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今週のコラム

 4日(火)日建学院追い込みにて夕方授業、5日は雨が降り寒い日となる。午後S町のKさん宅へ設計打合せに伺う。最初のプランを見ていただきとても楽しい打合せの時間をいただきました。新築と改修を合わせて考えていきます。ローコストにするためにいろんな工夫が求められる。でも実に楽しい。
 夕方、アトリエに戻るとクライアントОBのGさんが、珍しい梨を届けていただいてました。「素敵な家に住ませていただきありがとうございました!」とありがたいお言葉をいただきました。
家が完成してしばらくしてからのこの言葉は建築家冥利に尽きます。
 この日も夕方日建学院。まとめの講義は様々な角度から・・・


  大阪ガスエネルギー文化研究所のCEL97号の中に 弘本由香里さんは 住まいの今後へ のなかで希望する住まいと指向の変化 にて 将来の住み替えや改築・建て替えなどに際して、希望している住まいの形態について、2011年調査では、第一位「建築家の設計で注文住宅を建てる」28.4%そして、注目すべき点のひとつが、「既存の一戸建住宅を購入・改築」が「新築の建売住宅を購入する」よりも上位。さらに「既存の分譲マンションを購入・改築する」が、「中高層の新築分譲マンションを購入する」よりも上位となっていてこうした意識の変化に、新築よりも安価でかつ自分らしい改修が施せる住宅への指向が着実に広がりつつある状況をとらえることができると述べています。


 最後のまとめは
1.自分が手に入れた住まいを、自分の暮らしの形に合わせながら生きていきたいという願望の強さが、改築意向の増加に見られる将来への備えの意識につながってきている。
2.新築住宅以上に既存住宅に価値を見出す指向が広がりを見せる。
3.今後は改築以外の選択肢として自分らしい住まいを手に入れるための住み替えをサポートする仕組みの充実も求められていくのではないだろうか?と述べ、高齢者の住まい方に関する問いでは、「現在の住まいで安心して住み続けられるように、体が不自由になる前から住まいの改修をしておきたい」が6割、「体が不自由になっても在宅の医療・福祉サービスを受けながら住み慣れた住宅に住み続けたい」が6割ということであるようです。

 省資源化を目指して「良質な中古住宅を増やす」仕組みへの取り組みは大変大切なことですので、是非自分の生活に合わせた改修が施せる住宅を目指してほしいと思います。僕は喜んで応援させていただきます。


 6日(木)、7日(金)と夕方の日建学院のまとめの講義を終了して出題される製図試験「介護老人保険施設」はこうして考えるとポピュラーなテーマであり住まいと同じように快適でくつろげる空間が望まれます。建築はもうひとつ社会資産として地域との繋がりを保っていかなくてはならない。その主人公は人である。


 9日(日)この日は一級建築士製図試験・・
僕は従兄弟の結婚式に参加。アットホームな式であり楽しかった。
10日(月)出雲駅伝 東洋大学優勝!午後日建学院のホームページを見ると作図量の多い試験のようでした。でも似たような問題を練習しましたね!

Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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26日(月)UIA2011東京大会は天皇皇后両陛下の行幸啓を賜り、(有料大会参加登録者・来賓のみが入場可能)東京国際フォーラム ホールAにて開会式が行なわれた。

 ルイーズ・コックスUIA会長の肌理細やかな日本の特質に触れた挨拶を聞きながら天皇皇后両陛下の気品になぜか涙が溢れた。「Design2050-災害を克服し、一丸となって、新しい未来へ」というテーマのもとすべての人のために、より優れた、より持続可能なヒューマンな世界を築かなくてはならないという使命を持った。
 開会式後はテーマセッション1 災厄の後、住まうことの希望は再生可能か では都市に住まうことの権利と希望はどのように再生可能なのか、スラム問題と比較しながら幅広い議論がおこなわれた。基調講演1クリストの壮大な芸術に感動した。情熱はわかるがこうしたことに莫大な費用を投資する意味に疑問も残る。

 特別講演3ウラジミール・スラぺタのチェコのモダニズムと日本はヤン・レッツェル、べドジフ・フォイエルシュタイン、アントニン・レーモンドの3人のチェコの建築家が日本の初期モダニズムの発展に貢献したことに感動しました。彼らの背景にはプラハ、ブルノ、ズリン、における忘れられた機能主義があり、それはアドルフ・ロース、ル・コルビジェ、バウハウスにつながり未来を示唆したという明快な内容でした。
 27日(火)「2050年の建築家」シンポジウム:失われた大切なものの創造的再生に向けてにおいては3.11からの復興にあたっては、地元の人々の要望に耳を傾けながら、雇用の場も含めた持続可能な生活環境を再生することで、創造的再生として、地域社会と地域文化を継承発展させていく必要があります。針生承一氏らの被災地からの災害復興報告があり、災害から人材バンク、復興ビジョン、次世代に繋ぐ環境をつくっていくこと等の内容の話しがありました。復興支援の枠組みに留まらず、日常のまちづくり活動の中で建築家の果たすべき責務と役割について意見交換をして「2050年の日本」の姿が見えてくるのではないか。建築家はどこへ向うのか?パラダイムシフトが見えてくるか?
 パネルディスカッションはパネリストにノンフィクション作家、山岡淳一朗氏と弁護士の竹川忠芳氏そして芦原会長がコーディネートを進行した。
 建築家は単にクライアントからの依頼を受けて私的な活動をしていれば良いのではなく、公共性公益性等の役割を語り社会の中で共感をよぶことが大事と述べられた。山岡さんは震災後本当に大切なものは何か?というものをつきつけられている。人間の復元力、情報量が多くなっても復元力があるか?社会全体が打たれ強くなっているか。と述べられた。奥行きを考えるとはまさにこれからの持続可能な建築に繋がる。
これから原点にたちかえる大切さを述べられ日頃から自分自信が自問自答してきたことを確認できた。また竹川さんは理念的なものを語る必要の大切さを述べた。山岡さんは人が大事、法の中に入れたい。建築基準法は理念が語られていない。施主は一時的な経済行為ととらえて施主意識がないなど、基準法でしばるのでなく人をしばり、業務をしっかりやることが大事と建築基本法の重要性を述べられた。
 Rod Hackney氏による英国によるCAVEの運用状況報告があり、建築・まちづくりの協議会のようなもので自分たちのまちに対してデザインレビューをするという独立した機関であり、英国の美しいまちはこうして皆が努力した結果であった。
 また芦原会長がパラダイムシフトの中で価値観がGNPからGNH(国民総幸福量)へ、経済成長から持続可能へ、マネー資本主義から環境資本主義へ、一極集中型から地域分散型へとまたこのプログラムは地球規模の環境や世界の趨勢を視野にいれつつ、地域とともにある建築家の活動の姿勢を踏まえて、日本型の次世代に向けた建築家のあり方を「建築家宣言」という形にて世界にむけて発信して締めくくった。
 その他のプログラムにも参加しましたが、きょうはこれまでとします。
あっという間に終了してしまったUIA東京大会でした。重複するプログラムも多く大会全体の3%も参加できたかどうか・・・

DSC06526.jpg   Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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 20日(火)台風15号の被害が凄い。予報を見ると日本列島縦断のようです。十分な警戒が必要。この日は日建学院の持ち帰りの図面採点もあり、また手直しの現場へ行き状況を確認する。
 21日(水)いよいよ台風が直撃か?娘を駅まで送り、ちょうどテストにて帰りも早いので午後駅まで迎えに行く。風も強い・・・都心を始め電車も運休が相次ぎ大変のようだ。
 台風の話と別ですが、娘の通学自転車を新しくした。先週駅の自転車置き場から盗難されたようなのです。置く場所は有料で決まっているのですが、鍵もかけないで置いていってしまった娘は気遣いが足りない。
 22日(木)あざみ胃腸科クリニックにて1年に一度の 胃カメラ内視鏡の検査。
23日(金)祭日のこの日も終日日建学院の授業。本部から特別講義に神谷先生をお招きした。午前、午後もエスキース実習。療養室のI型プランが重要だと・・・出題されそうな予感もする。
24日(土)、前日電話をもらっていたクライアントOBのNさん宅へ。最近コウモリが外壁通気工法に出入りしているということなので対策を考える。
10月19日発売雑誌iemadoαの原稿が届き校正を繰り返して入稿。住まいの気流力について述べます
読者の皆様!楽しみにお待ちください!
25日(日)も日建学院は午前も午後も一級建築士の試験対策としてのエスキス課題に取り組みハードな一日。
26日(月)は早朝からバスにてJIA長野県クラブの皆とUIA大会東京大会(第24回世界建築会議)へ向う。
いよいよ始まりました!

