メールの確認が遅れましたが、Hさんから電話があり くらすの家のスケッチについて今後の展開も含め電話連絡。
28日(水)住宅部会の 暮らし・住まい・環境ワーキングが千駄ヶ谷 建築家会館にて行われる。JIA環境行動ラボの 寺尾信子さんが講師をされ各自の事例を通して一次エネルギー消費量とエネルギーコストの比較等また御自身の事務所の改修を通してエネルギーの消費量等を説明されて大変有意義でした。 国の決めた基準には太陽光パネルやエコキュート等、高効率機器を採用すると数値が良いというだけでなく、もう少し建築家が設計にて工夫された部分のデータも反映していただくことが重要なのでたくさんのプログラムから実作の数値を見直してJIAの皆が発言力を磨くことが重要だと述べられました。
神宮の花火を見ながら帰途につく。新宿駅で長野地域会の山田さんと偶然会い一緒に帰ってきました。JIAのこと、建築のことなど久しぶりにゆっくり話ながら・・・楽しい時間でした。
29日(木)A邸修景の現場にて定例打合せを行う。今後の大工工事が楽しみです。夕方はあらたなメンバーにて始まった岡谷市のまちづくりワークショップ。新鮮な意見が出てとても楽しいワークショップでした。最後に僕が こうした会議をまちへ出てやりましょう!と述べましたら、有志でつくるフェイスブックのまちづくりワークショップにて岩垂さんがすぐに反応していただき下記のコメントです。
次回のワークショップ会場…。
「役所の会議室という密室ではなく、人々が行き交う街なかで開催しよう」というご提案がありました。『事件は会議室で起きてるんじゃない。現場で起きてるんだ!?青島刑事』を思い出しました。『そうは云っても…青島クンねぇ…?スリーアミーゴーズ』とならないように考えたいと思うのですが、はてさて、どこが敵地か…?
なんて述べてます。
やはりまちの隙間スイッチオンにしないとこの運動はつながらないと思います。
継続的にまちをつなげる運動にしていかなくては・・・
30日(金)森の天文台の設備打合せを行い早急に図面をまとめる準備を行う。
31日(土)の午前中はクライアントをお迎えして池上君とМ邸修景の打ち合わせを入念に行う。暑い日々が続いたが、もうあの頃の猛暑はない。気温はあがっても秋の風が吹きます。М邸修景の設計期間も長くなってしまいました。これから追い込んでいかないと・・・
9月1日(日)雨が降りそうだったので午前中に諏訪湖一周完走してリフレッシュ!
2日(月)アトリエにてミーティングからスタート。午前中は池上君とプロジェクトの打合せ。
午後は柴崎さんと10年経つ城山の家へ・・・SТEINWAYのグランドピアノを入れるため部屋の改修の打合せをしました。10年経ちますが、椅子やテーブルの位置、絵画の位置も変わらない素敵な暮らしをされています。
設計した暖炉は愛されて使用されて味がでてきました。
(C)文・かたくら たかゆき
20日(火)くらすの家現場にてクライアントと会う。 畑に植えた野菜も少しづつ成長してうれしくなります。
22日(木)A邸修景の現場打ち合わせ。暑い一日、大工工事もコンクリートの内側の下地工事が始まります。
23日(金)F工務店からステージのある家の見積書が届く。社長と確認してこんなに良い値段であれば仕事にならない。柴崎さんも一緒に策を考えて再度見積もりのまとめをお願いする。気候変動・・・夕方は大雨・・・
24日(土)JIA保存問題委員会理論合宿。天気が心配でしたが、公益社団法人日本建築家協会関東甲信越支部保存問題委員会のメンバーを岡谷市に迎え、長野地域会特別委員会のメンバーと一緒に理論合宿のため岡谷市内の近代化遺産を巡り、諏訪湖ホテルに到着して片倉館を見学する。
諏訪湖ホテル迎賓館にて第1ステージの理論合宿となり、話会いを深める。25日(日)来年2月15日、16日の岡谷、諏訪での本大会に向けて第2ステージの議論。午後からは諏訪市内の近代化遺産を見て回り、2日間の合宿を終えた。
僕は自分の住む地域のルーツを探るという楽しみもあるので、大変有意義な勉強会でした。
26日(月)涼しい朝。皆と打合せをしてからМ邸の地盤調査に立ち会う。構造の伊藤さんと話してその後A邸の修景の現場、梨ノ木の家を廻る。午後はくらすの家、西高木の家を廻ってアトリエにもどり監理ノートを整理。
どうやら涼しい一週間になりそうです。今週もどうぞ宜しくお願いいたします。
(C)文・かたくら たかゆき
13日(火)からお盆休みとなりました。午前中は自分の仕事もあり、午後からは仏様の盆灯ろうを用意。妹夫婦と甥の和也も来て迎え火・・・
二年前までは病気がちの父も一緒に迎え火の前にいた・・・仏様も家に帰ってきました。静かに過ごす盆休み。
15日(木)終戦記念日、正午のサイレンにて黙祷。ゆっくりとテレビを見ていると特攻隊の映像等・・・今ある平和に改めて感謝する気持ちとともにお盆に戻ってきた祖父母と父に感謝・・・
諏訪の花火大会は豪雨となり大会史上初めて途中中止となりました。岡谷市内も土砂崩れ等の災害も発生する異常な日となりました。
16日(金)はお墓参りと菩提寺の真福寺へ挨拶。夕方の送り火・・・
洋画ベン・ハ―
(1880年11月12日、ルー・ウォーレスの発表した小説『ベン・ハー』はたちまちアメリカで大ベストセラーとなった。小説はフィクションであるが、イエス・キリストはじめ『新約聖書』ゆかりの人物たちを織り交ぜた構成)を久しぶりに見て感動。
家族、地域、日本そして世界中が平和で豊かになりますよう願います。
17日(土)盆灯ろう等の整理・・・あまりにも一日暑く、また朝は涼しい信州なので 急に喉が痛く体の調子も良くないので盆明けの仕事を始めるまで、静養といろんなことを整理しながら後半の進み方を考えていました。
18日(日)涼しい朝・・・信州は暑いのですが、いつも盆休みが明けると秋風を感じます。そういえば赤トンボ・・・たくさん舞う風景・・・
夕方BS番組にて 甲子園ホテル(現武庫川女子大学甲子園会館)の思い出は 遠藤新、フランクロイドライトの関係を興味深く視聴した。ライトはずっと考えていたかと思うとスケッチを始める・・・その手の 動きは凄かったらしい。
19日(月)後半の仕事初めの日は構造伊藤さんと一緒に 森の天文台の地盤調査の立会から高校の同窓生Мさんの家の耐震チェック、アトリエに戻り進行中のМ邸修景、森の天文台、等の構造、柴崎さん池上君を含めて打ち合わせ・・・アトリエまわりの修景のこと・・・話が弾む・・・・
後半の第一日 伊藤さんと一緒にフル活動の一日でした。
夕方は日々大変お世話になっているYさんに挨拶。いろんな話の中で 今の自分の役割を務めさせていただき生かされていることにつくづく感謝する日でした。
あらためて亡き父へ感謝の日・・・
心をこめて良い仕事をさせていただきます。
今週もどうぞ宜しくお願いいたします。
(C)文・かたくら たかゆき
6日(火)は くらすの家の 金物検査等また大工工事の進む中で納まりについての打ち合わせを現場代理人のIさんと行う。暑い日であるが、原村は涼しい空気が流れ気持ち良い。打ち合わせを終えて池上君と近くの たてしな自由農園で飲んだリンゴジュースが甘くおいしかった。
7日(水)ステージのある家 確認の連絡をいただいてあり塩尻市役所へ伺う。僕たちの通気層を通しての室内換気に主事さんが関心していたので気分良くアトリエに戻る。
午後A邸修景のコンクリート打ち放しの型枠を外す作業とともに、大工さんは屋根の木工事に入る。なかなか打ち放し部分のコンクリートの素形は存在感があっておもしろい。今後の打ち合わせをして盆休み前の打ち合わせを終了する。
西高木の家の模型は上田情報ビジネス専門学校建築学科の皆さんに仕上げていただき、この模型を持って現場代人のHさんに現場で説明。前もってHさんに写真は送付してあり、現場事務所に掲載してありましたが、模型を目の前になお心配な部分を確認できたと思います。夕方に現場の報告をしながらクライアントへ届けました。とてもお喜びでした。
8日(木)午前中はアトリエにて高性能のドイツのサッシュを利用してリーズナブルな住まいを創ろうという研究会の中間報告会。
9日(金)暑い一日。A邸修景の現場を見る。コンクリートの打ち放しも良好であり、屋根先もきれいに納まっています。
