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今週のコラム
10月になりました。4日(木)学生たちには卒業制作のブロックモデルを作成するように伝えていた。どんな取り組み方をするのか話合いの時間。JIA長野地域会恒例の出版事業の原稿は小泉山森の家の写真が間に合いようやく提出ができました。

住宅部会の市民講座のノートのまとめもなんとか終わらせる。
NHKの朝ドラ・・・記憶に残る風景・・・名建築の中のロケシーンは印象的でもあり朝の忙しい時間も楽しい。
※甲子園会館(旧甲子園ホテル)は日本に残る数少ないライト式の建築であり、国の近代化産業遺産および登録有形文化財に登録されています。帝国ホテルの常務取締役でホテル界の第一人者といわれた林愛作(1873~1951)の理想にもとづき、フランク・ロイド・ライト(米・1867~1959)の愛弟子・遠藤新(1889~1951)が設計しました。中央に玄関・フロント・メインロビーを置き、左右に大きくメインダイニングとバンケットルームを張り出し、その両翼の上階に、集約された客室群を階段状に配した構成となっています。「打出の小槌」を主題にしたオーナメントや緑釉瓦、西ホールの天井に見られる市松格子など、日本の伝統美が随所に取り入れられ、壮麗な洋風建築の空間と巧みに調和しています。
7日(日)娘が帰ってきた。久しぶりのジョギングから戻ると、元気な顔。夕方は家内の誕生日のお祝いに母を連れての楽しい食事会でした。建築を学んだ学生が社会に出て半年、離れていると心配も多いがなんとか頑張っている様子。
8日(月)は娘と買い物に出かけて、諏訪大社下社に参拝してきました。午後は東京に戻る娘を駅まで送る。楽しい時間はあっという間に過ぎ去った。2日間秋晴れの良い天気に恵まれました。

(C)文・かたくら たかゆき

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25日(火)夕方は岡谷市旧庁舎活用チームの高木さんとシルクファクト高林館長と諏訪市「なかむら」にて山崎壯一さんを迎えて11月に行われる小学生への講演会「きょう土のはってんにつくす~ものづくりのまち岡谷の礎を築いた武井代次郎と工女さん~」の打合せを行う。歴史と山崎さんの生き方に接し大変勉強になる時間でした。
27日(木)学生たちの模型制作。丹下健三自邸 吉阪隆正の自邸ビィラ・クゥ・クゥ、シュレイダー邸、落水荘に関しては終盤になって学生たちの手が動くようになり好感が持てた。卒業設計は道と建築を一緒に考えること、ドラマティックな開口部を目指そうと確認、学生たちには見せたこともなかったが、僕の卒業設計(当時鉛筆描のドローウィングAoの17枚 CHにコピー縮小A3判)を見せた。皆見入ってくれていたので感じてもらったものは大きいと思う。ひたむきに建築を学んだ頃の懐かしい図面の一部です。
29日(土)午前中は諏訪清陵高等学校2年生・付属中学校3年生の「課題研究 中間発表会」に評議員として参加。建築を志す生徒を見つけ、都市の成り立ちの発表を楽しく拝見した。リサイクルについて研究している学生にもコメントをさせていただき楽しい講評会でした。雨の降り続く一日となりました。
30日(日)台風が近づいている。30年を超えて事務所を継続していくと「もの」は増えるばかりなので、書類等を倉庫に片づけたり、特に模型の材料は保管に苦労する。設計室と離れ過ぎると、即、作成の時に用意するのが大変というわけで、多少大きな段ボールが打合せ室の隅にあっても我慢することになる。それでもずいぶん整理ができて気持ち良い。建築写真家の林さんが小泉山森の家の撮影に来てくださるので、訪問。新築祝いに胡蝶蘭をプレゼント。台風が近づいているが、運良く外周りの撮影もできたようです。食堂に設計した杉板三層合板のテーブルは室内の素朴な雰囲気に似合う良い感じとなりました。何よりも若いクライアントが「使いやすく感動の毎日です!」と満足そうな雰囲気に喜びを感じてうれしい・・・
(C)文・かたくら たかゆき

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18日(火)午後ホビーコートの現場打合せを行う。19日(水)斎藤孝彦さんと建築家職能を語る会として急遽有志の方々に集まっていただきました。例の「建築家の落日」を読んで、この本は内容に賛否ありますがいろんな話のきっかけになりました。建築家は倫理相反を避けて個人の倫理に基づいて社会に問いかけることが大切。ポピュリズムの波にのまれない建築家の生き方、特にプロフェションの5原則の中の専門性、公益性、非営利性を大切に生きること・・・
やはり建築家の団体は専業に尽きると思う。その後住宅部会のWGの出席してこの日は新宿19時のあずさに乗れたので良かった。
20日(木)JIA東京大会の時に森美術館に行き丹下健三の自邸の1/3の模型を確かめてきたので模型を制作しているグループの学生に伝える。卒業制作は場所の選定、類似の設計内容の資料集めと設計する建築等のボリュームの把握のために1/200~1/300 のブロック模型を作成したい。
21日(金)F町のペンションの改修の仕事の打合せはようやく融資が整います。経営を引き継ぐファミリーが外国籍のため厳しい道程でしたが一安心。夢がかないそうなので、本当に良かったと思う。
22日(土)はOZONEセミナーの講師として参加。無事終えて新宿17時の特急あずさにて帰る。今月はJIA東京大会から一段落。
23日(日)、24日(土)お彼岸。お墓詣り・・・
斎藤孝彦さんから紹介のこの本を読んでいます。


