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今週のコラム
4日(木)暑い日となりました。午前中は学生たちと20世紀の建築家の調査がスタートしました。
リートフェルトのシュレーダー邸、ウィリアム・モリスのレッドハウス、そして日本の作家 藤井厚二の聴竹居についてグループ毎の考察が始まった。午後の設計製図のエスキスについて一人、一人講評を行う。自由なとらわれないデザインを期待したい。
5日(金)小泉山森の家を久しぶりに訪問。簡易デッキの相談を受ける。皆さんお元気な様子で何よりです。その後、現在計画中のSさんの敷地を見て事務所に戻る。
6日(土)頼んでおいたイタリアワイン、キャンティが届く.
7日(日)家や事務所の周囲の整備、特に事務所壁面のアイビーは増えすぎてどうしようもない。この日の手入れだけでは無理。来週もう一度挑戦。
いろいろ集中して作業。疲れた夕方は、母と家内と楽しい夕食。ピザ、野菜・・・ビールにキャンティ・・・しあわせー!
仕事も趣味も授業の時間も夢中になるのが僕のスタイル。

8日(月)誠実に仕事を行っていると、近隣同士の環境問題についての相談を受けることにもなります。こうしたお話に関わっていますと、それぞれの住まいに関わる設計者は仕事を受託するお家の方はもちろん近隣の環境への配慮に対して細やかな注意を払うべきだと感じます。
プロフェッションの根幹は公益性にあります。広く環境への配慮・・・個人のレベルからより一層丁寧な日常を心掛けたいと感じます。

(C)文・かたくら たかゆき

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27日(水)午後、某店舗の部分改修の打ち合わせ、実は以前に設計を終えていたが、こうしたコロナ化の状況を見据えて施工の段取りに入るということでした。
28日(木)学生たちに語ることがたくさんあり、午前中建築家/プロフェッションの根幹/新築から修景/持続可能をスライドレクチャー。午後は出題中の課題について一人一人の講評と楽しい時間でした。
29日(金)午後、母を連れて久しぶりに岡谷市民病院の整形へ行く。足の痛い母だが、コロナの状況で2回の診察を休んでいましたので、受診できて嬉しかったようです。
30日(土)は、Sさんの住まい基本設計のまとめの打ち合わせを行う。久しぶりに平屋のプロジェクトになります。コロナ化により住まいが変わる!?
20世紀の建築家たちの活動を学生たちと研究していくとき産業革命後の歴史に触れていくのですが、19世紀の産業革命後、イギリスは都市部の人口密集化が進み、不衛生な環境下において結核患者が急増した歴史がありました。20世紀初頭のモダニズム建築。ル・コルビュジエは太陽と空間と緑、屋外の空気、スケッチに掲げた太陽と手の平・・・スタイリッシュな造形に隠されているかのようですが、病気の対策にも真剣に取り組まれ衛生的な建築を創作されます。モダニズムの建築家たちのプロフェッションの根幹にある公益性と自由、独立の精神。ピロティもステンレスと革の椅子のデザインも足元の風通しの良さを感じます。アアルトの白い清潔感に溢れたパイミオのサナトリウム。時代を読み取る自然との融合は、閉鎖的な気密住宅に対する猛省を促しているようにも思えます。建築と自然の有機的な関係はフランクロイドライトの思想に多くを学びます。住まいと自然の関わりを住まい手とともに自由に提案できる建築家の姿勢は永遠に求められています。
Sさんの住まいも最大限に住まいと自然の関わりを考慮して豊かな暮らし向きを目指していきたいと思います。

(C)文・かたくら たかゆき

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21日(木)ようやく学生たちに会えた。授業が始まった。ガイダンスも含めて、スライドレクチャー。コロナウィルスで暮らしと住まいが変わる!?建築と環境との関係は深い。
家の周りの緑の成長も早い。事務所の外壁につたうアイビーは窓にもかかり、休日は整備も大変ですが、こうした作業も楽しいものです。家にいる時も、仕事に関わる時間がありますが、環境が良いので気持ちよく暮らしております。外出禁止が長く続きましたが、僕の生活はあまり変わらず事務所にいても家の隣であるせいか、ずーっとステイホーム感覚です。
もともと家に居るのが好きなので、家の大切さと周囲の環境の大切さも良くわかります。改修や新築の仕事の他に、クライアントOBからも暮らしの変化に応じての増改築とそれに伴う建具やデッキの相談も受けます。
大切なのは大きさではなく、質の良い家を・・・
毎日の暮らしに寄り添う住まいを考えること!です。
今週26日(火)住宅部会市民講座WGのZOOM会議・・・


(C)文・かたくら たかゆき

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12日(火)斉藤孝彦さんとプロフェッションを語る会のZOOM会議を夕方2時間、斉藤さんは欠席ですが、寺山さんの解説にて当時の建築設計監理報酬の理論的考察を読み解き意見交換を行う。
時代は変わり建築家の業務も特に環境問題への配慮は住まい方に直接の影響を与える温熱環境部分への配慮のほかに、建て主の皆さんとともに参加する社会貢献や地球環境への配慮は、特に重要な課題となりました。
斉藤さんのおっしゃるように医師が生命に対して責任を負い、弁護士が正義に対して責任を負うと同じように建築家は環境についての責任を負うプロフェッションでなくてはならない。環境という言葉の深さを読み、建て主の皆さんへ環境に貢献する意味をわかりやすく伝えていかなくてはならないと思う。
13日(水)も住宅部会市民講座WGが2時間。テレビ会議は、地方に住まう僕にとっては電車で通う時間が省かれてとてもうれしい。
15日(金)午後は素晴らしい庭を眺めながら修景の打ち合わせと建築設計監理業務委託契約を交わす。大変楽しい時間でした。

