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今週のコラム
 3日(火)文化の日、前日の晩に雪が舞った。Mさんは、木について大変詳しく都合をつけていただき、父が所有する山を見ていただくことになっていた。森林組合が森林の整備にあたり各自の山の残す木をマーキングすることが仕事でした。初雪の山を午前中一緒に歩いていただき 檜、さわら、栗の木等残した方が良い木をマーキングしました。檜 と さわら は大変良く似ていて専門家でも区別ができないようです。Mさんに「葉の裏にX模様があるのが さわら、Y模様があるのが檜だよ」と教えていただき葉の裏を見るとそれはきれいな模様がついているのです。これには感激しました。

 午後、娘 あいこっピはインフルエンザで休みの生徒が多いためバレーボールの練習はなく一緒にジョギング等をして楽しむ。ピチピチ光る諏訪湖の水面を眺めて走る。風の流れと一緒・・・気持ちよく走り・・・自分の時間が確保でき、家のこともできて良かった・・・と娘から話しを聞き久しぶりに楽しい時間を過ごせた。

 4日(水)H旅館改修のプレゼンテーション。室内のスケッチも整い。施工の内容、時期等を考えていただくことになります。

 5日(木)午前中構造の伊藤さんと「星空に語らう住まい」配筋検査、そしてコンクリート打込の日。



 午後、柴崎さんと豊科のMさんの住まいを訪問。御菓子つくりのための空間を充実させたいということでご希望を伺い、実測する。庭木も秋の素敵な色あいにて夕方の西日がダイニングのかば桜の床板に反射して黄色の紅葉が美しい。その色からヒントを受けたかのような秋色の和菓子をお茶にいただく。



 奥様からはお会いするたびに「本当に住みやすいお家を建てていただきありがとうございます。」とお言葉をいただきます。室内のお手製の飾り物も美しく飾られギャラリー空間は暮らし向きと繋がるようにしつらえてあります。前回のサンルームを増築した内部も普段お使いになる生活用品がさりげなく置かれているのですが、大変センスが良いのです。



 7日(土)は市内Оさんの住まい改修の現場へ。いつものことだが既存の柱梁の塗装と新しい木部の塗装は色合わせに悩みます。
 午後は壁匠トーワさんのギャラリーへ伺い「星空に語らう住まい」Оさんご夫婦とご一緒に外壁と内壁のテクスチャーを家全体の素材のサンプルを確認しながらイメージしていきます。
現場はコンクリートを躯体に打ち込んだばかりなので1/50の模型を用意していき打合せは、スムーズかつ楽しく終える。

 8日(日)出払いとなり皆で道路などの清掃や草刈。午後は入院中の叔父を見舞う。

 Ⓒ 文・ かたくら たかゆき

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 26日(月)午前中雨の中「星空に語らう住まい」の2階の壁の配筋検査に現場へ行く。壁の内側から りゅう座のかたちに スタイロフォームを入れ打ちあがりが大変楽しみなところです。

アトリエにもどると、地平線の家の見積合わせの提出日なので建設会社の方が見積書を届けてくれました。

 27日(火)クライアントのIさんとお会いして請負会社を決めることになりました。見積り合わせに参加の建設会社様には大変なご苦労をしていただきます。
指名する建設会社とお断りしなくてはならない建設会社がありますが、皆さんとお話をさせていただきました。皆さんの意気込みは凄いものがありました。心から御礼申しあげます。

まだ雑詳細図も仕上げなくてはなりません。適判の追加請求書も次週には適合すると思いますが、まだまだまとめることが多いのです。

 30日(金)地平線の家の工事を請け負うK建設とクライアントとの顔合わせとなり、仮設の工事計画についてまた工期について打合せをする。クライアントのIさんは監理者である僕が動きやすいように対応してくださり、建築家の僕を信頼してくれている。この信頼関係こそが良い建築を生み出す源なのですが、僕はいつも素晴らしいクライアントの方々に囲まれて建築家冥利に尽きます。
流れるような美しい建築の誕生を目指して頑張っていきたいと思う。

 31日(土)いえ・イエ・家展/アーキテクトカフェ講師のためINAX銀座へ向う。豊科の住まいのご主人Mさんから電話が入る。横浜から僕に会いに来てくださった。とてもうれしく思いました。お昼でもどうですか?と煉瓦亭にお誘いしてポークカツを食べながら、お話をお聞きしますと御菓子づくりをされる奥様のご意向で保健所の許可がとれるようにお家を少し直したいということでありました。その後セミナーの最終までお付き合いいただきありがとうございました。Mさんの作製された模型は力作でしたよ!

これから住まいを計画しようとしている皆様!参考になりましたでしょうか?また今後は学生たちのオープンデスクにも良い機会ではないでしょうか?
速報はこちらです。
http://jia-kanto.seesaa.net/article/131762137.html

住宅部会の会員方の模型をランダムにセレクトして見ました。僕の作品は「星空に語らう住まい」(ホームページ模型)にて省略させていただきます。



 Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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 20日(火)N市Kさんの住まいの設計にあたり敷地の測量に行く。
本来敷地の測量図はクライアント側の提出になりますが、敷地を任意分割しなくてはならないので今回は僕たちがやりましょう、ということになりました。
広い敷地を測量する。秋の気持ちの良い一日。さくらんぼの木が敷地に残ります。

 測量を終えて建築写真家の林さんのところに用事があり、アトリエの皆と立ち寄る。入り口の柿の木、ざくろ・・・成長していて気持ち良い。竣工して10年目の家になります。一段と暮らし向きが良くなりました。



 22日(木)23日から開催の(社)日本建築家協会 関東甲信越支部 住宅部会主催の模型展の準備にINAX銀座 7階のクリエイティブスペースへ向う。
持参した 「空を繋ぐ家」の模型。 住宅部会の皆さんやINAX銀座の方たちとまちの模型を創りあげました。夢中になって・・・楽しい時間でした。

 郡山さんとまちの模型を創る僕

 ホームページのトップにありますように今週31日(土)に開催アーキカフェどうぞ楽しみにしてください。僕もお話をさせていただきます。おいしい お菓子もございます。 INAX銀座7階クリエイティブスペースにてお待ちしております。住宅部会のこだわりの住まいの模型展に是非おでかけください。

 23日(金)О邸改修の打合せを現場にて行う。木工事、家具等の納め方の確認をする。構造用の合板にて補強できる壁について指示をする。
夕方はあざみ胃腸科クリニックのО先生ご夫婦と久しぶりにお会いする。

 24日(土)午後は仕事オフなのですが、僕は現場の打合せ。
夕方諏訪湖周辺をジョギング。諏訪湖マラソンが日曜日なので練習しているランナーを見かける。
僕は大会に出るのを最近やめていますが、生涯楽しく少しづつ走り続けていきたいと思っています。

 25日(日)秋らしい一日。娘の女子バレーボール中学大会新人戦の応援に出かける。

 Ⓒ 文・ かたくら たかゆき

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 11日(日)一級建築士の製図試験が終了して皆さんどうだったでしょうか?
とにかく大変ご苦労様でした。

 12日(月)祭日は午前中「空を繋ぐ家」Nさん宅にて雑誌の取材。NBSの料理番組出演のクッキングコーディネーター 浜 このみ さんが、キッチンにて奥様と料理などをされながら家の内容を紹介していくというものです。あっという間に時間が過ぎましたが、Nさんには何回も取材ありがとうございました。