(C)文・かたくら たかゆき

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11日(火)は小泉山森の家の完成引き渡しとなりました。クライアントの喜びの表情がうれしく、取り扱い説明を含めて無事終了しました。夕方は地区のコミュニティー施設整備調査研究会議へ出席。先日の施設見学の感想を含めて今後へのディスカッションが続きました。
12日(水)首都大学東京の山田教授を迎えて岡谷市旧庁舎活用チームの勉強会。
●個々の文化財の確実な継承に向けた保存活用制度の見直しの中で国指定等の文化財の所有者または管理団体(主に地方公共団体)は保存活用計画を策定し、国の認定を申請できるということですので、現在の庁舎の修理を含めてまずは保存に対する大きなコンセプトを整理できたらと思います。建築本来のもっている力を見抜き後世に伝えていけるような保存の姿がまず必要と感じます。何年もの人の暮らしの幻影に耐えていけるような本来望まれていた姿を目指すように保存をポジティブに捉えて様々な今後の利活用に備える建築にしていくべきだと感じております。皆で考えをまとめていきたいと思います。
13日(木)学生たちの卒業設計への取り組みに関してはフィールドの設定と既存のまちとどのように関わるかのボリューム設定、期間が決められているので自分なりの制作工程を考えていくように伝えた。
14日(金)JIA建築家大会2018東京。メインシンポジウム 素なることと多様な相 藤本壮介の話は大変おもしろかった。続く全国住宅部会連絡会議も日本の建築の今の状況を見据えての活発なディスカッション。今後の勉強会も約束して収束。森美術館も非常に感動しましたが、現代の建築も交わる中でのテーマが絞り切れなかった感もあります。建築家資格制度シンポジウムは資格制度実務委員会としての準備もあり早めに集合。瀬口教授のお話は興味深い。 利益相反を避ける、個人の倫理感の問題だが、きちんと社会へ問いかけていくこと。これこそ建築家の生き方。いろいろ勉強になりました。明日はJIA館にて斎藤孝彦さんと建築家職能を語る会。住宅部会の有志の皆さんに声をかけております。
(C)文・かたくら たかゆき

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5日(水)小泉山森の家の地方事務所による完了検査が12時ちょうど,と連絡をいただいており柴崎さんと現場へ。検査と並行して僕たち事務所の検査も行う。地方事務所の検査を終え、検査済証は金曜日に用意してくださるとのこと。細かい検査を終えて僕たちも事務所へ戻る。
6日(木)午前中の授業は引き続き模型作成の作業。午後は課題発表会。
現在地方には 本を媒体としての人々の出会いの場所が生まれています。古い建築を利用してカフェ、酒屋の再生等により観光客が訪れて新しい発見の場が生まれそう・・・
ミ二課題  まちの繋がりを広げる14坪の図書館
01 計画地 海野町交差点界隈
今回の計画地は、海野町界隈。「まち」のリビングとなる図書館にはうってつけの土地である。
賑わいのある通りから一歩踏み込んだ先、小さな商店が立ち並ぶ細い路地に14坪程度の図書館を計画する。
02 路地のコミュニティ
商店街の賑わい、人と人、まちとまちの距離が近くコミュニティが浸透する大通りに対し、一歩路地に入ると人気がなくお店通りのコミュニティも薄い。日本全国的に空き家率が上昇している。
03 路地を活かして まちの繋がりを広げる図書館
裏路地の心地よい静けさを残しながらまちと人、人と店がじんわりと関係をもてるように広がる路地を中心に図書館を張り巡らせる。路地を繋ぐ土間と本の壁は人を図書館へと誘い土間から広がる縁側はまちと人を繋げる。
04 ‐空き家を活用する‐
空き家をそのまま図書館にリノベーションするもよし。改築、増築、減築を組み合わせ古いものから新しい空間を建築する。

 図書館はいろいろな人が想い想いに本と共に過ごす憩いの場で、見知らぬ人と同じ空間の中で本を広げるという楽しさを見いだす。趣旨に従っての学生の講評会。現場を確認しての制作はリアリティーのある内容となり楽しい授業でした。

8日(土)午後は続・里山辺の家Nさんご夫婦との打ち合わせ。19年経過した住まいの模型を預かり、ここに増築していくことを考えると感動的です。楽しい打ち合わせを終えました。
夕方サッカーJ2松本山雅と福岡の試合をDAZNから大型画面にて観戦。アウェイの福岡にて、ジネイのシュートは劇的でした。岩上からのロングのセットプレイ・・・プロだなー!と感じました。
9日(日)ゆっくりして・・・
10日(月)小泉山森の家 再検査となりました。

(C)文・かたくら たかゆき

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森岡さん 米田さんからの情報にて僕も「落日の建築家」を読ませていただきました。斎藤さんからはタイムリーなご連絡をいただき内容に賛否ありますが、建築家のプロフェッションを踏まえ日々の活動へと努力をしていく自分にとっても大変ありがたいお話でした。
斎藤孝彦さんと 建築家職能を語る会   
                    
ところで近頃「落日の建築家」新庄宗明著という本が話題になっているようです。良くも悪くもJIAの問題点を端的にとり、あげているようなので、一読してみました。内容の是非はともかく、これからのJIAの在り方について議論する上で、時宜を得た文献だと思いますので、興味のある方々にお集まりいただき、この本をタネにして議論をしてみたいと思います。
                                                                                                                                              斎藤孝彦

「落日の建築家」を読ませていただきました。斎藤さんからはタイムリーなご連絡をいただき内容に賛否ありますが、住宅部会の有志を集い連絡させていただいております。
30日(木)学生たちにリノベーションのミニ課題を出題して次の発表までにそれぞれの選んだ敷地に出向いてプレゼンをしてもらうと敷地状況が良くわかり修正もリアリティーを実感できて良い。
31日(金)8月も終える。連絡事の調整をする。週末(土)から9月になりました。すでに一年の3分の2が終了となりました。午前中スケッチをして午後、完成を迎えようとする小泉山森の家の現場へ。ホビーコートの現場にも寄る。新作花火大会もあり諏訪湖周辺の道路が混雑。アトリエに戻り記録を整理していると続・里山辺の家Nさんから電話をいただきうれしい。これからイメージを詰めよう!
3日(月)午前中は完了検査の書類を出したりと忙しく動き回る。昼、駒込の家の望君夫婦が叔母の墓参りの後、家に寄って昼食を一緒に済ませて短い時間だったが、楽しかった。

小泉山森の家いよいよ完成間近!

