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今週のコラム
15日(月)夕方住宅部会の市民住宅講座WG。次年度のコーディネーターのテーマも持ち寄り主査の湯浅さんの進行により深い議論になりました。僕は「住み継ぐ家」が個人的には最重要テーマ。職能団体として生き延びていく社会について、身近な設計と暮らしを通してどうしたら良いか伝えていきたいと思っています。
16日(火)建築家故 宮坂修吉さんが手がけたY邸の改修をこの春ようやく施工していく準備もできてクライアントご夫婦と設計内容を確認する時間を持てました。もう40年くらいにかけて二世代が住まう家となり改修を重ねた履歴があります。今度は三世代が住まうお家として改修していきます。仲良く暮らしていらっしゃいます。宮坂先生の設計の凄いところは鉄骨造にて大きな空間を構成して内部の木造の壁等がいかようにも変換されてきまして住み手の生活に対応できるフレキシビリティーのある空間であることに気づきます。これこそ今求められているつくり方ではないだろうかと思うのです。ですから設計者としては最初の設計条件の読み方は、大切なところです。同じ鉄骨造であってもY邸と違い僕の家は比較的短いスパンで鉄骨の骨格ができている。初期の設計は地元の先生です。改修した時に見ると、鉄骨造の土台が枡組にしてあり基礎のボルトが溶接されているのを確認して、しっかりした構造だと感じた。改修時に基礎断熱は予算と施工順序の関係で無理と判断して床断熱を継続しました。改修時の断熱方法には家の履歴もあり良く調べることが必要です。そうした履歴を調べて、積層して改修してきた我が家は、僕が毎朝活け花をしてところどころに設えます。皆さんのお家に比べればたいした「場」でもないのですが、大変愛着が持て楽しい毎日です。暮らしを通して・・・不合理な面も多々ありますが、僕は「家」が大好きです!そして住まいの暖炉は多くを設計してきましたが、自宅には、武信さんと同様ペレットストーブを入れた。
武信さんは ガストン・バシュラールの言葉を次のように紹介した。

「焔はわれわれをして初めて見るようにとさし招く。われわれはそれについて無数の思い出を持ち、それについて、まさに、ひとつのきわめて古い記憶をもつ者として夢見るのだが、しかもわれわれは万人と同じようにそれを夢見るのであり、万人が思い出すように思い出すのである。その時、焔を前にした夢想の最も恒常的な法則のひとつに従って、夢想家は、もはや単に彼自身のものばかりでないひとつの過去、世界の最初の火の過去のうちに生きるのだ」「蝋燭の焔」 渋沢孝輔訳
今の時代に目に見えるかたちでの焔の復活はペレットストーブは、わかりやすいかもしれない(笑)

大雪の朝になりました。


(C)文・かたくら たかゆき

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住まいの設計活動を通して住まい専門の建築家がありのままに毎日の生き方を語ります。
クライアントの方たちや家族そして自然との対話の中で常に暮らし向きの良い住まいを創造したいと思います。
住まいをもっと豊かに心地よく/片倉隆幸建築研究室FANPAGEもどうぞ!
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