 東日本大震災、気候変動等は大きな問題を世界中になげかけ建築や都市の今後のあり方に極めて大きな影響を与えています。こうした環境問題や将来のあるべきデザインそしてまた建築家の職能について世界中の建築家が道筋を探ります!
   開会式には天皇皇后両陛下の行幸啓を賜り、感激・・・DSC06405.jpg
   

   大会の内容は次の機会にまとめます。

   Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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 13日(火)諏訪清陵高校へ県の教育委員会の方と施設課の方たちが、同窓会のYさんIさんそして僕と柴崎さんを前に中高一貫教育/中学棟についての説明をしていただきました。教育委員会のIさんは名刺交換後、僕が一級建築士の講座で教えたとわかりなつかしくうれしく思いました。
 建設に関わる費用の説明がありました。前回も話し合いの場を設けていただきその後、高校との打合せは進んでいるようです。そうした内容をふまえて、狭い敷地や立地条件,そして教育全体のプログラムといった総合的な理念をどのように考えていらっしゃるか?設計をするにあたって大変重要な理念の話がないのには驚きました。そこをまず話し合っていくべきだと感じました。

 施設課の設計者もいらっしゃる大変良い機会でありましたので前回のように、僕らの提案した中学棟の説明を模型を通して柴崎さんが説明。太陽光発電を地下ピットへの集熱システムまで考えていただくこと、気流力(ドラフト)をデザインしていただくように伝えた。コンクリートであれ鉄骨であれ断熱材は壁に硬質ウレタンフォームの100mmくらいを入れて天井スラブ下は200mmくらいを入れて地下へ集熱した暖気、もしくは冷気を室内に循環していけば、ランニングコストはかからない。地域の状況に応じて建築全体を構想していくことが重要だと思う。その意味で設計者は常に敷地にたってその土地の心音に耳を傾けていかなくてはならない。
 細かな内容は省略しますが、日頃クライアントの要望をきちんとお聞きしてまじめに住まいの設計の取り組んでいる僕は正論を述べたつもりであります。
こうした話し合いは今後頻繁に自由に行なわれることが望ましいと感じております。
県の皆様、僕らの意見を良く聞いていただきありがとうございました。今後ともどうぞ宜しくお願い申しあげます。
 午後は平林さんとケア施設の現場打合せ。

 14日(水)夕方は日建学院へ。一級建築士試験も近くなりやればやるほど不安になる生徒も多い。落ち着いて今の自分を知り足りないところを補うことだと思います。特に介護老人施設は現在、ポピュラーな問題のひとつなので毎日新聞を眺めて自分のボキャブラリーを増やしてほしいと伝えた。

 18日(日)終日、日建学院となる。さすがに休みなしの日が続くので疲れる。岡谷市長に今井竜吾さん無投票当選。

19日(月)敬老の日、さすがにきょうは一日休む。ジョギングをしたり・・・いろいろ

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 Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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5日(月)UIA大会準備特別委員会にて長野県クラブの大会参加者がようやくまとまりました。あとは皆さんがスケジュールを選んで出席していただくことになります。

 6日(火)NルーフのFさんが、ソーラーパネルの説明に来てくれた。先週のブログにて多少触れたのでそのことより、うれしかったのはFさんが歌手でありCDをプレゼントしてくれたことです。
君とここで暮らしたい」という曲でした。

 7日(水)雑誌Iemadoαの次号の取材を受けた。家のしくみに風道をつくりあげ気流力(ドラフト)をデザインしたローコストなすまいの設計について述べてみた。10月発売のようです。皆様お楽しみに!

 県の高校教育課から電話があり、諏訪清陵高校の中高一貫校/中学棟の基本構想のことで話し合いをしたいという電話がありました。

 8日(木)はもう何年も前に亡くなった祖母の生家の御主人の葬儀。こうして父の代理で葬儀に出席していると繋がりも多くていろんな歴史を感じます。
朝は涼しいのですが、日中は暑い。でも秋の風です。
なでしこジャパンもロンドンオリンピック出場が決まった。ワールドカップから少し疲れていましたが・・・おめでとうございます。

 自然再生エネルギーについて、太陽光発電はメーカーが競い合って開発をしているのだが、僕ら設計者は商品をそのまま使用するのでなく、太陽光発電の利点をもっと膨らませて建築の骨格を創るべきだと思うのです。また新聞紙上に掲載された太陽光パネルを見るたびに、やがて無秩序に搭載された屋根のパネル風景に後悔しないよう、美観上も配慮が必要です。


 「眼光紙背に徹す」ということわざがあります。
眼の光が紙の裏まで突き、見通す意から、書物を読む時は、あまり細かい字句の解釈に捉われずに、その背後にある作者の考えや精神を鋭く読むという教え。「眼光」はものを見抜く力、「紙背」は紙の裏、「徹す」は貫いて奥深く達するの意。書物の読解力が鋭く、作者の精神や背後の深い意味を汲み取ることをいう。 

設計者も同様、そうした思想のもとでの設計でありたい。

9日(金)下諏訪町赤彦記念に埋蔵文化財発掘の書類をいただきに行く。
10日(土)午前中仕事をして午後は休み。
11日(日)終日、日建学院授業。

  Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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 30日(火)父は通院の日なので病院へ家内が送る。母は朝僕が病院に送り午後、白内障の手術を無事終えた。僕らの年代は両親の介護の時期だ。でも親を早く亡くした方たちを思えば、不自由ながらも毎日頑張っている父母を応援しながら、楽しく仲良く暮らせることはしあわせなことだと思う。
 病院へ通いながらの日々であるが、命ある限り楽しく頑張ってもらいたいものだと願う。

 31日(水)柴崎さん、池上君と新しい仕事のためにK邸に伺う。敷地を長時間調査してゆっくりKさんご夫婦から要望を伺う。奥様が震災後に皆節電を実行しているが、それまではオール電化とかテレビのコマーシャルを含め電気を使うような方向に進んでいたのがおかしい・・・と言われ確かに・・・
 性能表示制度や長期優良住宅といったものがいろいろあります。あるいはオール電化が地球に優しいとか。でもそういうキャッチフレーズだけが浮いてしまって、本質的に良い家とはなんだろうという議論がなくなっているような気がします。
「人間にとって本来の住まいとは何か?」それを突き詰めていくと本質的な意味で良い家をつくるローコストな方法が見えてきます。

住まいは、基本から・・・まずは、本当に必要な骨格を考えぬいていかねばならないと思うのです。さらに立地する位置の風向きや、日当たり等周辺環境と密接に関わってくるのだ。

 昼も奥様手作りのピザとデザートをいただき、柴崎さん池上君らも大満足。午後の作業も夢中でした。K様ありがとうございました。
 夕方アトリエに戻るや僕は、日建学院へ行く。21:00まで授業。

 9月1日(木)土曜日に蒔いた大根の芽がうまく出てきました。雨が上手に降り続いたおかげ・・・いつも思うが大根の小さな芽は地面に本当に緩やかにピンポイントで接しながら、かなりの風が吹いても吹き飛ばされることなく立っている。この揺るかな大地との接し方は凄いなーと思う。
 住まいにもこうしたしなやかなしくみを取り入れられないだろうか?