倫理法人会からの今週の倫理大きな変動期の中では、歴史や先人から真摯に学ぶことが大切です。また日本が存在する意義を確立していかなければ、国際社会で生き残ることはできないでしょう。と述べ
一つ目は、純情な心は、物事を正しく見る土台となります。欲やエゴによって心が曇っていたり、歪んでいたりすると物事を正しく見抜くことはできません。
二つ目は、その純情な心が包括している明朗な心が、必要な人や物を引き寄せていきます。この二点だけを見ても、純情な心がリーダーにとっていかに重要であるかが理解できるでしょう。とあります。
日々自分がどれだけできているかわかりませんが、尊い実践の言葉と思いました。
10日(土)西高木の家の現場を確認して午後はクライアントに会うために くらすの家の現場へ行く。猛暑!流石に涼しい原村も 暑い午後でした。耕運機で畑をつくるクライアントの姿が印象的でした。代人さんと大工さんと打ち合わせをして現場ではできる限りの納まりを考えます。
11日(日)朝のうちは成長している夏野菜に水を与えて、ジョギングへ・・・暑いところに暑い汗・・・昼前から叔父の法事にて家内と出かける。
12日(月)朝のミーティングからスタート 城山の家のクライアントからグランドピアノを入れることになったとのことにて配置をどうしたら良いかというので、柴崎さんにアイデアを送ってもらい盆休みに考えていただくことになりました。
池上君は休み前に構造の伊藤さんに送らなければならない図面がありまとめる。その後皆で掃除をして盆休みを迎えます。
本日13日(火)から18日(日)までお盆休みとなります。僕はきょうやりかけの仕事もあるのですが・・・
今週もどうぞ宜しくお願いいたします。
(C)文・ かたくら たかゆき
30日(火)は午前中ステージのある家の確認申請のため塩尻市役所へ向かう。
31日(水)、朝のうちは畑の仕事があり仕事をパス。
A邸修景の現場はコンクリ―トの打ち込みが始まる。暑い日となり、大工さんも皆が集まり、型枠の壁をトントン叩きコンクリートを流している。打ち放しは気合だ。
午後、柴崎さんと一緒に梨ノ木の家の金物検査のため現場へ行く。美しい屋根を施工中!
アトリエに戻り見積もりに出す図面のチェックをおこなう。
8月1日(木)夜間降り続いた雨も上がり、少し涼しく感じます。お盆休み前に仕事も追い込まなくてはならないので皆が一生懸命まとめている。
夕方梨ノ木の家がフラット35の中間検査になるためクライアントのFさんに書類へ押印していただく。仕事帰りのFさんも「まだ明るいので現場を見てから家に戻ります!」と元気良く帰って行きました。
2日(金)朝から電話が多い。L建設のIさんが、現場のことで質問に訪れる。午後、久しぶりにF工務店の社長が訪問。「ステージのある家」見積もりについて説明をする。
以前訪問されたお嬢さんも大学の建築学科を無事卒業されて、F工務店にお勤めだとか・・・誠に喜ばしいことです。若い方たちに頑張っていただき 人に喜びを与える建築を目指してほしいと思います。
3日(土)、朝のうちは信州は寒く感じます。完成した「赤い暖炉の家」を建築写真家の林さんが撮影。9:00過ぎに久しぶりにお会いして撮影をお願いしました。大変暑い一日でしたが、夕景まで完了されたようです
夕方は母の誕生日でもあり妹夫婦と一緒に外食をして楽しむ。
4日(日)朝のうちにお墓の草刈り。父や叔父、御先祖様のお墓に感謝をこめて作業。午前中は引き続き作業をしていたが、アトリエの裏の草を刈っていたら瞬間的に指に激痛がはしった。なんだかよくわからないが指が痺れてきた・・・蜂にさされたようだ。すぐに冷やして・・・当番医を訪問して応急処置注射をしてもらう。その後だいぶ腫れていた手が普通に戻ってきました。
午後は岡谷市のまちづくり講座にて 藤田とし子さん(まちとひと感動のデザイン研究所 代表)の講演。人はイメージにより行動する ということで 柏のまちのマップづくりを披露していただき 市民自らが誇りと愛着を持てるまちづくりのお話を楽しく拝聴しました。
実は、市役所9階の廊下から美しい岡谷の風景が見えます。こんな9階の廊下がいつもひっそりしているのはもったいないなー!と思いますが皆さん・・・いかがでしょうか?旧庁舎の美しい屋根に目を注ぎそのまま諏訪湖の方へ目をスライドすると僕の設計した「赤い暖炉の家」の屋根が寄棟の屋根であり旧庁舎と同様の形の赤い瓦屋根。
歴史を共有しながら新しいものを創りあげていくことは大切なことです。
上空からのロケーションはなかなか良い雰囲気でありました・・・
5日(月)菩提寺真福寺にてお施餓鬼会法要、先祖の供養・・・父への思い・・・建築への志を与えてくれた叔父への思い・・・いよいよ今週頑張って来週にはお盆休みを迎えます。
午後は上田情報ビジネス専門学校建築学科の皆さんが作成してくれた模型を受け取りに行きました。住まいの模型を作りこむことによりいろんな発見があったと思います。この発見が大切。御苦労様でした。
そして愛情のこもった制作をありがとうございます!
さて夏休み・・・今度は皆さんの課題!頑張ってください。
C 文・ かたくら たかゆき
23日(火)午前中ステージのある家打ち合わせ。電気設備、給排水衛生設備、空調等、構造設計の訂正をして確認申請と見積りに入ります。
午後は、前から頼まれていた親戚の家の玄関戸周りを直すことでF建設の社長と一緒に打ち合わせに行く。山間の茅葺の民家は今とても貴重な風景です。大工仕事で済みそうなので社長に任せて、久しぶりにのどかな日本の風景を実感した。
24日(水)信州大学工学部建築学科4年生の第5課題の講評会へ出席。信州大学の講師は一昨年終了しているので昨年からゲスト審査員として参加。
講評会の初めに構造家の金箱温春先生の講義「構造デザインの可能性」はとても興味深い内容でした。
25日(木)くらすの家の 上棟式を迎えた。原村の土地柄のせいか暑いのですが、風も風景も気もち良い!
26日(金)A邸修景 リビング棟の型枠工事。
現場打ち合わせを行いその後、夕方は西高木の家の土留め工事の配筋作業を確認。きちんとした施工に関心する。
27日(土)池上君と柴崎さんに留守をお願いしてJIA長野県クラブの夏のセミナー開始前の幹事会に10:00から出席する。大変活発な議論が行われ午後のセミナーに入りました。来年2月に諏訪、岡谷にて開催の保存問題長野大会について今まで集めた資料を丸山委員長が公開して説明。皆の意識を高める。会員委員会も長島委員長が正会員、協力会員の絆を深めるディスカッションを行い大変有意義でした。
28日(日)午後、森の天文台のプレゼンを前回させていただいたことで気持ち良く設計の本契約となりました。
建築の豊かさは規模の大小でなくその空間の持つ質の高さで決まると思っています。小さな空間に溢れ出す詩情をどのように表現していけるか今後楽しみです。
こうした尊い創作への時間を大切に丁寧に生きたいと思います。
今週もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
(C) 文・かたくら たかゆき
16日(火)は午後JIA 長野県クラブ広報委員会。公益法人化にむけての出版方法を探り活発な議論が行なわれました。
17日(水)は午前中柴崎さんと一緒に 西高木の家 の地盤の高さ関係について現場代理人のHさんと現場を実感しながら協議。
午後は依頼されて一ヶ月を経過した 森の天文台のプレゼンテーションをA邸にて行い敷地の寸法を再度チェックしました。 1/30の模型を目の前にしたクライアントの目の輝きが印象的でした。今後工程を検討しながら詰めていくことになります。
クライアントの許可をいただきホームページに公開させていただきました。フェイスブックへの掲載もさせていただいております。 いいね!をたくさんいただきました。皆様ありがとうございます。
18日(木)くらすの家 の材料等の打ち合わせをクライアントと建設会社の現場代理人Iさんと行なう。入念な打ち合わせイメージの詰めを行なう。
夕方JIA保存問題長野大会特別委員会が行なわれてホテル飯田屋にて活発な意見交換が行われる。
19日(金)上田情報ビジネス専門学校建築学科に柴崎さんと伺う。住まいについてのレクチャー後、西高木の家の模型実習をしていただきます。今回も模型製作の協力をお願いしております。
今回は少し敷地が難しいかな?
