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今週のコラム

 27日(火)はA邸修景計画についての打合せに池上君とオープンデスクに参加しているМ君も現在製作中の模型を持って参加する。実に楽しい話しができた。また既存の建築や敷地模型は今後修景していくのに大切なのできちんと寸法を確認する。既存の敷地を愛情もって見つめ、そこにどのような建築的な参加ができるか、既存建築の調査をふまえ、かつ夢のある関わり方が必要である。そこを見抜いていくのが設計者の眼である・・・
 28日(水)午後はK邸修景の打合せなので朝から図面内容の確認やら忙しい・・・雪が舞い寒い日ですが、打合せの窓際に居ると春の日差しが入りこむ。順調に打合せを終える。今回建築の壁面と屋根を利用して太陽光の集熱を試みるのでディテールにも注意が必要だ。この辺は設備に関して専門家のAさんと入念な打合せが続く。自然エネルギーを積極的にとり入れます。
 29日(木)忙しい一日である。自然エネルギー問題についての検討は毎日続く。昼近くに上田情報ビジネス専門学校のY先生が来られた。オープンデスクに来ているМ君の様子を伺いに来られたようです。「とても熱心にやっていますよ!」と僕が一言。やはり先生の立場として心配になるのですね。模型作成の現場も見ていただきました。また先生にはおみやげをいただき御礼申しあげます。М君にはせっかく来ていただいているので最終日には自ら学校で取り組んでいる課題のプレゼンテーションをしていただこうと考えています。
 30日(金)午後、千駄ヶ谷の建築家会館。建築家クラブにてのLIXILのスマートスケルトンの講習会と住宅部会の納会に出席する。部会の皆様にお会いできてとても楽しい時間でした。後半はスライドを見ながら、ワインを楽しみ住まいの話しが弾んだ。渡辺武信さんにもお会いできた。建築家クラブはバーとなり皆で2時間程情報交換を楽しんだ。帰りにも武信さんに偶然道でお会いして新宿まで住宅部会の話しをしてきました。歴史的に家協会のアクティブ会員は住宅部会の会員が主であった等等・・・お話をお聞きした。
 クラブ内では、会員同士が先達に敬意をいだくのは当然なのですが、個人としては平等で部会のまた住宅設計の大御所であっても武信さんと呼べることが素晴らしい。


 31日(土)アトリエのオープンデスクに参加したМ君の作成した模型の講評と課題の講評を終えて・・・
新学期も頑張ってください!

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Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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 春分の日を過ぎた、21日(水)も寒い朝でした。午後は池上君とY邸改修の打合せに伺う。予算計画、重要事項説明書を提示して設計契約となりました。住まいの設計は かたちだけでなく真の使い勝手が大事です。もう何回となく建築を手がけてきたベテランクライアントご夫婦だけに設計の打合せをしていても内容が充実していて実に楽しい。
  22日(木)は信州大学工学部建築学科の謝恩会出席のため長野メルパルクへ行く。学生たちがお世話になった教員のために毎年開催しています。信州大学も社会開発工学科の建築コースから工学部建築学科にいたる9年間お世話になりました。課題設計の講評会等の出席はあると思いますが、ひとまず終了です。芝浦工業大学工学部建築学科の非常勤講師から始まり学生と関わってきたことが日常の建築家の仕事と並行しているので刺激にもなり楽しい時間でした。
 僕の趣味のひとつは建築教育なので機会あればまた授業を受け持つつもりですし、自らのアトリエも教育の場として開いていきたいと思っています。今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。
  24日(土)午後、久しぶりに東京から従兄弟の望君がお墓参りに来てくれた。元気そうでなにより・・・これから結婚して家を持ち・・・今後が楽しみです。
 25日(日)は部屋の片付け等を済ませてから毎週一度の諏訪湖周辺のジョギングを復活・・・天気が良く気持ち良い風景でした。八ヶ岳の雪も大分少なくなりました。
 午後は、ワイングラスを磨いていたらピカピカになりとても幸せな気分になった・・・


М君のオープンデスクも今週にて終了。きょうは製作途中の模型を持ってクライアントとの打合せに参加してもらいます。

今週の倫理から
 
 規矩作法 (きくさほう) 守りつくして 破るとも 離るるとても 本を忘れるな 

「規矩」は指金などの大工道具のことです。まず師匠から教わる形や規則、作法を忠実に守って、基本を身につけることが大事だというのです。
「破る」は元の形にとらわれることなく、自分の工夫や努力によって師匠の教えを破って成長することです。いつも定められた通りに事が運ぶことはないのです。
 「離るるとても 本を忘れるな」は、師匠の教えを離れて精進することで、独自の境地を開拓したとしても、元の精神・基本を忘れるな、という意味です。・・・・


 
 建築の設計を通して常に新しいものを求めようと努力していくのですが、常に基本を問うことの繰り返しのような気がします。

 今週も頑張っていきたいと思います。

Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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 忙しい一週間が過ぎた。14日(水)は修景するKさん宅へ柴崎さんと打合せに行く。構造関係を中心に図面の説明をさせていただく。
 まだ寒いとはいえ春の陽気である。
 15日(木)はS町にこれから始まる住まいの設計の敷地調査に皆で出かける。夕方クライアントとお会いしてこれからの計画へと話しが弾む楽しい打合せ時間でした。
 16日(金)一日、一級建築士定期講習のため日建学院へ行く。最後の終了考査はどこに何が書かれているかテキストを探し、考えていると時間一杯・・・なんとか記入した。 日頃の仕事の忙しさを考えると、この講習は非常に厳しい時間だ。
 17日(土)は春の彼岸入りです。彼岸はもともと仏教用語です。煩悩と迷いの世界である「此岸」にある者が、六波羅蜜の修行をすることで、悟りの世界にある「彼岸」の境地へ到達することを意味します。先祖への感謝・・・
この日近い親戚の方とお墓にて父の納骨を終えた。また天気の悪い一日でしたが、感謝の気持ちで一杯です。
 18日(日)の午後は改修するH邸にて工務店の方と施工金額を詰める。僕のアトリエは改修の仕事が比較的多いのですが、ここのところ日本中がこの傾向へ・・・・・既存のストックを長く大切に使用することが大事だと思う。
 オープンデスクに来ているМ君は模型材料の使い方も無駄がなくきれいな模型を仕上げるように頑張っている。何よりもやる気を感じて好感がもてます。
 
 また良い言葉に出会いました。

「デスクの上に何気なく置いてある文房具に、ホコリが被ったりしていませんか。物を大切にしている人の机は、必ずキレイに整頓されています。身の回りの整理をし、使用している文房具への感謝の気持ちを深めていきましょう。」
 ということです。

きょうはお墓参りに行きます。

Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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 6日(火)午前中クライアントからの電話があり今回計画を始める敷地を一緒に見てほしいとのこと。午後敷地を拝見する。温泉があり、諏訪湖への眺望も良いが、眺めの良い方向にマンションがあるので断面計画に一工夫必要と感じた。

 心から創造へと・・燃えてくるものを感じた。


 いつもお世話になっている花屋さん、花サンさんには持ちが良く美しい花を飾っていただきうれしい。ここで仏様の花を替えていただいた。父もさぞかし喜んでいると思います。花サンの社長さん宅も僕の設計なのでクライアントОBになりますが、甥っ子さんが、どうしても建築家になりたくて芝浦工大へ合格したらしい。僕は自分のことのようにうれしかった。若い人たちに創造をめざしてどんどん頑張ってほしいと思う。

 芝浦工大、信州大学と建築学科の講師も続けてきたが、可能な限り自らのアトリエを今後教育の場に開放していきたいと思っています。今、学生には生きた修行の場が必要だと思う学生諸君!春休み、夏休みの帰郷に模型造りに参加してみないだろうか?