この日は、役所に行き調査。面倒なことも多いが方法を組み立てていく作業は楽しいものがある。
 
2日台風が近づいている。また週末は雨か・・・平林さんとケア施設の現場にて午前中打合せ。

  時代は自然エネルギーをどのように有効に利用できるか?僕の設計にて竣工した住まいもしばらくして、また何年か経た住まいは改修する時期にソーラーパネルを屋根に載せる提案をしていくことも多いのですが、各メーカーからヒアリングをすると特に後付けのために パネルを屋根にビス止めの提案をする方たちがいます。気になっているので一言。(これは一部の方たちだと思いますが、)
メーカーの方針として・・・と営業の方は説明するのだが、それがおかしなことだと思う。メーカーの方針を説明するだけでは、解決にならない。
 屋根にビス止めをしたらいつかは雨漏りをするだろう。一般の消費者にも簡単に解る。その時に何かを組み合わせればこのように屋根に安全な提案ができます等の意見を言えないものだろうか?

「仕事」とは「つかえる」の意味のごとく「誰のために何ができるか」ということです。
本来の建築の寿命を長く、そして住まいを快適に使用するために、精魂こめて技術開発をしていただきたいと願う。
 
 3日(土)住まいの新築についてI様から問い合わせの電話をいただいた。
4日(日)終日、日建学院・・・摸擬試験そして夕方から採点・・・台風は去ったようだが、被害が出ています。今年は災害が多く大変心配です。

Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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 25日(木)降り続く雨・・・倫理研究所から送られてくる倫理704号その中にて中西さんは「居は気を移す」とは二千三百年以上前の孟子の言葉であるが、真理は古くて新しい。住む場所や環境が人の心に影響を与えるのは、今も昔も変わらない。・・・心が整えば、環境も整う。
環境が整えば、心も整う。・・・整理され、清掃の行き届いた明るくスッキリした住環境こそが、そこに暮らす家族の心身を健康にする土台だろう。と述べています。
整理と清掃を継続していくことが、健康な「家庭」を営むのに必要と述べています。
 アトリエの中も継続して整理をしてみよう。
我家も家内が障子を貼り替えている・・・障子を貼りかえる途中は、障子の貼られていない建具が風を通して気持ち良い。障子が新しくなると室内の光りも明るく感じて気持ち良い。日本人は本当に尊いモノを創り上げたものだと思う。

  26日(金)夕方高校の同窓生Оさんの息子さんが、母校諏訪清陵高校3年生であり、大学の建築学科を受験するということで、相談を受けた。僕も建築の教育者なので建築家を目指す若者が身近にいるとうれしい。昨年僕が母校の2年生に進路講演会として建築を語ったのですが、その時は彼は生物関係を目指していたらしい。それにしても建築はいろんな様相と関係してくるので、すべてが勉強であり感性を高めていくような話しの内容に尽きた。
後日メールをいただき僕のアトリエに訪問したことで本人のモチベーションが高まったようでうれしい。

 27日(土)午前中は父が気にしていた大根を蒔きに家内たちと畑へ行く。畑も建築と同じで手をかければかけるほどきれいになっていくし気持ちの良い風景となります。これからは秋へむけて夏野菜ほどの恩恵はないので少し寂しいが、楽しみでもあります。

 28日(日)終日、日建学院にて設計製図の授業・・・最近の課題は計画説明もかなり長いのでその採点に時間がかかる。生徒たちには学習ノートに書かれている程度の記述でなく自分の設計内容を具体的に説明するよう伝えるが、もう一歩というところだ。 頑張ろう!
暑い一日であり、教室内はクーラーが効き過ぎたり、暑かったりと疲れる・・・

今、この瞬間の働きが、近い将来に現われる成果に通じると自覚して、無駄のない働きを意識しつつ実りの秋を迎えましょう。


 Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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 毎週倫理法人会から送られてくる今週の倫理の中に なでしこジャパンのチーム内に生まれた強い「信頼関係」「結束力」「絆」が、想像を超えたエネルギーを生み出したのでしょうと記されています。

「万人幸福の栞」にある
信は、動いて愛となる。そして、すべてをうるおし、すべてを充たす。
信には欠けるところがない。信は成し、信はみたす。「信は力なり」の信は、信頼の信にもつながり、そこに愛和が生まれ、すべてを結実成就させるのです。これは他人同士が集団をつくり、同じ目標に向って進んでいく職場にも通じることでしょう。
「魂より始めよ」といわれるように、まずは社長が「うちの社員に任せれば大丈夫」と強い信頼の心をもつことが必要です。と述べ強固な信頼関係を持った職場になることを記されています。


 17日(水)後半戦のスタート。アトリエの柴崎さんも池上君もそれぞれが素晴らしい力をもっている。

苦しい時こそ笑顔と信頼の花を・・・さあ、頑張っていきましょう!

 お世話になっているAさんよりモロコシが届いた。おいしい、そして懐かしい味。心がこもっていて本当にうれしい!
娘は夏休みの部活で相変わらず忙しい。駆け足で実家へ行った家内がもどりおみやげやきれいな花をいただいた。仏様に供えることができてうれしい。

 18日(木)僕が高齢の父と母を病院に連れて行く日。(普段は家内に付き添ってもらうのですが、)暑い日なので父も母も疲れただろうと思う。そういえば一級建築士の製図課題が「介護老人保健施設」なので病院を付き添うと廊下の広さや動線計画が気になるものです。病院にいると超高齢社会への対策が大変気になります。

 19日(金)朝 雑誌KURAが送られてきました。「星空に語らう住まい」が掲載されています。また信州の酒文化/ワインと日本酒を楽しむ暮らしが紹介されてとても楽しい本です。是非ご覧ください。
この日は平林さんとケア施設の現場へ行く。雨が降り続きそうで現場は大変だ。夕方平林さんらと懇親会。
 20日(土)妹夫婦の家「茅野の大屋根」は、ソーラーパネルを載せたりと家を直すので打ち合わせに行く。
 21日(日)終日、日建学院にて授業。雨も降り続き肌寒い週末でした。

 Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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9日(火)諏訪清陵高校の中高一貫校、新中学棟の調査企画に同窓会からの依頼で関係しているので県教育委員会の方々と同窓会長、副会長、同窓会のYさんそして僕や柴崎さんと説明やら質問の時間を設けていただいた。細かい内容は省略します。

 建築の設計というのは立地条件を熟慮して、土地の心音を深く聞き、高校と中学との相互の複雑なプログラムを具体化する作業の中で構造の選択があるべきだと思うのです。

 僕のように真面目に住宅設計に取り組んでいると常にクライアントが中心であり暮らし向きに対する考えを一緒に積み上げていきます。
中心にあるプログラムが常に全体の構造を決めてきます。今後の方向性どうか宜しくお願いいたします。
 10日(水)暑い日が続く。
 11日(木)日本建築家協会関東甲信越支部のUIA支部推進委員会へ出席。想定通リの蒸し暑さの中を歩くが、日頃体を鍛えているので心地よくこなす。
UIA大会前の最終の拡大委員会でありプログラムの確認等を終えいつもより早く終了したので新宿発19:00のあずさに乗ることができた。信州に戻るとなんと爽やかな風だろう。湿度の違いを実感する。


 12日(金)柴崎さん池上君とまとめをして、アトリエの掃除。前半を終了する。震災後の日本の状況・・・いろんな面で生き方を考えさせられる毎日でした。


13日(土)盆休みが始まる。迎火にて先祖を迎える。今年は火が勢い良く燃えている。きっと亡き祖父母も喜んでいてくれると感じて、感謝の気持ちがこみ上げてきた。
14日(日)岡谷市は前日から恒例の太鼓祭開催・・・
静かなお盆です。適当に運動をしたり、過ごしています。
15日(月)午前中、諏訪湖周辺のいつもの場所にてジョギングをしていると、諏訪湖の花火大会
に大阪方面からの車が多い。すでにキャンプをしている人たちが大勢います。
夕方・・・今年はテレビ観戦ですが美しい花火に魅了されました。