16日(土)柴崎さんとSさんの住まいについて僕もスケッチを進めてあり、全体のプランやいろんな部分の見え方を確認していく。
17日(日)原稿のまとめもあり、午前中は庭を眺めて作業。こうした在宅での作業は僕の理想であり、家を改修してから自宅にもアトリエができたので、コロナウィルスの大変な状況下、周囲に気をつけはするものの、家庭でも、生活を楽しみながら、花を眺めたりして理想的に仕事をしています。
今週も柴崎さんと打ち合わせてそれぞれの仕事が始まりました。

(C)文・かたくら たかゆき

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8日(金)午後環境創機のZOOMにおける屋根集熱、そよ風のセミナーは勉強になりました。集熱に関しては屋根に限らず実践してきておりますが、特に屋根集熱に関して南側の屋根の角度や地形に対する触れにより集熱効率がかなりシビアであることが理解できる。自然エネルギーの活用にて豊かな室内気候を取り入れることが目的なのでこれも参考に地形や地域の状況に合う独自の方法を探っていくことになります。
学校の授業も休校が続きます。学生の皆さんにも会いたい。担任の甘利先生から僕の出題の課題設計への敷地に対するエッセイとプレゼンが送られてきました。楽しく目を通して意見を述べました。そろそろ学生の皆さんにお会いできそうかな?その時には考え続けてきたスケッチの数々を拝見したいと思います。
暦通りに仕事。10日(日)は母の日、夕方お願いしてあった「よしの」さんのお弁当をいただいてきて母と家内とゆっくりする。こうした状況下にてテイクアウトをされているお店が多い・・・
久しぶりに「よしの」さんの美味しいお弁当をいただきました。
11日(月)K寺の住職様からFAXが届いていました。少し間を置いていました計画の打ち合わせも始まります。
TV会議が多いですが、地方にいる自分には大変ありがたい。

      
(C)文 かたくら たかゆき

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28日(火)母の病院への検診はこのような時期なので、薬だけいただけるよう家内に予約を入れてもらう。
30日(木)午前中、会計事務所に用事があり出かける。こうした状況下にてあまり良いニュースを聞かない。夕方住宅部会市民講座WGのテレビ会議をZOOMにて行う。今だから発信できることを皆で話し合う。新型コロナウイルスで暮らしと住まいは変わる!?確かにそう思う。
このことで5月1日(金)の夕方も連続会議。この日の朝は1時間くらい長野地域会(信州の建築家とつくる家)出版のヘッド会議。建築家のプロフェッションについての雑誌の校正がいまひとつ。前川国男さんが言われたようにCalling(招命)に値するような、天から降り注ぐ・・・詩のような入り方がないものか?編集者に要望をお願いする。
2日(土)久しぶりに諏訪の重鎮Y社長から電話がありました。改修された家が実に住み心地が良いとのこと・・・100歳まで生きるのに免疫力を高めて楽しく過ごされて、奥様との朝食を毎朝庭を眺めながら・・・楽しまれているご様子でした。何よりです。また連休明けに伺うことにしました。
午後はSさんと住まいの基本設計の打ち合わせをアトリエにて行う。これからの持続可能な社会を考慮、住まいの打ち合わせも楽しいひとときとなりました。楽しいプランになりそうでうれしい。
3日(日)いろいろと片付けをして模様替えをしていたらSさんからメールが入りました。確認のスケッチをPDFで送る。ネーミングも素敵な名前が付きます。
4日(月)そろそろペレットストーブも掃除をして・・・

住宅部会のコラムをご覧ください。これからの暮らしと住まいの大切さを述べていきます。

庭先から・・・
       
(C)文 かたくら たかゆき

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日本中が外出規制とあり会議もTV会議が多くなりました。先日のFBのメッセンジャーでのプロフェッションを語る会の会議も環境は良かったが、21日(火)住宅部会の市民講座WGをZOOMにて行う。皆が集まると必ず詳しい方がいて助かります。地方に居ますと、移動に時間がかかりますので、TV会議はとても助かります。
コロナの状況を踏まえて住宅部会としても早急な情報発信が必要なのではないか?ということで意見交換が行われた。前期の市民講座も多くの中止となります。
22日(水)夕方、住宅部会の大塚さん、寺山さんとスカイプでのTV会議をしてみましたが、これも良好で良かった。
計画の進んでいる住宅もありますが、期間が変更されることもあります。建築の関係にも大きな影響がありそう。
26日(日)の片倉まきの吉田講祭典はコロナ感染予防のために直会も中止、簡素に神事のみとなりました。早い終息を願うばかりです。

住まい方再考 
家族の集う共通なスペースは広く美しく、個室には最小単位のもつ美しさがあると思います。
また、家族構成が変化していくことによる住まい方への対応が必要となります。
生活空間は様々な情報に溢れています。その中から選択されたやさしさを一層大切にして暮らし向きを整えていく時代になりました。
住まいは外との関係を考慮することにより、より豊かな美しい住空間を演出します。
したがって、住まいが美しくより持続可能であり続けるためには近隣との豊かな関係を育むことになります。

大切なことの約束のために・・・
日々の暮らしをつつみこむ住まいの果たす役割こそが、ますます重要になることでしょう。
守ること 挑戦すること 身近な豊かさの継続していける毎日でありますよう。
 