今教室内で取り組んでいる課題の話しも学生からお聞きしてアドバイス・・・とても楽しい時間でした。
20日(土)は夕方会議にて長野入り電車での日帰り・・・懇親会も含めリフレッシュ・・・楽しい時間でした。
21日(日)は前日仕事場から離れていたので 柴崎さんや池上君の作業を確認。
夏の甲子園長野大会
母校 諏訪清陵高校野球部が3回戦を突破!・・・
22日(月)4回戦は松商学園に4-3で惜敗・・・残念。
Ⓒ 文 ・かたくら たかゆき
9日(火)いよいよ暑くなってきました。A邸の修景も高低差があるのでそこに擁壁を兼ねた基礎ができあがります。時期的に梅雨時の工事を経ているので時間がかかります。
10日(水)午後は週初めから建て方を開始している梨ノ木の家の現場へ行く。非常に暑い・・・夕方になっても・・・
М建築の方たちはとてもきちんと納めていただいています。南へ向って勾配になっている敷地と道路です。北側から見るとその地形にきれいに納まってきました。破風や軒先の原寸模型も作製されて現場への職人さんの愛情を感じてうれしくなりました。
11日(木)西高木の家の施工図の打ち合わせをY建設の現場代理人Hさんと行なう。破風についても見え方が気になり変更しているのでその説明を柴崎さんと詳しく行なう。
また擁壁の型枠工事を先行するのでそのパネル割り、GLの設定等の協議を行なう。ここも楽しみな現場です。
夕方は岡谷市市民総参加のまちづくりフォーラムの開催。会場はイルフプラザ・カルチャーセンター 多目的ホール。
今回僕たちの発表は前回同様に寸劇による まちづくり運動です。
現在消防署として使用されている岡谷市の旧庁舎ですがこの庁舎がオカヤ大学として利活用されてその中に「まちづくり学部」が設けられそこのスタッフとして関り始めた建築家 かたくら たかゆき がいつのまにか カフェのマスターになってしまって・・・ここに来られた観光客との会話なのですが・・・
僕はこの旧岡谷市庁舎を市民の皆さんが多目的に使用できるよう願っています。まちへの思いをどんなことでもこの旧庁舎の一室を使用して語りあい、小ホールにてまちづくり講座を繰り返す・・・古い建築を遠くから眺めているのではなくその存在の確かさに触れること・・・ここに愛情が深まります・・・
完全なかたちにしなくて良いのです。 不完全なかたちで使用してその使いかたもすべて市民が創造していけば良いのです。
とりあえず行政は場所だけ提供してください・・・
皆が手弁当でかってに使用してしまう・・・その運営も含め・・・
創ろう オカヤ大学! 参加しよう! 市民総参加のまちづくり!
Ⓒ 文 ・かたくら たかゆき
いよいよ今年も後半戦の開始。工務店等は消費税が値上げされるかとの駆け込みにて忙しいようなのだが、こうした忙しさが継続していくかは疑問のところです。僕のアトリエもいつものペースになってはきましたが、駆け込みの依頼もあるわけでもなく(駆け込みで依頼されてもそんなに早く考えがまとまらない)ひとつ、ひとつ時間をかけて設計・監理を実践しています。
2日(火)午前中、クライアントとの打ち合わせにてT町のМ邸の改修計画に光りが差し込んできました。楽しい打ち合わせを終了しました。構想に時間もかかりましたが大変おもしろくなりそうです。
3日(水)ドイツのサッシュをあつかっているアルベロのМさん宅にて信州大学の非常勤講師時代からお世話になります信州大学の山下名誉教授にアドバイスを受けながらも一般の消費者に高性能な暖かい家が50万/坪でできないかと研究会をまとめています。
エネルギー文化研究所から 「夏を乗り切る」ための暮らしのヒント・・・冊子の特集が送られてきました。上手にまとまったこの冊子の表紙を見ているだけでも涼しいのです。
先日の日本建築家協会住宅部会の暮らし・住まい・環境ワーキンググループにても話しがありましたが、電気が不足する夏の昼間(14時頃)の電気機器の平均的な使用実態はエアコンが家庭の全電力消費量の58%。次に冷蔵庫17%、テレビ5%、照明6%、温水便座0.6%、パソコン0.4%、と続くようです。
ここで忘れてはいけないのが「待機電力」。メモリーや時計が内臓されているテレビ等は使っていなくてもプラグを差し込んでいるだけで電気を消費します。
アトリエ内に居ますとパソコン器機は常時接続、大型のコピー機もファクスと連動していて切ることはできません。デスク脇のそれぞれの掃除機についてはやはり差込コンセントが異常に熱いので抜いておくことにします。
この冊子もこれから熟読したいと思いますが、この夏を乗り切るため、まずは自宅の電気機器の実体を把握しようということです。
週末の6日(土)は午前中に梨ノ木の家の基礎のたち上がり土台を敷きの確認。クライアントと屋根、サッシュの色を確認しました。
午後はS邸の竣工引渡しとなりました。雨が降ったりやんだり・・・
ニュースでは梅雨明け宣言。夕方は同級会にて久しぶりになつかしい友人との語らい。
7日(日)は家内と娘の学園祭に出かけて楽しい時間を過ごす。
いよいよ夏!暑くなりました。今週もどうぞ宜しくお願いいたします。
Ⓒ 文・かたくら たかゆき
25日(火)午前中はОさんご夫婦と「ステージのある家」設計打ち合わせ。柴崎さんが頑張って、ある程度まとまってきました。
構造のまとめ、確認申請等7月一杯を目標にします。工務店の方たちは消費税増税等の駆け込みもあり特に忙しい時期でもありこれからお願いする工務店選びも大変そうです。
午後は日本建築家協会長野地域会の総務委員会に出席。公益法人となり今後の事業について活発な議論を行なう。
27日(木)午前中に「ステージのある家」設備関係の図面をまとめなくてはならないのでいつものチームにて柴崎さんと設計打ち合わせを行う。
28日(金)午後は建築家協会住宅部会の暮らし・住まい・環境のワーキングがあり千駄ヶ谷の建築家会館へ行く。
進行役の湯浅さん、そして郡山さんがわかりやすく住まいのエネルギーに係る基礎知識をまとめていただき皆で意見交換。
遠野さんのデータシートの活用について飯沼さんの自邸の緑化について・・・
湯浅さんの暖房のあれこれ・・・僕も くらすの家を平面図とランドスケープについて説明をさせていただきとても楽しい時間でした。
29日(土)くらすの家 の模型ができあがったので上田情報ビジネス専門学校へ伺う。甘利先生と学生さんが迎えてくださりとても良く表現された模型をいただく。
リアルにまた学生らしく・・・楽しい表現、野菜のディテールまで・・・よくできています。次の模型作製についても打ち合わせをさせていただきました。
校長先生も喜んでくださり感謝!