(C)文・かたくら たかゆき

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21日(火)住宅部会の日は長野県内、和田峠を超えた長和町の山中にある工学院大学迫研山の家「有壇舎」にて合宿。写真で見るよりも小粒ながら素晴らしい建築のスケール感と有機的なアイデアに魅了されました。建築談義とBBQのひとときは暑い夏の夜のとても楽しい時間になりました。企画から準備といろいろとご苦労いただきました中澤さん本当にありがとうございました。


22日(水)午後からはJIA長野地域会の広報委員会、及び幹事会。幹事会は司会を務めることになりました。盛り沢山の内容でしたが定刻通り20時に終了。
23日(木)後半の授業が始まり、学生たちと模型の打ち合わせと課題の講評。
25日(土)はLIXILセミナーのため9時8分岡谷発の特急あずさにて新宿へ。LIXILSUMAIセミナー
第3回は、住まいのリノベーション ~受け継ぐ住まいの力~
住宅部会のセミナー活動が1995年の阪神淡路大震災を契機に今年で23年目となる歴史をお伝えして開始しました。いつものように建築家の業務と役割についての説明をさせていただき、冒頭 ストック型社会へ変換をしていく背景を述べさせていただきました。
1)住み続けて得られる本当の満足
2)次世代に受け継がれる住まいの設計は?
3)温熱環境への工夫
4)良質な中古住宅を増やす
5)家は住まう人の人生観をつくりあげる を説明させていただき、様々なリノベーションへの取り組みのケーススタディーとして鈴木利美さんから、家相を大切にされた住まい、中古住宅のリノベーションと購入時の注意点、15坪のマンションについての3題を説明され、さらにリノベーションを取り巻く社会状況についての説明、資産価値を高めたイギリスの農家の実例も紹介されました。続いて僕が住み続けた結果として生じる本当の満足を得られる住宅はそのソフトである「住まい方の思想」の重要さを述べさせていただき修景の住まい2題を説明させていただきました。まとめとしまして
・リノベーションには様々な状況があります。
・様々な状況のリノベーションの方法がありそこにはメリットもデメリットもありますので注意深い検討が必要です。
・持続可能な社会のために意識の転換を図り次世代へと引き継ぐことのできる魅力的な住空間を考えていく必要があります。
以上をお伝えしまして会場からの質問がありました。直接リノベーションに関することではなく設備の選び方の質問でしたので、それはクライアントの「住まい方」に関わるという内容をお伝えして終了しました。今回は鈴木利美さんと僕が対話をしながら進行しました。リノベーションの内容として幅広い内容を説明できたと思います。多くの方にお聞きしてほしかったのが正直な感想です。

(C)文・かたくら たかゆき

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16日(木)お盆も終わりに近づき、菩提寺の真福寺に挨拶に伺いながら、お墓参り。時折強い雨降りの日となりました。夕方は送り火。その後父の七回忌の灯籠流しもあり、妹夫婦と出かける。

「よしの」さんで食事を済ませてから諏訪湖へ。雨が降ったりやんだり・・・大変な時間でしたが、御焼香を済ませることができ良かった。

17日(金)夕方は住宅部会市民講座WGへのTV会議に参加する。25日のLIXILセミナーのコーディネーター役を務めるので皆の前にてシュミレーションを行い、意見交換。第三回セミナーは
住まいのリノベーション ~受け継ぐ住まいの力~    という内容にて行います。
是非皆様新宿のLIXILショウルームへお出かけください。

18日(土)後半の仕事が始まりました。午後は続・里山辺の家の設計打ち合わせ。柴崎さんと松本市の里山辺の家に伺う。僕のスケッチから、役所の打ち合わせを経過して作成した5つのアイデアについての楽しい打ち合わせとなりました。最終的にはB案をもとにこれから考えていこうということになりました。続・里山辺の家・・・既存との調和を図り気持ち良い住まいになるようこれからの設計と打ち合わせが大変楽しみです。

19日(日)畑に手を入れて、諏訪湖周辺のジョギング。午後はゆっくりと一週間のまとめ・・・
(C)文・かたくら たかゆき

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7日(火)夕方岡谷市旧庁舎活用チームの高木さん、宮澤さんと今後のことを含めて「よしの」さんにて夕食をいただきながら話合い、継続していく内容について確認をする。
8日(水)午前中に小泉山森の家、現場の仕様についてクライアントを交えて打ち合わせ。今年の暑い夏の現場は職人さんは大変だが、断熱材が効いた住まいは窓を開けていてもどことなく涼しい。風の流れる方向をきちんと考慮すれば、大きな開口部の昔ながらの家を思い出させる住まいの実現が可能です。一時期、建て売りの住まいに窓面積の少ない住まいを多く見かけたが、最近新しく建つ家の南側の開口部が大きくとられる家が多くなってきた(あたりまえのことですが)ように思えて好感がもてる。断熱材を効かせての冬場の太陽の恩恵を考慮してきたのだろうと思います。また建て売りと共存するまちなみにおいても素材は違うが、まちに語りかける大きな開口部の役目はおおきいと思います。この小泉山の周囲に一気に建設された住まいを見て特に感じます。
冬暖かく、夏涼しくという風な生理的な快適さは居心地の良さの第一条件である。陽当たりが良くて風通しも良く、自然の恩恵を取り入れることはもちろん、人工的な気候調節についても居間を重点的に考えたい。最近はペレットストーブの人気も高く、小泉山森の家にも入ります。住まいの設計において、冬場も夏場も断熱性能の高さと暖房機器の選定がポイントになります。
10日(金)前半戦を終える。柴崎さんと打ち合わせを済ませた夕方、家に帰る途中の柴崎さんに修景を終えたYa邸まで送ってもらう。S建設の現場監督のMさんと僕が新築祝によばれました。センス良い老夫婦のお招きにて天童木工の丸テーブルを囲みシャンパンにて乾杯・・・美味しいお料理をいただき、楽しいお話・・・この時間を祝福するかのように諏訪湖の花火が目の前に上がる。楽しい夜でした。邸宅の新しいダイニングから眺める松を望み、朝食をされる時に感動されているようです。昔から庭に存る立派な松ですが、新しい生活空間の視線が、新しい喜びも見つけてくれたようです。・・・