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(C)文・かたくら たかゆき

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1日(月)震災復興のための住宅を設計していて 図面を本日雑誌社に送付したところです。建築の仕事は今、環境との関係にて様々な工夫が求められると思う。
 3日(水)震災復興支援住宅企画について香港のHさんからメール、今後の対応を打ち合わせする。
 4日(木)平林さんとケア施設の工程打合せと現場を確認する。今日の現場は暑い!
住宅部会の皆さまへ、森岡です建築家のあかりコンペ締切迫りました。と森岡さんからメールが入りました。あわてて登録したものの締め切りがすぐ!今回も参加は無理!
 5日(金)菩提寺の真福寺へお施餓鬼法要にて先祖の供養を済ませる。毎年本堂にて「生きるものの歌」を合唱するのですが、感激します。真夏の訪れとともに今年もお盆を迎える。お盆という言葉の中に懐かしさ、親しみを感じるのはそこに先祖を見るからだろうと述べた人がいる。やはり今自分の役割を与えられていることは御先祖様のおかげです。感謝!忙しい一日となり昼から日建学院の講師打合せ。僕は途中からアトリエに帰宅。夕方はお墓の草刈を済ませる。
6日(土)日本建築家協会JIA長野県クラブの幹事会から始まる夏のセミナーに参加。技術交流会から「信州の建築家とつくる家vol.8」出版の会議そしてUIA2011東京大会についてはUIAオリジナルТシャツ姿の僕ら特別委員会のメンバーが細やかに日程や内容を決めて参加者に報告しました。
7日(日)叔母のお新盆の日ですが、日建学院の授業スタートの日なので家内に参加してもらい一日授業。今年の一級建築士製図試験の課題は「介護老人保健施設」

わが国における平均寿命が延び、65歳以上の人口が増加するなど高齢化が加速した結果、日本は世界有数の超高齢社会となった。また、核家族中心の社会となり、都市部から過疎地にいたるまで、多くの一人暮らしや寝たきりの老人を生み出す結果をもたらしている。
このようにこれまで体験したことのないような超高齢社会を迎え、高齢者の心身の健康や生活の安定に対して、社会の仕組みや制度自体の改革に取り組むことが高齢者福祉の課題である。
しかし、年金や介護、医療保険といった数々の問題を抱えている現状である。
さらに2020年においては、総人口1億2411万人に対して、高齢者人口が3456万人、また総人口に占める65歳以上の人口の割合は27.8%と予測されており、社会負担は急増する見通しである。今回、このような社会的背景を受けて、介護保険3施設のひとつである介護老人保健施設が出題されたようです。

Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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 26日(火)建築家・明石雅弘氏と11:05分長野駅で待ち合わせ。偶然建築家の新居千秋さんと会う。どうやら長野市庁舎のコンペのことらしい・・・

 課題敷地を見学。そして久しぶりに信州大学の生協で昼を食べ教室へ行く。ゲストクリティークとして明石先生のスライドレクチャーを楽しむ。大変もりだくさんの内容でした。DSC06204.jpg特に室内の熱、風の流れを通しての断面計画特に東京ならではの狭小地の設計は学生の皆さん大変勉強になったと思います。

エントリーされた28人の講評会は一人一人丹念に講評を続けていく。講評会後最優秀賞、優秀賞、佳作、明石賞、片倉賞を選定。最優秀賞のIさんの作品は子供たちの冒険心をくすぐる魅力的な空間でした。

変化する断面を行き来する子供たちの姿が創造できる大変楽しい空間でありプレゼンテーションがうまい。  空間を知覚する光の入れ方に多少疑問はあるものの、力作でありこの作品を審査員皆さんの推薦をいただき最優秀賞に決定しました。DSC06224.jpg

僕も電車で来たので短い時間でしたが、明石先生と反省会をやり長野駅にて別れる。大学時代の同級生と設計の授業をまとめることができた記念すべき一日でした。明石さんありがとうございました。
27日(水)前日の未発表者の作品の採点が残っていたので松田先生と製図室で待ち合わせ13:00から採点・・・

その後第5課題の講評会前に建築家・柳澤孝彦先生の講演を拝聴し、第5課題の審査が始まる。各先生方の講評があり僕はKさんの作品を強く推薦した。DSC06252.jpg

守破離というお茶の言葉がありますが、エスキスを重ね、結果生まれた十字架のフレーム。それも少し離れて十字に重なる。そこから差し込む光が演出する空間に感動しました。建築は自然といかに繋がっていくかが興味深く、発見された平行四辺形のユニットの集合は自然の中の花のような造形と感じました。

Professは信仰告白。 「建築は神から与えられたもの・・・」

この言葉に気づいていることが素晴らしい! 結果的にこの作品が審査員皆の推薦を受けて最優秀賞となりました。

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それぞれの生徒が様々な投げかけがあり充実した楽しい講評会でした。今の自分の中にあるものを今後も追求していっていただきたいと思う。皆さん今後も粘り強く頑張ってください。

 

 

28日(木)お世話になっているF建設の会長の葬儀に出席。現場が心配のようで良く現場に訪れていらっしゃったが、ここのところ病気療養中であったらしい。ご冥福をお祈り申しあげます。
29日(金)夕方は君島さん林さんと建築を語る情報交換会・・・大変楽しい時間でした。
30日(土)朝事務所の裏の草刈を1時間ほど済ませてからアトリエへ・・・昼頃高校同級生のI君が見えた。
31日(日)娘が部活の合宿ということなので高校まで送る。その後親戚のKさんのお新盆に出席する。

Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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 暑い日が続き今週始めから急に涼しくなったと思ったら大型の台風が過ぎ去っていった。各地に大きな被害が出ました。
アトリエのホームページも暇をみて池上君が構成をやり直しています。最近フェイスブックの人気が凄い。不慣れな僕もFANページ

 住まいをもっと豊かに心地よく/片倉隆幸建築研究室FANPAGE を立ち上げました。そこで読者の皆様との豊かな暮らし向きへの情報交換の場としてこのページを活用していきたいと思います。
是非一度訪問されていいね!ボタンを押していただけますでしょうか?どうぞ宜しくお願い申しあげます。

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 21日(木)夕方はお世話になっているYさんに呼ばれて家の改修の話等をお聞きすることになる。その後高校同窓生のI君も合流。様々な話を伺いその後はおいしい料理やお酒をいただく。台風後の涼しい一日でした。
 23日(土)気温の上がる一日です。アトリエの仕事は午前中にて終了。涼しいうちに畑のジャガイモを掘る。
 24日(日)暑い日であるが、諏訪湖の周辺は涼しい。ジョギングをして調整。
午後「八ヶ岳を望む家」の富岡さんが主宰する「絵本喫茶」に訪問。和室2間を利用して絵本を読み聞かせる雰囲気は子供たちの居る夏の風景として感動的なシーンでした。
その後 H旅館にて仕事等の打合せ、続いて諏訪清陵高校同窓会を担当した78回生の反省会があり、いったん家に戻り電車で来るつもりが、調整できなくそのままs旅館へ向う。高校の同窓会は凄く楽しい!いろんな話で盛り上がる。


「八ヶ岳を望む家」富岡さんからメールがきました。

日曜日の「いちにち絵本喫茶」、無事開催できました。
お花のお祝いをいただきまして、ありがとうございます。
大西さんとご友人の中山さんがいらっしゃってくださいました。
ありがとうございます。
片倉さん、この家、住むのも居心地よくていいのですが
人を招くこともできて、よりいきいきと活かすとこができる家ですね。
「いちにち絵本喫茶」をひらいてみて、実感できました。50名以上の方をお迎えすることができました。
和室に縁側、リビング、アトリエ、それぞれの空間にそれぞれの人の過ごし方がありました。
居心地がよくてワクワクできるこの家が大好きです。
今後も、楽しみを生み出し、人が集える場所にしたいです。家族とともに。

ありがとうございます。という内容でした!

