10月になりました。
歯科医院の修景も終了して、残工事は既存部分のカルテ棚作成や、多少の内部改修があり、2日(水)の午後、先生や施工者と打ち合わせ。夕方 住宅設計の実務スタディーグループの会議にZOOM参加。活発な議論が行われる。
10月の学校は衣替えの季節。20世紀の建築家ピエールコーニックのスタール邸はいつ見ても新鮮さに満ちている。他の建築家の考察も学生たちは楽しく取り組む。
住宅建築プログラム「ケース・スタディ・ハウス」の一環として建てられ、建築写真家ジュリアス・シャルマンの写真で有名となり、数多くのドラマ、映画、広告撮影のロケ地として使用された。なお施主バック・スタール(Buck Stahl)が全体の構造にインスピレーションを与えたのではないかとみられる写真や逸話もある(ウィキペディアより)
午後の卒業制作・・・コンセプトを深めよう。手を動かそう・・・
夕方は、JIA職能・資格制度委員長 南さんが司会の 「建築家職能 ~ その未来への礎(いしずえ)を探る ~「建築家」を考える シリーズ ①」にZOOM参加。今後、専業と兼業の方が一緒の団体をつくることは不可能と感じます。非営利性や利益相反のことが気になり質問をする。JIAも長い間建築家とは何か?という本質的な議論を続ける土壌を失っていると思います。僕らの斉藤孝彦さんとプロフェッションを語る会のメンバーは引き続き豊かな議論を続けていきます。
5日(土)メールをいただいていました、Fさんの訪問を受ける。東京、信州の2拠点生活を想定して実家を改修したいとのことでした。楽しい時間をいただきました。
午後歯科医院改修の現場へ、残工事排水口の位置判断。
武信さんが亡くなってから、斎藤孝彦さんとプロフェッションを語る会の大塚さんから2017年の住宅部会の日「武信さんに聞く」の記録が送られてきました。部会長を務めたこの年は渡辺武信さんや斎藤孝彦さんを交えての話合いもあり楽しかった。以後、語る会も6年目となりました。
それでは、堅固に感じられる家とは、具体的にどういうものだろうか。それを一言で言い表すのは難しいが、少なくとも、やたらに立派で堂々たる偉観を誇るような邸宅ではないことは確かである。人によって感じ方の程度が違うだろうが、住む人を威圧するような住宅は、精神的な嵐の際に頼りになるものではない。頼りになるのは、住み手の生活感・人生観に調和し、またある程度住みならされることによってその調和が時間的な厚みとなって蓄積された結果、その人にとって「これが私の場所だ」と思える感じが、すみずみまで行きわたっている家であろう。
嵐に耐える存在ということからすれば、家のイメージは城や要塞であってもよさそうだが、ぼくがそうしたイメージを避けるのは、城や要塞というと、なにかそこに籠っている人間さえも威圧するような超越性が入りこんでくるような気がするからだ。それに対して船というイメージは、それがどんな巨船であるにしても人間の意志で操れるという感じがあって好ましい。家は人間を保護してくれる堅固さをもって欲しいが、人間を超えたものであってはならない、とぼくは考える。ぼくは、うららかな日にはのんびりと、嵐の日には緊張して、自分の船を操り、時の海をよぎっていく船長でありたい(もっとも実際には船長は妻であって、ぼくは機関士ぐらいなのかも知れないが、それはどっちでもよいことだ・・・・・・)。
武信さんの御本をまた振り返る・・・
ぼくの家も築47年目を迎えた。最初はぼくの設計ではないが、数回の改修設計を経て、馴染んできました。武信さんの言われるように確かに船・・・
(C) 文・かたくら たかゆき
9月9日(月)渡辺武信さんの訃報が入った。ショックです。8日の朝亡くなられたようで前日までお元気だったようです。以前、僕が岡谷市内に設計した住まい丘水庵の隣が武信さんのご実家の敷地でした。設計当初、境に設計したコンクリート打放の壁を許可していただきたく東京のご自宅までお願いに伺い、了承していただきました。新築後、しばらくして武信さんはじめ住宅部会の皆さんが見学に来られました。同時に武信さん設計の平福寺の庫裏も皆で拝見させていただきました。お手紙もいただきました。
「片倉さん設計の住宅を好意的に評価したのは決して外交辞令ではなく、私でもああいうゾーニングをしたであろうと感じたからです。もちろん細部のデザイン、特に漆塗りの色鮮やかな床の間などは、私には絶対にできないという意味で抵抗もありましたが、それは他のクリエーターの個性に対する興趣でもあります。
と御親切に語りかけてくださり、最後は武信さんのサインが入っておりました。大変嬉しく感激しました。
住宅部会長をさせていただいた時も大変気にかけていただきました。2017年4月21日(金)住宅部会の日には建築家の聖地、建築家倶楽部にて、「武信さんに聞く」と題して、モデレーターの郡山毅さんが武信さんの建築とその生き方に迫り、映画評論家、詩人としての生き方にも広まり大変楽しい時間でした。
(写真提供:住宅部会 米田さん 大塚さん)
12日(木)郡山さんから武信さんの詩「風の中から」が届きました・・・
武信さんの4部作、住まい方の思想、住まい方の演出、住まい方の実践、住まいのつくり方のすべてを読み解いた。武信さんは「住まい方の思想」の中で繰りかえし語る『私性』とは何を伝えようとしてきたのか・・・
建築家とは生き方・・・住まいは設計者として働くうえでも最小限としてかけがえのない一つの信仰、そして人間を超えないという意味でいえば等身大の信仰であるともいえる・・・武信さんからの教えが今も心に響きます、
単なる設計者と真の意味での建築家の違いを、さらに突き詰めて考えれば、建築家の業務は、利益を追求するビジネスではなく、倫理に縛られていると言えよう。倫理を伴うことによって建築家の業務全般は職業(Job)ではなく職能(Profession)となる。・・・と述べております。
我々建築家は、今の社会における建築家のプロフェッション・・・議論を続けていかなくてはなりません。
(C) 文・かたくら たかゆき
修景した時に以前から使用していた給湯器を水道直圧式に変えたいということで、賛成。設備屋さんに連絡しました。
他にもいろんなお話をお聞きして、美味しいコーヒーとチーズケーキ、果物等をいただきました。ご主人の書斎コーナーも情報に溢れていてとても良かった!お花の先生でもいらっしゃる奥様の華麗な活け花にいつも魅了されます!