      
(C)文 かたくら たかゆき

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信州の山の中にて粛々と住まいの設計に取り組んでおります。今回の状況から失うものも多いかもしれませんが、ものを大切に、家族の人生観を見つめなおす大変良い機会とも思います。
最前線にて治療を行う方たちに大変感謝申しあげます。
今までは、ものが多すぎたように思います・・・住まいの大切さを・・・住まい方の思想を・・・クライアントと一緒に考えていく建築家の役割は大変大きいと感じております。
スケッチを始めていて手描きの感触のひとときは楽しい時間です。余程忙しくない限り、スタディ模型は自分で作成するようにしている。他の仕事の打ち合わせが少し延期になり柴崎さんにプランを膨らませてもらう。17日(金)に打ち合わせをして、こうした社会状況なので18日(土)は、事務所をお休みにした。
休養もあるが、在宅での図面の見直しは気持ちもリフレッシュして、僕にとっても楽しい時間だ。ちょうど雨の日でもあり・・・少々肌寒い日は、ペレットストーブに火を入れて・・・
小田和正を聞きながら・・・新しく注文しておいたマーカーとホルダーが送られてきてうれしい。

19日(日)午前中もスケッチ・・・午後天気も良く諏訪湖周辺のジョギング・・・
我が家の芝桜も広がり始める・・・

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7日(火)17時~ 斉藤孝彦さんとプロフェッションを語る会。このような状況下ですので FBのメッセンジャーを使用してのTV会議を行う。なかなか快適でとても楽しい時間でした。米田さんが今年度の住宅部会長になります。託したい気持ちもあり活発な討論会となりました。
斉藤孝彦さんの当時の記事
建築設計監理報酬の理論的考察 士法25条活用に向けて
日本建築家協会報酬検討委員会委員長 齋藤孝彦 掲載:日刊建設通信 昭和52年2月22日に触れる。
今我々が今年度やろうとしていることは前文を含めて、付帯文書も含めて契約書をちゃんと整えようということですからこれは1977年に書かれているわけですけども今の時代、今の言葉にしてわかりやすくする行為は必要なわけですが、まさに我々がやろうとしているわけですよね。と郡山さんのお言葉・・・次回もこの内容を読み合わせていきたいと思います。
8日(水)JIA長野地域会の幹事会、総会がなくなり書面表決の準備の話。昨年度から今年度へ異例の段取りとなります。
9日(木)学校の授業は休講。
4日(土)に建築設計工事監理業務委託契約を済ませたSさんの住まいのスケッチが続きます・・・
こうした状況下ではクライアントも体の不調もある方がいたりNさんからは、打ち合わせの延期の連絡をいただく。
皆さん本当にお気をつけてください。
13日(月)夕方、仕事を終えて・・・斉藤孝彦さんとプロフェッションを語る会の議事録がようやくまとまり、参加者の皆さんに送付・・・
我が家の軒先から梅の花が顔を出しました・・・
屋根の開口部から梅を観たかった・・・

時間も経過しましたが、亡き父が植えた梅の木は家の増築より先に植えられ・・・
したがって、梅の存在を大切に・・・
軒先とうまく結ばれました・・・(笑)

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4月1日(水)新しい年度が始まる。世界中のニュースはコロナウィルス状況。身を守るための外出規制は、いろんなところに影響を与えている。僕の仕事は在宅ワークの延長のようなものだが、勤めている柴崎さんと一緒に仕事は粛々と進めて相変わらずの状況です。
4日(土)穏やかな日の午後は、Sさんとの建築設計工事監理業務委託契約となりました。
家族の共通なスペースは広く、また最小単位の美しさがあると思う。住まいは保守的な部分が多いが、冒険するところも必要であり、自然の変化等を取り込むことでも豊かさを感じる・・・
今まではいろんなものが在りすぎたようにも思います。住まい方の思想を追い求めていく時、今までの何がなくなるのか・・・何をきりつめることができるか・・・
そうすることによってもっと豊かな住空間を演出できないものだろうか?
コロナウィルスの影響下、こうした時こそ住まいの果たす役割は大きいと思います。持続可能な新しい挑戦をしていく時だと思います。
昼休み・・・庭先に目を向けると少しずつ増えていく花たち・・・
大切なこと 守ること 挑戦すること 様々なことが豊かに継続していきますよう今日も願います。

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26日(木)午後は暑くなりました。I邸修景計画の打合せに柴崎さんと伺う。この日は平面詳細図をもとに、細やかに室内の説明、また実測した既存の断面図からさらに計画図の断熱材の在り様を細やかにお話して、改修することによりランニングコストの軽減や亡きお父様の残された良質な木材を外回りや室内への使用を説明させていただきました。今年一年は基本設計を行い、コストも含めて修景のバランスを整えていきたいと思います。事務所に戻り、柴崎さんがCAD図面を整理してくれました。手描き、アナログ人間の僕なのですが、CAD図面のチェック等空いた時間に慣れていきたいと思います。
28日(土)Uejobiの建築学科の次年度打合せ等に出席。
29日(日)湿気を含む大雪になりました。落ち着いて雪を眺めて・・・ペレットの炎を眺めて・・・家のアトリエにて図面を振り返ったり、桂離宮の映像を観たりとゆっくり過ごす。
世界中がコロナウィルスのパンデミック、緊急事態だと思います。この雪に春の大雪にウィルスも消えてほしいと願った・・・夕方、雪も一段落・・・雪かきを始めてみたが、重い・・・比較的暖かいので次の日の天気に期待して、雪を残した。
30日(月)柴崎さんと他のプロジェクトの打ち合わせ。僕も自分の仕事を進めていく。
HRヒーター温水ボイラーの灯油口が詰まっていて点検していただき調子が良くなりました。たまにはボイラー内部の構造の点検も必要と実感する。
仕事は粛々と進めていきます。
皆さんに外出規制。こうしたリスクの中で何を求めていくか・・・環境の大切さを含めて世界中の皆が、自分事として考えていかなくてはなりません。
3月が終わります。
例年のように桜の花とともに人々の賑わう姿を目にしたい・・・
何げない日常の豊かさがいかに尊いことかを感じさせられます。
こうした衝撃から真の豊かさを見つけていかなくてはなりません。
人は真の勇気を問われています。