                                                                       (C)建築写真家 林安直
13日(月)畑の整備も済ませて、ちょうど咲いたたくさんの黄色の菊の花を父たちの仏壇に添える。妹夫婦と甥の和也と一緒に迎え火。娘は建築士の受験勉強と会社が忙しく、お盆には戻れず、少し寂しいが
お盆休み中・・・
(C)文・かたくら たかゆき

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30日(月)午後は小泉山森の家、Kさん宅キッチン改修工事、ホビーコート計画の現場を回る。
小泉山森の家は壁の石膏ボードを張り上げています。

Kさん宅キッチン改修工事は大工工事のカウンターが取り付きました。ホビーコート計画の現場は大工さんが休養。OSBボードの張り上げの途中。
31日(火)は修景Ya邸、きれいにできあがり喜びのクライアントにお会いする。住み始めてからの調整箇所をお聞きして、S建設のMさんに伝える。前日はご家族で完成のお祝いをされたようです。いつもそうですが、クライアントのお喜びの姿が建築家としての至福の時です。
住宅の設計は究極的には思想である。個人住宅の設計は設計者と住み手の「住まい方の思想」の相互了解があって初めて成り立ちます。住宅は人を守る防衛性ばかりでなく、日常のイベントを生み出す舞台であるべきだと思う・・・
午後は松本市役所の建築指導課へ打ち合わせに伺う。暑い!午後でした。
8月になりました。2日(木)夕方は一日早いが母の誕生日祝いを家内と一緒に。いただきもののお酒もワインもあり・・・母は飲めないが、ここのところの暑さ・・・暑気払い!も兼ねて、まあこの日に限ったことではないが。86歳・・・父の分まで長生きを・・・
3日(金)富士見高原のペンション改修の打ち合わせ。涼しい季節には見えていた富士山が気持ち良く見えるかと思うと暑い夏にはなかなか見えないらしい。融資のことを含めてようやく道が開けそう。
4日(土)柴崎さんは法事があり休み。午前中は家のアトリエにて調整。アトリエは断熱材が効いているせいか、午前中はエアコンの必要がない。午後小泉山森の家現場打ち合わせ。急に雨。
夕方のサッカーJ2 山雅と千葉の試合はとても良い試合だった。首位を走る山雅、強くなってきました。
5日(日)朝、お墓の草刈り。菊の花が育ち始め仏壇に飾ったり生け花にもちょうど良い。そして知事選、県議会議員補欠選挙の投票。その後菩提樹の真福寺に恒例のお施餓鬼法要に出席。暑い日・・・。先祖の供養を済ませる。
6日(月)修景Ya邸の竣工写真の撮影のため9時30分に建築写真家の林さんと諏訪市の邸宅にて待ち合わせ。S建設のMさんにも来ていただき手直し等のことも打ち合わせ。
葬式もでき・・・あとは任せて家に戻る。

(C)文・かたくら たかゆき

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24日(火)は岡谷駅8時17分の特急あずさに乗り、浜松町へ向かう。日本ビルダーズ株式会社主催のエコ住宅セミナーにて講師を勤めることになりました。暑い一日でもありますが、全国から研修に来られている工務店経営の皆さんが受講者です。今世紀最大のテーマは「持続可能な社会」と考えておりますので、時代を乗り越える「住まい」とは?というテーマにてお話させていただきました。



長時間お話をさせていただく中で自分自身の考え方も改めて整理できたと思います。20世紀の前半日本では池辺陽先生の14坪の最小限住宅、軽自動車並の装備にて生活空間の最小単位の生活の思想、モダンリビング時代となります。現在はモノに溢れて空き家も多く、だからこそ中古住宅を住み続けるには生活の思想が大切です。修景の仕事に関わり続けてきまして住まい方の思想こそが技術を生み出していると感じております。新築もリノベーションも住み手の人生観の表現と思います。日本よりも100年も早く産業革命を経験しているヨーロッパでは19世紀からすでに環境意識が芽生え、物を大事に使う文化が根付いています。日本では戦後の住宅不足を背景に長年「質」より「量」が求められその結果、住宅の平均寿命はわずか30年。

英国141年 アメリカ96年 フランス86年 ドイツ79年 日本30年
(住宅の平均寿命 住宅統計調査等 総務省)
しかも、一般的な木造住宅の場合、築20年で資産価値はゼロになると言われています。そのため少し古くなると、まだ住める家でも壊されてしまうこともあります。1軒の家を解体する際に出るゴミは40トン以上。環境面からも好ましくありませんが、何よりも住宅が優良な資産として蓄積されないことは、日本社会全体にとっても大きな損失です。国の政策もストック重視の政策が打ち出されて住宅を取り巻く環境が大きく変化してきたこともありリノベーションのニーズも拡大しております。
25日(水)夕方サッカーJ2松本山雅と大宮との戦い。素晴らしい感動の試合でした。
27日(金)諏訪清陵高等学校付属中学3年生のMさんが職場体験に来られての最終日は夕方、柴崎さんと僕とで講評会を行う。とても熱心に取り組まれて将来が大変楽しみです。頑張っていただきまた遊びに来てください。
家のアトリエにビッグデスクが入りました。
大きく視野を広げて・・・新しい気持ちにてスケッチに取り組みます!
(C)文・かたくら たかゆき

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17日(火)涼しいうちに畑の仕事をしてから・・・と目標を立てる。午後諏訪清陵高校及び付属中学の評議員会があり授業参観から評議員会まで出席。活発な意見交換となりました。この猛暑にて断熱の効いた中学生棟と高校生棟の室内気候の違いが良くわかります。高校の教室の暑さは気の毒ですね。
18日(水)午後修景したYa邸の検査となりました。小泉山森の家もファサードラタンの外壁が張られて塗装は二回目に入ります。室内は床の檜板張りの作業が始まりました。
20日(金)三沢区の区長さんたちとこれからの公民館を考える検討委員会を進めていまして、この日は友人の建築家林さんの設計された公民館の視察に松本へ伺いました。建設委員長さんのお話をお聞きして建設の進め方とコンパクトにまとめられた建築に魅了されました。
21日(土)長野地域会の夏のセミナーの建築見学のために白樺湖夏の家(工学院大学旧白樺湖学寮)を見学。見事な造形に魅了されました。
鈴木先生のご案内と南迫先生から武藤章先生の巧みなセクションのスケッチについての説明にも感動しました。鈴木先生からは以下の文章をいただいております。

