職業:
建築家
趣味:
自然に親しむこと
自己紹介:
豊かな暮らし向きを望むあなたに!
住まいの設計活動を通して住まい専門の建築家がありのままに毎日の生き方を語ります。
クライアントの方たちや家族そして自然との対話の中で常に暮らし向きの良い住まいを創造したいと思います。
住まいをもっと豊かに心地よく/片倉隆幸建築研究室FANPAGEもどうぞ!
http://www.facebook.com/archhall
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