(C)文・かたくら たかゆき

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19日(木)お墓参りを家内と済ませる。20日(金)妹たちもお墓参りに来て、食事&ビールを楽しむ・・・お彼岸はいろんな思いがあります。
21日(土)は天気も良く家内とこれから始まる畑の整備を・・・きれいにできました。夏野菜のシーズンが楽しみになります・・・

午後は諏訪湖周辺のジョギングに・・・
22日(日)午前中は家のアトリエにて調整。午後、これから設計が始まるクライアントのSさんとの打ち合わせを行う。Sさんとの会話は印象的だった。衝撃を利益に変えるもの・・・変化、ストレスが成長を与える・・・冒険、リスク、不確実性を愛することにより強くなれる・・・自分の建築家を目指した生き方にもあったかもしれない。型にはまらない生活・・・
設計調書には6~7年くらいしか使用しない子供室は無くてよいと記されている。
今僕が突き詰めている 個になること 家族が集まるところの究極の在り様があるような気がしてならないことはずっと考えていたから・・・
時間が経過するほど価値が上がる住まい・・・

4月初めに建築設計工事監理業務委託契約となります。
楽しくも、気持ちも張り詰める・・・
23日(月)柴崎さんと打ち合わせをして、午後改修しているペンションをクライアントと確認のため富士見高原へ・・・今週もいろいろと忙しい。
頑張っていきたいと思います。
(C)文・かたくら たかゆき

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9日(月)新しい土地を見つけられ、これから住まいを計画しようというSさんの思いを大切に、調査業務を始める。実に楽しい時間だ。
12(木)WHOがコロナウィルス パンデミックと発表。世界中を震撼する恐ろしいことになっております。様々な会議が中止となったりしてスポーツの世界も自粛ムードである。大相撲は、地元力士の御嶽海が頑張っている。観客のいない相撲会場をテレビで見ると不思議な感じもする。
13日(金)は日中穏やかな一日だったが、週末14日(土)は午前中から雪・・・春の雪・・・
14日(土)に開業した高輪ゲートウェイ駅大賑わいのようだ。デザイン・・・また隈研吾か?いつも思うが隈研吾の一連の表層的な木の使い方は好感が持てないが、なぜか人気がある。
日立駅も妹島さんのデザイン。建築家の参加によりまちが豊かになっていくのは嬉しいことだ。
斎藤孝彦さんから℡がありました。住宅部会の名誉会員でもあります。実は前にも述べたように僕が大学時代の恩師(クラス分けにて授業日が異なり授業を受けることはなかった)であり、先生と呼ぶべきなのだが、部会ではさんと呼ばなくてはならない。正直つらい気持ちもあります。(笑)先日送られてきた資料集の御礼を述べて・・・プロフェッションの話はともかく心に残る話がまたありました。かなり前の文章ですが、建築家インタビューの記事「端正で清潔な住宅設計に表現される鋭い知性と人間味」から抜粋
斎藤さんの言葉から
「建主の意向を尊重するか、それとも建築家自身の主張を通すか、建築家の姿勢には、へんな言葉なんだが、押しつけ型と従順型があると思うんですね。建主がサインを示していないのに、自分の思い通リの設計をするのが押しつけ型、建主に建築家が野合して、特色の欠けたものをつくるのが、従順型なんですね。押しつけ姿勢によりかかっていて、結果的には建主本位になる、住んでみてよかった、というのが理想的なんですがね・・・。ハタから見ると、ぼくなんか押しつけ型に見られているようですが、自分としてはその中間だと思っているんですよ」
「そして、住宅の設計行為は、機械や自動車とちがいますから・・・。機械や車だったら、設計家の人格と製品と分かちがたくする必要はないが、建築は単なる製品だけじゃないですからね。人格が反映するのは当然のことで、その人らしくなるのは当たり前ですよ。だれがつくったかわからない、そんなのは設計者の姿勢に疑問があるといえますね。」

インタビュアー

・なにか大事なものが落とされている住宅には建主や建築家の人格がそこに反映していることが
 大切なのではないか、というのが斎藤さんの考え方です。

・斎藤さんは文章を書かせても、なかなかどうして、専門の文筆家よりうまく、生き生きとした
 内容で住宅のむずかしさを説く筆法の持主。

・随筆をうまく書ける建築家は、それだけで信用がおけるものです。人間味が豊かで、人生の
 うらおもてをある程度知っている人でないと、味のある随筆などは書けるものではありません。
・へんな言い方ですが、建築・・・・とくに住まいは随筆みたいなもので、いわゆる達人ほど
 うまい設計ができるような気がしてなりません。