きょうは信州大学工学部建築学科第3課題の講評会です。芝浦工業大学建築学科非常勤講師の明石先生を
ゲストクリティークに迎えて進行します。11:00に長野駅で待ち合わせです。

Ⓒ 文・かたくらたかゆき

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 11日(月)日建学院のМさんが11:00頃採点した図面を受け取りに来られた。出席率が良くないので生徒に伝えていただくようお願いする。というのも模擬試験の結果について出席している生徒の成績が良くない・・・休んでいてはなお道は開けない。


  12日(火)信州大学工学部建築学科 クリティーク しだいに自らの空間が拡大していくとどうやって納まっているのかが見えてくる・・・ここからがまた大変だ。子供の空間だけに子供たちにディテールがどのような効果を働きかけるのか考えてみたい。
夕方の高速道路は一時凄い雨だった。娘の誕生日のお祝いをやるということになっていて僕が帰る8時過ぎまで皆夕食を待っていてくれた。

アトリエには先日の取材を済ませた、iemadoαイエマドの雑誌が送られてきていたので楽しみに拝見する。
13日(水)H旅館の設備工事の監修に出かける。その後平林さんと会い進行中のケア施設の現場を見る。

進行中のk歯科医院の設計が先生からの電話にて延期になった。昨年から今年へ景気の悪化から震災・・・と続き延期になる仕事も多い。皆大変な時だ。しかし設計する立場としては今後自然エネルギーを利用したしくみを考える良い機会なので、大いに想像力をはたらかせて自然と共生していけるような住まいを残していきたいと思う。雑誌社から震災復興住宅の計画も依頼されていたのでコンセプトと図面をまとめる。

 16日(土)星空に語らう住まいの大西さん宅の一年検査と 雑誌KURAの取材と同時進行。ライターのОさんと会うのも久しぶりです。
家を本当に大事にして楽しんで暮らしているご家族の皆様と久しぶりにお会いできて大変うれしく思います。 

改修した八ヶ岳を望む家の富岡さんからメールです。

おはようございます、茅野の富岡です。
お知らせメールをお送りさせていただきます。


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その1─「いちにち絵本喫茶」はじめます
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http://1nichiehonkissa.blog.fc2.com/

7/24(日)午前10時~午後4時 自宅開放
企画・店主は直子です。
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・絵本に出会う場づくり
・地域の中での交流の場づくり
・想像力と創造力を刺激する場づくり
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・和室+縁側+ちゃぶ台では絵本を楽しみ
・アトリエではガレージセールでリサイクル応援
・「おやじのえほんよみきかせ」もやります
---
八ヶ岳を望む家を活かしたいとお伝えしていた、その一歩です。
先に直子がこのアイデアを出し、行動しました。
女性の方が動くのがはやいようです…
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始めたばかりですが
娘の通う小学校に週1回「おやじのえほんよみきかせ」をやりに行ってます。
娘のクラス以外でもやってとリクエストがあり
児童や先生たちと少しずつ交流の輪がひろがっています。

ということです!

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そして18日(月) なでしこジャパン世界一!感動の朝・・・・・

Ⓒ 文・かたくら たかゆき

 

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 5日(火)信州大学工学部建築学科クリティーク。対話を重ねていくと見えないものが見えてくる。具体的なかたちにしよう。
6日(水)は竣工して8年目を迎える住まい「光の庭」の点検に伺う。きちんと整理された住まいは日頃から住まいに手をかけてきたクライアントSさんの愛情を感じます。

DSC06077.jpg 「空を繋ぐ家」の手直しも確認する。

 7日(木)七夕の日。今進めているプロジェクトの大きな進展がありました。うれしい日です。今後の展開が楽しみです!

 

 

 

 8日(金)君島さんと林さんの建築見学に伺う。アアルト風の配色のチャーミングな道路側外観。周囲のまち並のスケールに溶け込み変形敷地の一番長い南北を繋ぐように通り土間を感じるような引き込みとそれを交差するかのような西方向への階段のスキップゾーンはクライアントの居場所に豊かな広がりを持たせてくれます。  やはり御主人が料理をするだけあり、キッチンを基地としての巧みな空間構成はそれぞれの空間が領域を持ってはいるものの大らかな関係性を膨らませて外部空間へ広がり自然と繋がる気持ち良い住まいでした。あのテーブルにて新鮮な野菜料理と白ワインをいただきたい気分になりました。絶品です!

 9日(土)アトリエの仕事は午前中に終了予定なのですが、家内と10:00頃まで畑に行く。夏野菜たちもすくすく成長して大変気持ち良い。ジャガイモを少し収穫・・・楽しい! シャワーを浴びてアトリエにて仕事。

 10日(日)朝トマトの苗を植えて娘の通う高校の学園祭に行きました。皆で作成したと思われるインフォーメーションのあるゲートがプラスチックのパイプの構造でしたが、偶然なのか意図的なのか壁と屋根を包む布とシートがダブルスキンになっていまして足元から空気が上方へ流れるらしく大変涼しかった・・・
空気の流れをデザインしたのでしょうか?   

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11日(月)暑い日になりそう!アトリエの皆と打合せをして今週もスタート!

  Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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 27日(月)先週模型ができて、午前中図面の訂正。この日は重要なプレゼンテーションがあり、アトリエの皆で間に合わせて柴崎さんと打合せに伺う。土地の性格を見極めて、既存の建築との関係等を説明。模型を用意すると打合せも一段と楽しくなってくる。太陽光、地中熱利用などあらゆる自然エネルギーを可能な限り使いたい。打合せに出席の方たちは柴崎さんの模型を階毎に分解して説明する様に御納得の様子でした。

しっかりプレゼンテーションを済ませた夕方、この日はYさん宅に招待を受けていたので、仕事を済ませてすぐに訪問。アットホームな楽しい話の中でおいしい料理とビールにお酒やワイン等をいただく。大変楽しい夜でした。

28日(火)暑い一日! 午後から信州大学工学部建築学科 設計製図のクリティークとなる。きっかけを掴むと伸びていく様子がわかる。子供とモノの関係を表現するのには子供たちの身体に自らを重ねていかないといけない。ワンパターンはダメ・・・もっと楽しい空間にならないだろうか?

29日(水)今年最高の暑さを記録。午後は手直しの続くI邸へ。手直し事項の確認の説明に時間がかかり、次の打合せに間に合わないので業者に任せて移動。

   30日(木)朝、30分ほどウォーキングをしてきた。最近一週間に一度くらいしか運動をしないので体調を確かめたかった。この時期になるとウォーキングする人たちも多く挨拶も楽しいものです。
8時過ぎ・・・事務所が大きく揺れる地震が2回。松本が震源地。けが人、建築等の壁が、落ちたり、瓦の屋根が落ちたり、松本城の壁も被害がでた模様です。

7月2日(土) 住まい「湖畔の片流れ」の6ヶ月点検の日となりました。庭先の花も楽しそう。周囲と呼びかけあうかのような風通しの良い窓の配置は自然と室内の気流の流れをつくります。断熱計画も成功してきょうも涼しい室内でした・・・

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 地震も経験したが、塗壁もしっかりしています。コーナーの木と壁の取り合いもしっかりしています。2世代住宅オール電化の住まい(54坪)ですが冬、厳寒期の電気代金が2万円台であったのは(まだ息子さんが結婚していなくとも)大変省エネルギーな住まいの維持管理として・・・良い成果だと思う。