父の四十九日を迎えた週末は雪が積もり、納骨は延期とさせていただき列席していただいた方たちには粗餐の席にてゆっくりしていただきました。まだまだ寒さが続きます。11日、日曜日の午後はなんとかJIAの卒業設計コンクールへ参加しました。

今週からオープンデスクに参加していただいている上田情報ビジネス専門学校建築学科のМ君、そして先生方とも話ができうれしかった。

黙祷を行う・・・今が大事・・・やはり自分たちの今の生き方を大事にしてもらいたいと思う。

良い言葉に出会いました。

「自分も他人も仕事も、計り知れぬ無限の可能性があります。その可能性を伸ばすには、柔らかな心が必要です。
 物事をありのままに受け入れて、自己の可能性を広げていきましょう。未来につながる鍵は、受容の力が握っているのです。」

Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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  29日(水)大雪になると聞いてはいた。朝アトリエの前を雪かきをしたのだが、降り続く。9:00から柴崎さんと設計打合せに行く予定にしていたが、雪のためKさん宅へ直接合流して伺うことにした。Kさんが駐車場の雪かきをして待っていてくださった。充実した打合せを終えて、今後のスケジュールを確認した。
 アトリエに戻る。昼食後、家内とアトリエの前を雪かき・・・13:00 住宅経営との今後の展開の打合せの予定。今や有名人あのHさんが来た。短い時間ではあったがコンセプトを練りあげての今後の展開が楽しみです。
  3月に入りあたたかい日中となる。2日(金)は柴崎さんが一級建築士の定期講習にて松本へ。池上君も担当しているY邸のプランを作成・・・僕は柴崎さんと進めているK邸の埋文の資料をS町の博物館まで届ける。雨の一日・・・夕方Yさん奥様から電話があり資料をいただきアトリエに戻り、池上君と打合せ。
大きい家の改修は特に生活面にての気遣いが必要だ、使いにくくてはなにもならない。改修することにより生活はより清清しく快適にならないといけない。
 3日(土)朝のうちに池上君や柴崎さんと打合せをして 芝浦工業大学豊洲校舎へ毛井教授の最終講義へと向う。新宿駅にて講師会仲間の明石君や後藤さんと会い301教室へ。
金沢工大の森教授(先輩)も来られていて懐かしくお話する。
毛井先生は自らの建築の原点を磯崎の大分図書館としてその空間分析からコルビュジェのサボア邸またラ・トューレット修道院(コルが依頼された時、ロマネスクのル・トルネ修道院のようなものを・・・とのクライアントの要望からの)、マリオ・ボッタのリバ・サンビターレの住宅等の空間分析から建築空間の進路(path)と目標(goal)という体験されるべき実感のある空間構成がいかに大事かと述べた。海外旅行においてもボローニャの地理を記憶されて分析されたポルティコ(回廊)についての空間の語りは感動的でした。先生御苦労様でした。
その後の懇親会は非常勤講師の先輩方、森先生と楽しく会話。堀越先生にもお会いできうれしかった。


倫理の視点の中で野中寛治さんは、■ 一人ひとりが「美」の創造者 

・・・真、善、美という言葉があるように、人間は心のどこかで、真実なもの、善なるもの、美なるものを求めて生きている。真実なもの、善なるものに美しさを感じるからであろう。美は真実なるもの、善なるものと一つであるという人もいるように、たしかに、真実の行い、善い行いは美しいものである。倫理にかかわる美の実践には、精神の美しさとその精神を伝える表現の美しさ、行為の美しさが必要である。私たちの祖先は崇高な美意識を創り上げてきた。日本人の深い心情や日本文化と結びついている美意識に再度光を当てていくことは、私たち一人ひとりの自己変革にもつながる。美の実践者が多くなっていくならば私たちの社会は確実に良くなっていく。私たち一人ひとりが美の創造者である。
と述べていらっしゃいます。
今後の進路(path)と目標(goal)が見えてこないだろうか?


Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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20日(月)夕方から諏訪清陵高校附属中学棟(仮称)の基本計画説明会を同窓会長、副会長、Yさん、校長、教頭、事務長に集まっていただき僕が県の基本計画について説明をしていく。活発な討論のもと実施計画が進むまでに県と確認しておきたいところがありその辺をまとめて要望書として送ることにした。

 21日(火)も増築する住まいの既存部分の扱いを地方事務所の担当のYさんらと打合せをする。既存不適格調書を作成することが、その家の履歴を調べるようなもので、結構大変な仕事なのだ。22日(水)も池上君と台帳の調査・・・なんとか方向性が出た。うれしい。

 毎月送られてくる倫理の本ですが、貴重な倫理の視点を見落としていた。
「たましいを太らせる言葉」野中寛治さんの言葉である。■言語の霊力 ■言葉が人間を作るそして最後、お読みください。

■言葉が国をよくする
 
 「言葉は、長い歴史や生活の中で育まれ、揉まれ、磨かれてきた。日本語も、長い歴史の中で美しく染め上げられてきたゆえに、重みがあり、美しさがあり、伝統がある。

 日本語の中には、先に上げた言葉のほかに、励ます言葉、勇気の出る言葉、希望を与える言葉、心を豊かにする言葉、言い換えれば、美しい言葉、胸を打つ言葉、たましいに響く言葉、一瞬にして心を膨らませる言葉がまだまだ数多く存在しているはずだ。
私たち一人ひとりが、常にそれらの言葉を見つけ出す努力をしなければ、「言霊の助くる国」の前途は危ういのではないだろうか。

 伝統は、発見されるのを待っている。たましいを太らせることのできる、美しく重みがあり、伝統のある言葉をもっともっと堀起していきたい。
 美しく、たましいに響く言葉は、感動や喜びを与え、人間の意識を善導する力を持っている。そのような言葉が、家庭や社会に溢れるとき、人が変わり、家庭が変わり、職場が変わり、地域が変わり、国が変わる。言葉を正すことは、国を良くすることにつながるのである。」


と書かれていました。

 24日(金)岩槻のK叔母さんが来られた。26日(日)に帰られたが、24日、25日と叔母が春を運んできてくれたかのような穏やかな気候でした。とても楽しい時間でした。母も本当にうれしそうだった。
日曜日の午後は雪が舞いまた寒くなった。信州の春はまだかなー。

Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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 13日(火)Y邸の設計打合せのあとYさんとシャンパンにて乾杯。食事をごちそうになりながら、楽しくお酒をいただき帰りは駅まで歩こうとすると雪が舞っている。
 家に着くと、娘がバレンタインデーのケーキを作成していた。入浴後娘と話しながらワインを飲んだ。話しが弾み試作中のケーキがつまみになりなかなか楽しかった。
 14日(水)たくさんのケーキを作成した娘を学校まで送ることになった。しかし今時の高校生のバレンタインデーにかけるパワーは凄い!?
 15日(木)アトリエにて作業中・・・市役所のIさんたちが、出先から思い立って寄っていただいたとか・・・先日のまちづくりシンポジウムのお礼を述べられいきました。「今、始まったばかりなので、今後とも宜しくお願いします!」とのことでした。僕はうれしかった。
 岡谷市もいよいよ市民と行政が一体になりまちづくりに進んでいくのだ。