午後は娘たちの中学女子バレーボールの大会を観戦。昨日よりも内容のある試合なので楽しくまた子供たちも大変頼もしく見えました。

 13日(水)JIA関東甲信越支部の選挙管理委員会のためJIA館へ向う。2010年度役員選出のため支部役員選出規定等の確認をして11月15日第1回告示となります。



 15日(木)夕方 日建学院松本校に今回の一級建築士製図試験に出題された内容の検証と受験生への講評をする。今年は完成率が95%ということですので昨年より高い点数の合否が予想されます。各自が復元された設計内容を持ち帰り添削していますが、試験という緊張が持続する時間の中でどうしてこんな間違いをしたのか?という箇所もあります。
いずれにしても努力された方はそれだけの内容が期待できそうです。

 17日(土)週末午前中はN市のKさんご家族がお見えになり基本設計の始まったばかりの住まいの打合せとなる。

 午後は雨が降り寒い時間帯となりましたが、茅野市へ「星空に語らう住まい」の現場打合せ。
Оさんご夫婦と小学校1年生のかわいい僕も来られて和やかな打合せ。構造の伊藤さんと2階床スラブの配筋検査を行い良好であった。

 久しぶりの日曜日。 神社の祭り。天気も良く本当にゆっくりできた秋の一日であった。

 19日(月)午後 建築家協会長野県クラブの出版委員会に出席。

豊かな暮らし向きを望むあなたに・・・

読者の皆様!

「信州の建築家とつくる家」第6集
大変良い本になりそうです。

どうぞご期待の程・・・お待ちください。
12月初め発刊となります。

原村:M邸修景 最新作  

まもなくホームページへアップ!


Ⓒ 文 かたくら たかゆき

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 先週の土曜日は岡谷西部中学校の同級会があり出席。仲の良いクラスなのでいつでもすぐ集まる不思議な同級生・・・
4日終日、日建学院。模擬試験、容積率が指定されてはいるものの階数の指定がないショウルームや店舗等のある貸事務所ビルの設計である。
内容も濃く記述を含め6時間30分で的確な設計をするのは大変難しかったようです。我々講師陣も採点に時間がかかり22:00終了というハードな一日であった。

 5日午後 「地平線の家」見積前の打合せのため柴崎さんとクライアントに会う。その日から修正作業をしていると、地方事務所からは構造計算適合性判定の追加請求書の項目をいただく。構造の伊藤さんへ連絡。申請作業もしばらく続く。

 6日、7日と夕方日建学院での設計講評。

 8日は台風が県内直撃とあって朝から不安もあったが、「地平線の家」の見積り合わせのため建設会社の方に来ていただいている途中に台風は通過したようだ。
県内は台風の中心なので良かったのか。朝方の雨がどうやらピークだったようだ。
 見積り合わせということで建設会社の皆さん多少外交辞令もあるだろうが、これは凄いと模型を見て関心していたようです。午後までかかりようやく見積り依頼をして結果を待つことになる。

今回は今まで作製研究をしてきたオリジナルの暖炉(オープンファイアプレース)の一面開口形コーナー暖炉、二面開口形、四方開放形の3種類がとりつくので僕としても大変楽しみなところである。

 その後Оさんの住まいの改修のことでI建設の社長がお見えになった。Low―Eペアグラスのコーナーサッシュの扱いもコーナーエッジをつけてすっきり納めたいがメーカーのものだとどうして太い柱が取り付くのか改良する努力がないことがそもそもおかしい。

 さて台風一過。夕方は日建学院での今年の製図試験前の最終講評となる。

 9日は朝から原村M邸の撮影日。写真家の林さんと現場にて待ち合わせをして一日撮影をお願いする。

茅野市の「星空に語らう住まい」の壁と梁の配筋が立ち上がってきたので帰りに立ち寄る。



10日(土)には構造の伊藤さんと壁と梁の配筋検査を入念にする。良好であった。
 さて、オープンデスクの山口君は作業の最終日。「星空に語らう住まい」の模型もある程度になり、柴崎さん、池上君、僕を含め講評会。多少の手直しはあるものの難しい模型をここまで良く頑張ったと思います。



あとのまとめは池上君宜しく。この模型は10月23日~10月31日までINAX:GINZA の住まいの模型展に出展予定です(ホームページトップ案内)

 11日(日)一級建築士製図試験となりました。松本校の皆さん頑張れたでしょうか?。6時間30分楽しむことができたらきっと合格でしょう。

 Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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 28日(水)昼休みの時間、娘の通っている西中祭に家内と顔を出す。僕の時代とは違って校舎も新しい。家内は音楽会へ。僕は同じクラスだった2年2組の教室を訪れると、新聞や短歌、八ヶ岳登山の写真があり皆楽しそうな笑顔で写っている。きっとこれから始まる音楽会の準備のため・・・生徒はいない。遠い昔の自分の思い出と重なりしばらく、ぼーっとしていた。

 この日夕方は日建学院の個人クリニックがあり、遅くまで講評。
28日、29日と続き自分が疲れを感じていた。29日の朝娘に「昨日の夜は楽しかった?」と聞かれ、はっとした。そうだ皆が困って難しい顔をしている時に楽しい授業ができなくてはいけない。いつもそう心がけていたのだが、疲れはそれを越えていた。

 30日(水)「地平線の家」のまとめ。午後は柴崎さんとクライアントとの打合せに向う。池上君も担当のプロジェクトを休みひとまずこの家をまとめることに集中。
夕方「空を繋ぐ家」のNさんにお会いして一緒に外構の植木選定に行く。
お目当てのハナミズキのほかに アオハダという木が5,6月頃ウメモドキのような赤い実をつけるのでかわいいと思いこれも候補にするが、植える時期が良くないということなので様子を見ることになる。またNさんにはここのところ何回も雑誌の取材でお世話になっていたが、またまた雑誌社から申し入れがあり、取材のお願いをして帰る。

 1日(木)アトリエでスケッチをしていると「豊科の住まい」Mさんから季節のお菓子が届きました。栗を素材に創作されたということでした。早速お礼の電話をさしあげました。お菓子づくりなどのご趣味を生かされ暮らしを楽しんでいらっしゃるご様子がつたわってきました。中庭の木も生長してきた様子です。中庭を挟む家の風景がとても気に入っていらっしゃるご様子。うれしく思います。

 夕方は日建学院。予備校の建築設計の講評といえども僕は「こうしたら設計がうまくなるよ。」とか「人のための空間でしょう。」と本質を突き詰める一言を生徒に残すことにしている。本来構造や設備の設計の試験ではないのだ。民主党政権に変わり建築基本法から建築家職能法が成立していけばやがて試験内容も変わるはずだ・・・未来を創造する建築家の最初の登竜門が単なる技術者の試験であってはならないと強く願う。

2日(金)午前中は「星空に語らう住まい」の現場打合せにて茅野市へ。クライアントのОさんご夫婦にF建設の仕事の経過説明と屋根材やサッシュのサンプル説明をおこなう。

 午後、原村M邸のステンドグラス
(日本装飾美術学校制作 設計・かたくら たかゆき)が入り一段とシックな雰囲気になりました。



帰りには日本装飾美術学校のモザイクビエンナーレを見てきました。ミックスドメディアという素材を重ねた技法に関心する。



 Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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 世界90カ国以上の指導者が出席した国連気候変動首脳会合が22日午前(日本時間同夜)に開かれ、鳩山首相は、温室効果ガス削減の 中期目標について、主要国の参加による「意欲的な目標の合意」を前提に「1990年比で2020年までに25%削減を目指す」と表明した。持続可能な地球環境をめざして夢のある発言です。