夕方は七夕を前に岡谷西部中学校の同級会メンバーによる七夕会。その前に有志の皆で病気療養中の加藤君の見舞い、僕は改修した住まいのその後の様子も見たかった。本人は大変元気そうでうれしくなりました。(きっと同級生の女性が行ってくれたから・・・)僕たちは逆にパワーをもらい七夕会に出席する。

3日(日)日建学院 一級建築士総合設計 中高層集合住宅の模擬試験となり9:00~17:00まで試験とまとめ講義をして終了。

Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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 21日(火)午後の長野市は暑い!信州大学工学部建築学科建築設計製図第3第2課題 子供の空間。テーマシートにまとめた内容とスタディ模型が並び、個々のエスキスもあるので12人を選び発表を聞く。設計への始まりは未消化の部分もあるが、それぞれが夢がある。その夢を表現する力を養おう・・・テーマへの思い、子供たちへの問いかけ、ランドスケープとの関係をプレゼンテーションしていただく。

個々の生徒とのエスキスも考え方が伝わってきて大変楽しい時間でした。

22日(水)「八ヶ岳を望む家」改修を終えクライアントのТさんへ報告を済ませる。改修して一段と資産価値が高まりクライアントのТさんも大喜びです。

  23日(木)雑誌 イエマド編集のA書房Yさんから原稿が送られてきて校正をする。先日取材に来ていただき話をさせていただきましたが、ずいぶんと長い内容になってしまった。6月末全国書店等に並びます。震災の特集のようです。是非皆様お立ち読みください。

 24日(金)暑い日が続き、この日も皆模型の追い込み作業。

25日(土)清陵高校同窓会の準備のため担当幹事の78回生は10:30にホテル紅やへ集合。それぞれの役割が決まっていたので大成功に終わった。懐かしい先輩方にお会いでき貴重な一日でした。

26日(日)朝は雨でしたが、梅雨の晴れ間!家族皆と畑に行く。青々としたじゃがいもの葉、その他夏野菜の生長が大変楽しみです。緑が深く大変気持ち良い季節なのですが、草も多いこの草刈が大変!午後は諏訪湖周辺のジョギング。リフレッシュの一日。


27日(月)一週間のスタート。ミーティングをしてそれぞれのまとめの確認。

午後からは大事なプレゼンテーションとなり柴崎さんと模型や図面を用意してでかける。

最初は大まかに建物のボリュームを検討することから始めた模型もプロポーション、空間の大きさ、構造の安定性、日照、採光などが皆で確認できるようになる。検討する内容に応じて何度もつくり直すわけです。

Ⓒ 文・かたくら たかゆき

 

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 12日(火)信州大学工学部建築学科3年生建築設計製図第2課題子供の空間の講座がスタート。
僕のスライドレクチャーの中で今年は震災後の状況をふまえストックを生かすことの大切さ,エネルギー問題を含め自然エネルギーを利用した建築空間のしくみを目指すこと、僕の暖炉の設計から修景の作品、広く敷地全体を設計していく中での自然との関わりを述べてみた。

 東日本大震災・・・自然は人に創造を絶する厳しさを与えた。しかしいつも僕らは自然から尊い恩恵を受けています。自然の花たちの成長、その表現に無限な多様性を感じます。僕は現在そうした自然を考察しながら
自然と繋がる心地良い住まいのあり方を模索しています。

 現在のあるがままの姿、姿勢を学生になげかけた。学生は敷地を考察しながらも全体のプログラム,子供とモノとの拡大した関係、ランドスケープとの関係をどう表現するかを見たい。
 
 池上君が新婚旅行から戻りいつものように再びアトリエに活気が戻る。現在進行中のプロジェクトの模型を先行しようと声をかけて今月末のまとめに向う。やはりクライアントに説明するのは模型が一番である。考えることは自由だ。建築家はすべてのプログラムや環境に配慮してその場に最適な提案をするよう努力していくことが重要である。

17日(金)平林さんが設計されたケア施設の施工業者が決まりほっとする。学校建築のアドバイザーを進めていると様々な教育内容に沿った教室やクラスター配置が気になる。その都度皆で議論をしていく。
 
 18日(土)「八ヶ岳を望む家」Тさん宅の改修の確認に向う。確実にリノベーション、コンバージョンの時代になりました。「八ヶ岳を望む家」の改修を終えてクライアントのТさんと施工箇所の確認を済ませたところです。

縁側があり、和室2間続き、広く光溢れるアトリエがあり・・・環境も良く・・・大変気に入っているようです。
僕が設計して竣工後19年が経過して当時は彫刻家の故矢崎虎夫先生のご家族の別宅として利用されていた家ですが、Тさんご家族はご自分の感性にあった中古住宅を見つけたと思います。

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 これから自邸を建てられる方たちは設計監理を委託された建築家とともに、耐久消費財的ではない文化的な発想で「終の住まい」を建てる気概をもっていただきたいと思う。
一度つくった住まいはクライアントのライフスタイルに合わせて改良することはあっても壊さない、どこまで生きながらえていくかそれを考えて設計していかなくてはならないと思うのです。

それは長い目で見れば日本のスクラップ・アンド・ビルドの現状を変え、省資源であり、かつ生き延びる(sustainable)文明を築くことにつながるでしょう。

午後は久しぶりに H旅館の社長さんから設備についての相談を受けていたので顔を出して早速検討する。

土曜日であるが、柴崎さんは遅くまで頑張って某プロジェクトの図面を仕上げる。

建築に夢を見る・・・
見えないものが見えてくる・・・
6月末きっとおもしろい展開になるだろう。

19日(日)午後 日建学院 低層集合住宅のエスキースを楽しむ・・・

Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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    7日(火)豊科の住まいSさんに勧められていた豊かに成功するホ・オポノポノが届き読みました。 わかりやすい本でした。僕は自問自答の毎日ですので言われていることが本当に良くわかりました。倫理法人会などでも今をすべて受け入れる等の教えをいただいています。 原発も・・すべて自分の問題・・・なんて考えていくと恐いものがありますが・・・
少なくとも自分の生活の中では僕の今もまわりにいろいろ言わない・・・すべては自分の責任・・・気づいたらすぐやる・・・を実践しています。 自分の生き方を確かめることができました。
    4つの言葉は本質的な何かが自分の心で一致していたかと思っています。4つの言葉をしばらく繰り返してみようと思います。きっと自分なりのしっくりとした言葉を発見できるような気がしております。良い本をお勧めいただきありがとうございました。それにしても僕が設計したSさんの住まいに 河合政実 さんが訪問していただき 家をよくみていただき 褒めていただいたことはうれしい。きっと何かの縁でしょう。

  現在学校建築のアドバイザーをしている。僕も教育者なのでこうした話に関われることは大変うれしいことです。  9日(水)10日(木)柴崎さんと某プロジェクトの打合せに伺う。皆様から質問をいただきそれに応えていくことになります。
  11日(土)平林さんから関わっているケア施設に関しての相談を受けていたので午前中は現在見積り依頼している施設の質疑応答を一緒に整理する。
池上君の結婚式後の一週間であり、柴崎さんと打合せのために忙しい一週間であった。午後は休みでありリラックスして調整。夕方は諏訪清陵高校同窓会の準備のため78回生の集まりに出席する。同期生作成のプレゼンテーションをプロジェクターで鑑賞して清陵高校らしさのようなものを確認する。夜遅くまで大変熱心な会であった。それから皆飲み会に出かけたが帰りが深夜になってしまうので僕は一週間の疲れもあり遠慮して家に戻る。
12日(日)、庭の整理を家族皆ですませた。たいした庭でもないが、ドウダンツツジのかたちも良くなった。楽しい自然との対話の時間でした。日曜日の夕方・・・昨年風呂を改修した。庭木を眺めながらの入浴は最高である。

Ⓒ・ 文 かたくら たかゆき

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 2日(木)雨が降り寒い。池上君は日曜日に本人の結婚式なのでリハーサルにて休み。僕も祝辞を頼まれているのでどこかの時間に考えなくてはならない。前日に皆で残業してまとめた某プロジェクトのプレゼン準備を柴崎さんと午前中に済ませる。いよいよ午後プレゼンとなる。コンセプトと図面説明を終え、質問をいただく。僕のアトリエは住まいの設計以外の経験は数少ないが、スケールの違いこそあれ住宅設計がきちんとできる人は地域特性を発見しながらもクライアントの意見をまとめることのうまい人が多いと思う。いよいよスタートだ!

