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今週のコラム
今改修して次第に仕上がる自宅内のアトリエにて吉村順三先生の「火と水と木の詩」を読み直しています。何度読み返しても基本的にとても大切なことが書かれています。自宅南台の家の変遷については1957年の廊下のない見事な一階プランが出来上がるまでの6回に及ぶ増築改修の跡は最終的に玄関の位置が南から北に移動することにより玄関へのアプローチを長くして室内の使いやすい計画への感動的な変遷です。これが改修かと思うほどの変遷です。先生の暖炉とグランドピアノ、テレビのある家ができれば一人前との言葉は有名です。心地良い空間は生活への細やかな考察から生まれてくると思います。建築の設計の妙は豊かな経験から生まれてくることをつくづく感じます。
僕も機会ある度に暖炉の設計をしてきました。うまく納まるととても気持ち良いものです。オープンファイヤープレス(直接火を楽しめる暖炉)は奥行きを浅くして火を美しく見せる燃え方を考えることが大切です。
 赤い暖炉の家
改修を考えている時に一時はコーナー暖炉の図面を描いていたのですが、敬愛する建築家・渡辺武信さんの自邸を見学させていただいた時のペレットストーブのクリーンな雰囲気に魅了されました。ペレットも扱い安くて良いのでは・・・そう考えてサイカイ産業の赤いSSー2を入れました。外回りが仕上がれば燃焼テストとなります。
 自宅内のアトリエに置かれたペレットストーブ
今一番考えていることはエネルギーの地産地消です。そのために暖炉や薪ストーブ、ペレットストーブは地元の燃料を使うことができて良いと思っています。また家のそばに畑があれば、在る程度の自給自足ができます。
日曜日、自宅改修部分のアトリエに一人・・・図面を眺め・・・・そばに置いてあるなつかしい宮脇檀のエッセイにを眼を通す。
新宿オゾンの住まいセミナーも来月11日、原稿に目を通す。庭をぼーっと眺めていると木立ちも赤くなりはじめてきました。

木曽御嶽山の噴火・・・

家の庭にも火山灰が舞いました。車にうっすらと火山灰。南の方に雲のようになびく火山灰が見えます。
犠牲者も多くなり本当に悲しいことです。言葉になりません。

29日(月)は御嶽山の噴火の話にて始まるアトリエの仕事・・・東松島のコンペの模型の土台を作ろうと僕も頑張る。

(C)文・かたくら たかゆき

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プロフィール
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かたくらたかゆき
性別:
男性
職業:
建築家
趣味:
自然に親しむこと
自己紹介:
豊かな暮らし向きを望むあなたに!
住まいの設計活動を通して住まい専門の建築家がありのままに毎日の生き方を語ります。
クライアントの方たちや家族そして自然との対話の中で常に暮らし向きの良い住まいを創造したいと思います。
住まいをもっと豊かに心地よく/片倉隆幸建築研究室FANPAGEもどうぞ!
http://www.facebook.com/archhall
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