 まだまだ続きますが、きょうはこのへんにて・・・


https://www.houzz.jp/pro/takayuki-katakura/
(C)文・かたくら たかゆき

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3日(火)午後は柴崎さんとK寺、庫裡の修景打合せに伺う。長時間楽しく打合せをさせていただきました。コロナウィルスが世界中を震撼させている。マスク着用の打合せ。僕は、花粉症も始まっている。
4日(水)キャド図面への対応を柴崎さんから教えてもらう。
5日(木)各地では卒業式も短縮されています。関係するU学校の卒業式へ出席する。父兄もいなく、教員と卒業生のみの出席にて懇親会は中止。退職されるS先生、M先生と昼食を済ませ、M先生と僕は来年度の打合せをA先生と済ませて事務所に戻る。
6日(金)松澤工業の荒木さんと設備の打合せ。荒木さんとは長く、持続可能なシステムを考えてきましたが、今回もその確認と次への実践への打合せ。
7日(土)退職されるS先生から、山伏SAISON NOIR大変おしゃれな地ビールが送られてきました。うれしい!夕方家族でいただきました。焼肉等に似合う丹精込められた美味しい味でした。S先生に感謝!
8日(日)午後はクライアントのSさんと建築予定敷地で待ち合わせ。2つの敷地の1つに決めた。
9日(月)は役所等の打合せと再度敷地の確認をする。
あたたかい日となりました。
良い春を迎えられますよう!

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日本建築家協会関東甲信越支部住宅部会名誉会員斎藤孝彦さんとプロフェッションを語る会の会議録もようやくまとまり出席の皆さんに送付でき今回もほっとした。実は斎藤孝彦さんから郡山さんと僕に 資料集1 作品と論文が送られてきました。この間お話になられた設計報酬の理論的考察の論文に目を通した。その文章もなるほどと思いましたが、もっとホットな文面に 斎藤さんの建築家としての素晴らしさを見た。
随分前の記事ですが、 建築家との対話の記事 (サンケイハウジングニュース記事から)
・家は生活の場・・・
抜粋
「先生、○○万円くらいの予算(土地は別)で35坪くらいの家を建てたいと思うんです。家族は夫婦と大学生、高校生の女二人なんですが」
「そういわれても困るんですが、いったいあなたは家というものをどういうふうにお考えなんですか」
「といいますと」
「つまりただの人間のいれものと考えておられるんですか、それとも生活する場所と考えておられるんですか」
「もちろん生活の場所ですよ」
なぜこんなきまりきったことを聞かれるのだろうと思ったが次の先生の質問でピンとくるものがあった。
「つまり、いいかえるとハウスかホームかということなんですよ」さらに先生はつづけて「家庭生活というものを大事にする人とそうでない人は、家の使い方が違います。たとえば、いきなり間取りだけ希望され、それの図面を書いてみたところで生活する場にはならないんですよ」
そこで先生は私に質問された。いつも何時ころ家に帰るのか、日曜日にうちにいるか、客は多いか、そしてどんな付き合い方をしているか、米食が主かパンが主か。酒は飲むか、それは日本酒か洋酒か、趣味は、子どもの教育に対する考えかた、etc.それこそ生活習慣のすべてにわたっていた。もちろん女房にも会ってもらって子どもも紹介し、どんなヤツか見てもらった。そして私は私の生活習慣や、自分の人生観や世界観まで先生と話し合った。つまり、私と私の家族の考え方、オーバーに言えば思想、それに生活習慣、行動パターンそれに体力、健康状態まで、先生に完全に把握してもらうように努力した。
先生もそれを吸収してはじめて設計のメドがたったようだった。・・・

・建築家は医者と同じ
設計料について
抜粋
「それも考え方ですよね。例えばもしあなたか、あなたのご家族が、生きるか死ぬかの大病にかかってごらんなさい。金を惜しまず名医にかけ、大病院に入れるでしょう。その金はチットも惜しくはないでしょう。それと同じで、一生にたいていの人は一度しか家を建てられないと思いますよ。これが使いにくくて調子が年中悪いとなれば何千もの金をかけても全く意味がないわけです。人間の体が年中不健康みたいなものです。一生に一度のことならやはり建築家つまり医者に良く相談することですね」・・・
最後に寄稿されたクライアントの建築家に仕事を依頼するメリットが書かれていた。

僕も毎回、クライアントとのお付き合いを実践しているところでもあります。
また毎月、斎藤孝彦さんとのプロフェッションを語る会も楽しみにしているところです。

(C)文・かたくら たかゆき

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17日(月)JIA長野地域会の有志による信州の建築家とつくる家第15集の編集も進み、個人面談が行われています。たまたま僕も伺っていろいろ御聞きすると、T邸の修景が地域と交わる家という特集に選ばれたようです。
●地域と交わる家
古民家を修景:地域と交わる家
子供とお年寄りの触れ合いの場 
子供食堂の地域版へ

19日(水)斎藤孝彦さんとプロフェッションを語る会が神宮のJIA館5階会議室にて行われる。
体調が良くないと言われて斎藤さんが少し遅れて来られましたが、建築家の自由と独立について触れられてお話が始まりました。斎藤さんが
僕はプロフェッションの問題っていうのは、プロフェッションの細かい問題よりは、自由と独立の問題だと思うんですよ。何からの自由かっていうと権力ですね。つまり国家権力からどれだけプロフェッションが自由でいられるか?という問題につきるような気がする。それは現状でプロフェッションだと言われている職業を研究することによって考える。でいつも研究材料として言われるのは、医者と弁護士なんですよね。だけどその辺は実は、相当強固に政権との関係というのは確立してしまっていて容易にもう変わらない。実は、むしろ目を向けるべきなのは、これからプロフェッションたろうと思っている職業の人たち、そういう人たちがどんなことをやっているかということと、我々建築家がやろうとしていることの類似点とか、相違点とかそういうのを研究してみるのが、非常に重要なのではないか?って感じてずっときました・・・
僕がお話の内容をまとめているところです。
22日(土)午後からJIA 長野地域会の建築祭のギャラリートークに出かけました。23日の卒業設計コンクールのプレイベントのようなものです。夕方は大学の校友会に出席。
23日(日)卒業設計コンクール。学生の皆さんの素晴らしいプレゼンテーションは、僕も教育者のひとりとして感無量。
皆さん、これから地域のために頑張ってください!
(C)文・かたくら たかゆき