 低炭素社会づくりと建築の関係も大変重要であり地球環境保全のための環境共生が重要です。

現在努力できる内容を思いつくままあげてみます。

1、 建築の省エネ

● 窓際にブラインドを設置する(日射熱・日射光の遮断)
● 外壁をダブルスキンとする
● 屋上緑化・屋根散水(熱負荷の低減、ヒートアイランドの防止等)
● 昼光を利用する

2、 自然エネルギーの有効利用

● 太陽光・熱を利用する(有色・透明型ガラス発電等)
● 風力を利用する(自然換気・発電等)
● 雪を利用する。(食料備蓄・冷房熱源等)
● 雨水を利用する(トイレ洗浄水・植栽散水・災害時の給水・浸透式舗装等)
● 河川・海を利用する(冷暖房機器用熱源水等)
● 地中熱を利用する(冷暖房システム等)

3、 資源の有効利用

● 廃棄物(ゴミ・排水からメタンガスを製造等)
● 超寿命(200年以上)建築

4、 緑化・ビオトープ

● 屋内に植栽
● 滝・噴水
● ビオトープ 環境共生 自ら野菜を作ろう

などなど 思いつくことをあげていくと設計者として環境共生と経済性を両立していく発想がたくさんあり厳しい時代ですが、夢は無限に描かれてきます。

僕はこうした内容を普段の暮らし向きと住まいの設計に重視していきたいと考えているところでありますが・・・

 Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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 涼しくなってきました。16日(火)いよいよ政権交代になり鳩山新総理大臣の誕生となりました。歴史的な日。夢のある政策の展開を期待します。

夕方育てている少しばかりの白菜とキャベツ等を見ると信州独特の朝、晩の涼しさが燐とした葉を育て、すくすくと気持ち良さそうに成長している。屋上緑化等緑の大切さが建築の世界でも盛んに言われているが、設計者も時には自ら土いじりをして緑の成長に参加することが尊いことだと思う。野菜と土の接し方は建築と大地の接し方に似て様々な表情を持っている。成長して大地に根を張ればそれはしっかりしたものだが、育ちはじめの野菜は風雨の中にいてよくピンポイントの大地との交わり方で生命を保つものだと、多少大袈裟なのだがそのしなやかな構造に感動する。

 17日(木)は原村M邸の竣工検査にアトリエの皆と行く。不備なところはチェックして建設会社に伝える。期待していたステンドグラスが間に合わないが作成中とのこと。シックなイメージ。建具も大正ロマン風に整った。



 18日(金)オープンデスクに山口君が来る。「星空に語らう住まい」の模型担当です。
この日は構造家の伊藤さんと「星空に語らう住まい」の配筋検査となる。
複雑な建築なので当然現場も難しい。伊藤さんと修正箇所をチェックする。
住宅瑕疵担保履行法の検査官と偶然一緒になりました。検査も見方を変えて見ていただくことはクライアントにとってはしあわせなことだと思います。

 夕方はこの現場の打合せ会に柴崎さんと出かける。
クライアントのОさんを中心に楽しい時間をすごす。なんといっても会場のビストロ・ラパンの室内は今回もお世話になります壁匠トーワさんの仕事。
こうした仲間の仕上げた室内にてワインをいただきながら食事をともにすることはとても価値あることだと思います。住まいの設計に取り組む僕にとってはこの空間に座るだけで、説明もいらなく皆がわかり合える快適な時間を過ごせるのだ・・・

こうしたシツエーションの設定は学生時代の恩師石川洋美先生の教えである。先生が建築家はシツエーションの設定が大事だと述べられていたことを思いだします。

庭先の花たち

 さて9月の大型連休。
20日(日)日建学院にて終日設計製図の講評。

21日(土)娘あいこっピは中学の女子バレーボール西東京大会とかで昭島市へ
僕は諏訪湖週辺のジョギングを済ませ 20日の生徒たちの図面を採点・・・

 Ⓒ 文・ かたくら たかゆき

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7日(月)「地平線の家」 いよいよ申請手続きに入る。
8日(火)「星空に語らう住まい」の現場は床堀をしてボーリング調査と同様砂礫層を確かめた。天文台が載るこの位置はこの層からラップルコンクリートを打ち込むことになります。原村M邸の現場も塗装工事や電気工事や暖房設備工事等の進み具合を確認する。

9日(水)あざみ胃腸科クリニック、小笠原先生の内視鏡検査を受ける。
先生は好きだが、一年に一度のこの検査はとても緊張します。
診断は良い結果であり安心した。仕事はもちろん学校の授業そして体を鍛えようと暇をみてのトレーニングと忙しい日々なので少し心配でもあった。

 急に気温が下がったかと思うとまた暑い日ざしが続く一日。

 10日(木)いつもお手伝いいただいているW設計のHさんと今後の打合せをアトリエにて行う。

 11日(金)夕方は松本にて建設会社の懐かしい方との懇親会。情報交換や仕事を超えた友人としてお付き合いできる楽しい時間であった。

 12日(土)今週も週末を迎えるのが早い!
やることが一杯ある。久しぶりに一日雨・・・寒く感じます。
午後はもうじき竣工の原村M邸現場打合せとなる。
器具の取り付けなどのチェック。

 13日(日)終日、日建学院にて講評の一日。
14日(月)カラッとした秋の午後・・・君島さんと林さんの建築を見学に行く。
深い緑の中の黒い建築は見事なプロポーションに感じました。



概観は黒くしっとりと環境に馴染んでいます。低く抑えられた玄関ホールを抜けると小住宅の距離感を超える広がりを見た・・・ホール正面の低く横長の開口部の内部が実はこの空間の主人公であろうと思う・・・



ホールに差し込む光と天に昇っていくような神秘的な壁の重なりの生み出す空間が深みをもっていました。そこから降りてきた時に主人公が硬いしなベニヤの空間であること、そしてやわらかく包まれた神秘的空間の中心であることを確信しました。

この空間と家族の集まる空間の差異と家族の対話が様々なドラマを生み出して
くれそうで楽しみです。
 

(C)文・ かたくら たかゆき

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 9/1(火)「地平線の家」の打合せが大詰め。いよいよ確認申請の準備となる。
9/2(水)柴崎さんと「星空に語らう住まい」地鎮祭に出席。秋風が高原に吹き気持ち良い日を迎える。その後原村M邸の現場に立ち寄りアトリエにもどる。
工事の着工、INAXセミナーの案内など池上君がホームページに掲載。

 9/3(木)オフィスMの寺島さんと写真家の和田さんが「空を繋ぐ家」の取材に来ていただいた。予約をしてあったビストロ ラパンにて昼食。食事もおいしかったが、いちじくとアイスクリームのデザートは秋を感じる風合いにて感激。



「空を繋ぐ家」のNさんの奥様からは、桜茶とお菓子のおもてなしを受ける。
撮影の説明をさせていただき僕はアトリエに戻る。
Nさんには何回も取材の御協力ありがとうございます。