「白樺湖 夏の家」の保存と継承/建築を保存する会
 
 このたび、「建築を保存する会」による「白樺湖夏の家」の保存と継承の活動が評価され、「第4回これからの建築賞」を受賞しました。本賞は、一般社団法人東京建築士会が、建築士としての多様な立場を通じて行った未来につながる社会貢献に対して、その活動・業績を担った建築士もしくはそのグループを顕彰するものです。これまでお世話になりましたすべてのみなさまに、心より感謝申し上げます。(建築を保存する会 会長:鈴木敏彦)

 長野県茅野市白樺湖畔にある工学院大学が所有していた学寮は、昭和30年代から増改築しながら運用されてきましたが、2015年度をもって廃止・解体の方針が示されました。これに反対し、存続を訴えるために工学院大学の卒業生を中心に組織されたのが「建築を保存する会」です。
 
 工学院大学白樺湖学寮は、学生と地元住民との交流をきっかけとして造られた小さな小屋から始まり、歴代の建築学科教員(天野太郎、武藤章、南迫哲也)による設計で増改築がなされ、最終的には武藤・南迫のプランでまとめられています。学生たちの思い出というだけでなく、工学院大学建築学科の歴史そのものであり、特に早逝した武藤章の作品として貴重なものです。
 
 大学との交渉の結果、工学院大学校友会に施設を譲渡されることが決まり、運営は「建築を保存する会」が担当する運びとなりました。運営にあたって、会の体力に見合った規模に減築し、会員の別荘として利用できる設備、備品を揃えました。日本人で唯一アルヴァ・アールトに師事し、北欧建築の紹介者として知られる武藤章の建築と思想を継承するため、新規の家具備品は全てアールトがデザインしたものとしました。また、定期的に北欧をテーマとするイベントを開催し、新たな学びの場として活用しています。
 「建築を保存する会」
南迫哲也、北澤興一、谷口宗彦、田野邊幸裕、河野工、柴田卓次 、関根久雄、石川 啓司、
小俣光一、森田達志、鈴木敏彦、香川浩、平井充、関谷 重彦、後藤治、武藤かおり
 
他の活動としては、以下の書籍を発行しています
『建築を保存する本01 工学院大学八王子図書館/武藤章』
2015/12/15 発行

とのご案内です。
(C)文・かたくら たかゆき

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10日(火)午後JIA関東甲信越支部資格制度実務委員会へ出席。実績認定申請者の「第三者性および自立性」の判断について等また登録建築家についての幅広い議論を行う。難しい内容です。
11日(水)午後はホビーコート計画の金物検査を柴崎さんと行い、手直し箇所を指摘する。その後、修景 Ya邸をまわりきれいに整いつつある室内を確認する。クライアントの喜びの声をお聞きしてうれしい。もう少しで住めるようになります。
12日(木)午前中は学生たちのポスターセッションがあり講評を述べていく。午後の課題設計は個人個人のスケッチからの思いを受け止めて再び まちを歩きます。自分の考える答を実際のまちの考察から導きだそう!
13日(金)きょうは就職して忙しく帰郷できない娘の誕生日。体に気をつけて大切な一日を過ごすようにライン。午前中に茅野市Nさんが手直しのことで相談の時間を予定していました。
奥様からまた美しい薔薇の花をいただきうれしい!ケーキもいただき3時の事務所のおやつになりました。ありがとうございます!

夕方はキッチンを中心としたプチ改修を行うKさんと工務店の工事契約に立ち会う。
14日(土)暑い一日となりました。午後はホビーコート計画の手直し箇所について再検査。今度はOK。
15日(日)朝、畑に行ったが、凄い暑い。大雨の影響にて土が泥濘んでいる。草をかたづけて作業も程々にして家に戻る。13時ホビーコート計画の上棟式が行われた。この暑さは!
地鎮祭の時は寒く 清めの雪でしたが、きょうはなんていうのでしょうか?晴天日より!
クライアントのお気遣いろいろと感謝申しあげます。
(C)文・かたくら たかゆき

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3日(火)小泉山の現場を確認してから台所を改修するKさん宅に打ち合わせ。プチ改修なのですが、ようやく方針がかたまり施工会社に任せることになりました。
4日(水)連絡をいただいていた東急リゾートタウンの別荘のリノベーション+増築の打ち合わせに伺う。雨の森林にて打ち合わせ。
5日(木)午後学生たちに路地裏に14坪の図書館をつくる課題設計の出題。午後の1コマの時間は皆でまちを歩く。ブックカフェとしてリノベーションされた良いお店を見つけました。中に入った学生たちは素朴な表現に魅了されていた。

モダンリビングの始まり、池辺陽の最小現住宅は14坪の軽自動車並の装備であるが生活の細やかな部分までまとめられている。今の時代はものに溢れた過剰時代の末、使いきれないほどの大きな部屋が残り、空き屋となっているところが目につきます。そこに14坪の空間を挿入して、あるいはリノベーションを行いまちのコミュニケーションを再生しようという試みなのです。
6日(金)17年経た茅野市T邸の雨漏りの連絡を受けて対応する。建設会社は無くなってしまったので新たにK工務店に依頼する。
7日(土)先日打ち合わせをした松本のNさん宅。続・里山辺の家としての増築計画のスケッチを始めた。東松島の災害アドバイザーの仕事もリーフレット作成の作業が残り、池上君と連絡をとりながら進める。
8日(日)各地、豪雨災害の出ている中、県内は比較的穏やか。午後、新しいジョギングパンツ(ロング)を購入。
9日(月)続・里山辺の家 敷地は柴崎さんがコンピューターに入力を始める・・・
(C)文・かたくら たかゆき