アトリエに持ち帰りホームページ用に僕が撮影して上田情報ビジネス専門学校のブログにも送付しましたところ校長先生のフェイスぺ-ジの表紙にこのような言葉が掲げられていて感動しました。
夕方はクライアントとの設計打ち合わせの詰め・・・今回は忙しくて諏訪清陵高校同窓会に出席できずに残念。
30日(日)は親戚の叔父の一周忌・・・
いよいよきょうから7月を迎え後半戦となります。朝のミーティングにて仕事の流れを確認。
今週も頑張っていきたいと思います。
皆様、どうぞ宜しくお願いいたします。
Ⓒ 文・かたくら たかゆき
18日(火)S邸の庭木を見学に波田町の安藤苗圃に行く。造園やさんにお聞きしながらも僕のイメージしてきた庭木をクライアントと一緒に確認しながら選定する作業は楽しい時間でした。良い時間を過ごせました。
20日(木)保存問題長野大会準備特別委員会の開催、地域毎調べ上げる近代化遺産のリスト整理について打ち合わせ、今後の予定の確認。
21日(金)ステージのある家について柴崎さんと詰める。照明器具のイメージも練り上げてまとめの方向になりました。夕方 上田情報ビジネス専門学校のA先生から くらすの家模型の進捗状況について電話をいただいた。楽しい模型となりそうでうれしいです。
22日(土)は西高木の家の既存解体後の敷地確認。このロケーションを記憶にとどめ、模型もスタディー模型から決定後の模型を作製となります。
この日は 池上君とМ邸の設計内容等について打ち合わせ、次の計画についても僕のスケッチを説明して考え方を共有。昼にてアトリエの作業終了。週末は晴れて、諏訪湖周辺のジョギング・・・
23日(日)近代化遺産の建築調査に出かける。それぞれに発見がありますが、資料に名があっても場所の特定と現況の確認は大変です。おもしろいことに同時代に建設されたものは同じようなスクラッチタイルの使用が建築の一部に見られます。
24日(月)週末に仕事の打ち合わせは済ませてありこの日は朝から くらすの家 の庭木の選定に出かける。今週のスタートもクライアントとの庭木の選定から・・・山もみじ、シャラの木、山ぼうし、アオハダ、ソヨゴ、ジューンベリー、ブルーベリー等を選定した。
波田村の安藤苗圃の樹種の多いこと・・・先週もお伺いしたが、豊富で目の保養になります。
自然の中で・・・原寸で考えていくこと・・・実感のある作業です。
今週もどうぞ宜しくお願いいたします。
Ⓒ 文・ かたくら たかゆき
公益社団法人となった日本建築家協会。11日(火)午後、長野地域会JIA長野県クラブ広報委員会の拡大委員会を松本市にて開催。広報委員会は引き続きクラブ活動の広報全般を担当していますのでホームページやフェイスブックページの整備と更新を行い、公益の意味を考えた会報とクラブニュースの発行にて地域に根ざした良質の情報を発信していきます。
30名程の会員の皆様が集まり公益性と長野地域会としての出版の理念を話し合いました。信州の建築家とつくる家は昨年第9集を発刊することができましたこと正会員、協力会員の皆様、本の編集に携わっていただきましたオフィスエムの皆様に心から御礼申し上げます。出版の原点は広く消費者に役立つものを目指し、市民の皆様に建築家の役割を伝えての消費者保護と情報の公開にありました。
今後も広報委員会は公益法人化にふさわしい出版に向けて議論を重ねていくことになります。
12日(水)上田ビジネス専門学校建築学科の皆さんに模型製作を依頼してるので様子を伺いに行きました。細やかなところまで熱心に頑張っています。敷地の作製が難しいところですが、先生の指導もあり皆で建築と敷地の関係について悩んでみました。実感をもって13日(木)は基礎工事の始まっている原村の現場へ行き調整することができました。
この日は午後A邸改修の打ち合わせ、梅雨入りしてはいますが、雨がまとまって降らないので仕事が順調に進んでいるようだ。
14日(金)先日に依頼を受けた仕事の敷地測量へアトリエの皆で伺う。雨が降らないでほしいと願いが届いたのか午前中は良い天気で作業を終えることができました。
15日(土)西高木の家の地鎮祭。明け方まで降り続いた雨があがり、暑い!まさに雨降って地固まるということで素晴らしいスタートとなりました。
隣の建物の解体もY建設が受けて整理できたことにより作業効率の良い敷地状況となりこうしたこともうれしいことです。
夕方はクライアントのご好意にて工事関係者の顔会わせ会へ出席となりました。大変楽しい懇親会でこれでY建設を中心に職人さんたちの力が結集・・・良い建築になりますよう願います。
16日(日)この日は娘は家内とオープンキャンパスということで大学見学へ・・・朝からあずさにて東京へ出発。
僕はJIA長野大会の資料づくりもしなくてはと近代化遺産の調査・・・これは地道な作業であり、まず場所を調べるのが大変。
夕方は帰ってきた娘から報告を受ける。楽しそうでした。父の日でもありゆっくり・・・
ワイン・・・フルボトルを空けてしまう。(笑)
亡き父への思い・・・父が大事にしていたハーモニカが出てきた。良い音色です。
これから僕が楽しみに吹きたいと思います。
今週もどうぞ宜しくお願いいたします。
我が家の野菜たち・・・
Ⓒ 文・かたくら たかゆき
3日(月)くらすの家 クライアントと建設会社との打ち合わせのため池上君と出かける。内容を詰めることができました。
4日(火)午前中は依頼された仕事の打ち合わせにでかけて概要をお聞きする。あらためて敷地調査をすることになりました。
この日は15:00から初めての研究会にて久しぶりに信州大学の山下名誉教授とお会いしました。研究会のテーマである高品質な住まいをリーズナブルな価格にて提供すること等・・・皆で話し合いました。内容を詰めましたら公開していきたいと思いますのでしばらくお時間ください。
6日(木)14:00 A邸修景 コンクリート部分の擁壁の型枠工事となり コンクリート打ち込みの作業が続いた。打ち放し部分が多いため気合を入れて打ち込むよう指示。定例打ち合わせは今後作業が続くコンクリート部分の設備取り合いの施工図をまとめることを指示、家具関係の施工図を家具やさんとクライアントとチェックしながらソファ等の生地も選定した。家具の打ち合わせは楽しいものだった。
7日(金)朝 家のまわりを掃除しながら・・・
梅雨時を彩る紫陽花が、楽しみな季節です。もうじき咲いてくれるでしょう。紫や青、白など様々な色の花をつける紫陽花は、土壌の酸性濃度によって花の色が変わるそうです。酸性濃度が高いと青系統の色に、逆にアルカリ性だと赤系統の色に変化するようです。
環境が変わると気持ちや態度が変わります。
家の周りの庭木も家内が手入れをしたり、僕も週末は調えてきたので気持ち良い季節を迎えています。あとはのびのびになってきました 我が家の改修をする準備をしています。
(今工務店の皆さんは消費税増税の駆け込みとかで忙しいようですが・・・)水廻りは風呂も3畳の広さに白いモザイクタイルにて庭を見ながらの入浴は、父が亡くなる前に改修していたので父も楽しみに入浴でき少しは親孝行ができたような気もしています。
たいしたこともできませんが、資源を生かすことを考えて・・・無理のない改修をしていきたいと考えているところです。
庭の栗の木も乾燥させて使いたいと思います。地産地消!(笑)
週末の8日(土)、梅雨に入ったとはいえ前日の雨も一時的に凄かったが、晴れの日。気温はそこそこだが、肌寒く感じます。アトリエ内での打ち合わせと今後の計画のアイデアもスケッチしています。
14:00頃ようやく自由になった。諏訪湖一週を完走しようとの試み・・・気持ち良い時間でした。
今週もどうぞ宜しくお願いいたします。
Ⓒ 文・かたくら たかゆき
27日(月)は暑い日でしたが夕方原村の現場にて建設会社のIさん造園家のHさんと打ち合わせをしている時は寒い風がふいてきた。さすがに原村・・・
道路反対側には兵庫県から移住されるご夫婦がいらっしゃって住まいが完成に近づいているようだ。
僕等も敷地の高低差の処理を話し合う。
28日(火)住宅部会の 暮らし住まい環境ワーキンググループの学習会が千駄ヶ谷の建築家会館にて行なわれ発表会と活発な議論が行なわれる。
29日(水)A邸修景の現場打ち合わせ・・・いよいよ鉄筋が組まれてきました。
30日(木)上田情報ビジネス専門学校の建築学科へ今回のプロジェクトの講義と模型指導に池上君と伺う。A先生、М先生にお久しぶりにお会いしましてまた学生のひたむきに学ぶ姿に感動を覚える。
15:00アトリエに戻りA邸へ配筋検査に行く。構造の伊藤さんと現場にて待ち合わせる。
31日(金)梨ノ木の家の現場を見ながらフラット35の図面の訂正に松本市の住宅センターへ伺う。設計審査も問題がないようです。
午後はS邸の建築の内部検査なので柴崎さん池上君としっかり検査を行なう。外構を含めて追い込みとなります。
6月1日(土)石川洋美先生の傘寿のを祝う会出席のため新宿にて明石君と待ち合わせして芝浦校舎へ・・・先生の講演はなつかしくひたすら教育に打ち込んでこられた姿に感動・・・懇親会後最終の特急あずさにて帰る。
6月3日(月)は くらすの家 の設計打ち合わせからスタート!