 16日(金)以前取材を受けたiemadoαが送られてきた。2月16日発売です。巻頭に 建築家の立場からローコスト住宅を考える という僕の記事が掲載されています。是非店頭にてお立ち読みください。

 夕方は諏訪清陵高校の岡谷支部総会が開かれた。中学からの同級生であり、現在は東海第三高校の教頭を務める小口隆秀君と出席した。松下同窓会長や佐藤校長先生の話しの中で諏訪清陵高校附属中学校(仮称)の基本設計についての話しが出ました。皆さんの前で基本設計に僕が関わり良い方向へ進んでいるという報告をしていただいたことは大変うれしく思います。

 実施設計は某事務所が入札後、落札という話しをМ先輩からお聞きしました。参加したМ先輩も金額だけで設計者を選ぶのはどうか?と言われましたが、まさにその通り、先日の岡谷まちづくりシンポジウムにても市民の皆様の前にて僕は述べたが、設計入札なんてやめよう!
 建築設計は物ではないのだ。お腹が痛く医者にかかろうとする時、一番安い金額の医者にお世話になるだろうか?いや一番信頼しているお医者さんにお世話になるでしょう。同じく建築設計は人の尊厳に深く関わることなのです。
設計入札を続けていると日本の建築文化が衰退するのは目に見えている。


 僕は設計入札には参加していませんが、それとは別に諏訪清陵高校附属中学校(仮称)の進み具合を同窓会の方たちと良く見ていきたいと思います。

 懇親会も終えて小口君と二人で二次会に行き、清陵のこと教育のことを熱く語りあった。やはり、これから学んでいく子供たちへの生きた教育については共通な思いがあった。楽しい夜だった・・・

Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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    7日(火)日建学院のМさんやFさんが訪ねてきてくださり、今後の方針をお話いただきました。
8日(水)午後、Kさん宅にて設計打合せとなる。父の葬儀にご会葬いただいた御礼を申しあげて打合せとなる。この日は柴崎さんが、平面詳細図と展開図を合わせて説明することになる。前日は雨にて気温が上がったが、この日の午後は気温が下がる。でも打合せ時の窓際の日差しは大変暖かい。
 9日(木)、寒い日であるが、天気も良い。コートに毛糸の帽子、手袋装備にてアトリエの皆とA邸の調査をする。敷地の確認をしていると融けた氷が屋根から落ちてくる。一日調査。10日(金)も引き続き調査をする。まだまだ寒い日が続く。
 12日(日)は岡谷市 まちづくりシンポジウムがカノラホールにて行なわれた。
工学院大学建築学部まちづくり学科主任教授倉田直道先生の基調講演と僕を含めたパネラーとのパネルディスカッションが行なわれた。倉田先生は1、素敵なまちとは?2、素敵なまちにするための要素3、私たちに何ができるか?4、市民の可能性と期待を海外の事例を含めて要点をまとめていただきました。
 なかでも「価値は生活している人が選ぶ」という一言が印象に残りました。
いろんな話しが出ました。新聞等にも詳しく取り上げられると思いますが、今後行政と市民が一緒になりまちづくりに取り組んでいくという岡谷市の歴史的な時間の開幕を共有できたことに深く感謝申しあげます。

僕が感じていることの中で ひとつ だけここで述べておきたいと思います。
社会資産としての建築、歴史的な建築の保存再生を続けて、今に使える姿にすることが必要です。昭和3年の諏訪市の片倉舘もあります。市内にも製糸業当時の立派な建築が残ります。
見事なスクラッチタイルの表情豊かな昭和11年の旧岡谷市庁舎の歴史的な建築物を市民に開かれた建築として活性化するべきです・・・

消防署が新しくなり移転するようですが、単体が意味する用途でなく情報量を多く持ち、復元力のある建築にする。 博物館的ではなく日頃の市民の生活空間の延長として歴史を感じていけるような繋がりが必要なのかと・・・思います。

 価値観がGNPからGNH(国民総幸福量)実現を目指すブータン王国のティンレー首相は昨年のUIA大会の基調講演の中で、パラダイムシフトにおける建築家の役割について「人の交流を活性化する空間の創造、真の幸せを追求できる生活環境の整備、作る方法から廃棄するまでのすべてが持続可能である社会を設計すること」熱いエールを送っていただきました。

今の自由と権利にとらわれた「独立した個性」とは異なる岡谷市の悠久な過去から現在へと「つながりあった個性」があることを教えてくれる伝統に学ぶことも多いのではないか?

つまり自分たちのまちに愛着をもつこと 歴史や文化的な価値を高めるためにまちを理想のまちに造り続けていくことが大事。15年、20年たったら壊せばいいやという考えでなくて、その建築に価値を付加し続けるような姿勢が大切。
そうした配慮が岡谷市の現状を変え省資源かつ生き延びるまちとなるのではないでしょうか?

Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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 31日(火)菩提寺の真福寺の住職様に呼ばれた。午前中は葬儀後のまとめをしていたので、15:00にお会いして御世話になりました葬儀の挨拶やら建築の話しなどをして過ごしました。
 父の葬儀を終え2月に入った。1日(水)朝アトリエにいた僕は月が替わったのがわからないくらい葬儀後のいろんなことで頭が一杯でした。皆それぞれがカレンダーを2月にした。
父への思いや看病のことで昨年末から、1月中は通常の3ヶ月くらいに長く感じた。父と過ごした最後の時間でした。「今年も良い年にしよう!」と言った新年の父の言葉を継承して実行しよう!
 仕事の計画を立て直しスケジュールの延期になったクライアントの皆さんに葬儀の御礼と打合せの連絡をしていく。皆様に励ましをいただきました。頑張っていきたいと思います。
 2日(木)午前中は葬儀屋さんとまとめ、そして地方事務所へ事務所登録更新の時期なので説明をお聞きする。午後はクライアントが作品の写真を見たいというので説明に伺う。
 3日(金)朝、おそらくアトリエの周りは-15℃くらいに下がったように思う。僕が幼少の頃経験したような寒さがやってきた・・・
 今年は諏訪湖御神渡りが期待できそうに思う。
葬儀後多少落ち着いてきましたが、家の方はお客様も多い。


 送られてきた倫理729号に御所園正信氏が 「家」の永続の意味を探る(一)と題して書かれている。大変興味深いので読み始めたが、非常に哲学的で深い内容で難しい。でも中間の文章には感じるところがありましたので引用します。

「今日の家族崩壊は、行き過ぎた個人主義が蔓延した結果といわざるを得ない。伝統的な家族主義の制度や慣習そのものが現代に通用するとは思われないが、現代の個人の自由と権利を重んじる個人主義の家族生活は、家族統合を難しくしている。権利には義務が伴うが、権利だけが先行して自分が果たすべき義務を自覚しないまま生活している人が多い。とくに、道徳的義務・本務・責務・本分の自覚が疎かになりがちである。自分の道徳的義務や本分に忠実でなければ、真の幸福は得られない。自分の道徳的義務や本分を自覚するうえでは、自己にとらわれた「独立した個人」とは異なる、「家」を基盤にした祖先と子孫、悠久の過去から現在へと「つながりあった個人」があることを教えてくれる伝統に学ぶことは多いのではないか。」