  3日(金)「空を繋ぐ家」の外壁の染み抜きをするために壁匠トーワさんやK建設と打合せをする。

4日(土)実は、5日(日)に池上君の結婚式のため前々から日建学院の授業日を交代してもらっていた。この日のエスキスはビジネスホテルの課題。14:00に終了してお昼はコーヒーとパンを食べ夕方の打合せに顔を出す。実は妹たちの家もソーラーパネルとエコキュートを取り入れての改修をすることになり以前もお世話になったC建設の社長と打合せ。

5日(日)今週はジョギングをしてなかったので朝のうちに諏訪湖へ行く。ゆっくりトレーニングをして、池上君の結婚式となり11:00に伊那市の式場へ。教会にて式を済ませて13:00からの披露宴。僕は最初の祝辞を述べさせていただきました。
アトリエの柴崎さんはじめいつもお世話になっているメンバーにて一つの円卓であり楽しくお祝いができました。結婚した本人たちは本場アメリカのディズニーランドへ行くとのことです・・・

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Ⓒ 文・かたくら たかゆき

 

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 25日(水)午前中株式会社住宅経営の雑誌イエマドの取材を受けた。子育てパパの月給 25万円以下・・・勇気を持って頑張って家をつくろう!という趣旨で出版されてきたようですが、今回の未曾有な震災に際してこからの家づくりのインタビューを受けました。

 一般の消費者の方、その方々をお手伝いすべき全国の工務店は、大きな不安や悩みを抱えるにいたり、地元工務店の震災復興を促進する意味でイエマド雑誌「震災復興特別号」を発刊することになったという説明をいただき、これからの家づくりの在り方を含めて述べてみました。
6月末、全国書店、コンビ二にて発売のようです。是非お立ち読みください。

午後は某プロジェクトのためアトリエの皆と現地視察、測量を兼ねる。

26日(木)午前中「八ヶ岳を望む家」Тさん宅訪問、着々と改修が進んで良い雰囲気になってきました。

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 27日(金)ここのところ寒い。今のプロジェクトのことで錯綜しながら、柴崎さんや池上君とそれぞれ打合せをする。

 人はどのような状況にあっても想像する自由がある。
 僕たち建築家は今できることを積極的に社会へ貢献していくべきだと考える。建築家は常にパイオニアスピリットが必要と思う。

 28日(土)今週はいろんなことで疲れた。ひどく疲れが残る・・・台風により夕方から雨

 29日(日)はアトリエにて現在の仕事の構想・・・雨なので午後はプールに泳ぎに行くつもりでいたが、打合せが入る。

家の点検を済ませた豊科のクライアントOBのSさんよりメールいただきました。

この本がすごくいいです。

 『豊かに成功するホ・オポノポノ(愛と感謝のパワーがもたらすビジネスの大転換)』イハレアカラ・ヒューレン, 河合 政実

 ぜひお読みください。

 実は週末に河合さんの講演会が松本でありました。

不思議な縁で河合さんと同行の方が我が家へおいでになりました。

(全く面識はなかったのですが、講演会の参加者として名前や住所などを登録してありました)

 家のことをすごくほめてもらって本当に居心地が良かったらしく、

何時間もすごしてもらえました。とてもうれしいです。

いい家を建てて頂いたおかげです。

 

Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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17日(火)福井の丸和Wさんが手漉き和紙の新作を持ってきてくれた。

また複層ガラスに入れた作品なので建築の内部にもワンポイントとして設計できそうだ。

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午後は「八ヶ岳を望む家」に改修の状況の確認と打合せに行く。アトリエではТさんの仕事の現場を見せていただいた。

 18日(水)午前中は某プロジェクトの計画現場の確認と打合せに柴崎さんと出席。思いをめぐらせアトリエに戻る。

19日(木)K歯科医院のМ先生に改修の3つのアイデアを考えて池上君が作成して送付してあり電話をいただく。次週打合せに伺うこととする。

  暑い日が続き週末は今年7年目を迎える 豊科Sさんの住まいを訪問して住まいの様子を見せていただいた。猫が3匹増えましたが、それは竣工当時と変わらぬ暮らし向きで、きれいにされています。風呂など多少カビたりするのですが、通風をしたりメンテナンスが良いせいかとてもきれいでした。

当時植えた庭木も良い雰囲気となり家と調和されているように感じました。

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 22日(日)朝の鶴峰公園のつつじです。あと一週間は見頃と思います。

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午後は日建学院の授業となりました。

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          最後は自宅のつつじです。少し珍しいかたち・・・楽しませてくれます・・・

 片倉隆幸建築研究室フェイスブックページを始めました!

 

Ⓒ 文 ・ かたくら たかゆき

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10日(火)ようやく「湖畔の片流れ」の写真撮影の日がやってきました。あいにくの雨でしたが、予定通リ 建築写真家の林さんやМ工務店のY専務と9:00にG邸にて待ち合わせる。
午後I邸手直しの現場を確認して「八ヶ岳を望む家」に向う。実は改修中、土台が一部腐っていて取り替えているので補強の状態も見ておきたかった。

 11日(水)君島さんのローコストの住まいを見せていただくのに上田に行く。フレキシブルボードのよろい張りの外壁は職人芸!見事でした。


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 13日(金)午前中は平林さんとの打合せのため池上君と平林さんのアトリエに伺う。寒かったせいか原村も例年より遅れて今が新緑の季節となり気持ち良い。

夕方からは相談を受けていた建築についてプレゼンテーションをさせていただく。今後の展開が楽しみです。

14日(土)9:32分の特急あずさにて芝浦工大建築学科30周年の会に出席のため芝浦校舎へ向う。田町の駅を降りて歩いていると、ちょうど石川先生を見つけた。お元気そうでうれしい。話をしながら、7階の校友会クラブへ到着。なつかしい顔・・・

幹事の高島から震災後現在の経過を述べて 自粛という話もあったが、仙台の菊地はこういう時だからやろう、また僕が自分たちの役割をきちんと考えようと伝えていたので震災後の災害復興等を含め一人一人の近況報告があった。
 
 石川先生はいつものように長いスピーチの中で

「今、想定外という言葉が巷で飛び交っているが、我々技術者は想定だけではなく、そこに想像をしなければ駄目だ。!想定外という言葉で誤魔化すな。その時、どの様に想像をしていたかが重要です。」

目の覚める言葉でした。

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Ⓒ ・文 かたくら たかゆき

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暦通リの休みです。3日(火)は家族と畑に豆の種を蒔きました。また家のまわりの整理など爽やかな季節・・・気持ちも晴れやかになります。アトリエでスケッチをしたり・・・

山椒の木をご存知でしょうか?アトリエの周りにあるのですが、この実を鳩が食べにくるのです。

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 4日(水)の午後諏訪湖周辺は車の置くところがないほど賑わっていました。自然を感じて気分転換のジョギングでした。

 

 

  栃木の友人A君から筍が届き家族皆で楽しんでいただいています。毎年送っていただき本当にありがたいことです。14日(土)の同窓会で会えるので大変楽しみにしています。被災地からも友人が参加されるとのこと、今置かれた自分の立場を考えての復興会議にもなると思います。


 5日(木)アトリエにてスケッチをしたり作業をしたりと皆が動く時は家に居るという連休だったが、部活休みの高校生の娘に「子供の日って何?」と言われ夕方家族で外食・・・楽しい時間でした。