今週もどうぞ宜しくお願いいたします。
Ⓒ 文・かたくら たかゆき
21日(火)西高木の家の工程打ち合わせをY建設とクライアントを交えて行なう。隣地の解体をY建設が受けていてそこを片付けながらの方が段取りが良いのと立地条件も駐車スペースに余裕があるとなり6月15日地鎮祭にてスタートとなります。
22日(水)父が亡くなってからしばらく延期していたお墓の石塔の修理も見積りをしてそのままだったので整備をすることに決め、その打ち合わせを行なう。梨ノ木の家のフラット35の大変な書類も柴崎さんが頑張ってくれてまとまりました。
住まいの設計 どの家も設計の内容の検討と予算の詰め、書類関係に膨大な時間をさくことになります。
24日(金)は午後S邸の現場をクライアントと確認する。暖炉まわりには大理石が貼られた。内部の引渡しを6月15日の予定にて現場も頑張っていくようです。
25日(土)アトリエの仕事は午前中にて終了。夕方はJIA新潟県内大学卒業設計コンクール2013の審査のため新潟入り。長距離の運転は好きではなく安全を見て途中一泊。
26日(日)新潟日報メディアシップへ到着。新潟地域会の事業担当の小松さん、新潟地域会代表の小川さんはじめ皆さんに挨拶をして6階のナレッジルームのフロアーの作品を見て回る。12人の学生との出会いも楽しく各々がまとめてきた夢を拝見させていただきプレゼンテーションを拝聴しました。
それぞれがレベルの高い作品であり、またそのまとめあげてきた姿勢に好感がもてました。
審査員の熱い議論にて夕方6時には入賞者が決まった。
レベルの高い作品の中で新潟工科大学の小嶋かおりさんの作品が議論の末金賞となった。新しい建築を立ち上げず、壁などを生かし、その残し方減らし方の操作により流れる日々に止まり木のような場所を生み出す。空きスペースが増加するとそれだけ魅力的な止まり木の空間がふえる。元気な空間に変化していく夢を与えてくれる。今の日本の各地域を象徴するかのような空き家の問題を向こう三軒両隣だからこそ壁を減らす操作によって止まり木の空間が広がる。日本が忘れてきたものの大切さとか人が助け合うこと出会うことの大切さを豊かな詩情空間として表現されたことに感動しました。
コンセプト内容を補い全国大会に向って頑張ってください。
金賞 まちの止まり木
銀賞の長岡造形大学の立川巧雪君の作品は南米の貴重な体験を生かし、錦鯉の養殖場を魅力的なパースペクティブにて表現し、日本的な均質空間を思わせる建築としての表現力が秀逸でした。
銀賞 日本の裏側の、ニホンで
銅賞の新潟大学の佐藤里奈さんのステージファクトリーはまるで舞台監督のようにレイヤーに組み入れる舞台装置が川を渡って対岸へ運ばれるという巧みな演出に魅了されました。
銅賞 ステージファクトリー
同じく銅賞の新潟大学岡本昴子さんのかつての新潟地域の湿地を利用した伝統的な稲作、ビオトープ体験学習の場の演出は新しさと地域の伝統を考えられた作品でとても好感が持てました。
銅賞 境界の道の駅
力作揃いであり、参加された皆さんのそれぞれのコメントもありますが、僕は、設計のテーマ、内容、プレゼンテションを通して皆さんの建築の質の豊かさを見せていただきました。提案された空間を見てみたいと思いました。
建築家ルイス・カーンは 偉大な投げかけは偉大な答えよりもすぐれている・・・と述べています。
日本の今の不安を打破するかのような夢のある提案を見せていただき感動しました。
皆様の益々のご活躍をお祈り申しあげます。また新潟地域会の皆様大変御苦労様でした。
そんな感動の中で・・・・
今週もどうぞ宜しくお願いいたします。
14日(火)あたたかい日となりました。10時からはクライアントОさんご夫婦をお迎えしてステージのある家の設計打ち合わせを柴崎さんと行う。細やかなところまで内部の打ち合わせ・・・とても楽しい時間でした。
午後は15:00から公益社団法人日本建築家協会長野地域会の広報委員会へ出席。公益法人化にともない 出版事業について深い議論が行なわれる。第1回の出版から広く消費者に役立つことを目指してきたはずであり本来それが公益化ではないだろうか?自由である建築家は公益寄与と公益保護に尽くしています。まだまだ議論が続きます。
その後の総務委員会も活発な議論が行なわれ終了は20:30をまわりました。
15日(水)A邸修景の打ち合わせ、現場の解体された部分と今後の増築部分であるコンクリート造のリビングの基礎についての打ち合わせを行なう。
16日(木)来年の保存問題大会の視察のため日本建築家協会長野地域会の委員会メンバーが岡谷市役所に集合して岡谷市の近代化遺産の見学を行なう。市役所ブランド推進室のSさんの案内にて旧岡谷市役所を見学 建築家協会のメンバーも 素晴らしい建築と皆感激・・・・・ それから何件かの近代化遺産を巡り午後は諏訪市の片倉舘にて終了しました。
夕方は 岡谷市のまちづくりワークショップ 第7回私たちが目指す暮らしとまちのビジョン発表会 にて まちづくりマネージャーのIさんと寸劇。喫茶店のマスター役を演じました。旧岡谷市役所の視察もタイムリーでしたのでここにご紹介
したいと思います。
17日(金)S邸の暖炉が取り付き 仕上げをする前に燃焼テストを行なう。成功!F鉄工さんに感謝を申し上げました!
チャーミングな暖炉になりそうでうれしい。
午後はプロジェクトの手伝いをお願いしているHさんと打ち合わせを行なう。
週末にはそうした内容を池上君がまとめて 19日(日)僕が午前中クライアントとの打ち合わせをしました。
土、日は身体も動かしリラックスをして・・・
今週もどうぞ宜しくお願いいたします。
Ⓒ 文・かたくら たかゆき
7日(火)連休明けのミーティングは休み中に僕がクライアントと打ち合わせての変更もあり柴崎さんや池上君にいろんなことを話してスタートする。U専門学校建築学科の皆さんに作製していただきたい模型があり、A先生にお願いして快諾していただきました。学生さんたちが、まとめやすいように図面も整理しなくてはならない。
10日(金)午前中にМ邸の打ち合わせをクライアントご夫婦をお迎えして池上君と進める。打ち合わせの中で可能性が広まりプランをもう少し詰めることになります。
S邸は現場代理人のTさんから電話があり打合せに行く。壁匠トーワさんたちが気合を入れて壁を仕上げていました。
11日(土)工事が始まる梨ノ木の家のFさんにきていただきフラット35の書類へ押印していただく。この書類の作成が大変なのです。
雨の土曜日は少し寒く感じましたが、12日(日)の鶴峰公園を歩くといよいよツツジも見ごろになってきました。毎年報告している岩槻の叔母にも写真を送付すると大喜び・・・
この日はあたたかくなりトマト、キュウリ、ナス、ししとう、ピーマン、夕顔等の夏野菜の苗を楽しむ程度に植えました。こうした作業がとても楽しいものです。
夕方は宇都宮のハーフマラソンに参加された あざみ胃腸科クリニックO先生ご夫婦と久しぶりの懇親会・・・岡谷にもワインバーができ初めて行きました。楽しい時間を過ごすことができました。あざみ胃腸科クリニックも竣工して9年。早いものです。
偶然にもクライアントのS先生ご家族が食事を終えお帰りになるところでした・・・
日曜日のクライアントや建設会社からのファクスとメールを整理して13日(月)は定例の打ち合わせからスタートしました。
皆さん今週もどうぞ宜しくお願いいたします。
Ⓒ文・かたくら たかゆき
連休に挟まれた3日間のスタート30日(火)を迎えた。新年度を迎えた月の最終日は仕事の打ち合わせから今後の抱負を述べてスタート!