 9/4(金)今進行中のプロジェクトの設備関係の打合せを行う。

週末9/5(土)家内の実家へ、祖父母13回忌ということで出席。天気も良く良い法事となりました。お父さんお母さんの育てている菊やその他の花また珍しい野菜の数々と 丁寧に作られた畑のきれいなことに感心しました。

 9/6(日)ここのところ走ることができなく、朝は時間ができたので30分くらいのランニングをして調整。

 やはり体が大切。みずみずしい感性!?・・・よいアイデアを提案し、現場では、即決していかなくてはならない毎日。判断力や気持ちに迷いがあってはならないと思っている。そのためには常に身を鍛えてまた自然と親しみながら頭も柔らかくしておきたいなーと思っています。

 終日、日建学院の授業となる。模擬試験の日。講評をしたり、宿題の採点と試験終了後の採点をMさんとやり続け21:30分にようやく終了。

構造一級建築士や設備一級建築士が誕生したせいか試験問題も例年より構造や設備についての表現や記述が多い。全体を統括する建築士の試験としてはもう少し全体のデザインに対しての表現力を問うことが大切のような気がしますが、果たしてどのようなものでしょうか?

 今後建築家資格制度が生まれていくことになりますと
一級建築士製図試験の位置づけはますます建築技術者としての資格なのでしょうか?

 Ⓒ 文・ かたくら たかゆき

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 涼しい朝と暑い日中・・・週始めは「星空に語らう住まい」のОさんと施工者のF建設との顔あわせを行う。いよいよ天文台のある住まいの着工となります。
また「地平線の家」も設計を始めてから一年を迎える。いよいよ申請等のまとめそしてディテールの推敲。それぞれの図面をチェックしていく・・・

建築家 吉村順三先生は 「建築は詩」 の中で

「計算では出てこない人間の生活とか、そこに住む人の心理とういうものを、寸法にあらわすのが設計という仕事だと前に述べたことがあるが、実際、建物の完成度は、詳細に検討された各部の寸法、比例によってきまる。そういう意味では、詳細図を作る過程は、当初の基本計画を自ら批評し推敲を加えてゆく仕事にほかならない。1/20、1/10、1/1と自己批評を重ね、推敲を深めた図面であって、はじめて職方を納得させることが出来、安心して施主に引き渡せる作品となるのである。」と述べられています。

素晴らしい言葉です。
僕もじっくりと内容のある仕事を進めていきたいと思います。

 28日(金)9月からのオープンデスクに来ていただく新潟大学の山口君と面接。今考えていること、人柄に接し楽しい時間でした。気をつけて通ってください。期待しています。

 今年は夏らしくない夏であったが、今頃暑くなりました。家の周り、アトリエの周りの花たちも楽しい姿を見せてくれた。西瓜を作り上げた父が、今年は難しい年だったというが味はまあまあでした。
地球環境に変化・・・野菜の生育も順調でなく 市場では高値が続く。
土の大切さや緑の大切さそして人や環境に良い空間を望もうとする立場であれば自らその場に身を置くことも大切です。肌で感じる生活は尊いし、そのような環境にてたまには、実践できることも大事だと思います。


 週末、原村M邸の現場を確認、「星空に語らう住まい」の現場位置決めの確認。
2つを結ぶ国道から美しい八ヶ岳が見える。今、創造する自由を感じている。

日曜日は投票を済ませて日建学院へ。終日生徒たちの設計製図への講評を行う。


夕方楽しみにしていた選挙速報。民主党圧勝となる。

市民目線から見た、市民の保護と公益の確保のため

悲願の建築家職能法を是非成立していただきたいと思います。


新しい政権には国民が皆それぞれ期待しています。

(C)文・ かたくら たかゆき

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 後半戦ということで18日(火)から仕事を始めた。暑い日になりました。
19日(水)「星空に語らう住まい」見積り合わせの提出日となりました。
途中打合せにてアトリエを離れたが、依頼した建設会社からの見積書を受け取る。今週は内容を精査しなくてはならない。毎回そうであるが、どうして見積の内容にこのように差が出るのか不思議でならない。
 この中から一社に決めなくてはならないのだ。

 20日(木)今のプロジェクトを夢中で進める。暑い日中だが、風は涼しい。
いつものように信州の盆過ぎは風が冷たい。今年の夏は夏らしい日も少なかった。
選挙の最中だが、それぞれの党首の夢のない発言にはあきれかえる。他党の批判をする前に 国民に夢を語る言葉の方が先ではないだろうか?つまらない・・・・・

 僕たち建築家は夢を与える! 自由であることは建築家の特権であり義務でもあります。現在の日常の法体系の下では、建築家は日常の設計監理業務において建築関連法規を間違いなく満足させることに多くの時間を費やしている。

建築の質と価値の追求からは現行の法体制が足枷になっている。手続きを厳しくして設計品質を確保するというのが今の日本の法律です。

大切なことは職能法を成立することにより資格制度を確実にし、専門家の能力と倫理を高め責任を明確にして確認申請などは簡素化するのが本来のところだろうと思う。
消費者(市民)保護と公益の確保のための職能法としての資格制度を望みます。

国民に大きな夢を与えてくれそうな政治家の演説を一度くらい聞きたいものだ。

と熱くなってしまったが職能法に続き、建築家法(アーキテクト・ロウ)を是非制定していただき世界に通用する本来の建築家の姿を明確にしていただきたいと願う。

 21日(金)原村M邸の現場。左官のトーワさんから連絡を受けていたので打合せに行く。しだいに深みがでてきた。やはり職人さんたちが手をかける仕事は何ともいえない良さがあります。

 22日(土)週末は「星空に語らう住まい」の施工者を決定しなくてはならないので午前中Оさんと打合せをして業者の決定そして今後の予定を話あう。

午後はM邸の現場の打合せ。現場も大詰め・・・



 この一週間も夢中で仕事・・・楽しさと責任感からくるストレスやら・・・
諏訪湖の周辺を走って汗を流し・・・
体も軽くなったかなー?

日曜日は終日 日建学院の生徒指導。この日も夢中に生徒の中を駆け巡る?
講評をしながら100人の生徒一人一人に声をかける。

それぞれが大きな夢に向って燃えている。

頑張れ!

(C)文・かたくら たかゆき

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 毎週送られてきます倫理法人会の今週の倫理624号。

その中の文章
「経済不振、政治不信、天候不良という落ち着かない状況が続く今年の夏。
このような今だからこそ、足下を固めるための実践に心を向けたいものです。本来あるお盆の過ごし方を通じ、親祖先への感謝の気持ちを深め、命のつながりを確かめることは、真に生きる力を涵養することにつながります。」
毎年の墓参りの大切さが述べられています。



 盆休み前13日(木)夕方まで仕事、柴崎さんと確認して再度構造家の伊藤さんへ図面を送る。考えれば考えるほど深い。建築はだから楽しい。僕は日頃スケッチばかりだが、暖炉の詳細図を手描きで仕上げているので忙しい。
でもけっこう楽しんでいるのだ。

 なんとかアトリエの作業もあわただしく終了。

家に戻り迎火・・・

太鼓祭り。あいこっピは中学のバレーボール部の仲間と出かけた。僕たち家族は家にてようやく終えた前半戦の余韻。ビールで乾杯!