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2月12日(水)家内は娘のところへ様子を見に出かける。大学を出て二年目が終わろうとしている。建築を学び、実践。企画も含めて頑張っているようで何よりのことだと思う。まあ建築の話をする時は実に楽しい。が他に悩みがないわけではない。
14日(金)先週の調査を含めて、柴崎さんと今後の方針を話合いながら、プレゼン用の計画などを進めていく。他の計画についても思いをめぐらしていくと、学校の授業のこともあり、20世紀の建築家の足跡も気になり、歴史も調べているうちに僕のやっていることは時として目的以外の作業へずれていくことが度々なのですが、こうした自分の時間はとても楽しいものです。いろんなことをやってきましたので計画のたびに、整理していきたいと思う。
住宅は何よりも住みやすいことが大切である。しかしこれが一番難しい。いつも難しい。それは住まい手の側にあるものだから、生活の様子を調査し、作業の後に得られるものだから。
もし空間構成のレベルだけで考えていくならば、抽象化された内容として操作しやすく建築家の思うままだ。住宅という小さな建築は一人歩きしてしまうと、そこには住まい手の存在がない。
設計を引き受けた時から、住まい手との打ち合わせとその後の作業が必要になり、住みよさというのはその作業のあとから得られるものである。これが実体としての住宅設計なのだ。こうした住まい手との対話を繰り返し住みやすさを得られることは実に楽しい過程だ。
だから当然のことながら 住宅には しつらいが必要なのだ。住まい手の暮らし向きに応えた適切なしつらいがいつも住みよさを支えているのです。
まちの中の住宅のしつらいを考えて、室内の窓から和む外部空間をつくろうと思うと中庭のある住まいを計画したくなります。生活空間は外部に延長されてこそ心地よくアウトドアのリビングスタイルとなります。現実の社会との関係の中で望ましい暮らしを見つめていくことは、あらためて住みよい生き方とは何かを考えることにもなります。
住宅にはしつらいを無視した建築スタイルの追求はありえないと思う。
中庭と空間の構成はミースファンデルローエの田園住宅案から始まる。ミースがアメリカに渡ってのファンズワース邸、 カリフォルニアで花開くシンドラーやリチャ―ドノイトラのモダンデザインも豊かな庭との関係をつくりあげてきました。
時代は変化していこうとも、住宅が内部空間も外部空間も一緒になり個々のしつらいをきちんとつくりあげていくことが、まちにも開かれた楽しさとゆとり、またSDGsを考慮したエコな楽園を享受することになることに間違いないと思っている。
娘からチョコレートが送られてきた。ハッピーバレンタイン❣
(C)文・かたくら たかゆき


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2月3日(月)節分。4日(火)穏やかな午後、アポイントをいただいていたSさんご夫婦がアトリエに訪問された。これからの家づくりの話にて歓談。
5日(水)K寺、庫裡の一回目の調査となりました。調査も時間はかかりますがそれ以上に、温かいおもてなしをいただき楽しい時間でした。
6日(木)-10℃の朝を迎えた。学生たちへの今年度の最終講義。建築の20世紀の話が先週途中でもあり、続けての講義となりました。
続いて「建築を知る」の感想文のレポートが宿題になっており、それをもとに意見交換してコンテンポラリーな問題意識を共通なものとしました。その後、スライドレクチャーを時間まで行う。話足りないところはまた次年度の授業をお楽しみに・・・
7日(金)K寺の引き続きの調査を柴崎さんと行う。前日と違い、まあ寒いが晴れて穏やかな午後の調査は楽しかった。お寺は隅々まで持続可能な要素が多いことに気づかされる。5日同様、ご住職や奥様のあたたかいおもてなしをいただき話も弾み、とても楽しいひとときでした。
8日(土)恒例の小井川観音堂 だるま祭り。家とアトリエのだるまを用意して目を入れました。
9日(日)午前中の用事を済ませて、Sさんから敷地を見て欲しいとの連絡をいただいていたので午後、T市まで伺う。敷地を見て気づいた意見を述べていろんな話をする。
もうひとつくらい他の敷地も見た方が良いのでは?と提案。Sさんご夫婦の熱心なお気持ちをいただき帰りました。

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21日(火)I邸修景計画の打合せと設計契約の書類の説明をさせていただき、期日の訂正をして土曜日の契約となります。23日(木)学生たちの指導を無事終える。いよいよ一周間後に卒業設計の発表会になります。24日(金)外壁の手直し等の打合せにてNさんとお会いする。薔薇の花をいただきとてもうれしいです。

25日(土)I邸設計契約を午前中におこない午後は大学の長野支部校友会総会に諏訪支部会長のМ先輩と伺う。懐かしい守谷商会の部長、またJIAに入会していただいた後輩のIさんとも℡以外では初めての挨拶となりとても楽しい時間でした。
日曜日は調整して、27日(月)アポイントをいただいていたK寺を訪問。庫裡の修景の話から様々な打合せを長時間行う。寒い一日だが、お寺の歴史を伺い話も弾みました。なんだか今後がとても楽しみです。木曜日住宅部会の市民講座WGがあり、学校のため出席できないでいましたら、なんとLIXILセミナー、OZONEセミナー等6月~8月連続にて講師やコーディネーターを受けることになりました。忙しくも、楽しく挑戦です。忍者ツールの故障らしく未だにブログの更新ができません。
30日(木)学生の発表会。この他にもたくさんありますが・・・