午前中の雨も上がり 午後 松本市 梨ノ木の家の地鎮祭を行なう。 風が強く神様が駆け抜けていくように思えました。なだらかなスロープの敷地に平屋の建築を建設します。
この日はМ建築の準備を終えてクライアントのFさんご家族と基礎やさんもご一緒です。まことにおめでとうございます。
寒かったり、暑く感じたり不安定な気候が続きます。
2日(木)はネオ・ハウスの計画について中間のまとめを夕方クライアントへ送る。
4日(金)家内と妹たち夫婦に手伝ってもらい、畝をつくり、肥料を施し豆を蒔く。マルチも施し夏野菜を迎える準備も整うが、天候の変動があり寒かったり・・・不安です。
5日(金)ネオ・ハウスのクライアントがアトリエに見えて中間の打ち合わせをする。
この日は長島さんと松井さんの国民栄誉賞の授与式・・・
松井さんは「監督が受賞したことを国民の誰よりも僕自身が喜んでいると思います。監督からは努力をしなければいい選手になれないと教わりました。人生の師匠としてこれからもその背中を追い続けたいです」と長嶋氏への感謝のことばを話していました。
感動の言葉です。・・・
実は二十四節気でいう「立夏」です。二十四節気とは、一年を二十四等分して季節を表すのに用いるもので陰暦を指します。気象的には6月頃から夏ですが、この立夏は田舎では蛙が鳴き始めるころであり、新緑の季節ともなります。夏の気配が現れてくるこの時、外でおいしい空気を吸い、新緑を眺めながら、心身をリフレッシュしたいものです。
ということで夕方は諏訪湖周辺のジョギング・・・
6日連休最後の日・・・家内の実家から立派なカボチャの苗をいただき植えたところです。
午前中は作業・・・
午後はネオ・ハウスのスケッチを組み立て 連休明けの仕事の準備・・・
変更も多いが生活空間をイメージしていくスケッチは楽しい・・・
夕方は連休最後の日でもあり家族皆で食事。娘の進路の話しも聞きながら楽しく過ごす・・・
Ⓒ 文・かたくら たかゆき
23日(火)4月下旬になってもまだ寒かったりと天候不順な日が続きます。S町西高木の家は敷地の松の木を残しながら工事がはじまります。
S邸の小さな暖炉廻りも壁匠トーワのSさんが下地処理をしています。
25日(木)ネオ・ハウス計画のことで思索・・・中村好文さんの小屋暮らしを読みました。線と管をいかになくすか?人が暮らす原点を考えさせられます。
たまに入る風呂ならばともかくとして現代人が雨水を浄化した水を風呂に利用することに素直に同意できるだろうか?疑問ではありますが、こうして生きる原点を見つめる作業が必要と感じます。
М建築のМさんが梨ノ木の家の工事契約書の写しと工程表等を持ってきていただき説明をお聞きする。設計期間も長くようやく工事に入れます・・・
恩師建築家の石川洋美先生の傘寿を祝う会からの呼びかけがあり、楽しみに出席の葉書を出させていただきました。
連休を前にして・・・
週末の27日(土)朝のNHKのニュースは都会の小さなレストランの屋上に菜園を創りお客様が選ばれた野菜もトッピングしていただけるとか、ビルの屋上に畑を設けてパーティーをされている映像が流れた・・・安心でき自ら確かめながら・・・楽しいことでもあります。でもこうした身近な感覚が都会ではほとんど排除して建築されてきた・・・理由はいろいろ。
これからはそこにもうひとつ加わった住まいのあり方があろうかと僕は思案しているところでもあります。
限りない資源を大事に使い、そして新しい+αの住まいのあり方があると感じています。
午後はジョギング・・・
工事途中のS邸の足場がとれました。これから 外構、特に塀の工事が楽しいところでもあります。僕のいつものオリジナル暖炉はまだ取り付いていません・・・まだまだ作業がたくさん残っています。現場の職人さんたちは楽しそうです・・・
28日(日)仕事は基本的に休みですが、皆が作成中のネオ・ハウスの図面を確認しながらクライアントから提案のあった 畑の野菜づくりの種類までスケッチして敷地に畑を区画したら住みたくなってきました・・・楽しくなってきました!
午後は少し体を動かそうと畑の手入れ、家の周りの整理・・・
Ⓒ 文・かたくら たかゆき
15日(月)S町西高木の家の見積りがあがる。16日(火)クライアントに報告しながらY建設の専務をお呼びして話しを伺い結果として工事依頼となりました。久しぶりにY建設との仕事となり少しずつスキルアップした持続可能な建築への挑戦が続きます。
午後はA邸修景の現場の定例打ち合わせとなり既存部分の改修箇所の確認を済ませる。既存の改修は設備部分が複雑となるので、慎重に進めるよう伝える。
17日(水)午前中は6月から工事を進めたいネオ・ハウス計画について建設会社の担当者をお呼びして、敷地全体のランドスケープからビオトープ、個々の建築の環境との関わりを説明してイメージを共有していただく。
午後は西高木の家の残す植栽についてクライアントの意見をお聞きしながらY建設に移動していただき管理をお願いする。楽しみな現場がまた増えました!
それぞれの計画についての打ち合わせを進行中。T町М邸の修景については平面と既存との高さ関係にて錯綜中・・・
柴崎さんとステージのある家の移動本棚(建具)の詳細打ち合わせ、池上君とネオハウス等の詳細の検討をしていく。今週も忙しい!
夕方は岡谷市まちづくりワークショップのグループの作業に出席。岡谷のまちを思う気持ちが楽しいシナリオにまとまってきました。ベテランの重鎮Nさんのお話は毎回興味深く、また若い方の意見も楽しい・・・
18日(木)少しづつ暖かくなり庭先の花たちもこれから良い季節を迎えます。
午後は15:05分の特急あずさにて公益社団法人日本建築家協会関東甲信越支部住宅部会の2013年度総会出席のため千駄ヶ谷へ向う。30人ほどが集まりました。短い時間ですが情報交換の場として大変貴重な時間をいただきました。
19日(金)西高木の家 工事契約立会いを8:00に行なう。気持ち良いスタートとなりました。
その後池上君とH村のネオ・ハウスの現場へ向う。計画中の図面と風景の関係を思索・・・高低差もイメージしてアトリエに戻る。
引き続き柴崎さんとS邸の現場打ち合わせとなりタイル等を決めました。DENの小さな暖炉も作製開始となりました。
20日(土)公益社団法人日本建築家協会関東甲信越支部長野地域会の2013年度の総会となり会員集会懇親会と活発な討論が行われた。
21日(日)は まきの吉田講の祭典となり今回は吉田講吉田社の由緒関連文書を親戚の正行さんが片倉氏系譜を含めてまとめてくれたことが大変意義のあることであり勉強にもなりました。こうしたことをしっかり次の時代へと繋げていかなくてはなりません。
Ⓒ 文 ・かたくら たかゆき
4月1日より公益社団法人日本建築家協会関東甲信越支部長野地域会としてスタートしました(通称JIA長野県クラブ)。会計監査から保存問題委員会そして規則案等を話し合う幹事会を9日(火)13:30~21:30まで長い時間の会合となりました。 これで20日(土)の総会を迎えることになります。
10日(水)、流石に朝疲れていた。池上君がデータでクライアントに送付したネオハウスの方向が出てうれしい。早速いただいたクライアントからのメールの確認事項を整理する。ネオハウスが具体的になってきます。循環型社会への提案を住まいの周辺から実践していくのが僕の仕事です。僕も自分のこれからを考えれば、住まいと仕事場と多少なりとも自給自足できるような畑等の手入れが一緒になった環境ができればと思っております。
諏訪清陵高校中学棟は持続可能な建築を目標としています。将来的に地下集熱の計画が付加できるように計画されていますので、できることならば地下ピットの断熱工事をしてほしかった。計画の当初から意見を申しあげてきた僕としては、予想される建築全体の今後の持続可能なシステムの中で一般の方にはわかりにくいこのゾーンの重要性と、後工事の困難を予想したからです。諏訪清陵高校同窓会から提案していただきましたが結果的に県教育委員会から工期的に間に合わない等の理由で却下になった連絡をYさんからいただきました。
話は別ですが、良い建築を創りあげるのになぜ建築家が自由な立場でなければならないか?
