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今週のコラム
11日(水)クライアントOBのNさんには家の手直しの確認に訪問させていただきましたが、そのたびにお気遣いいただき、この日は薔薇の花等をいただきうれしかった。しあわせー!

旧岡谷市役所庁舎1936年(昭和11年)

岡谷市文化財保護審議会委員で諏訪総合設計代表の宮坂さんが(20140118市民新聞)にて発表されていますが、その中で平野村制から岡谷市制への移行には庁舎が整備されてることが条件とあり尾澤福太郎翁の寄付により建設されたことはご存知のとおりです。そこで村では鉄筋コンクリートの設計者として近在に適任者がいないことから県の営繕課に相談して、その設計者が三苫繁実(長野県営繕課技手)であったことも述べています。

さて、
諏訪市の片倉館1928年(昭和3年)

設計は建築家森山松之助。森山が当時ヨーロッパを旅してモダニズム運動の影響を受けていたと思う外観でもあります。実業家の手による昭和初期の公共福利厚生施設として歴史的な価値があります。当時の設計監理料6.88%とあります。クライアントと設計者の良好な関係も読み取ることができます。森山松之助59歳の頃ですが、片倉館竣工から8年後旧岡谷市役所庁舎の竣工。設計に森山松之助が選ばれていたらどのような設計をしただろうか?旧庁舎は立派ではあるがもう少し構成的な表現になったのかもしれないと思うと・・・推測するだけでも楽しい。
旧庁舎竣工翌年 1937年といえばフランクロイドライトの落水荘が竣工しているのだから・・・
森山はフランクロイドライトより2歳年下。つまり同世代の建築家であるからかなりの影響を受けていたはずであると思う。等々20世紀モダニズムの流れを海外の流れ等も振り返るといろいろと誤読?するかもしれないが創造する楽しみもあります。
12日(木)そんな日常の思いもある中で、学生たちの落水荘の模型の完成間際の指導と20世紀モダニズム建築の騎手ともいえる5人の建築家のサーベイの状況を見守った日。
夕方家のアトリエにて住宅部会のワーキング部会が建築家会館にて行われているため記念すべき初のテレビ会議。少し時差?(笑)はあるがリアルタイムに確認できたことがうれしい。凄い時代になったものだと思う。
13日(金)Т邸改修の設計打ち合わせに現場の様子を見ながら夕方池上君と伺う。
14日(土)、15日(日)、16日(月)諏訪大社下社の里引き、建御柱となりました。諏訪は御柱祭一色です。

(C)文・かたくら たかゆき

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住まいの設計活動を通して住まい専門の建築家がありのままに毎日の生き方を語ります。
クライアントの方たちや家族そして自然との対話の中で常に暮らし向きの良い住まいを創造したいと思います。
住まいをもっと豊かに心地よく/片倉隆幸建築研究室FANPAGEもどうぞ!
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