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26日(火)クライアントOBの椚谷さんから電話がありました。小学校の図書館を管理していまして改修する小学生のための長いテーブルと椅子の高さの質問でした。17年目を迎える「高森の家」。打ち合わせの時の僕が何度となく伝えた「心地良さ」という言葉を覚えていただいていたようでして・・・うれしい!
27日(水)修景 Ya邸、全体のサンプル色、塗り壁のテクスチャーのサンプルも良い感じになりました。柴崎さんとカーテン等の質感、色を決めてクライアントへ報告。7月24日の引き渡しに向けて頑張りたい。
28日(木)学生たちの講評会。個性的な模型が集まり有意義な講評会でした。学生たちと終了後、教室にて反省会をして帰る。帰りも遅い。夕食を済ませて23時からワールドカップ観戦。
29日(金)前日に、別荘の改修についての問い合わせをいただいていたので連絡してお会いする日を予定する。進むホビーコート計画の現場へ。気になっている色決めの確認。



30日(土)午後は柴崎さんと松本の里山辺の西澤さん宅へ今後の打ち合わせ。建築から19年を迎えて昨年は外壁等に手を入れました。東側のブドウ園が宅地に代わり一部を購入されました。この敷地をどのようにするかと楽しく打ち合わせをさせていただきました。
続・里山辺の家、これから楽しい計画が始まると思うとうれしい。帰りにお父さん、お母さんの住まいを拝見させていただき傷んでいるところなど意見を述べさせていただきました。おみやげをありがとうございました。夕方 山雅&熊本の試合はアウェイの暑い熊本でした。3-1山雅強くなってきました。
1日(日)家の樋等の点検。畑も様子を見て、少しジョギング・・・痛めた膝が治らないので無理をしない。午後は学校評議員を務めているので清陵高校へ清陵祭の見学。久しぶりにクライアントOBの矢島さんに吹奏楽部のコンサート会場にてお会いする。
2日(月)夕方、7月に職場体験をする清陵中学校3年生の三村さんの訪問を受ける。建築家になりたいって言っていた・・・これからが大変楽しみですね。
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19日(火)午後はホビーコート計画について、増工事となった内容についてクライアントに説明。梅雨時とあり現場の工程も思うように進まない。
20日(水)夕方はJIA長野地域会の幹事会。幹事会の最後。どこの会でも会員を増やすという話が出ます。
斎藤孝彦さんのお言葉を思い出します。「我々建築家がプロフェッションとして必要であると社会が認めるような職能人になれるかどうか、それは我々の日々にこそかかっている、と思うのです」地域に信頼される建築家になるために何を為すべきかを常に考えていくことが大切かと思います。大切なことは理念に基づく実行です。プロフェッションを踏まえた新しいビジネスモデルについては住宅部会にて話してきましたように機会あれば議論していきたいと思う。建築家の自由とは営利業からの自立があってこそ、初めてなりたつものだと思います。
21日(木)学生たちとの考察。バラガンの自邸は映像を見ながら、20世紀のモダニズム運動の中にも実は大切にされてきた地域性と風土に対する建築家の心が読み取れます。レーモンドの夏の家も同様である。イームズ自邸、丹下健三の自邸の考察も進む。午後の課題設計。少し遅いが、それぞれまとめに向かう。28日(木)はいよいよプレゼンテーションとなります。
22日(金)午後、ようやく僕のノートパソコンの修理ができたという連絡。暑い一日、修景Ya邸、小泉山森の家等の打ち合わせを済ませる。

23日(土)午後、後輩のMさんが駆けつけてくださり、ノートパソコンの復旧。まだ完璧ではないが、通信可能となりました。
夕方の山雅&千葉のゲーム、前回の悔しい思いを吹き飛ばし4-2の逆転勝ち。
24日(日)朝から家内と畑の草刈り、家に戻り庭先の手入れ。手を入れても、ここで良いということがないのは家づくりと同様。暑い日であり、かなり疲れたが夕方はおいしいビールとワインとともに・・・夕食後はリクライニングチェアにてゆっくり休んでいたが日本代表の試合まではとても起きていられない・・・
25日(月)柴崎さんとミーティング。引き続きパソコンの詳細の見直しもお願いする。

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12日(火)小泉山森の家の現場。素形を基本に大工工事が進みます。一階の天井もきれいに仕上がり、2階のOSBボードの天井もうまく納まり感じが良い。帰りに諏訪市 修景Ya邸に立ちよる。ここも大工工事がきちんと進み気持ち良い現場です。
13日(水)ノートパソコンのファイル機能がここのところ調子わるくて、いよいよ覚悟してデータをバックアップして修理に出す。
14日(木)学生たちとルイス・バラガンの自邸、丹下健三の自邸、イームズ自邸、レーモンドの軽井沢夏の家(現在、ペイネ美術館)の考察を始める。午後の課題設計、それぞれが気持ちがのってきたように思う。頑張れー!
15日(金)歯の治療。夕方岡谷市旧庁舎活用チームの皆と神明小学校の先生方と今後の打合せ。
17日(日)父の日。気になっていたお墓の草刈りを済ませた。これが意外と時間がかかる。夕方は、母と家内と焼き肉パーティー。家内の育てているサンチェも新鮮、とれたてが食卓に登場。
肉を包み込みいただく。ワインも美味しい。楽しい時間だった。
18日(月)、柴崎さんと打ち合わせをしてスタート!午前中は修景のYa邸の打ち合わせになっていたので出席。夕方はプチ改修するK邸の打ち合わせに・・・