 と非常に感銘する言葉を述べられ、

この号と次号にて かつて 日本人が家族生活の最高の目標としていた「家」の永続の意味を吟味して現代における家庭人として あり方を探っています。

難しいけれど大変勉強になります。 今後の持続可能な真の日本の住まいを探求していくにも「住まい」の設計者としてこの辺を整理していかなくてはならないと感じているところでもあります。

Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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 24日(火)病気療養中の父が病院にて亡くなった。日曜日には家族と一緒に少しは話しができたのにここ2日間で体力が尽きた。とても悲しい一日だった。
 今回は家に戻れなかった・・・家に帰りたいと言っていたし家族の皆もそれを楽しみに介護の準備を進めていたのですが、残念です。
 きれいな安らかな顔をしていました。できるだけ家に居てほしかったので26日(木)の通夜、27日(金)火葬、28日(土)の葬儀となりました。皆様方のおかげにて父らしい賑やかで、心のこもった葬儀となりました。皆様に大変感謝申しあげます。

 父はお爺さんのあとを継ぎ決して楽な時代ではありませんでしたが、10人兄弟の長男として兄弟や家族を愛することに崇高な美学をもっていました。病気がちな数年はなるべく父のそばにいていろいろと話しを聞いてきました。
報恩感謝の気持ちを忘れるな・・・思い出す言葉のひとつです。僕は妹と二人兄弟ですが、仲の良い家族で叔父や叔母、従兄弟も大変仲が良いです。こうした絆からも深い親子間の継承があり、父や祖先の「姿なき応援」をいただき今後自分の役割を生きていきたいと思います。
葬儀のあと四十九日までは忙しいと思いますが、きちんとまとめていきたいと思います。

ご会葬の皆様はじめお世話になりました皆様に心より厚く御礼申しあげます。

今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。


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 Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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 17日(火)香港のHさんからフェイスブックにメールが入り、自宅を改造して新しい展開をしていくらしい。月末はその打合せの約束をする。
 いろいろと今後の仕事の連絡があり、また家のことも忙しい毎日です。
厳しい寒さの中、良い年にしたいと自らに気合を入れています。
 18日(水)修景するH 町の家の設計打合せに柴崎さんとでかける。究極のエコを目指すので徹底してまとめている。復元力のある地域社会とはどのようなものか、まずは住まいからの探求です。しかし室内の心地良さが大事なので変にシステム上のディテールにこだわることは避けたいと思っている。
 19日(木)池上君が練っていたY邸改修についての構想が3案まとまってきた。思わずいいねー!と口ずさんだプランができた。細かいところの打合せをしてクライアントとの打合せの用意をしています。この住まいはもう亡くなったが某有名建築家の作品であり、感心するのは基本の鉄骨造のH型鋼の柱の置き方です。内部の改修が生活に合わせて変化成長できるような読みがこの建築家にあったのだと感心します。変わらない構造と変わる構造が明確となり復元力のある家だと感じています。
 20日(金)雪・・・朝からアトリエの前を3回雪かきをする。現在進行中の計画のまとめをする。
 21日(土)岡谷市から依頼された まちづくりシンポジウムのパネルディスカッションのパネリストの顔合わせが市役所6階会議室にて行なわれた。6階会議室からの市内の眺めが素晴らしい・・・
市役所からは都市計画課の皆様、そして楽しみにいていました倉田先生との出会い、その他パネリストの皆様と楽しい意見交換をさせていただきました。
 22日(日)入院中の父の病室に一日居る。雪化粧の風景ですが、比較的暖かい日となる。
23日(月)午後修景するA邸の実側を始めるが一日では終わらない。
信州は今一番の寒い時期を迎えています・・・

早くあたたかい日がきてほしい・・・

 Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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11日(水)午後アステックの内山さんが、お見えになり浴槽関係のことで情報をいただきました。フェイスブックにて知り合った方です。大変楽しく話しができました。午後は気温も下がり雪となる。JIAの選定議員会にて次年度の正副の選定のため松本へ行く。不思議と松本市内は雪がなくびっくり。会議は20:00に終えて、座長役の僕はこの結果を総務委員会に報告することになります。

 13日(金)の朝は12日(木)に続き寒い朝を迎えた。今が一番寒い時だと思う。でもずいぶん日が長くなった。
 親しくしていただいたIさんが亡くなり、悲しい。弔辞を依頼されたので準備をして14日(土)葬儀に出席する。本当に皆から愛されたIさんのご冥福を心からお祈り申しあげます。

 最近は特に寒いので、昼休みの時間をみながらウォーキングをしています。ここのところの寒さでは、僕らのような楽しむ程度にジョギングをしているものにとっては適度のウォーキング程度がちょうど良い。無理せずに身体をリフレッシュしていきます。
 高齢の父や母の健康を気遣いながら週末を終える。

 16日(月)は先祖のお墓参りと菩提樹の真福寺へ、身の清まる朝。僕は1987年にアトリエを持ち、26年目を迎えた。設計監理に深く関わってきた住まいは80件ほどになります。独立最初の住まいの改修の打合せをこの日迎えた。僕にとっては新しいスタートです。既存の面影を引き継ぎながら、継続、成長していけるような
持続可能な住まいにならなくてはならない。昔のように自分が未熟であったからとか・・・そんなことは理由にならない。責任をもって時代に生きる姿にまとめてみたいと思っています。また時間をみてアトリエの皆と調査をしたいと思う。

明治時代の哲学者・教育者の森信三氏の言葉「与えられた人と人との縁をよく噛み締めたなら、必ずやそこには謝念が湧いてくる。これはこの世を幸せに生きる最大の秘訣といってよい」と述べています。
縁あって知り合った者同士、謝する心を忘れずに生きたいものだと教えられます。

Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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 6日(金)仕事始めの日。-10℃の寒い朝を迎えたが、しだいに晴れ渡る空・・・雪化粧の山々・・・自然は美しい。祖母の命日にあたり、家内と朝墓参りをして今年のしあわせを深くお祈りする。
仕事のスタートにあたりアトリエに祭った神様に礼拝して「今年もチームワークで頑張ろう!」と一言。お神酒にて乾杯して結束を誓いあう気持ち良いスタートでした。
池上君の担当している改修のプランを皆で意見交換する等準備をしてそれぞれがスタートする。


 倫理法人会の職場の教養に「三上の閃き」というのがありました。「馬上」「枕上」「厠上」のことだそうですが、建築家は常に、大事なことは、その閃きをそのままにせず、すぐにスケッチやメモをとる。いざという時に妙想を捉える習慣を日々の中で養っていきたいものだと感じます。打合せの電話等・・・忙しい一日でした。


 7日(土)菩提樹の真福寺へ毎年恒例の厄除聖観音大護摩供法要に参加、午後は今年初めての打合せ、これからスケッチをして構想を練ることになる。
 打合せをしながら上空から眺める諏訪湖の風景・・・こんな自然を活かしきる建築を目指そう!心に決めてアトリエに戻る。

 久しぶりにクライアントOBのYさんから電話をいただいていた。HRヒーターの不凍液交換の時期のようなのでМ工業のAさんにお願いする。
 新春の仕事始め、2日間いろいろと忙しく辰年にちなみ勢いよく世の中の景気回復を願うところです。