2月2日(日)夜。忍者ツールズが復旧しましたのでブログUP!
節分前夜。今年はうるう年なので 12書きの短冊を 玄関と内玄関に備える。

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持続可能な社会は今世紀最大の地球上のテーマであり、CO2の問題、ヒートアイランド現象の緩和策はいずれも、緑・自然のはたす役割が効果的です。災害の多い今こそ、持続可能な社会と建築、気候変化、温暖化のメカニズムをまず考えてみましょう。生態系の変化を読み、地形を読み取り美しい環境を整えていくのが建築家の仕事です。
家を建てる時に、自分の家だから好きにつくって良いだろうと考えがちですが、住宅は、住まう地域の風景の一部であることを忘れてはいけないと思います。身体の延長に、住まいがあり、周辺環境があります。地形や風景を読みこみ住まいを考えてみましょう。
現代の家は、家族の生活の場所として作られています。学生の皆さんにもお話しましたように、20世紀以降の都市計画が「働く場」と「住まう場」を分けて成長してきたことに由来しますが、そもそも白川郷の民家のように中世の農家では「働く場」と「住まう場」が一体につくられています。
建築家として住まいを考える時は「住まいかた、暮らし向きをかたちにする」ことを常に考えます。僕のように 設計を仕事として自宅の隣に事務所はありますが、自宅にも「働く場」が必要になります。また少子高齢化社会の今、また災害の多い今をどのようにお互いに助け合いながら住まうかも問われています。
これからの「住まいのかたち」はどうあるべきでしょうか?個人的な体験をしてきた「今の暮らしかたの家」を疑ってみる必要があることを何度も学生の皆さんには伝えてきました。
住宅で「どのようにして行動するか?」料理をする、食事をする、くつろぐ、眠る・・・と部屋そのものをつくることが目的でなく、気持ち良く暮らせる心地よい居場所をつくることが目的なのです。
時の流れの中で、住まい方、そこでの行為は徐々に変化していきます。現在の多くの住宅は、夫婦+子供の核家族の住まい方が中心のストーリーを描いておりますが、持続可能な社会と助け合いから、多世代の家族が一緒に暮らすような地方に見られる住まい方も新しいストーリーで描かれる時です。他人どうしが生活するシェアハウス、単身者の住まいへの取り組みも盛んです。家族構成やライフスタイルの変化に対応した、そこで生活する人たちの関係がどうあるべきかを考えていかなくてはなりません。
家族を考えること「うち」という言葉からくる社会に対する「私性」が大事ですが、閉じられたものではいけないと思います。最初に述べましたように住宅は僕たちが住まう地域の風景の一部であることを忘れてはなりません。
持続的な緑、水、光、風の取入れ方を工夫しながら、必要最小限のエネルギー消費で室内環境を保ちながら生活の器を整えていきたいものです。

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8日(水)柴崎さんの新しい名刺を注文した。里山辺の家Nさんよりその後のお家の生活とお慶びの様子のお手紙をいただき、その内容に感激しました。建築家冥利に尽きます。大変ありがとうございました。
9日(木)午前中は学生たちに20世紀の建築家の果たした役割等を話して、グループ毎調査を開始。
午後の卒業制作にてひとり、ひとりへ講評をしながら進み方を確認する。途中ですが、このようなオブジェクト模型は地形からの読み取りが見え、ポエティカルで楽しい。

11日(土)午後から休み、諏訪湖周辺のジョギング・・・
空気が爽やか・・・この暖かさでは、今年は御神渡りは見れないかもしれません。



(C)文・かたくら たかゆき

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明けましておめでとうございます!本年もどうぞよろしくお願いいたします。
4日には天候にも恵まれて母の米寿のお祝いをさせていただきました。足等も弱いのですが、皆の笑顔に囲まれて良い年になりそうです。


年賀状も住所が変更された方から、何枚か戻ってきましたのであらためて
謹賀新年2020

持続可能な社会は今世紀最大の地球上のテーマであり、CO2の問題、ヒートアイランド現象の緩和策はいずれも緑・自然のはたす役割が効果的です。災害の多い今こそ、持続可能な社会と建築、気候変化、温暖化のメカニズムをまず考えてみましょう。生態系の変化を読み、地形を読み取り美しい環境を整えていくのが建築家の仕事です。
利休居士の七則の「夏は涼しく」・・・
その中の涼一味という言葉からお茶の世界が与えてくれる環境を感受する生活の知恵のようなところに身近な持続可能へのヒントがありそうです。
身体の延長に、住まいがあり、周辺環境があり、また地形を読みこみ住まいを考えてみました。緑、水、光、風を考慮した調和のとれた外部空間・敷地全体のコンポジションを考えた自作「丘水庵」です。


今年も引き続き、持続可能な暮らし向きの豊かな住まいを皆さんとつくりあげていきたいと思います。どうぞ宜しくお願い申しあげます。


(C)文・かたくら たかゆき

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24日(火)高齢の母を連れて病院への定期診断に、僕や家内はインフルエンザの接種を早く受けていましたが、母がこの日であり診察後に無事受けることができ安心しました。アトリエでは年末のまとめを柴崎さんと行う。各プロジェクト毎の資料のまとめ方が僕はうまくなく、柴崎さんの素晴らしい資料の分類に感動した。随分所内の資料がわかりやすくなってきました。
26日(木)お世話になっている高校時代の同学年の司法書士のMさんと夕方 よしの にて忘年会。父が亡くなった当時から相談にのっていただいていた。
久しぶりに楽しい夜でした。
27日(金)Mさんから 

父は空 母は大地 
インディアンからの手紙 が送られてきました。
はるかなる空は 涙をぬぐい
きょうは 美しく晴れた。
あしたは 雲が大地をおおうだろう。
けれど わたしの言葉は
星のように変わらない。
ワシントンの大首長が
土地を買いたいといってきた。
どうしたら
空が買えるというのだろう?
そして 大地を。
わたしには わからない。
風の匂いや 水のきらめきを
あなたはいったい
どうやって買おうというのだろう?