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5日(火)JIA長野地域会の広報委員会に出席。再び副代表の任もあり、会報、出版のこと等の打ち合わせ。少し遅い帰りとなる。
6日(水)修景Ya邸現場から質問があり現場へ向かう。電気関係、納まりのこと・・夏暑さを迎える現場にいると断熱性能の他に日射遮蔽も気になります。
地域の気候風土を活かしエネルギー消費量を抑えながら家族が心地良く健康的に豊かな暮らしを営み長く住み続ける住まいとなることが大切です。このような考え方でいくと省エネや温熱環境だけでなく、構造や劣化対策、維持管理、光、音環境など様々な性能が必要になります。
エコ住宅についてたびたび聞かれますが、
1.建物の基本性能の向上
2.住まい方に見合う性能
 (本来ここが大切なのです。性能が一人歩きすると施主の思想は見えない。)
3.高効率設備の導入
4.再生可能なエネルギーの導入 が考えられますが、
  長く住み続けるためには、施主の暮らし方の思想に見合う適切な優先順位が大切なのです。
7日(木)午前中、建築家の職能を考察する授業を終えて午後、学生たちに持参した模型の見本を見せる。水平、垂直をきちんと抑えることは基本。自分の考え方を表現してほしい。まず、大切なのは骨格と開口部・・・・
8日(金)この日が事前に決めていたYa邸の現場打ち合わせ。塗装を含めて全体の色決めの方向を出す。
9日(土)早朝から妹夫婦と甥に連れられて 京都まで松本山雅&京都サンガの試合観戦。
松本から2,000名のサポーターが参加。アウェイなのに山雅の応援は凄い!良い試合。大声援のチャント!感動の一日。




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30(水)午前中に支払い関係を済ませて、午後柴崎さんと小泉山森の家の建て方後の金物、筋交い等の検査に行く。きちんと納まっていく現場を見ると楽しい。素形の姿からの問いかけもある。このままもう少し構造を見せたらおもしろいのに・・・でも塗装に費用がかかり・・・悩み抜いてのローコストの住まいへの挑戦。一番は「潔く、素形に近づけましょう!」という言葉に賛同してくださった若きクライアントの信頼です。なんだかうれしい。少し肌寒い雨の日でしたが、現場代理人や職人さんたちは生き生きとしていた。

31日(木)学生たちには「心」で接する。自ら手を動かして図面に太い鉛筆の痕跡を残して・・・一緒に考える。時間の中でギリギリまで対話する。教室は暑いが、この日も外は少し寒く感じる。

6月になりました。週末2日(土)は修景中のYa邸に柴崎さんと。クライアントと床のカーペットの色決めと全体の雰囲気の打ち合わせ。窓が取り付き・・・邸宅の庭が窓から読み取れる。この豊かな風景こそがこの家のごちそうに違いないと感じた。

建築家の故・宮坂修吉先生が設計されて当時若きクライアントは200年持つ家を望まれたそうです。地盤の悪いこの土地に基礎の設計も大変考慮されながらも今の姿を見ると確かに住み手が暮らし方の履歴を考慮した持続可能な使い方、住み続けて得られる本当の満足を得られるような住まい方の思想を生み出してきたのだろうと深く感心させられます。豊かな暮らしをデザインする価値を広く認識しながら建築家のデザインとは何か深く学ばせていただいているところでもあり、大変楽しい現場でもあります。

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22日(火)夕方に小泉山森の家の建て方が始まり、現場に足を運ぶ。階高2.31mと素形に近づけて・・・一階は梁もKD材を見せて構造用合板の天井であるが、床は一階、二階とも檜の無垢材にリボス仕上げとしています。一階天井高2.275m、二階天井高2.25m 、二階の天井はOSBボード。スケールを抑えたことで、建築がとてもかわいらしく見えてきて、うれしい。
23日(水)はこれから修景の監修を行うことになる難しい建築についてクライアントとの打ち合わせ。
24日(木)学生たちには戦後のモダンリビングンの先駆けの清家清、池辺陽、前川國男の自邸を中心の考察とライトについては、ユーソ二アンハウスの最高傑作ジェイコブス邸の考察を指示。午後課題のエスキス。女子学生の方が内容が深い!男子学生奮闘してほしい。
25日(金)午後Yj邸修景の既存部分の補正を終えてK建設の社長と一緒に工事終了のご挨拶に伺う。今回もそうであるようにこのような修景の仕事は大工さんの本領も発揮できて文化を蓄積する意味において、大変価値のある仕事であると思います。最近のエネルギー対策の数値計算に偏る傾向は、手段であっても家族が心地良く健康的に豊かな暮らしを営み、永く住み継ぐことができる住まいを目指すことが目的です。ライフスタイルの中の古いものを大切にその場の持っている力、これまでに培った情景を生きた風景として積み上げ、住まいと家族、住まいとまち並みとの対話から常に心地良い居場所を求めていきたいと思います。
26日(土)Fファニチャーの専務さんと修景Ya邸の家具の打ち合わせ。材質や色、引き手の関係等いつものように奥が深く楽しい打ち合わせです。事務所は午後休み。
夕方から山雅&徳島のサッカーをDAZNにてテレビ観戦。引き分けでしたが、大変良い試合でした。
27日(日)午前中は庭木の整理をゆっくりと・・・午後、ジョギング・・・夕方の食事はワインとともに・・・

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15日(火)修景Ya邸の家具工事についてFファニチャーのH専務と打ち合わせを行う。
16日(水)友人の建築家君島さんから新しい情報をいただき大変勉強になりました。夕方は松本市の勤労者福祉センターにてJIA長野地域会の委員会構成メンバーについての議論。
17日(木)学生達の調べあげた、サヴォア邸、ファンズワース邸、落水荘、カレ邸の発表会。構成する寸法の確認を行い、豊かな空間と寸法の感覚を身につけていきたい。午後の課題設計のエスキスも一人一人の発表を聞きながら図面に手を加えることはいつもと同じ。模型を作りながら新しい境地が見えてきたかな・・・
18日(金)Ya邸ご夫婦と家具、キッチン関係の打ち合わせを行う。打ち合わせ後にS建設のMさんと一緒にいただいたモンブランのケーキは美味しかった。暑い日でした。
19日(土)Yj邸の建築の補正状況があと一週間という確認。
20日(日)天気良く、風は少し冷たい。アトリエ周りのアイビーの葉を整理。成長し過ぎて、外壁の窓にかかり整理・・・
午後松本山雅とアビスタ福岡の試合をDAZNにてテレビ観戦。現地のサポーターに負けずと、応援。
1-0素晴らしい試合。この勝ちは大きい・・・