 8日(日)9日(月)アトリエに一人・・・ゆっくりとスケッチ。

9日(月)小堂見の家の遠山さんご家族がアトリエを訪れてくれた。子供たちを連れてやまびこ公園にスケートに行くようです。毎年新年のご挨拶をいただき本当にうれしく思います。お気遣いありがとうございます。

「縁」という言葉には、つながりや結びつきという意味があります。それだけにいつも「心」を向けて意識していく必要があります。「縁」により毎日が深く支えられています。
今年も積極的に人との繋がりを強くしていきたいと思うところです。

Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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 27日(火)地方事務所にて2011年最後の打合せとなる。今後の方針が見えてほっとする。それぞれがまとめを行なう。あいかわらず寒い日が続いています。
 28日(水)なんとか僕のアトリエも忘年会を迎えた。厳しい年でしたが、絆が深まりました。

 29日(木)仕事納めの日、忘年会を終えて・・・朝から柴崎さんのパソコンがクラッシュ!もう一台のパソコンになんとかデータを移せたようで安心しました。


住友生命保険が「日本の未来を強くするために必要なものを表わす漢字一文字」を募集したところ「絆」が1419票を得て第一位になったようです。
 倫理法人会 「職場の教養」の2011年のフィナーレを飾る文章が下記ですが、そのまま2012年の願いともなりますので記します。
 
{つまり「むすび」とは大自然の力により、新たなものが生みいだされる様であり、その生み出しのために必要な働きが「むすび」なのです。「むすび」は、連結・和合・生成を一語に含み持つ言葉なのです。
 「むすび」とは、人間が発生させるパワーの根源といえます。人と人との絆によって「むすび」が生じ、そこから建設的な物語が始まるのです。
 職場においても、仲間との信頼関係が結ばれ、共に努力することで、その努力が実を結び、会社は繁栄するのです。}  とあります。

 さて2012年の開幕です!
 皆様本年もどうぞ宜しくお願い申しあげます。

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 20日(火)午前中は柴崎さんと地方事務所へ増改築について打合せに伺う。既存不適格調書の書き方が難しいのでした。
 この日は夕方娘とあざみ胃腸科クリニックのО先生に申し込んであったインフルエンザの予防接種を受ける。風邪が流行っているようです。僕も予防接種を受ける前に風邪をひきそうなくらいここのところ寒い・・・

 21日(水)先日岡谷市役所都市計画課のKさんからお電話をいただいてあり、午前中にKさんら職員の方3人がお見えになり、来年2月のまちづくりシンポジウムのパネラーとして登壇のお話しをいただきました。
今注目の工学院大学建築学部・・・そのまちづくり学科主任教授の倉田先生が基調講演を行なうお話しもお聞きしました。先生は諏訪清陵高校の先輩でもありますのでお会いするのが大変楽しみになりました。
 午後はK邸へ設備関係の調査の予定になっていた。現地でいつもお世話になっているAさんと待ちわせる。
既存の住まいが大きいので調査も大変です。

 22日(木)午後、改修し完成したF邸のご夫人の部屋を確認に伺う。つくり過ぎないようにすっきりとした空間。壁匠トーワさんのイタリアン磨き仕上げの壁。使いやすいキッチン。なにげない日常生活に戻り、ご夫人がこれから壁に額を飾ったりと楽しんでいる。 しあわせを感じてうれしく思います。

 23日(金)天皇誕生日、暦通りアトリエは休日。娘が友人と東京へ行くので早朝駅まで送る。アトリエの整理等を一人で行なう。

 今年は、東日本大震災の影響を受け、被災地の方々はもとより、多くの人たちが日常の生活に変化を迫られた、否が応でも記憶に残る1年になったと思います。

倫理法人会の今週の倫理から

「大正から昭和にかけて活躍した物理学者の寺田寅彦は昭和10年に著した{災害雑考}と題した随筆の中に、次のような一文を残しています。{地震の現象}と{地震による災害}は区別して考えなければならない。現象のほうは人間の力でどうにもならなくても{災害}のほうは注意次第でどんなにでも軽減されうる可能性があるのである。つまり、大自然の理は逆らうことはできないものであり、この避けることのできない{現象}が持つ理を無視、軽視することなく施策を打ち出し復興に取り組まなければ、次の機会にも同じような、いや、かえって被害を拡大することにもつながってしまうということでしょう。・・・」と述べています。

 まとめとして {大自然の法則}はそのまま{生活の法則}に通じる・・・大自然との正しい向き合い方に多くのヒントが含まれるというようなことが書かれていました。

 週末24日(土)アトリエにて仕事を進める。-7℃・・・冷え込み、寒い朝になった。年末のまとめにむけて身が引き締まる。
 25日(日)夕方、雪が舞う。ホワイトクリスマス・・・

26日(月)夕方(社)日本建築家協会JIA長野県クラブの2012年度の選定議員会が開かれ座長としてまとめる。

歴史的な大災害を受けて日本は大変厳しい年でありました。こうした災害を乗り越える動きから学びながら数多くの取り組みについて連帯し、地域に根ざした質の向上を図ることができるような、持続可能な未来を目指していきたいと思います。

僕のアトリエも28日忘年会にて1年を反省し、29日に仕事納めとします。読者の皆様1年間本当にありがとうございました。良い御年をお迎えください。

来年も引き続きどうぞ宜しくお願い申しあげます。

Ⓒ 文・かたくら たかゆき
 

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13日(火)師走の中旬。我が家では恒例の野沢菜着けの作業を終えた。きょうは天気も良く僕も多少の手伝いと重い石を載せるくらいはしてみた。
 14日(水)親戚の叔父の見舞いに病院へ行く。人は必ず高齢となる。寂しい生き方にならないように、どの家庭でも考えぬかれた対応をされているかと思います。
 お年寄りや体の不自由な家族と一緒に住まう家の増築等も今後ますます増えると予想されますが、ライフスタイルをしっかり見つめ、心ある設計者に相談すべきだと考えます。


大阪ガスエネルギー文化研究所の弘本由香里さんは前にも触れましたがCEL2011レポートの最後に 
「自分が手に入れた住まいを、自分の暮らしの形に合わせながら生きていきたいという願望の強さが、改築意向の増加に見られる将来への備えの意識につながってきている。

一方で、新築住宅以上に既築住宅に価値を見出す指向が広がりを見せつつあり、今後は改築以外の選択肢として自分らしい住まいを手に入れるための住み替えをサポートする仕組みの充実も、求められていくのではないだろうか。」と述べていたことに共感すると同時に今後も生活者に寄り添った持続可能な住まいのデザインが求められると思います。

 しかしながら実際、既存建築の増改築は基準法も変わってきましたので(設計をまとめることが本来大変なはずなのですが、)申請書をまとめることも時として非常に厄介なことになります。

 15日(木)午前中は父母を病院の検査に送り、15:00からJIA長野県クラブの2012年度選定議員会に出席。会の今後の方向性を議員の皆さんと検討する。会の活性化と地域への建築家の役割をきちんと伝えていくことなど活発な議論となりました。座長として年内には望まれる方向へ結論をもっていきたいと思います。


 16日(金)昼から雑誌社の取材となり3時間ほどを済ませた。雪の舞う寒い一日です。取材された方たちもすぐ東京へ戻る。皆さん大変です。
 17日(土)寒い日が続く。こんな日の諏訪湖周辺は風が強い。ウォーキングをして多少ジョギング・・・リフレッシュ・・・
 19日(月)午後池上君と改修のY邸調査と御主人や奥様と打合せ。当時仕事を担当したNさんに初めてお会いして当時のことをヒアリングする。

Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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 7日(水)ここのところ寒い日が続きました。午後は柴崎さんとKさんの住まいの設計打合せ。模型を用意したので内容がとてもわかりやすい。

 こうしてクライアントとの打合せは楽しく過ごせました。奥様手づくりのチーズケーキにコーヒーととてもおいしくいただきました。
家ができ、厨房にて自慢のお料理をされる奥様とビッグテーブルに心地良く座る御主人の姿が目に浮かんできて大変楽しい時間を過ごさせていただき感謝申しあげます。

 8日(木)柴崎さんと一緒にいつもお世話になっているAさんと設備の打合せを行なう。ここまできたら究極のエコを目指したい。
 9日(金)はAさんと地中熱活用住宅の実践セミナーに長野へ行く。エコハウス研究会が主催するセミナーでした。日頃の住まいの設計にて断熱構造の研究をしてきて、僕たちの設計方針を積み重ねてきました。その仕組みを創造する、ヒントや実践において確かさを見たいと思っていました。玉川さんの説明する地中熱への理解が深まりました。
研究を重ねて僕たちのアイデアを提案していきたいと思います。投げかけの中から可能性はますます広がってきそうです。この世界は奥が深い・・・
 池上君の進めている増改築はこれも奥が深い。(申請も面倒)一緒に作戦を練る。

 11日(日)は誕生日を迎えて、フェイスブックのお友達からお祝いメールが殺到!うれしいです。倫理法人会の職場の教養11日のページ 孔子の著した「論語」に「中庸は徳の至れるものなり」という言葉があります。「何事もやり過ぎてはいけない。そうかといって遠慮し過ぎるのもよくない。ほどほどに行動するということが、最高の人徳というものである」との意味のようです。
バランスを意識することは重要だと思いますが、過ぎるあまり消極的になっては本末転倒「自らが元気になる」を自己指針として、積極的かつ毅然とした態度で生きましょう。というようなことが書かれています。


 12日(月)皆でミーティング。今週も頑張っていきたいと思います。
 夕方は信州大学工学部建築学科の忘年会へ出席

Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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29日(火)は平林さんとケア・ハウスの引渡しに伺う。超高齢化社会に向かい今後こうした施設を中心としたシェア・ハウスが増えるでしょう。
 昼過ぎ太陽光発電パネルを見学しようと諏訪清陵高校のY先輩と校長、教頭、事務長らとN工機を見学、30kWのパネルを利用した室内を訪問。ホールには「見える化」の実例としてモニターが設置され現在の発電の様子を伝えていて、今後の新中学棟への展開として勉強になりました。
 30日(水)信州の建築家とつくる家 第8集が届きました。充実した本となりました。全国の書店に信州から新しい風をお届けします。是非お立ち読みください。
午後は改修するY邸の調査。広い家なので夕方まで皆で実測。奥様といろんな会話をする。10年毎に改修を重ねてきたようですが、大きなスパンは鉄骨造となっており、その中が木造なので生活に応じた室内に変更していくことができるという大変魅力的な住まいであります。本来家はこのように生活に応じて持続可能な変換をしていけるような住まいが理想的です。今回は僕が改修設計をするのでありますが、家族が住み繋いでいく、そして建築がまさに社会資産となりうるのは個人個人のこうした住まいの履歴が大袈裟に言えば歴史の流れ、生活の細やかな連動を包み込むことが重要だと思われます。
 いよいよ12月。最終月を迎えた。前日届いた本を岡谷市民新聞社、他図書館等へ配る。さすがに師走・・・突然寒い日が続き2日(金)初雪を見る。高校一年の娘はきょうはバスケット部の大会、マネージャーを楽しんで?いるようです。
3日(土)(社)日本建築家協会関東甲信越支部長野地域会JIA長野県クラブの冬のセミナーにて次年度役員の選定議員会もあるので早朝から会場の安曇野へ向い一日充実した会議とセミナーを行なう。
4日(日)家の片付け等を済ませ、ジョギング等してゆっくりしてから諏訪清陵高校78回生の会合に出かける。同窓会の反省会。同期の集いはこんなに楽しいものかと思いました。
素晴らしい仲間がいて・・・皆が協力し合い・・・素晴らしい人生を共有できるしあわせ!
今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。

そして世界中の災害を乗り越えて!

Beyond Disasters、Тhrough Solidarity、Тоwards Sustainability

今後地球上のあらゆる災害を乗り越える動きから学びながら、環境、社会、経済的側面からなる
持続可能性の多様な関連領域と深く係る私たち建築家の職能を全うしていきたいと思います。


Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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  22日(火)昼の時間に岡谷ロータリークラブの講演に出かけた。前々からクライアントОBでもあるKさんからの誘いを受けていた。震災後の日本の状況を含め、住まいをもっと豊かに・・という内容で講演させていただきました。ロータリークラブの重鎮の皆様を前に多少の緊張もありましたが、楽しい時間を過ごさせていただき大変感謝申しあげます。
 23日(水)勤労感謝の日にてアトリエは休日。昨日夕方柴崎さんから質問を受けていた。確かに既存との屋根納まりはエクスパンションジョイントの接続となると雨仕舞いが大変です。法規的はそのような解決をしなくてはならないが、実際の施工は難しいところがあります。
 夕方から雨・・・
 25日(金)改修のF邸の確認。棟梁の隅々まで納まる仕事を見てうれしかった。これで壁匠トーワさんがイタリアン磨きの壁を施工してくださると、新しいキッチンと揃いのモダンな室内となり高齢のお母様がゆったりと過ごし、手の届く範囲に身近な使用品等生活の設えを考えています。
できあがりが大変楽しみです。
 手直しの続くI邸は新しい修正部分もでているので石のカットをしていて居間は砂誇りがたち、棟梁もひたすら木工事をしている。
来月雑誌社から取材があるので原稿をまとめようとしてたら、日本建築家協会JIA長野県クラブから2012年度選定議員投票の結果が入った。次年度の会長を決める重要なお手伝いをしなくてはならず緊張が走る。
 夕方は今年度日建学院にて学んだ一級建築士の生徒さんたちとの懇親会に出席のため松本へ行く。皆で学んだ懐かしい話をしているとあっという間に帰りの電車の時間になりました。皆さん合格してまた次ぎのステップに進んでほしいと思います。
 26日(土)は朝は寒いが大変穏やかな日、アトリエの皆は半日にて終了。僕は家内と畑に行く。              作業は無心・・・なんて気持ち良い日だろう。自然の恵みに感謝!
 27日(日)穏やかな午後は自転車で諏訪湖一周してみた。リフレッシュできた時間でした。

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Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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 16日(水)Fさん宅改修の図面をチェック。あとは池上君に任せて柴崎さんとKさん宅修景の打合せに伺う。
先日NHKのBSプレミアムの夕方の番組に出演したビートたけしさんと奥山さん「特にフェラーリ・エンツォのデザインが有名」のお二人のデザイン話は興味深く拝聴した。現在は地元山形を拠点に世界へ向けてデザインを発信して職人の力を広めている。
奥山さんが良いものは売れる・・・たけしさんは、良い服はツギをあてて着ても良い・・・そんな言葉の中から伝統的な日本の心の真髄は世界に深く通用すると感じました。
 日本建築のエッセンスは1950年代にスカンジナビア・モダンに影響を与えている。一番重要なことはシンプルなデザインなのだろうと感じています。
そんなことも含めていろんな会話をして設計契約となった。エネルギー等のパラダイムシフトをめざして小さな住まいから頑張っていきたいと思う。
今、外構にある使えるものは使おう。やはり今まで使用してきた材料を捨てることばかりでなくほどよく継承していきたいものだとつくづく感じている。
 17日(木)はケア・ハウスの検査となり事務所の皆、平林さんとともに建築の検査。久しぶりに皆で昼食をすませてアトリエに戻る。
 18日(金)ここのところ寒いが朝30分くらいウォーキングをすることにしている。一日体の調子も良い。
19日(土)雨の週末を迎えた。さすがにウォーキングは中止。