設計者の立場はとても重要です。設計中も設計者の意思で教員はもちろん、生徒が直接学校づくりの一部にも参加する機会を設けたりもできるはずであり、そうしてできあがる学校は正に彼等のものであります。合意形成のプロセスを経て設計を進めることは設計をするものの主体性を放棄することではないと思います。
設計者は他の誰よりも豊富な知識を持っているのだからその立場で積極的に提案して議論を深めることが重要だと思う。
建築は利用する人のものだということを設計から施工・・・完成して維持していくのに忘れてはならないことです。
少なくとも設計から施工にいたる期間に使用される方たちと徹底した話し合いをして説明責任を果たすべきなのです。
そうした意味で建築家は自由でなくてはならない。
「私は、建築家が世の中からまっとうな扱いを受けるためになすべきことは、まず日常の業務を、プロフェッション倫理の根幹である「公益優先と利他主義」の考え方で根本から見直すことだと思う。そうすれば建築家の業務とは、特定のクライアントの満足のためにだけではなく、自らの名声のためにでもなく、ましてや営利のためにあるのではないことに気づくであろう。
建築家はそうした努力の積み重ねの上にのみ、社会から単なる技術者や事業者としてではなく、建築文化の担い手として、
敬意を持って遇せられるべき専門家(プロフェッション)として認められるようになるだろう。」
という日本建築家協会 住宅部会の斉藤孝彦さんの言葉を述べておきたい。
13日(土)は午前中に毎年恒例の畑に耕運機で畝を造り家内そして妹と一緒に男爵芋を蒔きました。きれいな柔らかい土がふかふかしていて気持ち良い・・・・
畑の仕事もデザインだといつも思います。美しく仕上げるには、建築と同じく手をかけないといけません。畑は現代建築と違い自然のあるがままに野菜を育ててきました。人はその自然の恩恵に合わせて野菜を育ててきたのです。
こうした作業中にも今後の建築のあり方や省エネルギーへのヒントを感じています。
美しい風景に感謝!
今週もどうぞ宜しくお願いいたします。
Ⓒ 文・かたくら たかゆき
2日(火)朝はアトリエの雑誌の本を整理しておいたので資源物としてまとめて出す。これで打ち合わせ室もずいぶん整理ができた。年月を経ても作品が掲載されている雑誌は保存しておかなくてはならないので、まあ古い法規の本などは処分すべきと・・・バーコードにより売れる本もありますが、雑誌は除外されているものが多い。
午前中にS町へ確認申請書を提出する。準備も良かったこともありすんなり提出できました。午後の時間は修景・A邸の現場、定例打ち合わせの開始となりました。大工さんが施工中の桜のフローリングも面積が広がるとあたたかい色合いにてほっとした。
僕が設計した最初の家なので感慨深く・・・1987年スタートの僕のアトリエの歴史と同じ年数のこの家は、改修という新たなスタート地点に立ちました。 そんな意味でも今後今ある資源を最大限に活用したデザインが求められていきます。僕のアトリエの展開は新しい提案の中になつかしさと豊かさを求めて、太陽の光や通風といった基本の要素をきちんと建築に呼び込み住まいの変化に対応できるオーセンティックな空間を求めていきたいと思います。
3日(水)JIA長野県クラブ賛助会 アルベロのМさんがお見えになり高品質のドイツの木製サッシュの性能をお聞きする。このような高性能の木製サッシュは船便なので、考え方の同じくする設計者がシェアして購入すれば輸送費も安くなるのでしょう。
4日(木)久しぶりの3人の会を藤井荘にて行なう。守谷商会の戸松さんにも久しぶりにお会いできうれしかった。エントランスホールへと語りかけるお馴染みの風景はやはり新緑の季節の迫力にはかなわないと思うが、自然との共生を見事に語りかけてくれる場所と空間であります。仕事のこと、今後のこと話しの尽きない夜でした。
5日(金)S町に建設するプロジェクトの見積り合わせを今回は匿名にて目標金額を伝えて下請業者を指名することでY建設にお願いした。今回も太陽光の受け入れるスペースを有効活用してヒートチムニーを設けています。
エネルギー活用の新しい仕組みを作る時代へ・・・楽しみでもあります。挑戦が続きます。見積りの上がる10日間を楽しみに待つことにします。
気温が上がり、スタンドカラーのシャツ一枚でちょうど良い・・・良い季節になってきました。ネオ・ハウスのまとめにスケッチを加える。循環型の社会を創造しよう。アトリエの僕等の方針も限りある資源を大事に、自給自足型の暮らし向きを積極的に考えていきたいと思います。
貯蔵されたエネルギーは必ず枯渇する。化石燃料も核エネルギーも貯蔵されたエネルギーである。このエネルギーを使い続けるか?自然のエネルギーの中で生きていくことを選ぶか?今世紀最大の課題となるかもしれない。身近な住まいを考えても・・・ここのところ住居から四季を奪い、エアコンの電力使用や床暖房といった過度の活用が重視された時期を再考していくことだと思います。こうしたエネルギー活用がすぐゼロベースになるとは思わないが、自然の恩恵を受け入れた住まいの想像が大切であり、昔の民家の大らかさをあらためて大切に思います。・・・まずは身近な住まいの設計から少しづつでも実践していくことだと考えます。
今週もどうぞ宜しくお願いいたします。
Ⓒ 文・かたくら たかゆき
倫理法人会から送られてくる職場の教養の中に・・・企業がお客様のためにできることは、およそ二つに大別できます。一つはお客様が求める商品そのものを提供すること。もう一つは新しい商品をお客様に提案することです。
R社では新しい広告を作るために、数社の広告会社の間でデザイン・コンペティションを実施しました。選考の際に決め手となったのは、新しい商品開発を予感させるデザインかどうかでした。結局、R社が望んだ基本仕様にプラスして、まったく新しい視点でデザインされたものが採用となりました。その広告会社の提示額は、各社の中で一番高かったにもかかわらずです。R社から採用理由を聞いたデザイン担当者は、自分の仕事を振り返りました。そして、お客様が本当に必要としているものは何であるかを考え、新鮮さに満ちた商品やサービスを企画・提案する大切さを知ったのです。「お客様が求めている新しさは何か」。いつも念頭に置いておきたいものです。とありました。
僕等建築家の仕事についていえばお客様をクライアントと呼びます。暮らし向きの向上を求め打ち合わせとスケッチを繰り返してできあがる図面を建設会社へ見積りを出すと1回ではなかなか思うような金額に近づきません。27日(水)М建設にはN邸の見積りの再考をしていただき、クライアントへ報告です。
28日(木)建築の一つの団体の事業は最近かなりの内容となります。3月という年度末でもあり日本建築家協会も4月から公益社団法人となり、内容もあります。長野地域会の副代表役もきちんと果たしかつ仕事に集中したいので長いことお世話になりました建築士会と日本建築学会を退会することにしました。
29日(金)、S邸の打ち合わせに現場へ行く。夕方はN邸の工事金額についてクライアントと打ち合わせ・・・予算が厳しいとわかっていても設計中クライアントの要望には応えなくてはならない。きちんとお聞きして設計していく積み重ねが深いほど工事費は上がる。かといってライフスタイルを考えきちんと打ち合わせてきたことを簡単に削除というのもどうかと思う。毎度予算調整は難しいところです。
30日(土)娘が部活の合宿にて静岡行きなので早朝高校まで一緒に行きマネージャーの仕事の持ち物を載せてバスの待合まで送る。