 14日(金)秋のような風が吹く。朝のうちに作業を終えて諏訪湖周辺のジョギング・・・もうトンボが飛んでいる。
 汗をかいたあとはシャワーを浴びて再びアトリエに・・・

図書コーナーには涼しい場所なのであいこっピが夏休みの宿題をやりかけたようだが・・・風邪をひいてダウンのようです。

 15日(土)恒例となっている夏の行事。親戚の皆が集まり・・・楽しく過ごす。夕方諏訪湖の花火大会・・・実に美しい。

 16日(日)お墓参り。

後半戦も自分自身の心の「元点」に立ち返り頑張っていきたいものです。



17日(月)は休みにしていたが、電話も入りまた「星空に語らう住まい」Оさんから望遠鏡の位置についてのメールを確認。

僕は再び暖炉の深い詳細図等を描き始めた。

 庭先の花たち

 Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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 暑い日となった4日(火)午後の原村M邸の現場は暑い。壁匠トーワの職人さんたちが壁の下地処理を行っている。しっとりとした現場になってきました。

5日(水)午前中は午後の「地平線の家」のまとめにかかるため柴崎さん、池上君と一緒に打合せ。順調に午後は打合せを終えるが、これからの詰めは大変である。

 6日(木)は某旅館の調査を日中終える。夕方から「星空に語らう住まい」の見積り合わせのため時間を決めて業者に図面を渡す。

 7日(金)夕方は日建学院の合格者ОBの皆さんとの懇親会を松本にて行う。
はりきってご活躍されている皆さんの顔は実に良い顔をしています。

 8日(土)午前中は住まいの改修打合せのため池上君とОさん宅へ伺う。
夕方は多少ジョギングをして・・・

 9日(日)いよいよ一級建築士製図試験受験講座が開講。4月からの総合設計の方たちを含め100名近くの生徒を指導することになる。いつものようにMさんと今回はNさんにも来ていただき講師陣もフル活動。

 今年から6時間30分の製図試験となり用紙もう一枚への記述もあります。
構造や設備の基本的な考え方をためされるようになります。
地球環境保全のための環境共生が重要であり、緑化計画、自然エネルギーの有効利用およびベストミックスエネルギーシステムの採用等と建築設計者は構造設計者や設備設計者との協働による知恵が必要です。

 基本的な課題の内容は構造や設備の記述が多くなってはいるが、慣れることが大切でありもっとも重要なのは統括する設計者としての基本的な考え方、空間構成が一番大事であることを忘れてはならないと思う。構造や設備は本来それをサポートするはずのものだと思う。

 雨が凄い。各地で災害が発生している・・・
10日(月)午前中はNさん宅へ打合せに行きその後原村のM邸の現場打合せ。
 盆休み前に職人さんたち全員集合。各分野の内容を確認しあう。





大雨、そして今朝の地震・・・大揺れにびっくりしました。

心配になりアトリエに来ると 模型がひとつ、そして筒が壁から落ちていた。

日本列島 政治への不安に 愛する自然への不安 ・・・



 Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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'学生オープンデスクのおしらせ'

夏休みに諏訪地方に帰省される建築学科の学生さんへ
1/50スケールの住宅の模型製作オープンデスクに
ご協力頂ける学生さんを募集しております。(9月下旬までを予定)
 
申込・お問い合わせは メールまたはTEL0266-24-3748
まで。 ご連絡お待ちしております。



先週末JIAの夏の行事は午前中の出版委員会から出席。午後は県事務所協会の会長新井さん、JIA設計・監理契約書WG主査/JIA神奈川代表の森岡さんから業務報酬基準改定とその運用、契約書と重要事項説明についてのご講演をいただきまして引き続き僕がファシリテーター役としてワークショップ形式にて全体の話し合いを進行させていただきました。大変難しい課題の進行でしたが、会場のメンバー皆さんから幅広い意見があり、契約・業務報酬の内容を共有できたと思います。

28日(火)はGさんの住まいの設計契約があり、建築家が行う業務は請負ではなく、準委任行為である。つまり委任は依頼者と受任者との間の高度な信頼関係の上に立つ契約なのだと気持ちが高まります。

29日(水)確認申請中の「星空に語らう住まい」地方事務所から補正内容の連絡を受けていたので皆でまとめにかかる。しかし申請に手間がかかります。計算書も厚い。でもその割には地方事務所の主査も早く見ていただきうれしく思います。

30日(木)原村のM邸現場打合せ。昨日古いガラスを再生しての建具デザインを設計図書から現場へ移行するにあたりガラスの種類とデザインに手を加えた。大正ロマン風な建築にしたいので古さと新しさの粋なバランスが重要であるとは思っている。
雨が多く変な気候なのだが、いよいよ暑くなるでしょうか。

 カラと晴れないせいか、夏野菜の中では今ひとつピーマンが成長しない。まだジャガイモも掘れない。野菜にとっては暑い日が続くといいなー。

夏休みに入ったあいこっピは毎日バレーボールの練習です。

週末の土曜日、8月に入りました。日中は忙しくそれぞれの仕事のまとめ。
一晩降り続いた雨も上がったがなんだかすっきりしない一日。

日曜日はお墓の草刈へ。
その後諏訪湖周辺でのジョギング・・・

午後はNさんの住まいを訪問。
外構を確認したりセコムを入れるということにて建具にどのように機材をとりつけて良いか考えることになる。

 月曜日夏休みなのであいこっピと家内は、ハリーボッターの映画を見に行き喜んで帰ってきました。

暑い一日であった。星空に語らう住まいのОさんとは業者への見積り合わせ前の最終の打合せを終えた。

 この日は皆遅くまで仕事・・・

 Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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21日(火)信州大学設計製図第3課題の講評会にて12:30に教室入り。
ゲストクリティークとして出席された東北工業大学の槻橋修先生によるスライドレクチャーが行われ集落などから考察される建築のあり方、スタンダードから、スタンダードでないところからの展開が興味深いものがありました。その後一人一人の講評に入った。
講評会は学生にとって大変貴重な時間であったと思う。
学生の作品の一部と各賞をとられた方たちのスナップです。
( 模型写真はランダムにピックアップ:賞と直接関係しない作品もあります。)



 22日(水)設計製図第5の講評会が開かれた。その前に日建設計の山梨知彦先生によるレクチャーが行われたヒューリスティック・アプローチという多様な切り口の展開 機能、観察から考える、アクティビティー、社会的行動等様々なパラメーターを整理しながらビジュアルで表現してクライアントとともに考えていくとう内容であった。丁寧な考察により神保町シアタービルや乃村工芸社等の形態説明もうなずくことができる。
 様々なパラメーターの整理というのは、僕のアトリエにてもクライアントと一緒に細部まで創りあげていきますが、組織事務所と違いスマートに排除できる部分とできない部分があり葛藤するところでもあります。

 講評会は直接僕が担当した講座ではないので生徒の取り組みの過程はわかりませんが、設計に向かいあきらめずに考え抜く力を養ってほしいと思いました。

最後の優秀賞の学生を決めるにあたり、3名を選んで合計の点数にて上位の学生が選ばれたが、僕は各先生が絶対この学生は選ぶと思う2名を外して捨てきれない何かを感じた2名を評価した。あきらめずに考えぬいてほしいという願いもあります。
(模型写真はランダムにピックアツプ)



 個性的であることをつきつめてほしい。
さらに考え抜いて 建築に仕上げてほしいと思う。
3年生の課題と違い自由なテーマ設定であるだけに 自らの建築への思いが強くほしいと思いました。

3年生のドローイングは手描きが多く楽しい。4年生のキャド図面は全体的にフラットに 見える。キャドに甘えて思考がどこかでストップしていないだろうか?