すべて この地上にあるものは
わたしたちにとって 神聖なもの。
松の葉の いっぽん いっぽん
岸辺の砂の ひとつぶ ひとつぶ
深い森を満たす霧や
草原になびく草の葉
葉かげで羽音をたてる
虫の一匹一匹にいたるまで
すべては
わたしたちの遠い記憶のなかで
神聖に輝くもの。
わたしの体に 血がめぐるように
木々のなかを 樹液が流れている。
わたしは この大地の一部で
大地は わたし自身なのだ。
・・・
まだまだ続きますが、
とてもポエティカルな文章であり、環境問題
持続可能な社会 SDGsの思想に繋がります。
28日(土)午前中に仕事を終えて、清掃、仕事納めとなりました。
本日、31日(火)いよいよ今年最後になりました。
一年間本当にありがとうございました。
来年もどうぞ宜しくお願い申しあげます。

(C)文・かたくら たかゆき

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16日(月)今年はプチ改装したO歯科医院に診療に伺う。診療後先生と今後の医院建築についてのお話をする。
18日(水)大学時代の恩師 石川洋美先生に昨日用意した山形村の長芋を毎年の恒例にて送る。
先生のお身体について心配していたのだが、その後、訃報が入った。
17日(火)に先生が亡くなられたとのこと・・・とても残念でならない。病気と闘いお元気になってきたことも友人から聞いてはいたが、急な肺炎でお亡くなりになったようでした。
19日(木)学生たちの指導。石川先生の教え子の建築家としてまた教育者として長い間、学生に伝えている基本は、師石川洋美からの教えそのものである。
大学二年生の図書館の設計課題・・・悩み相談に伺った僕に「おまえの好きなことやれよ!」この一言が僕の生き方を変えた。そうだ好きなことやって良いんだ・・・
その後先生から100点をいただいたのですが(笑)・・・学生たちには僕も「好きなことやりなさい!」と伝えている。もちろん学生の努力の継続は不可欠ですが、教育とはその子の個性をいかに伸ばしてあげられるかが教師の力でもあります。
仕事中も先生のこと・・・走馬灯のように思い出す。
2019年12月21日(土)通夜
   12月22日(日)葬儀
僕が出版した時に先生から「好きなこと、やりたいことを表現できるのは建築家の特権であり、義務でもあると思う。だから建築づくりは楽しいしまた怖い。その怖さに、負けないこと!これからも大いに発信してください。楽しみにしています。」とお言葉をいただきました。
先生は僕の心の中に生き続ける。
これからも頑張らなくてはいけないと思います。
石川先生に心から感謝を申し上げ、ご冥福をお祈り申しあげます。
 
随分前になりますが、建築学科卒業の30周年記念・・
お元気な頃の・・・在りし日の先生と
(C)文・かたくら たかゆき

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11日(火)夕方定期的に行われている三沢区コミュニテイー施設整備調査研究会にて、現状の建物についての考察と今後の進み方につきまして考え方を発表させていただきました。
12日(水)学生たちの卒業設計の進捗状況のチェックと講評を行い、どんどん進めていくように指導。時間内話続けて(笑)・・・個人差がかなりあります。
13日(金)斎藤孝彦さんとプロフェッションを語る会の会議出席のため神宮のJIA館5階応接室へ。新国立競技場もでき上っています。予想はしておりましたが、たいした感動もない普通の建築だなー・・・!とつくづく思う。歩道を歩きながら見上げた鉄骨の被覆の表情は歩く人の視線になんとも冷たい重圧を感じる・・・実はこういうところにもっと親しみのあるデザインが必要なのではないだろうか?
13時からの意見交換と斎藤孝彦さんのいつもながらの鋭い視線の考察にて我々の進んでいく方向が見えてきます。斎藤さんが契約書の前文に関しての記述が僕が作成して使用している、フローが良いと褒めていただき、これを 住宅部会用に詰めていけないだろうか?ということになりました。大変うれしい話でした。日常の業務の説明も斎藤孝彦さんからのお墨付きをいただけると自信にもなります。
寒くなりました。暖炉の季節です。
僕はこのカットが大変気にいっております。
歴史と現代の接点に建つ家  矢島邸修景計画の中庭に面するサロンです。
(C)文・かたくら たかゆき

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かたくらたかゆき
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建築家
趣味:
自然に親しむこと
自己紹介:
豊かな暮らし向きを望むあなたに!
住まいの設計活動を通して住まい専門の建築家がありのままに毎日の生き方を語ります。
クライアントの方たちや家族そして自然との対話の中で常に暮らし向きの良い住まいを創造したいと思います。
住まいをもっと豊かに心地よく/片倉隆幸建築研究室FANPAGEもどうぞ!
http://www.facebook.com/archhall
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