倫理法人会からの今週の倫理が届く。その中に多様な「心がけ」を率先して実行することで、常識に満ち、希望にあふれる未来への道が拓けるのです・・・とあり

最後の言葉・・・

中国の儒学者・朱子は「心が正しいものになって、そののち身が修まる。身が修まって、そののち家が斉(そろ)う。家が斉って、そののち国が治まる。国が治まって、そののち天下が平かになる」と遺しています。

物事を為すには「隗より始めよ」です。美しき日本、そして美しき日本人の構築を私たちが望むならば、まず自らを律する精神と身体を強く維持していきましょう。
とありました。

20日(日)叔母の一周忌となり家内と出かける。この日叔母が満面に微笑んだ夢を見た。前日の雨から秋晴れの一日となる。
21日(月)午前中、新しいクライアントの訪問を受ける。

Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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8日(火)から朝は冷え込むようになってきました。9日(水)も日中気温が上がらない。アトリエ下の鶴峰公園の紅葉もしだいに色づいてきました。 畑のほうれん草も青々しく、寒さの中で健やかに育っている。

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僕たちの生まれた少し前の時代の北欧の住まいを雑誌で見ている。日本の伝統的な真壁工法を連想させるような建築家エリック・クリスチャン・ソーレンセンが設計した自邸。

デンマークの優れたデザインの多くは1950年代に生まれています。またこの家も15年前に手に入れた施主が石に床を張り替えたり修復をしたり・・・この国では住まいを使い捨てにしない当たり前の文化があります。


暖炉を中心に照明を楽しむかのように大きな開口から照明の灯りが美しい。
日が短くなり、寒さを感じる頃になりますと部屋の照明は実に大切だと感じます。人にとって火、光、水、風、木、緑・・・大切に付き合っていかねばならない自然があります。
今、アトリエでも太陽光からの集熱方法やら、構造の単純化などいろんなことを検討しています。パラダイムシフトに向けてここは時間をかけるべきと判断しています。
 12日(土)天気の良い週末を迎えた。午後は柴崎さんと改修する住まいの打合せ。
打合せは土曜日の午後であるが、御主人は会社にて会議とか・・・景気が悪いのでいろいろと忙しいらしい。奥さんと話しながら今は日本全体が考える時かも・・・と一致して、日本の社会も根本から考えていかないと今後大変なことになりそう・・・
倫理法人会から届いた今週の倫理。

 「一尺の掘を超えんと思わん人は、一尺五寸を超えんと励むべし」これは浄土宗の開祖・法然の言葉です。目標を設定したならば、実際にはそれより遥かに上を目指して努力しなければ、目標には到達しないものだという意味です。・・・と書かれています。
見えない空間を創造する我々の仕事にもこうした葛藤はつきものですが、なかなか自分の努力が足りない。思考している毎日・・・
13日(日)朝のうち曇りであったが、秋晴れの一日。家内と庭の柿を採り、庭木の整理をした。
これが結構時間がかかる。ついでに雨樋の掃除もする。

住まいの設計をする時に雨樋の絵を描く。矩計図に表現されているのであるが、掃除をする時のことも考えて設計しなくてはならない。
デザインとは用・強・美が一体でなくてはならないといつも思う。

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Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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11月1日(火)夕方、あざみ胃腸科クリニックのО先生ご夫妻と久しぶりに会食。もう7年を迎える医院のこと、出合った頃のことなどいろんな思い出や今後の話しができ本当に楽しい夜でした。
3日(木)は文化の日、父も体の調子も良さそうなのでたまには、二人で新そばを食べに行こうということになり、塩尻へ向う。人気のあるそばは大変良い味でした。

帰りにコスモス街道を走り新鮮な野菜とワインを買う。日本を代表するワイン産地の一つとなった長野県。近年のJapan Wine Competition(国産ワインコンクール)でも、長野県産が入賞の多くを占めるなど、国内外で評価が高まっています。
その中でも特に、塩尻市は8つのワイナリーがあり、ワインづくりに古くから取り組んできました。平成14年度に「長野県原産地呼称管理制度」を創設し、現在、ワインでは407品目が認定されています。その中には、塩尻ワインも数多く含まれています。塩尻ワインの祖と言われるのが、豊島理喜治。明治23年、理喜治は梗ヶ原で30種類の果樹栽培を始めました。多くのぶどうは寒さに弱く、冬を越せなかったのですが、アメリカ系のブドウは寒さに強く、また、日照時間が長いなど原産地の気候と似ている塩尻の地での栽培に成功しました。
そのブドウとは、白ブドウのナイアガラと赤ブドウのコンコードの2品種。これこそ塩尻ワインのルーツです。
 外国のワインも良いがきょうは、コンコードの辛口と中口の2本を買う。(桔梗ヶ原でもシャルドネやメルローは、世界でも引けをとらない、国際的にも評判が良いとのことです。)夕方は若い味のワイン桔梗ヶ原ヌーボー?を味わってみた。
4日(金)平林さんとケア施設の現場の打合せに行く。暖かい日が続くのでなかなか山の紅葉も深まらない。

5日(土)池上君と午前中は改修の住まいの打合せ。土曜日の午後は以外と忙しくて電話の対応・・・
6日(日)久しぶりの雨・・・地域の道づくり等を済ませゆっくり一日を過ごす。

大学駅伝日本一を決める、第43回全日本大学駅伝対校選手権大会を楽しむ。愛知県・熱田神宮から三重県・伊勢神宮までの106.8キロ(全8区間)で行われ、駒大が3年ぶり9回目の優勝を果たした。タイムは5時間15分46秒。2位は東洋大、3位は早大だった。期待していた東海大は村沢君の追い込みも残念。シード権を逃がす。
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Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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 25日(火)午後は池上君と改修の住まいの打合せに行く。穏やかな日が続く。柿の木が気になるが今年は柿の数が少ないような気もする。  

 26日(水)福井の和紙丸和のWさんが来られた。今回は伊勢形紙と丸和さんの玉紙との合作を 見せていただいた。こうしたデザインを見ながら、海外への評判が良いと言われるのも、自然に 回帰するような有機的なデザインが人へのいたわりと共感を感じるからではないだろうか?  午後はS町Kさんご夫婦との設計打合せなので、柴崎さんと出かける。それは内容のある豊かな 打合せであり、夕方まで時間の経つのを忘れてしまいました。プランも良いプロポーションに なってきた。  この日住宅部会の加藤先生から電話。月曜日にソーラーウォール使用の蓼科の別荘を見学させて いただけるということなので楽しみです。このソーラーウォールも使い方によって今後の パラダイム・シフトへのヒントが隠されていると思い、気になっています。