 今時代は様々な情報を取り入れながらも確かな提案がほしいところです。
そして講評会に参加した3年生も21日の講評会に続き考え抜き表現する力を今後も養ってほしいと思います。

 Ⓒ 文・かたくら たかゆき



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住宅部会の郡山さんからメールが届く。

[ 7月10日(金)に市民住宅講座WGの会合が開催されました。
主な議題は今年10月から継続開催される 銀座 INAX での「SUMAI」セミナーPart 10のコーディネーター、講師の選定と 9月開催の市民住宅講座のコーディネーター、講師の選定です。 詳細は追って議事録としてメーリングリストで届くと思います。
その席で、片倉さんに INAX セミナーの講師をしていただきたく、
先ずはスケジュールの確認のご連絡です。

■2010年2月27日(土) 拘束時間は11:00〜16:00時頃までです。
■開催地:INAX 銀座ショールーム
■仮題「住まいとエコロジー」--力まずに考える環境配慮--- ]

という内容でありました。

WGの会合も出席できずにいたが皆さんのご配慮に感激して承諾する。 現在進行している住まい等中心にまとめてみたいと思います。

JIA長野県クラブの夏の会25日(土)に講師として来てくださる住宅部会の森岡様(現在JIA神奈川代表)に最近作成された契約書の内容についての質問やら今回の告示15号の業務報酬についてメールでやりとりする。僕もパネラーをやることになっています。どうぞ宜しくお願いいたします。

いよいよ暑い夏・・・16日(木)朝、わずかな畑のピーマン、なす、ししとう等 夏野菜が毎日採れるようになった。自然の緑の色は深くて好きな色です。

17日(金)Gさんの奥様との打合せを池上君と行う。これでプランはある程度になりました。またまた雨が続く毎日・・・

18日(土)午前中、この日池上君とKさん宅へ改修の打合せ、奥様にキッチンの設計内容をその場で立体的にご説明。午後Nさん宅へ外構工事の監理にて木の位置と外階段の指示。

その後日本装飾美術学校へH村Mさん、F建設社長とステンドグラスの内田先生と今回設計したステンドグラス製作打合せとなる。

ホールに展示してある学生作品のダル・グラスに感激した。









根本事務長とも話したが、最近の女子学生は優秀だということで一致。

大学の建築学科も女子学生が増えてその傾向にあると思うが・・・

(C)文・ かたくら たかゆき

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 6日(月)は柴崎さんと「地平線の家」打合せに伺う。秋までには設計をまとめたい。
7日(火)午前中ミーティングをしてから信州大学へ向う。この一週間で課題をまとめなくてはならない。表現する方向がまとまってきた学生は多いが、自分が表現しようとする空間にむかって頑張っていきたいものだ。講評が夕方まで続く。

 かつて建築家・宮脇檀が愛用していたらしいLettsのメモノートがありますが、上着のポケットは薄いので(鞄に入れるスケッチブックの大きさであれば迷わないが)名刺や財布、スケッチノートを一緒にしまうとなれば当然大きさが難しい。
ヴンシュというメモノートを見つけた。ポケットに入るスケッチノートとしては小さく感じたが使用してみて意外と使いやすい。これでいこう。
常時持ち歩くのには心地良い持ち物である。



 8日(水)H村 M邸改修の現場にて打合せ。黒い既存の梁はきれいにしただけなのですが、張り上げた杉板のあいだに良い感じで納まっている。杉板も同様に黒く塗装をします。



 9日(木)天文台のある「星空に語らう住まい」確認申請をまとめなくてはならないので忙しい。複雑なので細部までチェックが必要。
週末、久しぶりに晴れた・・・

 一週間のまとめを皆で行う。JIA長野県クラブの「信州の建築家とつくる家 第6集」の特集の応募もぎりぎりになってしまった。印刷も池上君が頑張って終了。

週末は体を休める。日建学院の授業もない。
日曜日は娘あいこっピのバレーボールの練習も昼頃終了となり、久しぶりに娘と買い物。予約のケーキやらピザを買い、ワイン・・・乾杯。7月13日 14歳になりました。

きょう14日(火)は早朝から中学校の八ヶ岳登山に行きました。


庭先の紫陽花


 Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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 7月1日(水)梅雨が続く。中学時代の同級生K君が入院しているということでS病院へ見舞う。リハビリを終えて病室に戻った彼は看護士さんの介護を受けてベッドに横になり、僕を見てうれしそうに話が続いた。僕はひたすら聞き続けた。ギランバレー症候群という特殊な病気のようだ。顔色も良く、元気に振舞う彼を励ましひとまず安心して帰る。

 景気が回復しつつあるとはいっても建築の範囲は厳しい状況とは思います。僕たちも法改正により確実に業務内容が増えてきました。ひとつ、ひとつのプロジェクトは書類のかたちよりもクライアントの要求と時代のニーズに合わせ責任もって仕上げていくのには大変な手間がかかります。

 2日(木)長期優良住宅の講習会。住宅の長寿命化には大賛成なのだが、忙しい審査手続きや認定基準に見合う設計をするのにコストは確実に上がり優遇されるだけのメリットがあるのかどうかしばらく様子をみたいと思います。
CEL89号(大阪ガスエネルギー・文化研究所)の雑誌は以前執筆してからずーと送っていただき大変興味深いのですが、住まいの設計者として興味をひく論考が主任研究員の加茂みどりさんが書かれていたのでここに記します。

 ● 小子高齢社会において対応すべき住まいの課題

① 子育て環境としての住宅の検討
夫婦の出生力低下の一つに子育て環境が整っていない・・・

② 家族の個人化に対応した住宅の検討
家族の変容として、多様化と並び個人化・・・

③ 高齢小規模世帯に対応した住宅の検討
高齢化の進行だけでなく高齢の単身・夫婦のみの世帯の増加
子供が独立した後の夫婦(エンプティネスト)の期間が20年を超えるほどに長期化・・・

④ 子育て・介護・家事等のサービス供給の場としての住宅の検討
介護サービス、そこまでいかなくとも家事サービス、子育て環境の整備としてのサービス・・・

⑤ 多様なワークスタイルに対応した住宅の検討
夫婦の出生力低下の要因として、共働き世帯の増加、夫婦2人が子育てに参加するワークライフバランスのとれた生活のための住宅の検討

⑥ 個人のネットワークに資する住宅の検討
単身者や複数世帯の共同居住など必ずしも血縁によらない家族、家族の分散居住やネットワーク居住、家族は個人を取り巻く多様なネットワークの一つ・・・

簡略化して 記しましたが、現代の家族の変化を良くとらえていると思います。
住宅設計のヒントになります。

週末は忙しく 午前中空を繋ぐ家の外構打合せ、午後N市への設計打合せ。

そして夕方は 中学校有志の同級会へ出席。楽しかったが、冒頭のK君はじめ
皆健康には 気をつけなければと思いました。岡谷西部中学校の同級生は
大好きだった有賀先生を何年か前に肺がんで亡くした。
その後ますます仲が良く助け合い・・・年に何回か集まります。

 この時期の同級会を七夕会とよんでいます。

 