良い天気に恵まれS邸の外壁は壁匠トーワさんが気合を入れた下地処理をしている。内部の難しい階段周りも大工さんが頑張っている。皆が誇りを持って建築を仕上げていく姿に感動します。
夕方久しぶりのジョギング・・・
4月1日(月)新年度を迎えました。事務所内のミーティングを済ませて進行中のプロジェクトの設計打ち合わせに柴崎さんと出かける。今週は確認申請そして見積り依頼と忙しい・・・
今週もどうぞ宜しくお願い申しあげます。
Ⓒ 文・かたくら たかゆき
20日(水)諏訪市文化センターにて諏訪の近代建築の魅力をさぐるトークが行なわれ藤森照信先生はここで建築の価値についてと間をおいて・・・日本と世界の建築や民家の特殊性を述べられ、正倉院の 校倉造りが実は八ヶ岳山麓にも見られ世界的には北欧に残り世界中にあった建築が東大寺と諏訪に残ったのでは・・・諏訪にだけ残ったものとして 白樺葺きがあり、北欧では屋根に土を載せて土の下に腐らない白樺の木を敷いていた。シート防水並みの効力があり縄文時代は、屋根に土を敷き下地にしらかばを使っていたことを述べられた。
諏訪というのは古いものを残す精神的土壌があるとも述べられました。御柱は世界中にあり、ヨーロッパはストーンサークル、アメリカインディアンのウッドサークルに見るということも述べられています。神社の立川流、大隈流にもふれ地方にこうした流派が残っているのは珍しく近代の片倉製糸の果たした役割にも触れ、片倉舘等、諏訪湖ホテルの迎賓館を語り片倉と関係の深かった設計者の森山松之助についても興味深かった。諏訪市文化センターの設計者吉田五十八の歌舞伎座との関係や氏のおいたちも語り近代数奇屋を極めた吉田五十八の人柄と作風を実感できたところです。
また夕方の岡谷市カノラホールにて「武居武雄の生家をめぐるトーク」に市民等130名の参加。藤森先生は、どうして人はこの建物を残す必要があるか?どうして人は古いものが必要なのか?ということで社会的価値、美的価値以外に求めているものということで、「しみじみ」ということを述べられました。
家というものは、人の記憶を連続する重要な役割がある。目を通して断絶している時間が繋がっている・・・古いものを見たときに連続してきたことを確かめている。大人にとっては「しみじみ」であり子供にとっては「誇り」であると述べられた。さらに変わらないもの、時間に耐えられるものは、誇りの器、時間や記憶の器があり、古いものの果たす役割は大きい。ヨーロッパは異常に古いものを大事にする。自分たちのまちを持続することがいかに大事か?人間が人間らしく生きていくことがいかに大事か?を知っている。不安な時であるからこそ古いものを残すという考え方に感銘を受けました。
さらに岡谷は片倉兼太郎、武居武雄の二人が偉人。武居さんは岡谷の物証。子供たちが岡谷を誇る証拠。あの家があることで岡谷の誇りであることを述べられ大変内容のある午後となりました。倫理法人会にてお世話になっています㈱カネジョウの社長さんが司会をされていまして、JIA長野県クラブの会員に木造3階建ての繭蔵を見せていただきたいとお願いしましたら、心良くご返事いただきありがとうございます。
22日(金)信州大学工学部建築学科の卒業生、終了生の卒業式謝恩会へ出席。皆さんまことにおめでとうございます。環境の高木先生からもありましたが、僕の思うにおそらく建築においても今後凄い転換がおこるだろうと予測されます。もののしくみをきちんと考えくみたてていきたいと思います。皆さんと一緒に頑張っていきましょう!と一言・・・
週明けの25日(月)午後はHのシェアハウスの完成検査、その後S邸にまわり暖炉とその位置関係材質についての打ち合わせを行なう。外壁も壁匠トーワさんたちが下地を調整していた。その後A邸の改修状況を見てアトリエに戻る。
3月末は特に忙しいです。今週もどうぞ宜しくお願いいたします。
Ⓒ 文・かたくら たかゆき
春めいてきたかと思えば寒く感じる12日(火)。午前中は楽しみにしていたステージのある家の打ち合わせをクライアントを交えて柴崎さんとおこなう。室内の雰囲気から外構へといろんな話しが展開して内容の濃い時間でした。
お嬢さんも4月から小学生となり、お喜びの季節でしょう。
午後久しぶりに「空を繋ぐ家」を訪問。現在設計中のクライアントのKさんご夫婦を連れての案内でした。家の設計の頃の話しから現在暮らしている家の隅々までの住み心地を含めての話しが弾み楽しいひとときでした。今回Kさんには、僕の好んで使う居間の天井の高さ2280を味わっていただきたいのとお茶室の窓際の1900の高さを味わっていただきたかったのです。
13日(水)建築家賠償保険の継続申し込を完了。14日(木)朝のうちにS邸の現場にて壁匠トーワの社長と現場代理人のТさんと壁のサンプル材料と施工方法についての打ち合わせをして、クライアントのSさんに土曜日に打合せの連絡をする。午後は建設会社の方の訪問もあり夕方は岡谷市まちづくりワークショップに参加。ここまで岡谷市役所のIさんがファシリテーター役として良く頑張っていただきました。いよいよまとめに入ります。
15日(金)夕方はHのシェアハウスの現場の状況を確認する。16日(土)午前中は前日に池上君に作製してもらったМ邸のプランを郵送。妹たちの家を直すのにC建設の社長と打ち合わせ。アトリエ内で進行中の計画を打ち合わせしてから午後はS邸の現場へ行く。
決めていた外壁と内壁のサンプルを提案してクライアントの承諾をいただく。外壁の面積が大きいので陰影が出るような横模様のパターンに決めた。東側の庭とイメージを変えて、西側の庭は 奥様には「薔薇がお似合いかと・・・」と伝えて薔薇庭を作るよう計画しています。
今週の倫理 野中寛治さんより
■和合の美しさ
桜が、生活や文化に浸透し、人々の精神性や生き方に関係付けられる中で生まれてきたことわざがある。パッと咲いてパッと散る花に、潔さ、散りぎわの美しさを見てとり、花では桜が第一であるように、人では潔い武士が第一であるという「花は桜木、人は武士」。一方で、風流・外観より実利・実質を尊ぶという意味の「花より団子」などもある。
さくらと日本人の心性という点では、花の短さから、はかなさ、せつなさ、もののあわれなどが取り上げられるが、山田博士は、桜に限ることではないとしながら、「桜の美は実に多くの花の集合した全体の上にあらはるる美である」と述べている。「集合の美」は「和合の美」と言い換えることもできるのではないだろうか。
それぞれに咲きほこる個々の花が集まって、そのまま一つの景色になっている、その景色の美しさ。人々が長年にわたって桜に共感を覚え、親しみを感じてきたのは、一つ一つの花の美しさとともに、その集まりである全体の美しさに「和合の美」を感じ取ってきたからであろう。私たちの国は、和合と美とを生活の原理としてきた国である。
と述べられていて感慨深いです。今週もどうぞ宜しくお願い申しあげます。
Ⓒ 文・かたくら たかゆき
住まいの設計活動を通して住まい専門の建築家がありのままに毎日の生き方を語ります。
クライアントの方たちや家族そして自然との対話の中で常に暮らし向きの良い住まいを創造したいと思います。
住まいをもっと豊かに心地よく/片倉隆幸建築研究室FANPAGEもどうぞ!
http://www.facebook.com/archhall
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