でもこの時間は貴重です!
母が整形の診察の日となり、家内と母を病院まで送り、僕は仕事に戻りまた迎えに行く。
家にてくつろぐ・・・最初のビールが美味い!
午後歯科医院の第二期解体部分の様子を見に行く。一部の基礎脱型後のホールダウンの位置も確認。今後の連結部分の様子も図面と照合。
今の時期、毎朝の活け花には、庭先の桔梗もツユクサも活けるには有難い。
夕方住宅設計の実務スタディーグループの会議となりました。
建築家は、なにものなのか、を考えることにより業務報酬の在り方もよりはっきりしてくるのだろうと思います。
米田さんの会議後のメールのように建築家のすべきことを明らかにし、対価としての設計監理報酬がどうあるべきかじっくり考えませんか?という意見に賛同します。
来週は夏休み前のポスターセッションになります。午後のリノベーションの課題も図面の追い込み。来週ポスターセッションになります。
待ち合わせ場所の「はやかわ家」にて昼食会。普段菊池さんからは、住まい、暮らし、環境等 様々な御話をお聞きしていましたが、この日も続く楽しい会話です・・・(笑)
奥様、お嬢様とも楽しい時間が過ごせました。FBから初対面と思えないほど、家族のように楽しい時間が過ごせました。美味しく・・・楽しく過ごせた昼食会・・・おみやげもいただき心より感謝申しあげます。
大きな励みをいただき、素晴らしい建築家の休日をいただきました。
梅雨の晴れ間の一日でした。
菊池様、皆様、自然豊かな安曇野の旅を満喫されてください!
とのことでした。
風が
7月から1年の後半・・・楽しく頑張っていきましょう。
嬉しかったのは美術部の女学生制作のミツバチの家に会えたこと。
午後諏訪湖周辺のジョギング・・・
書かれています。
12日(日)庭先の花が美しい・・・
花を活けるのも楽しい・・・
民家を修景して残される方々が増えて欲しいと思います。遠方から大変ご苦労さまでした。
11日(木)毎週木曜日から学校の授業が始まりました。新学期を迎えて学生たちの成長も楽しみです。
29日(火)4月から新しくスタッフになっていただけるOさんに来ていただきました。
Nさんと一緒に打ち合わせを行う。 午前中は凄い雨でしたが、午後は暑い日となりました。
大切に保存してあった学生時代の図面を整理していると・・・あの頃何を考えて図面を描いていたのか・・・考えるとなかなか、捨てられないのですが・・・当時CHって呼んでいた印刷にて画像保存のあるものは多いので、大部分を処理する。
学生時代・・・よく描いていた・・・集合住宅のエスキス図面
4日(木)斉藤孝彦さんとプロフェッションを語る会ZOOM会議。
5日(金)歯科医院の図面のまとめ作業に追われる。
6日(土)前橋から連絡いただいていましたKさんが訪問されました。150年経過の民家を直したいということです。楽しくお話をさせていただき、民家も見せていただきました。古い建築を大切にされるそのお気持ちに感動しました。実測図をまとめたいと思います。
建築家:かたくら たかゆき は、
24日(日)前日の大雪のため、この日に家内とお墓詣り。
午後応募のOさんと面接、お人柄と考え方、に感動して事務所に勤めていただくことになりました。学ぶことに熱心なOさんから、学んでおくべきことのリクエストがあり、僕が、何度も読み続けた、宮脇檀の 住宅設計手法を渡した・・・
なんだか嬉しい・・・
斉藤孝彦さんとプロフェッションを語る会の原稿も時間をとり進める。クライアントとの打ち合わせという実務に凄く役立ちます。とても良い会です。
これからもご指導、頑張ってください。
住まいの設計活動を通して住まい専門の建築家がありのままに毎日の生き方を語ります。
クライアントの方たちや家族そして自然との対話の中で常に暮らし向きの良い住まいを創造したいと思います。
住まいをもっと豊かに心地よく/片倉隆幸建築研究室FANPAGEもどうぞ!
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