  27日(木)太陽光発電はパネルそのものが熱を発生するのでそれを集熱して地下へ送ろうと考えて いることもありF販売のОさんに名古屋から来ていただきヒアリングをする。 夕方は諏訪清陵高校S校長はじめ教頭先生、事務長そして同窓会のYさんらと懇親会にて 先生方と楽しい会食。清陵高校の今後を語り合いとても楽しい時間を過ごしました。 週末の朝は寒くなってきました。昼休みの時間に鶴峰公園の散歩をしてみるが、紅葉は始まった ばかりで太陽の光と葉のコンビネーションが美しい。  

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 29日(土)は午前中わずかな時間だが畑の仕事。育ち始めたホウレン草も楽しみだ。人参や大根 たちも成長してきています。寒くなるほど成長を感じていく時期です。  住まいの設計をしながら常に自然エネルギーへの有効利用を考えています。それには自然と大いに 触れ合うことだと思っています・・・

 30日(日)親戚のKさんの一周忌となり、家内と出かける。雨の一日となりました。いろんな思い出が 蘇り1年経つのは本当に早いものです。

  31日(月)住宅部会の加藤先生設計の蓼科の別荘を2件見学させていただいた。暖房器具の勉強に と先生にお願いしたのですが、それ以上に全体のディテールや空間構成にはベテラン建築家の 妙を拝見してアトリエの皆と感激しました。先生とお話しながら自分の考え方とこれからに勇気 をいただいた。すっかり魅了されて帰りは暗くなってしまった。

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Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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 18日(火)改修する住まいの測量を午後済ませる。19日(水)午前中は諏訪清陵高校、中高一貫教育の新中学棟のことで長野県教育委員会の方たちと校長、教頭、同窓会の重鎮Yさん、同窓会長、副会長さんらと意見交換。自然エネルギーを利用した建築のあり方を確認した。
 県の設計を担当しているIさんはとても頑張っていただき、同窓会も学校も合意できる方向性を見出した。同窓会の意向を含め提案してきた僕は、大変うれしい思いをさせていただきました。
 諏訪清陵高校らしいパイオ二アスピリッツと3.11以降持続可能な建築のパラダイムシフトを探ってきました。この作業を詰めていき、諏訪地域に魅力ある新中学棟を残したいと皆が熱い気持ちでの合意であり、記念すべき日を迎えた。
 午後、千駄ヶ谷の建築家会館にて第4回UIA支部推進委員会のまとめとなった。世界大会が終わっても皆が協力し合い、持続可能な社会をつくっていこうと誓いあった。
 最後懇親会に参加して21:00新宿発のあずさにて岡谷へ戻る。ハードな実り多い一日でした。
 20日(木)平林さんとケア施設の現場に午前中打合せをして昼にアトリエに戻る。Yさんご夫婦がお見えになり、諏訪清陵中学の今後を熱く語る。僕のアトリエにまでお越しいただき大変しあわせな時間でした。
 21日(金)夕方Yさん宅にお招きいただき、珍しいお酒をいただきました。おいしいお料理と酒をいただき大変楽しい夜でした。ありがとうございます。

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 22日(土)大雨が降り続く。信州の建築家とつくる家の校正が届き目を通す。写真家の和田庄平さんに撮っていただいた写真がなかなか良かったのでフェイスブックのプロフィール写真を交換した。23日(日)心配していたが諏訪湖マラソンも雨が上がり  ランナーたちには走りやすい日となったと思う。僕は登録はしてないので皆が走り終えた諏訪湖周辺を走る・・・
 夕方懐かしい仲間(娘の保育園当時の保護者会役員)と軽く一杯!

        Ⓒ 文・かたくら たかゆき

 

 

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 連休明け11日(火)夕方日建学院へ向う。一級建築士製図試験後のまとめです。
最近の製図試験は論述が50点設計製図が50点という配分のようです。6時間30分という時間ですが、内容も濃くとにかく描く図面量が多い。また早く正確な論述を求められます。
 大学の入試科目の内容まで詳しく知らないが、最近ホームページで確認した工学院大学建築学部の入試科目は英語、数学、(理科等)+国語が選択にあったのは大変良い傾向だと思います。なぜならコミュニケーション能力が求められているからです。建築は理科系と思われている方が多いですが僕は違うんじゃないかと思っています。文系志向の高校生諸君も!チャンス!だと思いますが・・・

 この日、来られていた生徒はかなりできていたと思います。日建学院の練習課題にも似た問題がありましたので注意深く練習した生徒さんは良い結果に向うでしょう。
信州の建築家とつくる家の初校が届き目を通す。

 12日(水)朝は寒く感じます。日中は気持ち良い秋晴れです。スケッチをしたり柴崎さんと打合せをしながら・・・日建学院の授業も終了。これで学校関係は今年は終了なのでアトリエの皆とじっくり仕事のアイデアを詰めていきたいところです。

  13日(木)前日ほど気温の上がらない日となる。父と母を病院の検診へ送り、夕方は手直しのI邸の様子を確かめる。

 14日(金)木曽・奈良井宿 伊勢屋さんにて

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UIA2011東京大会準備特別委員会拡大反省会と奈良井セミナーを行なう。大勢の皆さんにお集まりいただき楽しい反省会でした。今後も地域のために頑張っていきましょう!
 委員長の僕はほろ酔い気分でUIA東京大会での建築家宣言を朗読した。

<建築家宣言>
                            2011・9・27
                           社団法人日本建築家協会

建築家は、様々な技術や職種を統合して依頼主の信頼に応えると共に社会的責任を果
たす専門家であり、歴史的にはアーキテクトと呼ばれて社会を啓蒙し作品をつくる役割
を果たしてきました。
今日、建築家の活動は単体の建築物の枠を超えて、地球環境に配慮したまちづくりか
ら人間のつくりだす環境全般にまで拡大してきています。
私達建築家は専門家として、安心・安全で次世代に持続可能な社会の実現に向けて、
依頼主・市民・行政との対話のもとに、個々の条件や地域性を尊重して建築・まちづく
りを推進します。
(公益寄与)
私達建築家は、以下のような方針のもとに建築・まちづくりに取り組むことよって、公
益に寄与することを宣言します。
・自然や地球環境の持続性を損なわないよう十分な配慮を行ないます。
・社会・文化的資産である環境を守り、その健全な発展に努めます。
・安全・安心で快適な生活環境を創り、その維持に努めます。
(公益保護)
社団法人日本建築家協会は会員の質と行動を以下のように保証することで、公益を保護
することを宣言します。
・施工者から独立した立場にたって発注者と社会の利益を守ります。
・設計を統括して一定レベルの芸術性や空間の質を実現します。
・建築家憲章・倫理規定・行動規範に基づいて業務を遂行します。

 15日(土)豊科の住まいクライアントОB、Мさんから季節の手づくりお菓子栗むし羊羹が届きました。いつも気にかけていただき本当にありがとうございます。

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 Ⓒ 文・かたくら たかゆき

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プロフィール
HN:
かたくらたかゆき
性別:
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職業:
建築家
趣味:
自然に親しむこと
自己紹介:
豊かな暮らし向きを望むあなたに!
住まいの設計活動を通して住まい専門の建築家がありのままに毎日の生き方を語ります。
クライアントの方たちや家族そして自然との対話の中で常に暮らし向きの良い住まいを創造したいと思います。
住まいをもっと豊かに心地よく/片倉隆幸建築研究室FANPAGEもどうぞ!
http://www.facebook.com/archhall
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