 日曜日も朝はジョギング 午前中の設計打合せを済ませて午後は日建学院
夕方まで講評が続く。
この日、二級建築士の学科試験。
事務局Mさんは、一人で忙しそうでした。一級建築士の製図試験の内容は昨年と変更。その辺も皆にアナウンスする。


 Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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 父と何年か前に庭先に植えた3本の梅の木が生長して初めての収穫となった。立派な梅に父はとても喜んでいた。
 23日(火)信州大学。
伸びていく生徒に輝かしいものを感じる。自分が構想しようとする空間へむかってスケッチを繰りかえしながら見えないものを見えるようにしてほしいと願う。手を動かして徹底して考えてほしい・・・











 24日(水)改修の仕事が多くなることは予想していた。午後もそのプロジェクトの打合せを行う。
 夕方H建設の社長と木材の含水率の検査。
 25日(木)暑い。梅雨に入った。・・・午後修景のМ邸現場打合せに出席



建築家 吉村順三の言葉より抜粋
ディテール

「気候・風土の条件を考えると、日本ではとくに、ディテールを大切にしなければならない。ディテールの良い住宅は気持ちの良いものであるが、ディテールの形のみの追求に終止して、機能の追及がおろそかになり、建築のよさがころされてしまうことはよくあることである。ミースのディテールにおいても、シカゴのアパートをやっていたころと、のちに忙しくなってからの作品とを比較するとき、プランニングは同じミースのシステムでやっているのだが、ディテールに初期におけるような機能に対する追求の努力がみられなくなっている。このことは、彼の作品がもっていた、きびしい美しさを失って行くひとつの大きな原因ともなっていると考えられる。
 近ごろは、ジャーナリズムによって、いろいろの人のディテールがたくさん提供されている。知ったものを知らないものとすることはむずかしいことだが、人のディテールに安易によりかかり、そのために機能の追及があいまいになってよいものではないだろう。」1966年1月
ずいぶん前に
述べられています。ディテールの追求はとても大切なことです。しかしそれをパターン化するのでなく
人の暮らし方や自然を常に新鮮な目で観察してそれにふさわしいディテールを自ら考えることがより重要だと感じる励ましのお言葉です。

 Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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16日(火)信州大学設計製図の授業。最初のドローイングやイメージ模型を前に講評を続ける。最初のてがかりを見つけていくのが実に楽しくて難しい。



夕方遅くなったがJIA長野県クラブの出版委員会の出席をしてアトリエに戻る。

 17日(水)午後 和紙の丸和さん(福井県)のWさんと約束してあり新しい和紙情報をいただいた。 からり さらり という和紙が壁、天井に施工できるということでした。 柿渋で塗られたこうぞ和紙の網代貼りも魅力的であった。これは少し高く受注品というのでこれから和紙の可能性も考えて使う場所も考えていきたいと思う。

 18日(木)午前中あわただしかったが、君島さんの新作のクリニックを見てきました。空間を創りあげるための緻密な工夫が細部に見られました。



 午後はМ邸修景の現場。Мさんご夫婦を交え施工者との細部にわたる打合せを進めながらイメージを確認していく。



 19日(金)現在進めているプロジェクトの暖房等設備関係の試算、午後は構造家の伊藤さんが先日のボーリング調査の結果を持ってきてくれた。今の進め方で良さそうなのでほっとしている。
 
 20日(土)午前中から気温が上がる。池上君とGさんのお宅へ設計打合せ
プランも内容的には楽しくなり喜んでいただきうれしく思います。立地条件が厳しいのでその辺をうまく整理していかなければならないと思っている。
 午後柴崎さんと現在のプロジェクトの詰め。構造関係、細かい部分の納まりについてもきちんと検討していく。
 
21日(日)ここのところ風邪をひいてダウンしていた あいこっピは皆に悪いからと無理してバレーボールの練習へ・・・皆に会い気分も良くなってきたようだ。
 雨天決行、壮年会の草刈ということで皆と汗をながす。一週間あまり運動ができなかったこともありその後諏訪湖周辺のジョギングをする。
この日の日建学院は15:30に授業開始なので少しゆっくりしてから教室へ向った。一人一人と講評がつづく・・・
父の日・・・うーん、相変わらず忙しい一日でした。

 Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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9日(火)日建学院の設計コンテストの採点を持ちかえったので事務局のМさんにアトリエまで受け取りに来ていただく。今年から試験時間も延びたが講師の指導する内容も多い。
その後信州大学へむかう
2009年度 信州大学工学部建築学科建築設計製図第3 の授業の開始
スライドレクチャーにて 人ともの との距離感を講義。緑もきれいなのでこれから 課題の敷地 若里公園を 良く観察するよう伝える。
第2課題 「幼児の施設」の出題が 坂牛先生からありその後皆と敷地に出る。
 暑い一日。



 10日(水)きょうはゆっくりとスケッチしながら今進行中のプロジェクトを細部にわたり具体化していく。いよいよ梅雨入り宣言。





 11日(木)渡辺武信さん(一般の方には映画評論家として有名)から先日の長野ツアーの時にご案内した丘水庵の講評を封書でいただきました。「私はどこに潜むか?」という論文付きであり、敬愛する武信さんのサイン入りなのでアトリエの皆にもカラーコピーを渡した。
大変感激するとともに少し勉強させていただいてご返事を書きたいと・・・
今まで続けていた 進行中のプロジェクトのスケッチをやめて机に向った。
正直うれしくて仕事などしている場合ではないのだ・・・



 武信さんからの手紙は先日の住宅見学をしていただいた折、「好意的に評価したのは、決して外交辞令でなく、私もああいうゾーニングをしたであろうと感じたからです」ということであった。そこには氏の「羽根木の家」は同じ設計手法によるものであることと、ゾーニングについて「南入りの敷地」の出入り口は奥に引き込んで屋内の導線をUターンさせるのが正しい累計だと・・・述べられるのである。 
このことと 住宅建築8803掲載の「私はどこに潜むか?」
を読み僕は南入りの特殊性について自信を持った。



 しかしながら氏の述べるように「アプローチを入る時と居間に落ち着いた時とを比べると、その間に心理的向きは180度回転しており、入ってきた人は振り返って外の社会の方向を向いていることになるので、そこは心理的葛藤を惹き起すことなく安定した 奥 を感じさせることは必ずしも容易ではない」と述べている。

 確かに 奥 を感じさせる要素はおそらくそれぞれの建築家の流儀があろうが、オーソドックスなところで武信さんと共感できたと思って大変うれしかった。(心の中ではやった!と思った)

 丁寧な講評をいただき大変ありがとうございます。

 庭先の花たち

(C)文・かたくら たかゆき

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 2日(火)はW設計Hさんに協力していただきたいことがあり調査を含めての作業を終えて久しぶりに丘水庵のIさん宅を訪ねた。

日本建築家協会関東甲信越支部住宅部会の有志による長野ツアーがあり、見学をお願いしてありました。敷地内を流れるよう設計した小川は井戸水に変えたので、一層涼しくきれいな小川になっています。5年目を向える住まいです。生活に合わせて和室用のテーブルが増え、多少変化しながら味がでてきていました。蛍も訪れそうな美しい水・・・