3月に長野県林業総合センターの所長を退職された親戚のKさんから本をいただき感激した。「信州の草原」という本です。

 縄文から現代まで人間は草原とどのような関わりをしてきたかという内容で描かれています。その中でKさんは2006年7月の岡谷市の豪雨土砂災害について「土石流により現われた縄文と古代」という内容を記述されています。

是非皆さん読んでみてください。DSC05340.jpg

 

 

 

 

 

 6日(金)大企業は連休後半ですが、僕たちは仕事。打合せをしながらそれぞれ進めていく。I邸の手直し箇所を確認後、「八ヶ岳を望む家」の進み具合を確認、サッシュまわりも気持ちよく納まっています。

                   

 

 Тさんご夫婦から木製ブランコ?の取り付け位置の相談を受け棟梁にお願いしてデッキのところへセットしていただくことにする。DSC05349.jpg

 

 

 

 

 7日(土)より鶴峰公園のお花見が始まり道路が規制されます。まだ花が咲かない。一週間早いのではと思いますが・・・

 

 8日(日)あたたかい一日となりました。午前中は諏訪湖の周辺のジョギングをして体調を整える。午後は日建学院一級建築士総合設計の授業となりました。何事も最初が肝心。生徒には充実した時間になるよう進める。帰宅夕方8:30

Ⓒ ・文 かたくら たかゆき

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 26日(火)平林さんからの電話にてケア施設での打合せがあり池上君と伺う。雨が降る寒い日であったが、「八ヶ岳を望む家」も工事をやっているので立ち寄る。

  藤松さんからオープンハウスの連絡を受けていた。忙しいのでこの日外観や外から見える範囲で室内を覗かせていただいた。何年も前からこの地にあったかのように思える自然に同化した美しい家であり関心した。

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毎日新聞に掲載 建築家 レンゾ ピアノ氏のコメントに心を惹かれたので以下抜粋します。

[  ◇人間と技術の転換促す

東日本大震災は、人類がこれまで急ぎすぎ、過剰に消費してきたことを私たちに気づかせ、自然と人間、科学と人間の関係を変える大きな時代の転換点になると私はとらえている。
一般論よりも個人的なことから話したい。建築家の仕事は少し変わっていて、大事なのはまずその土地の人間になり切ることだ。観光客のままではうまくいかない。私は、関西国際空港旅客ターミナルビル(94年完成)を造った時は大阪人に、銀座のメゾン・エルメス(01年完成)の時は銀座の人間になろうとした。だから私にとって
日本は母国も同じで、日本人の魂やプライドが実によくわかる。震災の日、ニューヨークで見た津波のテレビ映像を生涯忘れることはできない。まさに自分の母国がやられたのだと思った。
そんな感情が過ぎ去ると原発事故のことを考えた。私は技術を信奉しているが、社会を脅かす技術は支持しない。技術には良い技術と悪い技術があり、原発はやはり後者だということが明らかになった。私は原発の安全性を心配していたが、それでも原発をうまく使いこなせるのは日本人くらいだと常々語ってきた。38カ月間にわたった関西空港ビルの建設期間中、32回の小規模地震にあいながら5000人の関係者が誰も死ななかっのは、彼らが日本人だったからだ。日本人の技術管理は他に類を見ないと今も思っている。
だが今回の事故では原発の限界が暴露され、日本でさえ(他の国と同様に)危険情報の公開が不十分なことがあると世界は知った。技術への楽観には限度があり、自分たちの営みを管理するには限りがあることを知ったのだ。
私は人間が生み出す技術の力を信じている。(核分裂を利用する今の原発と違って放射性廃棄物を残さない)核融合の技術があと40年もすれば実用化されると信じているし、そのための研究は必要だ。だが、何千年も放射能が残るウランなど核物質を扱う現代の原発はやはり危うい。「日本でさえ(事故が起きた)」ということを多くの技術者がいま考えているはずだ。我々は新たなシステムを受け入れねばならない。できるだけエネルギーを使わない世界をつくることだ。もちろんそこには技術の向上が欠かせない。例えば、私のジェノバのスタジオは太陽光と室内の気流を使って温度調節しており、夏も冬もエアコンを使わない。最近完成した米カリフォルニア科学アカデミーの建物も、建設中のアテネ図書館も、エアコンを使っておらず、温室効果ガスの排出はゼロに近い。私はこうした道具や機械も考案する。今はスタッフとともに、軽量で効率のいい風車を編み出している。
まず一人一人が生活のスタイルと意識を変えなくてはならない。大震災は日本のみならず、世界にとっても人間と技術のあり方を考えさせる大きな教訓になった。科学技術の大転換には40~50年かかると言われるが、何十年かかろうと私たちは変わっていくはずだ。]

この文章に励まされた。建築家はしくみを作り出さなくてはならないと前々から研究を重ねているところ・・・これからは様々な専門家とのコラボレーションが特に重要だと思う。

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                                        庭のすいせん

 

 

Ⓒ  文・かたくら たかゆき

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 19日(火)某市会議員候補の応援のため午前中を候補と一緒に遊説に出かける。諏訪市の市長選挙は諏訪清陵高校の同窓生のYも立候補になりました。震災後の選挙は自粛ムードが続いていました。


20日(水)UIA大会支部推進委員会に出席のため千駄ヶ谷の建築家会館へ。災害からの復興へ向けて建築家として、建築界全体としてどのように取り組んでいくかということをテーマにUIA大会の目的を話し会いながらUIA2011東京大会は[on track]であることを皆で確認した。
今おかれている自分の役割も含め良い機会でした。少し肌寒い夕方でした。いろんな思いを描き新宿発20:00のあずさにて岡谷へ戻る。

 21日(木)午後「八ヶ岳を望む家」に行く。F建設は外壁を張り始める。今回は21mm厚の板なのでしっかりしています。釘の位置も美しく施工が始まりました。

 22日(金)20日(水)の支部推進委員会を受けて僕らは午前中から復興支援にどう取り組むかという内容を含めて新たなUIA2011東京大会のテーマに基づき長野県ツアー等を再検討するため委員会を開催した。

午後社団法人日本建築家協会関東甲信越支部長野地域会JIA長野県クラブ2011年度の通常総会が行なわれ後半は 建築家 泉幸甫先生の講演会となった。

 23日(土)早いもので叔父の一周忌を迎えた。僕の建築への志を支えてくれた叔父・・・忘れた日は一日もない。その場その場で教えていただいた貴重な言葉を思い出します。

24日(日)岡谷市議会議員の投票に行き、午後は日建学院にて一級建築士総合設計の授業が始まった。授業の流れの中で一人一人の生徒さんたちと会話をしていく・・・

家に戻り、応援している市議会議員候補の選挙事務所に伺ったのが20:30。

結局当選が決まったのが、22:00であり、23:30頃まで事務所に居たことになります。忙しい週末でした。

キァンディーズのスーちゃんが亡くなった。 キャンディーズは僕らの世代の先頭を駆け抜けた3人です。

スーちゃんの3月29日に収録した被災地の方への励ましの言葉が流れた。この言葉に被災地の方たちだけでなく日本中の方たちが感激したと思う。

僕たちの心に凄く大切なものを残してくださいました。ありがとうございます。

最後まで自分の役割を果たし抜いた人として女優として・・・本当にご苦労様でした。

安らかにお休みください。

 Ⓒ 文・ かたくら たかゆき

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自己紹介:
豊かな暮らし向きを望むあなたに!
住まいの設計活動を通して住まい専門の建築家がありのままに毎日の生き方を語ります。
クライアントの方たちや家族そして自然との対話の中で常に暮らし向きの良い住まいを創造したいと思います。
住まいをもっと豊かに心地よく/片倉隆幸建築研究室FANPAGEもどうぞ!
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