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9日(水)柴崎さんと打ち合わせをして今後の進め方を検討。
10日(木)は学校。授業に始まり午後はエスキスをしたりライトのプランを皆で分析しながら課題設計に活かす。
11日(金)茅野市Nさん宅の手直し工事の打ち合わせ。Nさんにはまたお気遣いいただきありがとうございます。夕方、岡谷市旧庁舎活用チームと神明小学校の先生方との今後の打ち合わせを行なう。
12日(土)は午後アトリエも休み。山雅と金沢のサッカーをテレビ観戦。山雅完勝!5-0素晴らしい試合でした。母の日を迎えて・・・夕方は楽しく食事。
13日(日)ペレットストーブの扉の手直しのためにサンケイ商事の社長に来ていただき点検も兼ねて金具の取り付けをしていただいた。さいかい産業のペレットストーブ、SS-2は現在SS-5に変わりました。おかげでカタログに掲載されていない掃除の仕方もわかりました。
雨の降る一日。なんだか寒い・・・

14日(月)柴崎さんとのミーティング後、Ya邸修景のクライアントとの打ち合わせに伺う。昼にアトリエに戻るが暑い時間帯だったので少し気分が悪い。今週は暑くなりそう。
午後Yj邸補正作業の確認。夕方は住宅部会、市民講座WGのテレビ会議参加。持続可能な社会へ・・・時代を乗り越える「住まい」について議論。20:30終了


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連休中5月1日、2日と暦通りに仕事。1日(火)改修するYa邸のクライアントから前日電話をいただいており午後打ち合わせに出かける。奥様と綿密に家具工事の打ち合わせを行う。
食卓には、設計したテーブルをやめて天童木工の1,200φの円形テーブルを置くことにした。
その他綿密な寸法の打ち合わせを行う。アトリエに戻り、変更箇所をスケッチして、家具屋さんと建設会社へ連絡する。
2日(水)も、小泉山森の家、図面のチェック。いよいよ鶴峯公園のツツジも咲いてきました。


家の庭先の花もきれいです。



3日(木)妹夫婦、甥の和也とアルウィンの松本山雅&水戸を観戦。晴れてきて気持ち良い芝生に選手たちの好プレーを見て、とても楽しい一日だった。2-0山雅、快勝!

4日(金)夕方は体調が少しずつよくなってきた母を連れて妹夫婦、甥、家内と久しぶりに「よしの」にて食事会。楽しい時間でした。
連休最終日、
6日(日)家内と畑にカボチャ、夕顔、トマト、シシトウ、ピーマン、キュウリ、プチトマト等の苗を植えた。好天気に恵まれて楽しい時間でした。
この日のサッカー山雅は岐阜に負けてしまった。残念!


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24日(火)午後は打ち合わせを済ませて15年努めていただいた池上君の送別会。池上君、柴崎さんと夕食会。思い出話やこれからのことも含めて、楽しく過ごした。池上君は僕の家に久しぶりに宿泊、続きは、ビールとワイン・・・今までの話は尽きない。
一人で開設したアトリエも太田さんが入り、柴崎さんが入り、次に池上君と4人で活動した時期もありました。出産、育児で退職された太田さん。
池上君は平成15年入室以来、15年間にわたる設計活動にて研究室の中心となり代表する23作品他の住まい等の設計を担当されてきました。細部にわたる心地良い配慮と現代的センスは、クライアントへ感動と喜びを与え、特にパソコンを駆使したプレゼンテーションは見事でした。
気持ち良い人柄と日頃から真摯に取り組むその姿に深く感動しました。大変ご苦労様でした。
遠方から毎日通ってくれていましたので、今月5月からは地元にて活動します。

引き続き僕の研究室は素晴らしいセンスの柴崎さんと一緒に住まいの設計活動を中心により豊かな空間創りを目指していきます。
池上君にはまたホームページ全体やプレゼンもお世話になると思いますが、池上君が考え続けてくれていた新しいホームページです。シンプルに思想を反映しました。

皆さん就職も決まった方が多いと思います。

僕のアトリエにて 建築や環境のことを一緒に考えてみませんか?そして一緒に実践しましょう。


建築意匠設計・監理・設計アシスト STAFF募集

住まいから地域環境のデザインを一緒に!

・35歳程度までの建築士資格保有者
 もしくは建築系4年生大学卒業以上の
 IT関係に強い方 1名

・応募方法

 諏訪地方等通勤可能範囲の方
 履歴書(写真貼付)職務経歴書 ポートフォリオ
 を郵送してください。

お待ち申しあげます。

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18日(水)Ya邸の修景工事が始まりました。良き日に恵まれ、気持ち良い季節のスタートです。
建築家の故宮坂修吉先生がまとめられたこの家は前にも記述したように鉄骨構造のスパンをうまくまとめられて3世代が気持ち良く住まう家です。改修にも自由度があり、以前から何回も改修されて今回になることは前回書きました。
住み手の生活に対応できるフレキシビリティーを備えた住まいは長く大切に住み続けられることにつながります。受け継ぐ住まいの力・・・リノベーションに取り組んでいると建築の奥にある歴史や住まいの豊かな力を感じております。
19日(木)学生たちのエスキス・・・
20日(金)JIA長野地域会総会のため長野犀北館ホテルへ。
この日は住宅部会も開催されるのですが、今年はあと一年副部会長です。今回長野地域会の副代表の仕事もあり長野地域会を優先させていただきました。
21日(土)Yj邸の確認をして建築写真家の林さんと写真撮影の日取りを決める。
22日(日)片倉まきの吉田講の祭典。

天気も良く良い一日でした。アトリエの周囲も花たちが賑やかになりそう・・・
23日(月)午前中、銀行関係を済ませて、午後は現場へ。修景の現場は考える事も多い。
夕方4月に就職した娘から花が届きました。




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建築家
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自然に親しむこと
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豊かな暮らし向きを望むあなたに!
住まいの設計活動を通して住まい専門の建築家がありのままに毎日の生き方を語ります。
クライアントの方たちや家族そして自然との対話の中で常に暮らし向きの良い住まいを創造したいと思います。
住まいをもっと豊かに心地よく/片倉隆幸建築研究室FANPAGEもどうぞ!
http://www.facebook.com/archhall
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