 3日(水)それぞれのプロジェクトのスケッチや部分スケッチもやらなくてはならない。交流会のことで部会の鈴木さんと電話で話す。とても楽しみにしていただけるようで、僕もうれしい。最終の人数を長野県クラブの藤松さんに知らせて懇親会等の最終の調整をしていただく。(少し大袈裟な言い方になってしまうが、いろいろと心配なのです。)
森岡さんからも久しぶりにメールをいただきました。JIA神奈川の代表にご就任。おめでとうございます。
 加藤先生にも渡辺武信先生にも会える・・・豊かな住宅設計を目指す僕として参加メンバーは極上のレシピ・・・?
 部会では先生という敬意をいだいても個人として平等ということで先生という言葉は禁句なので以下 さん づけで呼びます。

 4日(木)現代日本の建築3巻が発刊となり届く。クライアントのNさんに早速報告して本をお持ちいただくことになる。
 5日(金)も引き続き僕はディテールのスケッチ

 6日(土)日本建築家協会関東甲信越支部住宅部会の有志のメンバーが丘水庵に訪れる。クライアントのIさんは庭に水を打ちとても気持ち良く気配りをされてお迎えいただきました。住宅部会長の郡山さんはじめ10名の皆さんはとても気持ちよく楽しんでいただいたようです。

住宅をもっとも得意とする建築家協会の先輩方に自分の手がけた住まいを見ていただくということは試験を受ける前日のように緊張したのでした・・・





 渡辺武信さんにも講評をいただきました。僕は武信さんの本「住まいのつくり方」をバイブルとしていつも目を通しているのですが・・・氏の敷地が丘水庵の隣であり工事最初の立ち会いでお目にかかっていたのですが、このあと見学させていただきました平福寺の会館は氏の設計である。

 夕方合流した日本建築家協会長野県クラブメンバーとの松本の町並み探訪、松本市民芸術館の見学、懇親会と大変な盛り上がりでした。特に松本の美しい湧水には皆さん魅了されたと思います。

大変ご苦労様でした。ご案内そして民家を語る川上さんの話は大変楽しまれたと思います。
部会の方たちの名をすべて上げると長くなりますので・・・
 郡山部会長さん、僕も「今月の建物」の掲載ばかりでなく部会に参加していきたいと思います! どうぞ今後とも宜しくお願いいたします。

 昨日は御礼のメールがたくさん届く・・・
素晴らしい仲間に囲まれて しあわせ・・・!

皆さん本当にありがとうございました。

 Ⓒ 文・ かたくら たかゆき

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 26日(火)深い山間にて新緑の藤井荘はエントランスが1階にあり、渓谷に下がっていくため、ゆったりとした部屋と戸外の緑との融合が絶妙であり身体的な奥深い内部空間が一見して外部から創造のつかないところが、とても奥ゆかしいと感じた。アトリエに戻り、清清しい気分で仕事に向った。

 27日(水)午前中はクライアントのG奥様来訪。大変明るく楽しい方です。池上君と一緒に打合せするのですが、とても気分が和みました。ご苦労様でした。

 構造家の伊藤さんよりボーリング調査のことで電話を受ける。夕方屋根材のG社のHさんとこれから使用する屋根材料の納まり等の確認をする。
 
 29日(金)朝は現在設計中のТプロジェクトのボーリング調査について調査場所の連絡を済ませる。その後アトリエに戻り構造家の伊藤さんと一緒にH村のМ邸改修の現場へ行く。きちんと納まっていく骨組、壁等の検査をして構造的な補強について伊藤さんの指示をいただく。



 午後は設計中のHプロジェクトのボーリング調査立会い。霧が出ていて東側の八ヶ岳が見えない。クライアントのОさんもお見えになり、伊藤さんからОさんに説明をしていただく。



 伊藤さんとはアトリエに戻り一日構造的な内容を中心に打合せを済ませる。 

 30日(土)は昨日に続きH村M邸の現場へ行く。定例打合せにて既存の柱、梁を残しながら、新しく創作していく部分の調整をする。既存建築が本来求めていこうとする方向性を出しながら、歴史に重ねて創作していく作業は尊いことだと感じている。

柴崎さんのまとめた図面を見ながら、細やかに納まってきました。僕もスケッチしながら良い感じだなーと、池上君のまとめているプロジェクトも方向性が見えてきた。

 夕方雨、きょうは走れない・・・体も疲れていた。
日曜日、午前中アトリエにて図面を眺めていた。雨・・・
やっぱり走ろう!
いつもの諏訪湖ジョギングコースへ・・・

アトリエ東側の緑は葉が濡れ気持ち良く深い・・・





 午後は日建学院のハードな授業終了。

(C)文・かたくら たかゆき

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 19日(月)は確認することが多い。信州大学梅干野先生から授業確認のメールが入る。信州大学工学部建築学科、設計製図第3の授業の講義はスライドレクチャーをやらなくてはいけないのでそろそろ構成を考える。

 アトリエ近くの「つつじケ丘の家」厨房の流し台の水がカウンターの隙間から入りこみ厨房器具の直しをいつものFファニチャーにお願いする。
使用する厨房の流しは最近汚れの目立たないアンダーシンクにする場合が多い。水切りのデザインは奥が深いと思う。

 20日(水)午前中H村M邸の配筋検査に向う。暑い日だ。午後柴崎さんとW設計のHさんと現在のプロジェクトの打合せを進める。
 いつものことですが、イメージをまとめて構造的にもひととおり解決されると今度は設備関係の調整です。メンテナンスを考えたり、予算の関係もありますが、できるだけ機器を見えないように納めたりしていくのに気を使います。

建築家 吉村順三の言葉 建築は詩より 抜粋

「だって近代建築は設備と一体のものでしょう。近代生活ってのはそういう設備的なことによって、かえって今までの構造を単純化することができるんじゃないか。たとえば、ドアなんてのはね、冬の寒さを防ぐ目的に使われている場合が多いのね。視覚とか音の問題を離れれば、たとえば、セントラルヒーティングをやればね、ドアの全然ないうちもできるわけでしょう。その方が費用もかからないし快適なわけでしょう。それほど設備と建築の形は一体のもんだと思いますね。しかも、設備の方は、どんどん進歩してるわけでしょう。だから一体として考えて行かなければ余計なことを一杯やることになっちゃう。そういう意味で、設備を取り入れている以上、デザイナーはそれをマスターしなきゃいけない。」と述べています。

 実際の住まいの設計に没頭している僕にとってはこの優しい先生のお言葉の中に含まれる奥深い意味を日常の作業にて痛いほど感じているのですが・・・
気持ち良い空間を自然に創り出す大きな指針のひとつです。

 週末にジョギングをして疲れをとる。24日(日)の午後は日建学院の授業。
設備的なところ構造的なところそれを含めて 良い図面を描けるコツを指導。
理想を高く、そして日々の観察を鋭く実行していくこと。そして今この瞬間の時を大切にするよう指示。

 新緑の藤井荘

Ⓒ 文・ かたくら たかゆき

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プロフィール
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かたくらたかゆき
性別:
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職業:
建築家
趣味:
自然に親しむこと
自己紹介:
豊かな暮らし向きを望むあなたに!
住まいの設計活動を通して住まい専門の建築家がありのままに毎日の生き方を語ります。
クライアントの方たちや家族そして自然との対話の中で常に暮らし向きの良い住まいを創造したいと思います。
住まいをもっと豊かに心地よく/片倉隆幸建築研究室FANPAGEもどうぞ!
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